一昨日の記事で向島蓬莱桜保存会でデジタル簡易無線トランシーバーを購入した話を書きましたが、デジタル簡易無線について少し勉強したのでメモしておきます。
買う前に勉強すべきですが、急に決まったので詳しい仕様は知りませんでした。(笑)
1. トランシーバー候補比較
先の記事でも書きましたが、以下を候補に挙げました。
・特定小電力トランシーバー
送信電力 10mW
使用帯域 400MHz帯
通信距離 1~2km 市街地100~200m
価格 7,000円台(中華製の2台3,000円台のものもあり)
登録申請・電波利用料 不要
・デジタル簡易無線
送信出力 5W
使用帯域 350MHz帯
通信距離 1~4km
価格 25,000円くらい
登録申請・電波利用料 必要
他にデジタル小電力コミュニティ無線というのもあります。
・デジタル小電力コミュニティ無線
送信出力 500mW
使用帯域 140MHz帯
通信距離 市街地で約500m、郊外で2km
GPS搭載
価格 27,000円くらい
登録申請・電波利用料 不要
デジタル簡易無線は登録申請と電波利用料が必要なので、デジタル小電力コミュニティ無線が良かったかも知れませんね。今更ですが。(^^;
2. デジタル簡易無線仕様
デジタル簡易無線はDCR(Digital Convenience Radio)と略すらしいです。
仕様は2008年年9月に「ARIB STD-T98」として標準規格化されています。
ネットから仕様を拾ってみました。
周波数 351.20000MHz~351.38125MHzまで6.25kHz間隔の30波
上空使用 351.16875MHz~351.19375MHz の5波 出力1W(IC-DPR6は受信のみ)
電波形式 F1E/F1D/F1F
変調方式 4値FSK(D-STARはGMSK)
占有周波数帯幅 5.8KHz以下
音声CODEC AMBE方式(D-STARと同じ)
通信速度 4.8kbps 音声 2.45kbps と誤り訂正 1.15kbps
仕様はD-STARとほぼ同じですね。D-STARは2004年頃にサービスを開始したので、D-STARの方が先だったようです。
変調方式がD-STARではGMSKになっています。GMSKはFT8でも使われていますが、4値FSKを使うシステムはあまり聞かないですね。
他にD-STARのほうが誤り訂正bit数が多いようです。単純に考えるとD-STRの方がノイズに強いはずです。
他に以下の特徴的な機能があります。
送信時間制限装置 5分以内(自動停止後1分不可)
キャリアセンス機能 3秒
呼出名称記憶装置 送信開始時に数字9桁の識別符号を自動送出
秘話機能 秘話設定が可能
送信時間制限とキャリアセンスはチャネルを有効に使うための機能です。
キャリアセンス機能は3秒以上無信号にならないと送信できないので、チャネルが混んでいると送信できなくなります。
イベントなどで多くのグループがデジタル簡易無線を使うと送信できなくなるという問題があり、出展者間でチャネル調整をしておく必要があるそうです。
まあ、向島蓬莱桜桜祭りでは混み合う心配は無いですが。(^^;
ただ、誰か悪意のある第三者が通信を妨害しようとすると簡単に妨害できそうですね。
呼出名称記憶装置(CSM)は無線機に記載された識別符号を送信するものです。
IC-DPR6では銘板に記載されています。

識別符号はIC-DPR6では表示されませんが、表示出来る無線機もあるのでしょうかね。
たぶん、総合通信局の電波監視システム「DEURAS」では識別符号を認識するのでしょうね。未登録局や期限切れ局はすぐ分かりますね。
秘話装置は呼び出しチャネル(15CH)以外のチャネルに設定できて、音声にスクランブルをかける事が出来ます。
ちなみにフリーライセンスラジオでは、「27144」で秘話を行う事が多いようです。
桜祭りでは聞かれて困るような話はしないので秘話機能は使いません。余計な機能を設定すると元に戻せなくなりそうだし。(笑)
3. IC-DPR6仕様
IC-DPR6の仕様で気になった点です。
・使用温度 -20℃~+60℃
素晴らしいですね。真冬の北海道から灼熱の作業現場(どこ?)まで問題なく使えます。(^^;
・防塵/防水性能 IP67
スマホ並みで30分間の水没に耐えられる防水性能です。嵐の中でも使えますね。(笑)
・アクセサリー端子
IP67達成のためか、外部スピーカーマイクを接続する端子が特殊なものになっています。
一般のヘッドセットなどを使えないので、高価な専用品を購入しないといけません。
特小トランシーバー用の安いイヤホンマイクが使えると良いのですが、使えません。(-_-;)

