以前の記事、WSJT-XによるJT65運用環境向上(その1) 時刻合わせ TimeTuneでTimeTuneという時刻合わせソフトを使ってパソコンの時刻合わせをする方法を書きました。
この方法はインターネット上のNTPサーバーを使って時刻合わせを行うものですが、パソコンをインターネットに接続していないと使えません。
先日、QSOパーティーで移動運用をしましたが、そのうちFT8の移動運用をやってみたいなと思いました。
移動運用でFT8をやるには、リグ、アンテナ、データ通信アダプタ、パソコンが必要ですが、他にパソコンの時刻合わせが課題になります。
解決方法としてはGPSレシーバーを使って時刻を合わせる方法があります。
他にモバイルルータやスマートフォンのテザリング機能によってNTPサーバと通信して時刻を合わせる方法もありますが、モバイルルーターは持っていないし、スマホのデザリングは通信データ容量が心配です。
そこで、GPSレシーバーを探したらAmazonで1,999円で売っていたので買ってしまいました。(^^;
思ったより安かったので...
USB GPS レシーバーGPSチップ 内蔵 アンテナ 一体型 1,999円
購入したGPSレシーバーです。梱包箱です。
GPSレシーバー本体です。約2mのUSBケーブルがつながっています。
裏面です。製品名はVFAN UG-353となっています。
他に8cm CD-ROMと英文のQuick guideが付いていました。Quick guideは文字が小さすぎて拡大鏡で見ないと読めません。(笑)
CD-ROMにはu-bloxのu-centerというソフトとUser Guideなどが入っていますが、最新版の方が良いだろうという事でu-bloxのHPからダウンロードしました。
u-center for Windows,v18.11
u-centerをインストールする前にパソコンにGPSレシーバーを接続します。今回は移動用のノートパソコン(ASUS X200MA)にインストールしました。
GPSレシーバーは裏側にマグネットが付いているので、とりあえず近くにあったローテーターコントローラーに貼り付けました。(最初、机の上の吊戸棚に裏面が上になる方向で貼り付けたらGPSの電波受信が上手くいきませんでした。カバー側が天を向いていないといけないようです。) 我が家は木造2階建てですが、問題無くGPS電波を受信出来ました。
パソコンに接続するとシリアルドライバが自動的にインストールされました。私の環境ではCOM4になりました。
Windows10ではこのGPSレシーバー(のChip)を自動認識してシリアルドライバーをインストールするようです。
なお、GPSレシーバーに電源が供給されると上部の赤LEDが点灯して、GPS電波を受信すると点滅に変わります。
次にダウンロードしたu-centerをインストールします。言語は日本語がサポートされていました。
途中でインストールコンポーネントを選択します。文字の小さなQuick guideでは、ドライバーとして「U-box GNSS Device Driver for Windows」の選択がありますが、「Use Windows USB Serial Driver」しか表示されていません。Windows10では選択できないのかもしれません。
インストール先はデフォルトにしました。
u-center起動後にポートをCOM4(私の環境の場合)に設定します。
GPS電波が受信できると位置情報や時刻情報が表示されます。
u-centerの役割はここまでで、GPSレシーバーがちゃんと動いているのが確認できたのでお役御免です。プログラムを終了します。
(いきなりGPS時計を動かしても良かったかも知れません。(^^;)
次にVecterからGPS時計というソフトをダウンロードします。現在のバージョンは1.3.1.0 でした。
ダウンロードしたGPS_Clock_1.3.1.0.zipを解凍してGPS_Clock.exeを適当なフォルダーに置きます。私はDESKTOPに作った「アマチュア無線」フォルダーに置きました。
なお、TimeTuneなどの時刻合わせソフトを動かしている場合は、GPS時計を起動する前に時刻合わせソフトを停止しておきます。
