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(2021年10月28日)パソコン画面のキャプチャ画像が小さくて見にくかったので、キャプチャ画像を差替えて内容を見直した改版記事を書きました。今後は新しい記事を参照してください。 FT8運用環境向上 LoTW登録


(古い記事も残しておきます。)
WSJT-X2.0+JTAlertによるFT8運用環境向上でLoTWの話を書いていますが、LoTWへのメンバー登録手順を掲載しておきます。

LoTWへの登録は以下を参考にさせていただきました。
Logbook of the World TQSLの使い方

LoTWはTQSLというソフトを使って登録、運用を行います。登録にあたってARRLへ免許証など紙の資料を<郵送するの写真を送る必要があります。

1. TQSLダウンロードとインストール
ARRLホームページにアクセスします。

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左側の「TQSL Download」からTQSLをダウンロードします。
現時点のバージョンは TQSL 2.3.1 for MS Windows(ファイル名 tqsl-2.3.1.msi) でした。

tqsl-2.3.1.msiをインストールします。インストール先はデフォルトのままとしました。

デスクトップに出来たTQSLのアイコンからTQSLを起動します。
起動すると以下の画面が表示されます。
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「はい」を選ぶとコールサイン証明書のリクエスト画面が表示されます。
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コールサイン、国名、期間を設定します。
期間は開始をJT65を始めた月から、終了を空白としました。
次へ
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名前、住所、国名を入力して、次へ
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メールアドレスを入力して、次へ
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適当なパスワードを設定して、完了。確認画面で「はい」。
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証明書リクエストがアップロードされます。

以上で証明書のリクエストが終わりました。
なお、私の場合、TQSLインストール時に自動的に証明書のリクエストが行われましたが、TQSLでコールサイン証明書要求(tq5ファイル)を保存して、メールに添付して送る方法もあるようです。

2. 証明書類の送付
(2020年5月追記)現在は電子メール添付で局免許と自動車免許証などの写真を送れば良くなっています。
 Required Documentation For Operators Not Licensed in the United States

証明書類のコピーを取ってARRLあてにAIRメールで送ります。
・送付書類(コピー)
 従事者免許
 局免許
 パスポート(1ページ目)
・送付先
 LoTW Administrator
 ARRL
 225 Main Street
 Newington, CT 06111
 USA
・料金 110円 (定型封筒)
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こんな感じの封筒で郵便ポストに投函しました。

3. TQSL設定の続き
郵便を投函してから8日後にコールサイン証明書(tq6ファイル)が添付された認証完了メールが送られてきました。
メールにはLoTW webサイトのパスワードが記載されているので消さないでください。
コールサイン証明書を適当なフォルダーに保存します。

TQSLを起動してコールサイン証明書を読み込みます。
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「コールサイン証明書を読込み」を選択します。
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tq6ファイルを選ぶと証明書が読み込まれます。
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「完了」をクリック。
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TQSLの「コールサイン証明書」タブのTQSL証明書(コールサイン)が金メダルになっています。
証明書のプロパティーを見ると設定した情報が表示されます。

次にTQSLの「局の所在地」タブを選びます。
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グリッド、IOTA番号を設定して「次へ」
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Prefecture、Cityを登録して「次へ」
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局の所在地名称(私はMukoushimaとしました。)を入れて「完了」

以上でTQSLの設定は完了です。

4. QSOログをアップロード
最後にQSOログにディジタルサインを付けてLoTWにアップロードします。
QSOログはWSJT-X2.0+JTAlertによるFT8運用環境向上で説明した JTAlertXのメニューバーから Settings--> Manage Settings で設定画面を表示 設定画面--> Logging/Standard ADIF Files で設定したファイルです。
JTAlertXのログファイルはJT65/JT9に関しては自動的に書き込まれています。
他のモードに関してもLoTWにアップしたい場合は、別にHAMLOGから変換してからアップロードすれば良いと思います。
TQSLの「ログの操作」タブで「ログに署名し、LoTWに自動的にアップロード」を選びます。
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JTAlertXのログファイルを指定します。
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アップロードする期間を設定します。1回目はすべてのログをアップロードするので空欄で良いと思います。
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コールサイン証明書のリクエスト時に設定したパスワードを入力します。(LoTWのWebサイトのパスワードではありません。)
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JT65を始める前のログがあったので日付範囲外のエラーが出ましたが、それ以外は問題なくアップロード出来ました。

以上でアップロード完了です。
今後は時々新しいログを同じ手順でアップロードすれば良いことになります。
重複してアップロードしないよう、どこまでアップロードしたかメモしておくと良いです。

5. LoTW ログ参照
LoTW Webサイト Log on to Logbook of the Worldをアクセスします。
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ID(コールサイン)とパスワードを入力してログインします。パスワードはARRLから送られて来た認証完了メールに記載されていたものです。
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メニューバーの「Your QSOs」を選びます。
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参照したい期間を設定して「Submit]をクリックします。
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指定期間のログを参照できます。QSL欄に国名が入った局は相手からもログがアップロードされた交信局です。
LOTWのサイトからDXCCの確認や申請が出来るようですが、駆け出しの私には当分関係なさそうです。

以上でLoTW登録と使い方の説明は終了です。

(2021年7月追記)JT_LinkerのLoTW対応に関連してLoTWの仕様を調べていたら、現在のJTAlertのLoTWフラグ表示はLoTWが公開しているファイルを参照する方式に変わっている事が分かりました。以下の内容は消去しておきます。
JTAlertのLoTWフラグ表示
WSJT-Xの相手コール欄に自分のコールを入れるとJTAlertの交信相手情報に自局の情報が表示されます。この状態でコールサインの上にカーソルを動かすと、自局との交信履歴が表示されますが、履歴は当然Noneです。
この情報にLoTWとeQSLのメンバーかどうかの情報も表示されますが、LoTWへの登録が終わってもLoTWメンバーの表示が出ませんでした。
このままだと交信相手にもLoTWメンバーと認識してもらえません。
JTAlertのHelpFileによるとJTAlertではHB9BZAのLoTWユーザーリストを参照しているとの事です。LoTWにQSOログをアップロードしてから1~2週間でリストに反映されるというような事が書いてあるので2週間待ってみました。しかし、2週間たってもLoTWメンバーの表示が出ません。
HB9BZAのLoTW users listページによると、How to helpに従ってLoTWのレポートを送れるようです。
そこで、LoTWのwebサイト Log on to Logbook of the World からlotwreport.adi ファイルをダウンロードしてメール添付してHB9BZAあてに登録依頼メールを送ってみました。
リストへの反映は週2回との事ですが、翌日には反映されていて無事にLoTWメンバーの表示が出るようになりました。
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☆更に3日後、HB9BZA Robertさんからメールが来ました。私のコールはレポートファイルを送る前に登録されていたそうです。 たまたま同じタイミングで登録されたのかな?

Many thanks for your file which provided those 2 new calls for my list:
JA1J**
JA3I**
Your own call JA4JOE is already on the current version of the list, at least on my site:
http://www.hb9bza.net/lotw/lotw-dx.html