今日は雨でパソコン&無線の日でした。
先日完成したPCインターフェースBOXでIC-7000MでFT8/JT65通信が出来るようになったので、リグ毎にWSJT-Xの設定を切替えて使えるようにしたいと思ってユーザーガイドを読みました。
日本語版ユーザーガイドは、以前はVer1.10(2013年)のものしか無くて最新のWSJT-Xと異なる部分が多くて、英語のユーザーガイドを見ないといけませんでしたが、Ver1.8.0のリリースに合わせてJA7UDEさんが 2017年12月に最新版を公開されているのに気が付きました。 (感謝 m(__)m)
WSJT-X 1.8.0日本語訳版
WSJT-Xのインストール時は英語版を拾い読みして運用を開始しましたが、今日は日本語版を一通り読んで復習してみました。(英語は苦手です。日本語も怪しいですが。(笑))
いくつか新しい発見があったので(私にとって新しいという意味です(;^_^A))記録しておきます。
1. 設定情報切替え
最初に今回やりたかった設定情報の切り替え方法についてです。
メニューの Cofiguration-->Default-->Clone で Cloneのコピーを作ります。
CloneをRenameして名前を付けます。(今回IC-7300)
IC-7300の設定情報から更にクローンを作って別の名前を付けます。(今回IC-7000)
デフォルトがIC-7300の設定になっていたので、「IC-7300」がIC-7300用設定情報です。(DefaultをRenemeしても良いです。)
次に Cofiguration-->IC-7000-->Switch To で設定をIC-7000に切替えます。
この状態でIC-7000用の設定を行います。
File-->Settings-->Radio
今回増設したPCインターフェースBOXのシリアルポートはCOM6になります。
File-->Settings-->Audio
増設したPCインターフェースBOXのAudioポートを設定します。
以上でIC-7000を使って通信できます。IC-7300を使う場合は、 Cofiguration-->IC-7300-->Switch To で設定をIC-7300に切替えます。
ユーザーガイドのFAQに以下の記述があるので設定ファイルを指定して同時に2個のWSJT-Xを走らせる事が出来るようです。 改めて実験してみたいと思います。
同じパソコンで2 個以上のWSJT-X を同時に走らせるには?
o 以下の例に示すとおり、一意なID を付けて起動してください。別々のSettings ファイル
を使えます。
wsjt-x --rig-name=TS2000
wsjt-x --rig-name=FT847
以下は、他に新発見した事項です。(知ってた人からは何を今更と言われそうですが。(笑))
2. IC-7300M USB-Dモードへの自動切換え
File-->Settings-->Radio
ModeのData/PktをチェックしておくとWSJT-Xの周波数設定時にモードがUSB-Dになります。
今までSSBでの運用の後にUSB-Dに切替えるのを忘れてFT8/JT65通信をしようとして送信できなくてアレレという事があったので便利になりました。(英語版をちゃんと読んでないのがばれますね。)
他にSprit OperationのRigをチェックしておくと送信周波数が1,500Hz~2,000Hzになるようにスプリット制御をしてくれます。
この件は以前、このブログの過去記事(WSJT-XによるJT65運用環境向上(その2) 音声周波数シフト)を読んだ方から教えていただいたので知ってました。(^^;
なお、IC-7000の場合は、USB-Dが無いのでUSBにチェックを入れています。
3. バンド別送信出力設定
IC-7000では144MHZ、430MHzの送信レベルが50MHz以下とだいぶ違うようでPwrスライダーを調整する必要があります。
File-->Settings-->Audio でRemember power setteing by band の Transmit、Tune をチェックしておくとPwrスラーダーの値がバンド毎に記憶されて周波数切替え時に自動的に変更されます。
Windowsのサウンドで再生デバイスのレベルを大きくしておいて、WSJT-Xの50MHz以下の設定を50%くらいになるようにして、144MHz、430MHzの設定を大きくして自動調整するようにしました。
4. RR73の送り方
この件も何を今更と言われそうで恥ずかしいのですが、今まで「相手コール 自分コール RR73」の送り方が分かりませんでした。(^^;(^^;(^^;
