今日は雨で百姓は休みです。
9月4日の記事「CALSAT32 ローテーターコントローラー KR-400用 制作」で「CALSAT32の設定、使い方については別記事にします。」と書きましたが、百姓が忙しくてそのままになっていました。だいぶ時間が経ってしまいましたが、CALSAT32の設定と使い方について書いておきます。
また、アンテナコントロールを使ってFO-99のSSTV受信をやってみたのでその話も書きたいと思います。
1. 設定
今回制作したローテーターコントローラーをパソコンにUSBで接続して、KR-400コントローラーの電源を入れておきます。

先にCALSAT32の環境変数の自動保存をONにしておきます。
ファイル --> 各種環境変数 --> 環境変数の自動保存

CALSAT32のメニューバーから「アンテナコントロールパネルの設定と変更」を開きます。
コントロール --> アンテナ --> コントロールパネルの設定と変更

アンテナコントロールパネルの設定を行います。

インターフェース USB-FSIO
方位軸の回転起点設定 KR-400は南が回転起点なので「S」にします。
A/Dコンバーターの入力設定で方位軸の「変換」をチェックして[AD変換開始]をクリックします。
[入力] にアンテナの方向に従った電圧が表示されます。
CALSAT32のオンライン利用ガイドによると0度と360度ボタンで電圧を設定できるとありますが、うまく行かなかったのでAzV.txtを直接設定しました。
KR-400コントローラーでアンテナ方向を180度(0度)~180度(360度)まで回転させて電圧を記録します。
CALSAT32ではKR-400のメーターで左側が0度(電圧最小)、右側が360度(電圧最大)になります。
0度、90度、180度、270度、360度の電圧を記録して、CALSAT32のディレクトリ(C:\Users\UserName\Calsat32)にあるAzV.txtに設定します。

なお、今回方位角ローテーターしか無いので仰角軸の設定をしていませんが、仰角ローテーターがある場合は、仰角軸の測定値をEl-V.txtに設定します。
プリセット1~3を使う場合はプリセット方位角を設定します。方位角はCALSAT32の角度なので、実際の方位角プラス180になります。(360度を超える場合 +180-360) 真北(0度)が180になります。
[適用]をクリックして「アンテナコントロールパネルの設定と変更」を終了します。
2. 使い方
CALSAT32のメニューバーから「アンテナコントロールパネル」を開きます。
コントロール --> アンテナ --> コントロールパネルを開く


コントロールパネルの矢印ボタンでローテーターを回すことが出来ます。
プリセットを設定している場合、矢印ボタンの下の[1]、[2]、[3] ボタンを押すとプリセット位置にローテーターが動きます。
衛星追尾は先にCALSAT32メイン画面で対象衛星を選んでおきます。
自動制御の対象を [衛星] にして、[自動N] または [自動F] を押す事で自動追尾が始まります。追尾中は方位仰角表示画面にアンテナの向きが表示されます。

衛星の位置が仰角0度以下では自動追尾が停止するので、対象衛星が上空に来る前から自動追尾を開始しておけば、衛星が水平線より上に来た時点から追尾を始めて水平線の下に去れば停止します。
3. FO-99 SSTV受信
8月の記事「久々の衛星通信 FO-99 SSTV受信」で書いたように、休日にFO-99からSSTV画像が送信されています。
スケジュール表を見ると一昨日(9月12日)の20:23からがSSTVの回でした。

CALSAT32のドップラ補正機能とアンテナ追尾機能を動かして、MMSSTVで画像を受信しました。

ドップラ補正とアンテナ追尾機能で受信周波数とアンテナ方位角が刻々と動きます。

ドップラ補正とアンテナ自動追尾の効果があったのか、前回よりきれいな画像が受信出来ました。

前回は良く分かりませんでしたが、「絆」の文字が書いてあったんですね。(笑)
以上、今回の目的だったFO-99からのSSTV受信改善は達成できました。
いつになるか分かりませんが、衛星通信用のクロス八木を上げる計画が進んだら仰角ローテーターを入手したいと思います。
9月4日の記事「CALSAT32 ローテーターコントローラー KR-400用 制作」で「CALSAT32の設定、使い方については別記事にします。」と書きましたが、百姓が忙しくてそのままになっていました。だいぶ時間が経ってしまいましたが、CALSAT32の設定と使い方について書いておきます。
また、アンテナコントロールを使ってFO-99のSSTV受信をやってみたのでその話も書きたいと思います。
1. 設定
今回制作したローテーターコントローラーをパソコンにUSBで接続して、KR-400コントローラーの電源を入れておきます。