4. 外部アンテナ
デジタル簡易無線機は外部アンテナを接続出来ます。ただし、自作アンテナは使えません。
以下のようなアンテナが売られてます。
モービルアンテナ ダイヤモンド MR-350S (5,830円)など
GP ダイヤモンド 350MVH (24,200円)
5エレ八木 ダイヤモンド A350-S5 (30,140円)
GPや八木を高い位置に上げれば市内中届きそうですね。
フリーライセンスラジオでデジタル簡易無線機を使う方も多いそうですが、中にはGPなどを上げてる方もいるようです。
また、車での山などへの移動運用も多いようです。
以上、少し勉強したメモでした。ざっと調べただけなので間違いがあるかも知れません。(^^;
(おまけ)
2021年3月10日に施行された電波法関連省令・告示の改正でアマチュア無線の社会貢献活動が可能になりました。
これにより、地域の活動である向島蓬莱桜保存会の駐車場整理にもアマチュア無線を使う事が可能なはずです。
ただし、アマチュア無線局を開局している人は私以外しかおらず(たぶん)、実際のところはアマチュア無線の活用は無理ですね。(^^;
それに、通信時にコールサインを言わないといけないので、駐車場整理業務では煩わしいですね。
1990年代のアマチュア無線人口増加時なら、けっこう多くのアマチュア無線開局者がいたのですが。
自治会関係で話をしてると、昔やってたという人が何人かいます。
せっかくの制度改正でしたが、時すでに遅しの感じです。
別のアイデアとしてスマホの会議ソフト(LINEなど)で繋ぎっぱなしにして連絡をするという方法があります。
これもなかなか良さそうですが、バッテリーと通信データ量の問題がありますね。
それに、保存会の皆さんはシニアスマホの方が多くてLINEなんて使ってないよと言われます。(笑)
買う前に勉強すべきですが、急に決まったので詳しい仕様は知りませんでした。(笑)
1. トランシーバー候補比較
先の記事でも書きましたが、以下を候補に挙げました。
・特定小電力トランシーバー
送信電力 10mW
使用帯域 400MHz帯
通信距離 1~2km 市街地100~200m
価格 7,000円台(中華製の2台3,000円台のものもあり)
登録申請・電波利用料 不要
・デジタル簡易無線
送信出力 5W
使用帯域 350MHz帯
通信距離 1~4km
価格 25,000円くらい
登録申請・電波利用料 必要
他にデジタル小電力コミュニティ無線というのもあります。
・デジタル小電力コミュニティ無線
送信出力 500mW
使用帯域 140MHz帯
通信距離 市街地で約500m、郊外で2km
GPS搭載
価格 27,000円くらい
登録申請・電波利用料 不要
デジタル簡易無線は登録申請と電波利用料が必要なので、デジタル小電力コミュニティ無線が良かったかも知れませんね。今更ですが。(^^;
2. デジタル簡易無線仕様
デジタル簡易無線はDCR(Digital Convenience Radio)と略すらしいです。
仕様は2008年年9月に「ARIB STD-T98」として標準規格化されています。
ネットから仕様を拾ってみました。
周波数 351.20000MHz~351.38125MHzまで6.25kHz間隔の30波
上空使用 351.16875MHz~351.19375MHz の5波 出力1W(IC-DPR6は受信のみ)
電波形式 F1E/F1D/F1F
変調方式 4値FSK(D-STARはGMSK)
占有周波数帯幅 5.8KHz以下
音声CODEC AMBE方式(D-STARと同じ)
通信速度 4.8kbps 音声 2.45kbps と誤り訂正 1.15kbps
仕様はD-STARとほぼ同じですね。D-STARは2004年頃にサービスを開始したので、D-STARの方が先だったようです。
変調方式がD-STARではGMSKになっています。GMSKはFT8でも使われていますが、4値FSKを使うシステムはあまり聞かないですね。
他にD-STARのほうが誤り訂正bit数が多いようです。単純に考えるとD-STRの方がノイズに強いはずです。
他に以下の特徴的な機能があります。
送信時間制限装置 5分以内(自動停止後1分不可)
キャリアセンス機能 3秒
呼出名称記憶装置 送信開始時に数字9桁の識別符号を自動送出
秘話機能 秘話設定が可能
送信時間制限とキャリアセンスはチャネルを有効に使うための機能です。
キャリアセンス機能は3秒以上無信号にならないと送信できないので、チャネルが混んでいると送信できなくなります。
