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2023年6月9日 改版記事を書いたのでそちらを参照してください。

(旧記事も残しておきます。)
HAMLOGからADIFファイルを出力して、ADIF Master によりADIF仕様に合わないログを削除(正規化)する手順です。
ADIF Masterをインストール済みの場合は 3. HAMLOGからのADIFファイル出力以降を参照してください。

1. ADIF Masterダウンロード
 ADIF Masterをダウンロードします。
ADIF1.PNG
最新版はVersion 3.2でした。

(2020年8月 追記)
ADIF Masterがダウンロードできないという相談がありました。
ADIF Masterのサーバーへの IPv6(IPoE)での接続がうまく行かない場合があるようです。
IPv6を一時的に停止して接続してみてください。

2. ADIF Masterインストール、設定
ダウンロードしたADIFMasterSetup.zipを解凍し、Setup.exeを実行してADIF Masterをインストールします。
プログラムのインストール先はデフォルトにしました。
ADIF3.PNG
最初なのでデスクトップにアイコンを作ります。
ADIF4.PNG
インストールしたADIF Masterを起動します。
ADIF12.PNG
最初にModeにFT4を追加しておきます。本来FT4はSubmodeですが、HAMLOGではModeとして記録しているのでMode FT4を追加します。
Settings --> Modes [Add]でFT4を追加します。
(変更:2021年4月 WSJT-XにFST4、Q65モードが追加されたので、それらも追加します。)
ADIFMasteer1.png
[Save] して、いったんADIF Masterを終了します。

3. HAMLOGからのADIFファイル出力
HAMLOG画面で、検索→ [複合条件検索と印刷] を選びます。出力ファイル名は wsjtx_log.adi にします。
[レコード番号] を1からに設定、出力先を [ADIFファイル] を選択、[全角を除く] 、「GRIDSQUARE:」をチェックして、[検索無しボタン] を押します。
HAMLOG1.png
ADIFファイル内に漢字が入っていると問題が起きることがあるので [全角を除く] にしています。

HAMLOGのフォルダ内に wsjtx_log.adi が作成されます。
JTAlert6.PNG

4. ADIFファイルの正規化
HAMLOGで出力したADIFファイル(wsjtx_log.adi)をダブルクリックしてADIF Masterで開きます。
ADIF9.PNG
続けてADIFファイルを上書きします。
File -->Save as
ADIF13.PNG
エラー無しで上書きできれば完了です。
ADIF仕様に合わないログがあると、エラーログは削除されて上書きされます。エラーログの情報は「ファイル名.adi.log」というファイルに残されます。
試しにModeにFT4を追加する前に上書き保存して出来たエラーログ情報です。
ADIF10.PNG
新しいADIFファイルにはこの情報は残ってないので必要な情報なら再度、HAMLOGからADIFを出力してADIF Masterで編集してください。
DVモードなどデジタル通信以外なので無くても困らないログ情報なら、そのまま使ってください。

以上でHAMLOGからのADIFファイル出力とADIF Masterによる正規化は終了です。
正規化したADIFファイルは、JTAlert、WSJT-X、JTDXのADIFファイルとして使っても問題は起きないものになります。JT_Linkerからの参照も問題ありません。(私の経験範囲内ではです。(^^;)