昨日付で、JT_Linker Ver.2022.06.20 がリリースされました。
ひとつ前のVer.2022.01.20eはいろいろ問題がありましたが、Ver.2022.06.20では問題が解決されて更にJTAlert対応の機能追加がありました。
JTAlert対応の機能追加は私が作者のTaka JA2GRCさんに要望していたものもあり、更に便利になりました。(^^;

バグフィックス
・eQSLやLoTWのTimeとHAMLOGのTimeがずれている。
 HAMLOGに交信開始時間ではなく転送時点の時間が記録されていました。
・HAMLOGに転送されるName、QTHが空白になる。
 JTAlertで記録されるQRZ.comのName、QTHがHAMLOGに転送されずに空白になる事がありました。

上記の問題はいずれもHAMLOGへのデーター転送タイミングの調整などで改善されたようです。

JTAlert対応
JTAlertのADIFファイルを参照するとName、QTHがQRZ.comから取り込まれるので、DX局との交信時にNameがHAMLOGに転送されるので便利です。
このため、JTAlertを使っている多くの方がWSJT-XやJTDXのwsjtx_log.adiファイルでは無く、JTAlertのADIFファイルを参照する設定で使っています。

今回の改版でJTAlertのADIFを参照する機能が強化されました。

・Decoder設定にJTAlertが追加
JTAlertのADIFファイルを指定する設定が追加されました。
JTLinker1
JTAlertのStandard ADIF Fileはデフォルトでは
C:\Users\UserName\AppData\Local\HamApps\JA4JOE\logs\JTAlertX\log.adi

になります。

ただ、私はWSJT-XやJTDXと同じwsjtx_log.adiのファイル名にしてHAMLOGのフォルダーに置いています。
参考:JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定(改版3)(おまけ JTAlertとの連携)
同じ名前のほうが、HAMLOGからADIFファイルを出力して合わせ込みをする時に便利です。
このため、従来どおりWSJT-Xの設定部分にJTAlertのADIFファイルのパスを設定しています。

・Name、QTHにJTAlertの情報を転送
従来は転送するかしないかでしたが、Autoが追加されました。
JTLinker2
(Auto)、(Auto,Ctry 1st)の部分をクリックすると、それぞれ以下のように変化します。
(Hamlog) →(Web data) 
 (Auto)
(Hamlog) 
 (Web data (Auto、Ctry 1st)(Auto, Addr 1st)

Hamlog:HAMLOGの情報を使用
Web data:JTAlertの情報を使用(QRZ.comもしくはHam.QTHの情報)
Auto:Hamlog に情報が有る場合はHAMLOGの情報を使用、
HAMLOGの情報が無い場合はJTAlertの情報を使用

Auto、Ctry 1st:DX局の場合、国名, QTH(City/Townなど)の順になる
Auto, Addr 1st:DX局の場合、QTH(City/Townなど), 国名 の順になる

・RemarksのMacro追加
Remarksに記載できるマクロが追加されました。
JTLinker3
%name_qrz_com% JTAlertのNAMEが取り込まれます。
%qth_qrz_com%  JTAlert
のQTHが取り込まれます。
%address_qrz_com%  JTAlertのADDRESSが取り込まれます。

上記の画面ではNameとQTHをRemrks2に転送する設定にしています。

・Remarksのリスト数追加
従来、RemaksはList1からList8の8種類でしたが、16種類に増えました。このため、[Remakas Ext]タグが増えました。
JTLinker4
JTLinker5
8個では足りないと言ってる人がいたようです。
私は切り替えて使う事は無いので、どういう使い方をするのか想像がつきません。(笑)

(補足情報)JTAlertのLogging Options設定
JTAlert側でADIFファイルに書き出す情報はLogging Options設定で変ります。
JTLinker6
Log full name returned from  XML lookup:チェックするとフルネームになります。チェックしないとファーストネームのみになります。
Log the full QTH returned from XML lookup: チェックするとフルアドレスになります。チェックしないとCity/Townのみになります。フルアドレスだと長すぎる事があるのでチェックしていませんが、
JTAlertがQRZ.comから情報を取得する際にCounty名が入る事があるようです。
Log Address returned from an XML or previous QSO lookup:チェックするとName+QTHを合わせた情報がADDRSSとしてADIFファイルに出力されます。チェックしないとADDRESSは出力されません。(JTAlert2.51.5ではADRESSを出力すると途中に改行が入るようです。バグだと思いますが、ADRESSは出力しないほうが良いです。

バージョンアップ後のHAMLOGのログです。
JTLinker7
Macroを追加していただいたので、Remarks2にNameとQTHを入れてみました。
ただ、Name、QTH欄に同じ情報があるのでRemarksに入れる必要は無いですね。(^^;

(追記)Nama、QTHの文字数について
DX局のNameが国によってはとても長い場合があります。QTHも長くてHAMLOGのデフォルトの文字数では収まらないものがあります。
このため、私はHAMLOGの環境設定で入力可能な文字数を長くしています。
オプション→環境設定→設定6→入力可能な桁数の変更
JTLinke8


以上、JT_Linkerがまたまた進化しました。
私はNameの転送を相手が国内かDXかでチェックを外したり付けたりしていましたが、忘れて国内局のNameにQRZ.comの情報が入ってローマ字表記になったり、DX局のNameが入らなくなったりしていました。
今後はAuto設定にしておけば自動的にHAMLOG情報があればHAMLOG情報が入り、HAMLOG情報がなければQRZ.com情報が入るので、とても便利です。