イベントなどで多くのグループがデジタル簡易無線を使うと送信できなくなるという問題があり、出展者間でチャネル調整をしておく必要があるそうです。
まあ、向島蓬莱桜桜祭りでは混み合う心配は無いですが。(^^;
ただ、誰か悪意のある第三者が通信を妨害しようとすると簡単に妨害できそうですね。
呼出名称記憶装置(CSM)は無線機に記載された識別符号を送信するものです。
IC-DPR6では銘板に記載されています。

識別符号はIC-DPR6では表示されませんが、表示出来る無線機もあるのでしょうかね。
たぶん、総合通信局の電波監視システム「DEURAS」では識別符号を認識するのでしょうね。未登録局や期限切れ局はすぐ分かりますね。
秘話装置は呼び出しチャネル(15CH)以外のチャネルに設定できて、音声にスクランブルをかける事が出来ます。
ちなみにフリーライセンスラジオでは、「27144」で秘話を行う事が多いようです。
桜祭りでは聞かれて困るような話はしないので秘話機能は使いません。余計な機能を設定すると元に戻せなくなりそうだし。(笑)
3. IC-DPR6仕様
IC-DPR6の仕様で気になった点です。
・使用温度 -20℃~+60℃
素晴らしいですね。真冬の北海道から灼熱の作業現場(どこ?)まで問題なく使えます。(^^;
・防塵/防水性能 IP67
スマホ並みで30分間の水没に耐えられる防水性能です。嵐の中でも使えますね。(笑)
・アクセサリー端子
IP67達成のためか、外部スピーカーマイクを接続する端子が特殊なものになっています。
一般のヘッドセットなどを使えないので、高価な専用品を購入しないといけません。
特小トランシーバー用の安いイヤホンマイクが使えると良いのですが、使えません。(-_-;)

4. 外部アンテナ
デジタル簡易無線機は外部アンテナを接続出来ます。ただし、自作アンテナは使えません。
以下のようなアンテナが売られてます。
モービルアンテナ ダイヤモンド MR-350S (5,830円)など
GP ダイヤモンド 350MVH (24,200円)
5エレ八木 ダイヤモンド A350-S5 (30,140円)
GPや八木を高い位置に上げれば市内中届きそうですね。
フリーライセンスラジオでデジタル簡易無線機を使う方も多いそうですが、中にはGPなどを上げてる方もいるようです。
また、車での山などへの移動運用も多いようです。
以上、少し勉強したメモでした。ざっと調べただけなので間違いがあるかも知れません。(^^;
(おまけ)
2021年3月10日に施行された電波法関連省令・告示の改正でアマチュア無線の社会貢献活動が可能になりました。
これにより、地域の活動である向島蓬莱桜保存会の駐車場整理にもアマチュア無線を使う事が可能なはずです。
ただし、アマチュア無線局を開局している人は私以外しかおらず(たぶん)、実際のところはアマチュア無線の活用は無理ですね。(^^;
それに、通信時にコールサインを言わないといけないので、駐車場整理業務では煩わしいですね。
1990年代のアマチュア無線人口増加時なら、けっこう多くのアマチュア無線開局者がいたのですが。
自治会関係で話をしてると、昔やってたという人が何人かいます。
せっかくの制度改正でしたが、時すでに遅しの感じです。
別のアイデアとしてスマホの会議ソフト(LINEなど)で繋ぎっぱなしにして連絡をするという方法があります。
これもなかなか良さそうですが、バッテリーと通信データ量の問題がありますね。
それに、保存会の皆さんはシニアスマホの方が多くてLINEなんて使ってないよと言われます。(笑)
コメント
コメント一覧 (2)
いまだにデジタル変調は私には理解できないです。難しいですね。いつかちゃんと理解したいです。
JA4JOE
が
しました
はい、駐車場の整理にはもったいないですね。
交通整理に使っているのは特定小電力トランシーバでFMだと思います。スーパーなどの店員が持ってるのも特小です。昔は店内アナウンスで連絡していましたが、最近は全員がトランシーバーを持ってる店が多いです。
中華製なら3k円くらいなので、一人に一台持たせても大したこと無いですね。
イヤホンマイクを使っている事が多いですが、イヤホンが苦手な人は苦痛だそうです。
安い特小トランシーバーを孫のオモチャでプレゼントすると将来アマチュア無線をやってくれるかも知れませんね。
変調方式の話は私も良くは理解していません。
昔、同じ部でアナログモデムの開発をやっていて、私も開発を手伝ったりしていたので、ききかじり程度の知識です。
JA4JOE
が
しました
(お願い)質問はメールではなく、コメントでお願いします。