CQ局が交信終了時によくRR73を送ってくるのですが、フリーメッセージで JX1XXX JA4JOE RR73 と入れても後ろの部分が切れて送信できません。
ユーザーガイドによるとWSJTでは1メッセージを72bitに圧縮して送るためコールサインを28bitに変換するなどの処理を行って圧縮しますが、フリーメッセージはそういう処理は行わないので13文字しか送れません。( 改めて、マニュアルを読むと勉強になります。)
こちらからCQを出すことはほとんど無いので、あまり困っていませんでしたが、ようやくやり方が分かりました。
画面右下のTxメッセージでTAB1を選ぶとTx1~Tx6のメッセージが表示されています。
ここでTx4をダブルクリックするとRR73メッセージに変わります。
この状態で交信すれば、RR73のメッセージを送れるわけですね。
他にTX1をダブルクリックすると最初のメッセージが JX1XXX JA4JOE -XX になり、Grid情報が送信されません。
珍局を呼ぶときなどにQSOを短くする事ができます。
5. 周波数校正
測定ツールの項目に周波数校正のやり方が書いてあったので試してみました。
WWVの受信可能周波数の5MHz、10MHz、15MHzを受信して誤差を表示させてみました。
Cofiguration-->Default-->Clone でCloneを作って名前をFreqCalに変更。Switch toでFreqCalに切替え。
Mode-->FreqCal でFreqCalモードに切り替え
File-->Settings-->Frequencies FreqCalの周波数の内、受信できない周波数を削除。(5/10/15MHzのみにしました。)
Tools-->Execute frequency caribration cycle で測定開始
ズレは1Hz以下でした。ズレを数値で見られる点は良いですが、校正のし易さはIC-7300M自体の基準周波数校正を使ってビート音を聞いてやった方がやり易いです。
IC-7000M IC-7300M 周波数校正
以上、ユーザーガイドはよく読みましょう。(笑)
先日完成したPCインターフェースBOXでIC-7000MでFT8/JT65通信が出来るようになったので、リグ毎にWSJT-Xの設定を切替えて使えるようにしたいと思ってユーザーガイドを読みました。
日本語版ユーザーガイドは、以前はVer1.10(2013年)のものしか無くて最新のWSJT-Xと異なる部分が多くて、英語のユーザーガイドを見ないといけませんでしたが、Ver1.8.0のリリースに合わせてJA7UDEさんが 2017年12月に最新版を公開されているのに気が付きました。 (感謝 m(__)m)
WSJT-X 1.8.0日本語訳版
WSJT-Xのインストール時は英語版を拾い読みして運用を開始しましたが、今日は日本語版を一通り読んで復習してみました。(英語は苦手です。日本語も怪しいですが。(笑))
いくつか新しい発見があったので(私にとって新しいという意味です(;^_^A))記録しておきます。
1. 設定情報切替え
最初に今回やりたかった設定情報の切り替え方法についてです。
メニューの Cofiguration-->Default-->Clone で Cloneのコピーを作ります。
CloneをRenameして名前を付けます。(今回IC-7300)
IC-7300の設定情報から更にクローンを作って別の名前を付けます。(今回IC-7000)
デフォルトがIC-7300の設定になっていたので、「IC-7300」がIC-7300用設定情報です。(DefaultをRenemeしても良いです。)
次に Cofiguration-->IC-7000-->Switch To で設定をIC-7000に切替えます。
この状態でIC-7000用の設定を行います。
File-->Settings-->Radio
今回増設したPCインターフェースBOXのシリアルポートはCOM6になります。
File-->Settings-->Audio
増設したPCインターフェースBOXのAudioポートを設定します。
以上でIC-7000を使って通信できます。IC-7300を使う場合は、 Cofiguration-->IC-7300-->Switch To で設定をIC-7300に切替えます。
ユーザーガイドのFAQに以下の記述があるので設定ファイルを指定して同時に2個のWSJT-Xを走らせる事が出来るようです。 改めて実験してみたいと思います。
同じパソコンで2 個以上のWSJT-X を同時に走らせるには?