先にCALSAT32の環境変数の自動保存をONにしておきます。
ファイル --> 各種環境変数 --> 環境変数の自動保存

CALSAT32のメニューバーから「アンテナコントロールパネルの設定と変更」を開きます。
コントロール --> アンテナ --> コントロールパネルの設定と変更

アンテナコントロールパネルの設定を行います。

インターフェース USB-FSIO
方位軸の回転起点設定 KR-400は南が回転起点なので「S」にします。
A/Dコンバーターの入力設定で方位軸の「変換」をチェックして[AD変換開始]をクリックします。
[入力] にアンテナの方向に従った電圧が表示されます。
CALSAT32のオンライン利用ガイドによると0度と360度ボタンで電圧を設定できるとありますが、うまく行かなかったのでAzV.txtを直接設定しました。
KR-400コントローラーでアンテナ方向を180度(0度)~180度(360度)まで回転させて電圧を記録します。
CALSAT32ではKR-400のメーターで左側が0度(電圧最小)、右側が360度(電圧最大)になります。
0度、90度、180度、270度、360度の電圧を記録して、CALSAT32のディレクトリ(C:\Users\UserName\Calsat32)にあるAzV.txtに設定します。

なお、今回方位角ローテーターしか無いので仰角軸の設定をしていませんが、仰角ローテーターがある場合は、仰角軸の測定値をEl-V.txtに設定します。
プリセット1~3を使う場合はプリセット方位角を設定します。方位角はCALSAT32の角度なので、実際の方位角プラス180になります。(360度を超える場合 +180-360) 真北(0度)が180になります。
[適用]をクリックして「アンテナコントロールパネルの設定と変更」を終了します。
2. 使い方
CALSAT32のメニューバーから「アンテナコントロールパネル」を開きます。
コントロール --> アンテナ --> コントロールパネルを開く


コントロールパネルの矢印ボタンでローテーターを回すことが出来ます。
プリセットを設定している場合、矢印ボタンの下の[1]、[2]、[3] ボタンを押すとプリセット位置にローテーターが動きます。
衛星追尾は先にCALSAT32メイン画面で対象衛星を選んでおきます。
自動制御の対象を [衛星] にして、[自動N] または [自動F] を押す事で自動追尾が始まります。追尾中は方位仰角表示画面にアンテナの向きが表示されます。

衛星の位置が仰角0度以下では自動追尾が停止するので、対象衛星が上空に来る前から自動追尾を開始しておけば、衛星が水平線より上に来た時点から追尾を始めて水平線の下に去れば停止します。
3. FO-99 SSTV受信
8月の記事「久々の衛星通信 FO-99 SSTV受信」で書いたように、休日にFO-99からSSTV画像が送信されています。
スケジュール表を見ると一昨日(9月12日)の20:23からがSSTVの回でした。

CALSAT32のドップラ補正機能とアンテナ追尾機能を動かして、MMSSTVで画像を受信しました。

ドップラ補正とアンテナ追尾機能で受信周波数とアンテナ方位角が刻々と動きます。

ドップラ補正とアンテナ自動追尾の効果があったのか、前回よりきれいな画像が受信出来ました。

前回は良く分かりませんでしたが、「絆」の文字が書いてあったんですね。(笑)
以上、今回の目的だったFO-99からのSSTV受信改善は達成できました。
いつになるか分かりませんが、衛星通信用のクロス八木を上げる計画が進んだら仰角ローテーターを入手したいと思います。
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