GPS時計を起動して、最初に通信ポートを設定します。ボーレートは9600にしました。オフセットはデフォルトでは0.2秒でしたが、とりあえず0.0秒にしました。
[自動的にゆっくり時計を合わせる]にチェックを入れます。ゆっくり時計を合わせるオプションでは、10秒毎に0.005秒の調整を行うそうです。
GPSレシーバーとつながると受信状態が黄緑になり、PC時刻差が表示されます。
PC時刻差が大きい場合は[ツール]-->[今すぐ同期]で時刻合わせします。
以上でGPSレシーバーによりパソコン時刻が同期されるようになりました。
なお、自動スタートはWindows10ではスタートアップフォルダーに置くだけでは上手くいきませんでした。TimeTuneの時と同じようにタスクスケジューラに登録しないといけないようです。
私の場合は移動運用時のみに使う予定なので自動起動はしないで、必要時に手動起動します。
次はWSJT-Xをノートパソコン(ASUS X200MA)で動かしてみようと思います。CPUが非力なのでちゃんと動くか心配ですが。
(2019年1月19日追記)
その後、ノートパソコンでWSJT-Xが動くようにしました。
FT8 移動運用用ノートパソコン WSJT-Xセットアップ
(2020年11月12日追記)
TimeTuneの代わりにBktTimeSyncというソフトを使って時刻合わせが出来る事を確認しました。
FT8 GPSレシーバー + BktTimeSync による時刻合わせ
この方法はインターネット上のNTPサーバーを使って時刻合わせを行うものですが、パソコンをインターネットに接続していないと使えません。
先日、QSOパーティーで移動運用をしましたが、そのうちFT8の移動運用をやってみたいなと思いました。
移動運用でFT8をやるには、リグ、アンテナ、データ通信アダプタ、パソコンが必要ですが、他にパソコンの時刻合わせが課題になります。
解決方法としてはGPSレシーバーを使って時刻を合わせる方法があります。
他にモバイルルータやスマートフォンのテザリング機能によってNTPサーバと通信して時刻を合わせる方法もありますが、モバイルルーターは持っていないし、スマホのデザリングは通信データ容量が心配です。
そこで、GPSレシーバーを探したらAmazonで1,999円で売っていたので買ってしまいました。(^^;
思ったより安かったので...
USB GPS レシーバーGPSチップ 内蔵 アンテナ 一体型 1,999円
購入したGPSレシーバーです。梱包箱です。
GPSレシーバー本体です。約2mのUSBケーブルがつながっています。
裏面です。製品名はVFAN UG-353となっています。
他に8cm CD-ROMと英文のQuick guideが付いていました。Quick guideは文字が小さすぎて拡大鏡で見ないと読めません。(笑)
CD-ROMにはu-bloxのu-centerというソフトとUser Guideなどが入っていますが、最新版の方が良いだろうという事でu-bloxのHPからダウンロードしました。
u-center for Windows,v18.11
u-centerをインストールする前にパソコンにGPSレシーバーを接続します。今回は移動用のノートパソコン(ASUS X200MA)にインストールしました。
GPSレシーバーは裏側にマグネットが付いているので、とりあえず近くにあったローテーターコントローラーに貼り付けました。(最初、机の上の吊戸棚に裏面が上になる方向で貼り付けたらGPSの電波受信が上手くいきませんでした。カバー側が天を向いていないといけないようです。) 我が家は木造2階建てですが、問題無くGPS電波を受信出来ました。
パソコンに接続するとシリアルドライバが自動的にインストールされました。私の環境ではCOM4になりました。
Windows10ではこのGPSレシーバー(のChip)を自動認識してシリアルドライバーをインストールするようです。
なお、GPSレシーバーに電源が供給されると上部の赤LEDが点灯して、GPS電波を受信すると点滅に変わります。
次にダウンロードしたu-centerをインストールします。言語は日本語がサポートされていました。
