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2023年2月19日 改版記事を書いたので、今後はそちらを参照してください。


(古い記事も残しておきます。)
昔書いた記事「WSJT-XによるFT8運用環境向上(その4)eQSL登録」の改版記事です。

FT8の交信で良く使われる電子QSLサービスの eQSL.cc にメンバー登録したので、その手順と使い方を掲載します。

1. 登録
eQSL.ccのホーム画面でRegisterを選びます。
eQSL1.PNG
コールサインを入れてJAPANを選びます。
eQSL2.PNG
E-mailアドレス、名前、住所を入れます。
eQSL3.PNG
Callsign Start Dateは、今年の初めからにしました。End Dateは選択できる最長の期間にしました。
Line1~Line4はリグ、アンテナなどQSLカードに記載する情報を入れますが、後でQSLのデザインに合わせて変更できるので空欄にしました。

最後に「Register」をクリックします。
eQSL4.PNG

登録したメールアドレス宛に4ケタのSignup Code を送ってきます。
eQSLB.PNG
リンクをクリックしてRegistration Step2画面に移動します。
コールサイン、メールで受け取ったコード、登録したいパスワードを入力してFinish Registrationをクリックします。
eQSLA.PNG
以上で登録完了です。

次に、eQSLホーム画面からコールサインと先ほど登録したパスワードを入力してログインします。
eQSLC.PNG
最初に「My Plofile」でプロファイルの編集をしておきます。

右上の言語選択で[JP]を選びます。これにより、以降のeQSL.cc画面が日本語表示されます。
eQSLD.PNG
QTH Nickname は適当な地名を入れてください。JTDXやJTAlertのeQSL自動発行で使うので、メモしておいてください。
eQSLE.PNG
画面の下の方にPrinted on eQSLsの欄があるので、必要に応じて修正してください。LINE1~LINE4はリグやアンテナ情報などを記述します。
eQSLF.PNG
「保存する」でホーム画面に戻ると、画面が日本語表示になります。
eQSLO.PNG

2. 本人確認
本人確認をすると交信相手のeQSL情報にeQSL(AG)と表示されるようになります。
本人確認は局免許状の画像をアップロードする事で行われます。
事前にカメラかスキャナーを使って局免許状の写真を準備します。サイズは640x480(100KB)くらいにリサイズしておいてください。

eQSL.ccのホーム画面で「本人確認」を選びます。
eQSL8.PNG
下の方の「ファイルを選択」で局免許の写真をアップロードします。

今回は1時間程度で「Congratulations! Your application for Authenticity Guaranteed
for J*4*** has been approved.」というメールが来ました。

以上で本人確認完了です。

3. eQSLデザイン
eQSL.ccのホーム画面の「eQSLデザイン」を選びます。

[Step 1 - Choose Style] [Step 2 - Select image] [Step 3 - Text layout] の順で自分のQSLカードを作成します。
eQSL5.PNG
今回はレギュラーメンバーなので画像はライブラリにあるものからから選びました。
表示文字が画像と重なって見づらくならないように注意してください。
自分のシャックの写真などを使いたい場合はブロンズメンバーになる必要があります。
なお、私は紙のQSLと同じ画像を使いたいので、12ドル(年間)を支払ってブロンズメンバーになっています。

以上でJTDXやJTAlertを使ってeQSLに電子QSLカードを発行する準備が終わりました。

4. 過去のQSOの確認とeQSL発行
eQSL.ccの登録完了後1日してから、過去にQSOした局からの電子QSLを確認できるようになりました。
自分がeQSLメンバーになる前のQSOぶんも相手がeQSLを発行していれば表示されます。
QSO相手からのeQSLはeQSL.ccのホーム画面の「InBox」で確認できます。
相手からeQSLを送ってきていて、こちらから送っていない場合右端の処理欄に☓と✓マークがついています。
eQSLG.PNG
処理の✓マークをチェックするとコンファーム画面が表示されるので、HAMLOGのログを確認しながら、交信時刻(UTCに変換)、RST、Comments を記入して「Create Confirmation eQSL」を押します。
eQSLH.PNG
これで、過去にQSOした局にeQSLが発行されます。

なお、eQSLを使い出してからも、こちらからeQSLを発行していないのに相手からeQSLを送ってきている場合にこの状態になります。多くの場合、日付時間の間違い、/x(移動)の違いなどが原因です。相手の間違いならxをチェックしてリジェクトし、間違っている旨を知らせます。
こちらのミスなら✓マークをチェックしてeQSLを発行します。

5. eQSL受領確認
eQSL.ccのホーム画面の「InBox」で期間を指定して最近の未確認の受領カードを確認できます。
eQSLI.PNG
2020 Juneの受領カードリストです。
eQSLJ.PNG
[DISPLAY]を押すとeQSLカードの画像が確認できます。マウス右ボタンで印刷もできます。
eQSLP.PNG
一度eQSLカードを見ると、自動的にInBoxからArchiveに移されます。
私は、カードの内容を確認後にHAMLOGのQSL情報を受領済みに変更しています。(参考 オンライン ログとQSLカードの運用について

6. 発行済みeQSLの確認
eQSL.ccのホーム画面の「OutBox」で期間を指定して発行済みeQSLカードを確認できます。(2023年1月9日 Viewed(表示済み)、Reciprocated(eQSL受領済み)アイコンが追加されたので画面を差替えました。)
eQSL1
グレー文字の局はeQSLユーザーでは無いのでeQSLは届いていませんが、保留状態で相手局が新たにeQSLユーザーになると届く事になります。
Viewed(表示済み)アイコンがあるデータは、相手が表示済みまたはアーカイブ済みの状態です。
Reciprocated(eQSL受領済み)アイコンがあるデータは、eQSL受領済みの状態です。

「EDIT」を押すと内容を確認できます。
eQSLL.PNG
ここで編集、削除が可能です。
[Display as Card]で発行カードの画像を確認できます。私のeQSLカードです。
eQSLM.PNG

7. eQSLカードの発行
eQSLカードの発行は以下の様な方法があります。
eQSL.ccのホーム画面の「ログデータを一件ずつ入力」から入力する。
eQSL.ccのホーム画面の「Upload ADIF」からADIFファイルをアップロードする。
③ JTALertのeQSL自動発行機能を使ってQSO終了時に自動的に発行する。(WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上(改版3)
④ JTDXのeQSL自動発行機能を使ってQSO終了時に自動的に発行する。(FT8運用開始 JTDX+HAMLOG(改版3)
⑤ JT_linkerのeQSL自動発行機能を使ってQSO終了時に自動的に発行する。(JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定(改版4)

私は⑤の方法でQSO終了時に自動発行しています。

以上でeQSL.ccへの登録と使い方についての説明を終わります。お役に立てば幸いです。(^^;