2021年11月8日追記 Windows11では設定の画面が大きく変わりました。Windows11版の記事を書いたので、Windows11ユーザーは新しい記事を参照してください。FT8運用開始 パソコンのサウンドデバイス設定(Win11版)

(Windows10用記事)
PCのサウンドコントロールパネルでIC-7300のサウンドデバイス設定を行います。
・再生デバイス
送信音のレベルを設定します。私の環境ではデバイス種別が「USB Audio CODEC」でした。
WSJTX2.PNG
分かりやすいようにデバイス名を「IC-7300」に変更しました。(他にIC-9700とIC-7000Mがつながっています。)
WSJTX3.PNG
なお、IC-7300が既定のデバイスになっているとWindowsのシステム音が送信されてしまうので、パソコンのスピーカーなど他のデバイスを既定のデバイスにしてください。

再生レベルは50にしました。
画像

ビットレートはDVDの音質にしました。
画像

Enhancement、立体音響は全てオフにします。

・録音デバイス
受信音のレベルを設定します。私の環境ではデバイス種別が「USB Audio CODEC」でした。
デバイス名を「IC-7300」に変更しました。
WSJTX6.PNG
なお、IC-7300が既定のデバイスになっている場合は、パソコンの内蔵マイクなど他のデバイスを既定のデバイスに変更してください。

(222年10月9日追記)WSJT-XとJTDXで設定が違うのでJTDXの場合を追加しました。
(WSJT-Xの場合)
レベルは10にしました。WSJT-Xでは無信号時に30dBくらいになるように調整します。
IC-7300A.png

(JTDXの場合)
レベルを50にしました。JTDXでは「AGC ONの状態でインプットオーディオレベルが MAX 85dB未満。平均では少なくとも 70dB になるように調整。」との事です。
参考:JTDXのインプット オーディオ レベル調整

ビットレートはDVDの音質にしました。
WSJTX8.PNG

以上でパソコン側のサウンドデバイスの設定は終わりです。

(2020年9月 追記)
Windows10のアップデートで、サウンドデバイスの割付が変わってしまうというトラブルがありました。
Windows10をアップデートした直後にFT8の送受信がおかしくなった場合は、サウンドデバイスの割付を確認してください。
WSJT-X、JTDXのオーディオ設定も再設定してください。
 Windows10 2004 アップデート FT8オーディオ再設定