途中でインストールコンポーネントを選択します。文字の小さなQuick guideでは、ドライバーとして「U-box GNSS Device Driver for Windows」の選択がありますが、「Use Windows USB Serial Driver」しか表示されていません。Windows10では選択できないのかもしれません。
インストール先はデフォルトにしました。
u-center起動後にポートをCOM4(私の環境の場合)に設定します。
GPS電波が受信できると位置情報や時刻情報が表示されます。
u-centerの役割はここまでで、GPSレシーバーがちゃんと動いているのが確認できたのでお役御免です。プログラムを終了します。
(いきなりGPS時計を動かしても良かったかも知れません。(^^;)
次にVecterからGPS時計というソフトをダウンロードします。現在のバージョンは1.3.1.0 でした。
ダウンロードしたGPS_Clock_1.3.1.0.zipを解凍してGPS_Clock.exeを適当なフォルダーに置きます。私はDESKTOPに作った「アマチュア無線」フォルダーに置きました。
なお、TimeTuneなどの時刻合わせソフトを動かしている場合は、GPS時計を起動する前に時刻合わせソフトを停止しておきます。
GPS時計を起動して、最初に通信ポートを設定します。ボーレートは9600にしました。オフセットはデフォルトでは0.2秒でしたが、とりあえず0.0秒にしました。
[自動的にゆっくり時計を合わせる]にチェックを入れます。ゆっくり時計を合わせるオプションでは、10秒毎に0.005秒の調整を行うそうです。
GPSレシーバーとつながると受信状態が黄緑になり、PC時刻差が表示されます。
PC時刻差が大きい場合は[ツール]-->[今すぐ同期]で時刻合わせします。
以上でGPSレシーバーによりパソコン時刻が同期されるようになりました。
なお、自動スタートはWindows10ではスタートアップフォルダーに置くだけでは上手くいきませんでした。TimeTuneの時と同じようにタスクスケジューラに登録しないといけないようです。
私の場合は移動運用時のみに使う予定なので自動起動はしないで、必要時に手動起動します。
次はWSJT-Xをノートパソコン(ASUS X200MA)で動かしてみようと思います。CPUが非力なのでちゃんと動くか心配ですが。
(2019年1月19日追記)
その後、ノートパソコンでWSJT-Xが動くようにしました。
FT8 移動運用用ノートパソコン WSJT-Xセットアップ
(2020年11月12日追記)
TimeTuneの代わりにBktTimeSyncというソフトを使って時刻合わせが出来る事を確認しました。
FT8 GPSレシーバー + BktTimeSync による時刻合わせ












コメント
コメント一覧 (6)
JA4JOE
が
しました
申し訳ありませんが、GPS_Clockのステータスについてはよく分かりません。
恐らくGPSモジュールのモードを示しているのだと思います。
Autonomous(自律方式), Differential(干渉測位方式)
これ以上は、もっとGPSに詳しい方に聞いてください。
JA4JOE
が
しました
センサーのデータシートによれば捕捉データ値のFix状況表示として「Differential」の方が、衛星捕捉数が少ない等の段階での「Autonomous」や「SPS Mode」よりも、よりFix度が高いようです。
「GPS時計」アプリの使い勝手は管理者権限を付与してタスクスケジューラに登録のうえアイコンも設定し直す方が、UAC警告も出ず、終了・再起動
も普通にできますので、作者の記載通り確かに断然良いと思いました。
JA4JOE
が
しました
JA4JOE
が
しました
コメントありがとうございます。
GPS時計は遅延起動で自動起動できるんですね。
その後、GPSレシーバーを使う機会が無く仕舞ったままになっています。
私はFT8の時刻同期に以前はTimeTuneを使っていましたが、現在はBkTtimeSyncを使っています。BktTimeSyncはGPSに対応しているのでGPSレシーバーを使う場合もBktTimeSyncでやろうと思っています。
JA4JOE
が
しました
今後ともよろしくお願いします
JA4JOE
が
しました
(お願い)質問はメールではなく、コメントでお願いします。