o 以下の例に示すとおり、一意なID を付けて起動してください。別々のSettings ファイル
を使えます。
wsjt-x --rig-name=TS2000
wsjt-x --rig-name=FT847
以下は、他に新発見した事項です。(知ってた人からは何を今更と言われそうですが。(笑))
2. IC-7300M USB-Dモードへの自動切換え
File-->Settings-->Radio
ModeのData/PktをチェックしておくとWSJT-Xの周波数設定時にモードがUSB-Dになります。
今までSSBでの運用の後にUSB-Dに切替えるのを忘れてFT8/JT65通信をしようとして送信できなくてアレレという事があったので便利になりました。(英語版をちゃんと読んでないのがばれますね。)
他にSprit OperationのRigをチェックしておくと送信周波数が1,500Hz~2,000Hzになるようにスプリット制御をしてくれます。
この件は以前、このブログの過去記事(WSJT-XによるJT65運用環境向上(その2) 音声周波数シフト)を読んだ方から教えていただいたので知ってました。(^^;
なお、IC-7000の場合は、USB-Dが無いのでUSBにチェックを入れています。
3. バンド別送信出力設定
IC-7000では144MHZ、430MHzの送信レベルが50MHz以下とだいぶ違うようでPwrスライダーを調整する必要があります。
File-->Settings-->Audio でRemember power setteing by band の Transmit、Tune をチェックしておくとPwrスラーダーの値がバンド毎に記憶されて周波数切替え時に自動的に変更されます。
Windowsのサウンドで再生デバイスのレベルを大きくしておいて、WSJT-Xの50MHz以下の設定を50%くらいになるようにして、144MHz、430MHzの設定を大きくして自動調整するようにしました。
4. RR73の送り方
この件も何を今更と言われそうで恥ずかしいのですが、今まで「相手コール 自分コール RR73」の送り方が分かりませんでした。(^^;(^^;(^^;
CQ局が交信終了時によくRR73を送ってくるのですが、フリーメッセージで JX1XXX JA4JOE RR73 と入れても後ろの部分が切れて送信できません。
ユーザーガイドによるとWSJTでは1メッセージを72bitに圧縮して送るためコールサインを28bitに変換するなどの処理を行って圧縮しますが、フリーメッセージはそういう処理は行わないので13文字しか送れません。( 改めて、マニュアルを読むと勉強になります。)
こちらからCQを出すことはほとんど無いので、あまり困っていませんでしたが、ようやくやり方が分かりました。
画面右下のTxメッセージでTAB1を選ぶとTx1~Tx6のメッセージが表示されています。
ここでTx4をダブルクリックするとRR73メッセージに変わります。
この状態で交信すれば、RR73のメッセージを送れるわけですね。
他にTX1をダブルクリックすると最初のメッセージが JX1XXX JA4JOE -XX になり、Grid情報が送信されません。
珍局を呼ぶときなどにQSOを短くする事ができます。
5. 周波数校正
測定ツールの項目に周波数校正のやり方が書いてあったので試してみました。
WWVの受信可能周波数の5MHz、10MHz、15MHzを受信して誤差を表示させてみました。
Cofiguration-->Default-->Clone でCloneを作って名前をFreqCalに変更。Switch toでFreqCalに切替え。
Mode-->FreqCal でFreqCalモードに切り替え
File-->Settings-->Frequencies FreqCalの周波数の内、受信できない周波数を削除。(5/10/15MHzのみにしました。)
Tools-->Execute frequency caribration cycle で測定開始
ズレは1Hz以下でした。ズレを数値で見られる点は良いですが、校正のし易さはIC-7300M自体の基準周波数校正を使ってビート音を聞いてやった方がやり易いです。
IC-7000M IC-7300M 周波数校正
以上、ユーザーガイドはよく読みましょう。(笑)








コメント
(お願い)質問はメールではなく、コメントでお願いします。