WSJT-X 2.4.0 GA版が5月24日にリリースされていたのでバージョンアップしました。
WSJT-X 2.4.0-rc4の使用期限が5月31日なので、期限切れになる前にバージョンアップしておいた方が良いだろうという事でやりました。
rc4からの変更は大きなものはありませんが、GA版なので起動時の使用期限警告が出なくなります。
関係ありそうなものとして、
「 -MS Windowsでは、WSJT-XにHamlibライブラリのDLLバージョン、具体的にはHamlibバージョン4.2が付属しています。これにより、ユーザーがDLLを更新されたバージョンに置き換えることで、Hamlibのバグ修正を解決できるようになります。」
という変更があります。
これの事だと思います。過去にHamlibのバージョンアップ待ちでリリースが遅れる事があったので、別DLLにしたようです。
WSJTX1.png

さっそくQSOしてみました。問題なさそうです。
WSJTX2.png
2.4.0で追加されたQ65モードは、2.4.0-rc1がリリースされた2月頃は試しに6m以上でやってみましたが、最近はQ65で出る人もいなくなって使っていません。

Q65はしばらくADIF(Amateur Data Interchange Format)ファイルの定義がありませんでしたが、3月頃にMFSKのサブモードとして定義されて現在はeQSL、LoTWにアップロード出来るようになりました。

(おまけ) タイトルの作者表記
ローカルOMから、2.4.0からWSJT-Xタイトルのby表記に IV3NWV さんが追加されていると教えてもらいました。
WSJTX2.png
確認すると確かに2.3.0には表記されていませんでした。

気になってWSJT-Xユーザーガイド(Version 2.4.0)を見てみました。
最後の謝辞に「 G4WJS(2013年以降)、K9AN(2015年以降)、およびIV3NWV(2016年以降)は、WSJT-Xに大きく貢献しています。 K1JTとともに、彼らは現在、コア開発チームを形成しています。 」との事です。
FT8のFTはK1JT Joe TaylorさんとK9AN Steve Frankeの頭文字を取ってFTとしたそうですが、FST4ではG4WJS Bill SomervilleさんのSを追加してFSTにしたのでしょうかね。
Q65ではIV3NWV Nico Palermoさんが貢献したという事でby表記に入ったのでしょうが、これ以上プロトコル名に頭文字を入れるのは長くなりすぎて無理だったのかな。(個人の勝手な想像です。(笑))