先の記事「IC-9700 1200MHz FT8 周波数ドリフト やはり問題」で、IC-9700の周波数ドリフトが1200MHz FT8通信で問題になるという話を書きました。
その後、ファンを増設したのでレポートしておきます。(実験レポートみたいですね。(笑))
ファンはAmazonで手配しました。一緒にファンガードも購入しました。(合わせ買い品なので、Bluetoothイヤホンを一緒に買いました。)
GELID 静音ファン Silent 80mm ハイドロダイナミックベアリング採用静音FAN Silent8GELID Silent8 ¥675
オウルテック 金属製ファンガード 8cm ブラック FANGuard-M8(B)/II ¥168
このファンをIC-9700に元々付いてるファンにかぶせて付けます。ネット情報では浮かせて付けたほうが良いとの事だったので、スペーサーで隙間を作りました。スペーサーには車用のギボシ端子のスリーブを切って使いました。
切ったスリーブを元のファンの止めネジの頭にはめ込んで使いました。
取付けはファンガード同士をタイラップで上下を止めました。
(2022年1月10日 追記) ファンの取付方向は吐出し方向です。
ファン電源の配線にスイッチを入れてON/OFF出来るようにしています。電源は仮に安定化電源から取っています。
以前、IC-7000 の温度特性を調べたことがありますが、(430MHz FT8 IC-7000M 周波数ドリフト対策)、今回も内部の温度変化を測定してみました。
まず、IC-9700の裏ブタを開けて中の基盤を見てみました。
送信機系統図の情報からCLOCK GENERATOR AD9518 (PLL付きVCO) の近くにあるシールドケースの中にTCXOが入ってるのではないかとあたりを付けて、ここの温度を測る事にしました。(外れてるかも(^^;)
熱電対はLANコネクタの隙間を通して貼り付けました。
この状態で内部温度を測定しました。
(室温 26℃)
増設FAN停止
電源ON 26.5℃
受信30分 48.3℃
FT8送信開始2分 48.8℃
FT8送信開始5分 48.6℃ 途中からFANが回り出した。
FT8送信開始10分 46.2℃
送信停止 46.2℃
停止後1分 49.1℃
停止後5分 51.6℃
FT8送信再開 51.6℃
FT8送信1分 48.6℃
FT8送信3分 47.3℃
増設ファン回転開始 47.3℃
受信40分 40.7℃
FT8送信開始2分 40.9℃
FT8送信開始5分 41.2℃ FAN回転せず。
送信停止 41.4℃
停止後1分 41.3℃
停止後5分 41.2℃
FT8送信再開 41.2℃
FT8送信1分 41.3℃
FT8送信3分 41.5℃
IC-9700のファンはIC-7300と同じように送信中無条件に回転するのかと思っていたのですが、違いました。
ファイナルの温度を見てファンを回しているようで、1200MHz(10W)では送信してもすぐには回りませんでした。
他のバンドでも50Wだと送信後3秒くらいで回転しますが、10Wだとなかなか回転しません。
FT8の15秒間隔送信だと5分くらい経ったところで回転し出しました。
温度変化は増設ファンが無い場合、室温26℃の環境で受信状態で48℃くらいで飽和するようです。
FT8の送信を始めると途中からファンが回って10分後に46℃まで下がりました。
送信を停止するとファンが止まって5分後に51℃まで上昇します。ファイナルの余熱の影響と思われます。
増設ファンを回すと受信状態で40℃くらいで安定して、送信しても41℃くらいまでしか上がりません。
また、本体のファンは回りませんでした。
というような結果で増設ファンにより温度変化はだいぶ小さくなりました。
そして、本日PM8時から1200MHzのJT65 / FT8 / JS8 の微弱通信 送信スケジュールで試してみました。
結果、周波数ドリフトの問題はかなり改善されました。(*^-^*)
ファンを回し始めて5分くらいのQSOです。かなりドリフトしています。
ファンを回して約20分後のQSOです。ほとんどドリフトしません。
夏の高温時にどうなるかなど、もう少し評価が必要ですが、ファンを追加すると周波数ドリフトが抑えられるようです。
やはり、ファンを連続運転する設定を作ってほしいものですね。(^^;
アイコムのユーザー登録時に要望として挙げておきました。要望が多いとやってくれるかも。
以前、SSTVがらみでIC-7300の設定追加の要望を出したらやってもらえました。
みんなで要望しましょう。(笑)
(追記 2019年6月9日)
IC-9700のファームウェア Version1.10がリリースされて、基準クロックに外部同期できるようになりました。
GPSDOの基準クロックを入力する事により周波数安定度が格段に向上します。
その後、ファンを増設したのでレポートしておきます。(実験レポートみたいですね。(笑))
ファンはAmazonで手配しました。一緒にファンガードも購入しました。(合わせ買い品なので、Bluetoothイヤホンを一緒に買いました。)
GELID 静音ファン Silent 80mm ハイドロダイナミックベアリング採用静音FAN Silent8GELID Silent8 ¥675
