一昨日(2019/06/07) 、IC-9700の新しいファームウェアVersion1.10が公開されました。
変更点に「基準周波数調整機能に外部同期を追加」とあります。基準クロックに常時同期できるようになりました。\(^o^)/
3月の西日本ハムフェアに行った際にアイコムのブースで外部同期について質問したら、ブースで相手してくれた人からは「可能なら最初からやってると思うので、バージョンアップで出来るようになる可能性は少ないと思う。」との回答だったのですが、きっと開発部門では密かに開発されてたんですね。(^^;
ハードウェアが外部同期可能な作りなら、最初から「後日、外部同期に対応予定」とかアナウンスしてもらえれば悩まなくて良かったのですが。追加した外付けFANが無駄になってしまいました。(-_-;)
なにはともあれ良かったです。(笑)
昨日、知合いの局長さんがさっそくバージョンアップしてGPSDOを接続して評価したそうで、結果は「劇的に改善した」との事です。
私もIC-9700の発表後にIC-9700購入検討と一緒にGPSDOも検討していたのですが、結局、外部同期出来ないと分かって購入しませんでした。
という訳で、さっそくヤフオクでGPSDOを入札しました。この件は改めて別記事にします。
(追記 2019/6/13 IC-9700 GPSDO接続による10MHz基準周波数同期に書きました。)
本日、私もIC-9700をバージョンアップしました。例によって忘れないように記録しておきます。(笑)
・IC-9700のMENUボタンで
SET-->SDカード-->設定セーブ-->新規ファイル-->ファイル名はそのままでENT
設定情報がセーブされる。
・ファームウェアダウンロードページからダウンロードした9700J110.zipを解凍した9700J110.datをSDカードのIC-9700フォルダーの下にコピー
・IC-9700 MENU
SET-->SDカード-->ファームアップ-->黄色画面で注意書き「はい」--> 9700J110を選択-->黄色画面で実行確認「はい」(長押し)--> バージョンアップが実行される。
・IC-9700 MENU
SET-->SDカード-->設定ロード-->先ほどセーブしたファイルを選択-->全て--> 「レピーターのSKIP設定を残しますか?」 「はい」-->「ロードしますか?」 「はい」-->ロード完了
電源を切って再度入れる。
・IC-7300Mメニュー
SET-->その他-->本体情報-->バージョン情報 Main CPU:1.10になっている事を確認。
FPGAやDSPもバージョンアップされたのかと思ったのですが、MAIN CPUだけでした。更新前のバージョン情報です。
他に仕様変更のお知らせ Version 1.10 という補足説明も掲載してありました。
基準周波数調整機能の外部同期対応の他に「内蔵ゲートウェイ設定のUDPホールパンチ機能の追加」というのがあります。聞いたことが無いキーワードだったので気になって調べたら、NATトラバーサス(NAT越え)の機能でした。サーバーを使ってポート番号を交換するようです。
(昔、テレビ会議の開発をやっていたので、NAT越えは常に課題でした。U-PnPを使ったり、H.323に独自機能を追加したり、いろいろ大変でした。)
(おまけ IC-9700のクロック系統 勝手に考察)
IC-9700の送信機系統図を眺めて素人検討してみました。(^^;
・ファームウェアVer1.10では、MAIN CPUでTCXOと10MHzREFの差を比較してFPGAのPLLシンセサイザの周波数を微調整するようにした?
・それほど難しい話ではないと思うが、なぜ出荷時からやってなかったのか。
何か技術的に難しい課題があったのか?
TCXOの周波数安定度で十分と考えていた?
1200MHzでFT8のようなデジタル通信をするユーザーが多いとは思わなかった?
(関係デバイス)
送信機系統図より
・TCXO CR-1080(49.152MHz)
・DVDSP TMS320C5517
DSPでTCXOと10MHzの周波数をカウント?
10MHzがどこに入力されているか不明だが、DSP又はFPGAに入力されている?
・MAIN CPU R7S721001 A9 ARM Processor
DSPまたはFPGAでカウントしたTCXOと10MHzの周波数を比較してFPGAのPLLシンセサイザの周波数を微調整する?
・FPGA 5CEFA9F23 アルテラ(Intel) Cyclone
内蔵のPLLシンセサイザで送信クロック(1200MHzではIF)を作っている。
・CLOCK GENERATEOR AD9518
DACのサンプリングクロック1179.648MHzを作る。
・DAC DAC3482
FPGAからの送信デジタル信号をアナログ信号に変換する。
・PLL LMX2581 シンセサイザ
1200MHzのLO 1605.632MHzを作る。
・MIXER ADL5350
LO(1605.632MHz)からIF(345.632~305.632MHz)を引いて送信する。
携帯電話基地局向けのチップをいろいろ使っていますね。
変更点に「基準周波数調整機能に外部同期を追加」とあります。基準クロックに常時同期できるようになりました。\(^o^)/
3月の西日本ハムフェアに行った際にアイコムのブースで外部同期について質問したら、ブースで相手してくれた人からは「可能なら最初からやってると思うので、バージョンアップで出来るようになる可能性は少ないと思う。」との回答だったのですが、きっと開発部門では密かに開発されてたんですね。(^^;
ハードウェアが外部同期可能な作りなら、最初から「後日、外部同期に対応予定」とかアナウンスしてもらえれば悩まなくて良かったのですが。追加した外付けFANが無駄になってしまいました。(-_-;)
なにはともあれ良かったです。(笑)
昨日、知合いの局長さんがさっそくバージョンアップしてGPSDOを接続して評価したそうで、結果は「劇的に改善した」との事です。
私もIC-9700の発表後にIC-9700購入検討と一緒にGPSDOも検討していたのですが、結局、外部同期出来ないと分かって購入しませんでした。
という訳で、さっそくヤフオクでGPSDOを入札しました。この件は改めて別記事にします。
(追記 2019/6/13 IC-9700 GPSDO接続による10MHz基準周波数同期に書きました。)
本日、私もIC-9700をバージョンアップしました。例によって忘れないように記録しておきます。(笑)
・IC-9700のMENUボタンで
SET-->SDカード-->設定セーブ-->新規ファイル-->ファイル名はそのままでENT
設定情報がセーブされる。
・ファームウェアダウンロードページからダウンロードした9700J110.zipを解凍した9700J110.datをSDカードのIC-9700フォルダーの下にコピー
・IC-9700 MENU
SET-->SDカード-->ファームアップ-->黄色画面で注意書き「はい」--> 9700J110を選択-->黄色画面で実行確認「はい」(長押し)--> バージョンアップが実行される。
・IC-9700 MENU
SET-->SDカード-->設定ロード-->先ほどセーブしたファイルを選択-->全て--> 「レピーターのSKIP設定を残しますか?」 「はい」-->「ロードしますか?」 「はい」-->ロード完了
電源を切って再度入れる。
・IC-7300Mメニュー
SET-->その他-->本体情報-->バージョン情報 Main CPU:1.10になっている事を確認。
FPGAやDSPもバージョンアップされたのかと思ったのですが、MAIN CPUだけでした。更新前のバージョン情報です。
他に仕様変更のお知らせ Version 1.10 という補足説明も掲載してありました。
基準周波数調整機能の外部同期対応の他に「内蔵ゲートウェイ設定のUDPホールパンチ機能の追加」というのがあります。聞いたことが無いキーワードだったので気になって調べたら、NATトラバーサス(NAT越え)の機能でした。サーバーを使ってポート番号を交換するようです。
(昔、テレビ会議の開発をやっていたので、NAT越えは常に課題でした。U-PnPを使ったり、H.323に独自機能を追加したり、いろいろ大変でした。)
(おまけ IC-9700のクロック系統 勝手に考察)
IC-9700の送信機系統図を眺めて素人検討してみました。(^^;
・ファームウェアVer1.10では、MAIN CPUでTCXOと10MHzREFの差を比較してFPGAのPLLシンセサイザの周波数を微調整するようにした?
・それほど難しい話ではないと思うが、なぜ出荷時からやってなかったのか。
何か技術的に難しい課題があったのか?
TCXOの周波数安定度で十分と考えていた?
1200MHzでFT8のようなデジタル通信をするユーザーが多いとは思わなかった?
(関係デバイス)
送信機系統図より
・TCXO CR-1080(49.152MHz)
・DVDSP TMS320C5517
DSPでTCXOと10MHzの周波数をカウント?
10MHzがどこに入力されているか不明だが、DSP又はFPGAに入力されている?
・MAIN CPU R7S721001 A9 ARM Processor
DSPまたはFPGAでカウントしたTCXOと10MHzの周波数を比較してFPGAのPLLシンセサイザの周波数を微調整する?
・FPGA 5CEFA9F23 アルテラ(Intel) Cyclone
内蔵のPLLシンセサイザで送信クロック(1200MHzではIF)を作っている。
・CLOCK GENERATEOR AD9518
DACのサンプリングクロック1179.648MHzを作る。
・DAC DAC3482
FPGAからの送信デジタル信号をアナログ信号に変換する。
・PLL LMX2581 シンセサイザ
1200MHzのLO 1605.632MHzを作る。
・MIXER ADL5350
LO(1605.632MHz)からIF(345.632~305.632MHz)を引いて送信する。
携帯電話基地局向けのチップをいろいろ使っていますね。



コメント
コメント一覧 (2)
GPSDOはいろいろあるようで、結構リーズナブルに手に入りますね。昔のVFOのドリフトを考えると嘘のような世界です。私の持っていた受信機が1kc直読というのを自慢してましたがそれがデジタル表示になり、全く周波数変動を考えずにQSOできるようになりましたよね。やはりいい時代というべきなのでしょう。今ではRITをほとんど使いませんよね。昔は逃げていく局(自分も)があってRITを使っていました。
近くユニットを見に行きます。
JA4JOE
が
しました
GPSDOがもう届きました。今日の午後にでも接続してみようと思っています。
アッテネーターでレベル調整が必要ですが、測定器が何もないので、決め打ちでやるしかなさそうです。
オシロスコープが欲しくなります。
JA4JOE
が
しました
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