オウルテック 金属製ファンガード 8cm ブラック FANGuard-M8(B)/II ¥168
このファンをIC-9700に元々付いてるファンにかぶせて付けます。ネット情報では浮かせて付けたほうが良いとの事だったので、スペーサーで隙間を作りました。スペーサーには車用のギボシ端子のスリーブを切って使いました。
切ったスリーブを元のファンの止めネジの頭にはめ込んで使いました。
取付けはファンガード同士をタイラップで上下を止めました。
(2022年1月10日 追記) ファンの取付方向は吐出し方向です。
ファン電源の配線にスイッチを入れてON/OFF出来るようにしています。電源は仮に安定化電源から取っています。
以前、IC-7000 の温度特性を調べたことがありますが、(430MHz FT8 IC-7000M 周波数ドリフト対策)、今回も内部の温度変化を測定してみました。
まず、IC-9700の裏ブタを開けて中の基盤を見てみました。
送信機系統図の情報からCLOCK GENERATOR AD9518 (PLL付きVCO) の近くにあるシールドケースの中にTCXOが入ってるのではないかとあたりを付けて、ここの温度を測る事にしました。(外れてるかも(^^;)
熱電対はLANコネクタの隙間を通して貼り付けました。
この状態で内部温度を測定しました。
(室温 26℃)
増設FAN停止
電源ON 26.5℃
受信30分 48.3℃
FT8送信開始2分 48.8℃
FT8送信開始5分 48.6℃ 途中からFANが回り出した。
FT8送信開始10分 46.2℃
送信停止 46.2℃
停止後1分 49.1℃
停止後5分 51.6℃
FT8送信再開 51.6℃
FT8送信1分 48.6℃
FT8送信3分 47.3℃
増設ファン回転開始 47.3℃
受信40分 40.7℃
FT8送信開始2分 40.9℃
FT8送信開始5分 41.2℃ FAN回転せず。
送信停止 41.4℃
停止後1分 41.3℃
停止後5分 41.2℃
FT8送信再開 41.2℃
FT8送信1分 41.3℃
FT8送信3分 41.5℃
IC-9700のファンはIC-7300と同じように送信中無条件に回転するのかと思っていたのですが、違いました。
ファイナルの温度を見てファンを回しているようで、1200MHz(10W)では送信してもすぐには回りませんでした。
他のバンドでも50Wだと送信後3秒くらいで回転しますが、10Wだとなかなか回転しません。
FT8の15秒間隔送信だと5分くらい経ったところで回転し出しました。
温度変化は増設ファンが無い場合、室温26℃の環境で受信状態で48℃くらいで飽和するようです。
FT8の送信を始めると途中からファンが回って10分後に46℃まで下がりました。
送信を停止するとファンが止まって5分後に51℃まで上昇します。ファイナルの余熱の影響と思われます。
増設ファンを回すと受信状態で40℃くらいで安定して、送信しても41℃くらいまでしか上がりません。
また、本体のファンは回りませんでした。
というような結果で増設ファンにより温度変化はだいぶ小さくなりました。
そして、本日PM8時から1200MHzのJT65 / FT8 / JS8 の微弱通信 送信スケジュールで試してみました。
結果、周波数ドリフトの問題はかなり改善されました。(*^-^*)
ファンを回し始めて5分くらいのQSOです。かなりドリフトしています。
ファンを回して約20分後のQSOです。ほとんどドリフトしません。
夏の高温時にどうなるかなど、もう少し評価が必要ですが、ファンを追加すると周波数ドリフトが抑えられるようです。
やはり、ファンを連続運転する設定を作ってほしいものですね。(^^;
アイコムのユーザー登録時に要望として挙げておきました。要望が多いとやってくれるかも。
以前、SSTVがらみでIC-7300の設定追加の要望を出したらやってもらえました。
みんなで要望しましょう。(笑)
(追記 2019年6月9日)
IC-9700のファームウェア Version1.10がリリースされて、基準クロックに外部同期できるようになりました。
GPSDOの基準クロックを入力する事により周波数安定度が格段に向上します。










コメント
コメント一覧 (2)
とても参考になる記事で、執筆いただき本当にありがとうございます。
早速ファンを購入しました。
2mでも同期入れてもFT8送信初めにドリフトするので悩んでいます。
写真で取付は元ファンと新ファンを浮かせておられますが、
10mm程度浮かせればいいのでしょうか?
勿論ファンの風方向はリグ内部に送る方向ですよね?
分らない事ばかりですが貴BLOGを参考にさせて頂きたいと思っております。
ありがとうございました。
JA4JOE
が
しました
ブログを見ていただきありがとうございます。
ファンは吐出しです。(リグから外に送る)
浮かせる高さはなるべく隙間が小さい方が良いです。下のファンにぶつからなければ良いと思います。
>2mでも同期入れてもFT8送信初めにドリフトするので悩んでいます。
私のIC-9700では2m FT8で問題になるほどはドリフトしませんが、TCXOの差でしょうかね。
JA4JOE
が
しました
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