[目次]
1. FT8関連ソフト 記事リスト 「ClubLog登録とOQRS手順」を改版しました。
この記事のJTDXとWSJT-Xの説明を変更しました。(WSJT-Xをメインで使うようになった。)
2. 最近の人気記事 先月のアクセス解析情報を反映して入れ替えました。
3. 人気記事ベスト5 先月の人気記事ベスト5です。
私はWSJT-X 3.0.0-rc1 がリリース(2025年9月リリース) されるまでJTDX をメインで使っていましたが、WSJT-Xの使い勝手とデコード性能がJTDXと同等以上になったので、最近はWSJT-Xをメインで使っています。
JTDXではJTDXを同時起動する事で、一台のパソコンに複数無線機を接続して同時に使う事が出来ます。この記事では3台の無線機を同時または切り替えて使えるようにしています。
(WSJT-Xによる運用)
WSJT-X 3.0.0-rc1 がリリース(2025年9月リリース) されてからWSJT-Xをメインで使うようになりました。
ただし、記事はまだWSJT-X 2.7.0 の内容です。GA版が出たら改版する予定です。
WSJT-Xはコンフィグレーション機能から複数無線機を切換えて使う事が出来ます。この記事では、IC-7300の環境にIC-9700の環境を追加するやり方で設定しています。
(サポートソフト1)
同時に使うと便利なソフトです。
Turbo HAMLOGの「JT-Get's機能」でJTDXやWSJT-XからHAMLOGに交信ログを転送する事が出来ます。JT-Get'sを使えば、JT_Linkerを使わず同時に動かすソフトを減らしてシンプルな構成に出来ます。最少構成はJTDXまたはWSJT-X、Turbo HAMLOG、BktTimeSyncの3つです。
JT_LinkerはJTDXやWSJT-XからHAMLOGに交信ログを転送します。更に、JT_LinkerではeQSL、LoTW、ClubLogなどのオンラインログへログの自動送信を行えます。オンラインログを使う方はJT-Get'sではなくJT_Linkerを使うと便利です。
JTAlertはJTDXやWSJT-Xを補完するソフトで、受信コールサインに交信済み、LoTW、eQSLユーザーかなどの情報を付加して表示してくれます。更にDXCCの未交信エンティティ局がいるとALERT表示(色、音)するなど、多くの便利な機能があります。
BktTimeSyncはパソコンの時計をネットワーク上のNTPサーバーに合わせてくれます。
FT8通信ではパソコン内蔵時計のずれが大きいと通信できませんが、Windowsの時刻合わせ機能では、徐々にずれる事が多いので時刻合わせソフトは必須です。
(サポートソフト2)
必要に応じて使っている関連ソフトです。
ADIF MasterはADIFファイルの表示、編集を行えるソフトです。HAMLOGから出力したADIFファイルに規格外データーがある場合、ADIF Masterを通す事で規格外データーを取り除けます。
HAMLOGのログとWSJT-X、JTDXのADIFファイルを一致させるために使っています。
thw2LogBook_sはJT_Linkerと同様にオンラインログにログを自動送信しますが、HAMLOGのログから自動送信するのでSSB、CWなどFT8以外の通信モードのログも自動送信できます。私はHAMLOGで指定したログを自動送信する「随時転送モード」をよく使っています。
LoTW2ThwはLoTWのコンファーム情報をHAMLOGのQSL欄に自動的に転記するソフトです。毎月月初のQSLカードの発行作業時(参照:QSLカード印刷メモ)に使っています。
eQSL2ThwはeQSL.ccのコンファーム情報をHAMLOGのQSL欄に自動的に転記するソフトです。毎月月初のQSLカードの発行作業時(参照:)に使っています。
(オンラインログ)
FT8の交信ではオンラインログが良く使われます。ソフトでは無いですがオンラインログのユーザ登録と使い方についての記事です。
eQSL.ccはオンラインQSLカードシステムです。紙QSLカードのやり取りはなるべく減らして、電子QSLカードを使う方が多いです。eQSLの利用をお勧めします。
LoTWはARRLの公式オンラインログで、DX局はeQSLよりLoTWを使っている局が多いです。LoTWにログを上げて、相手もログを上げるとコンファーム状態になります。LoTWでDXCCアワードの申請が行えます。
DX局はQRZ.comで交信相手がBURO経由でカードを送れるかなどの情報を見る人が多いです。QRZ.comに登録して、自局情報を書いておくと良いです。
ClubLogはDXペデションでのコンファーム確認に使われる事が多いです。QSLカードの請求にOQRS(Online QSL Requests System)が必要な場合も多いので、DXCCを狙う方は登録して利用したほうが良いです。
改版
hQSL(HAMLOG E-Mail QSL) はHAMLOGユーザー向けの電子QSL交換ソフトです。オンラインログではなく、電子メールを使ってQSL画像を交換しますがオンラインログとして記載しておきます。
最近JARLのQSLカード転送遅延がひどいので、hQSLを使い始める方が増えています。
(特記)アマチュア無線カテゴリーでは無いですが、3か月連続でFlyby11の記事が全体で1位です。徐々にPV数が減っているので、そろそろ1位交替になると思いますが...
当月
当月
当月
当月
当月
当月
当月
3. 人気記事ベスト5
先月の人気記事ベスト5を載せておきます。
1. Flyby11 でWindows10パソコンをWindow11化
2. IC-7300+WSJT-XでFT8運用開始
3. JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定
4. WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上
5. hQSLのインストールと使い方
(おまけ)この記事のサムネイル画像用に私のシャックの写真を置いておきます。

1. FT8関連ソフト 記事リスト 「ClubLog登録とOQRS手順」を改版しました。
この記事のJTDXとWSJT-Xの説明を変更しました。(WSJT-Xをメインで使うようになった。)
2. 最近の人気記事 先月のアクセス解析情報を反映して入れ替えました。
3. 人気記事ベスト5 先月の人気記事ベスト5です。
1. FT8関連ソフト 記事リスト
(JTDXによる運用)私はWSJT-X 3.0.0-rc1 がリリース(2025年9月リリース) されるまでJTDX をメインで使っていましたが、WSJT-Xの使い勝手とデコード性能がJTDXと同等以上になったので、最近はWSJT-Xをメインで使っています。
JTDXではJTDXを同時起動する事で、一台のパソコンに複数無線機を接続して同時に使う事が出来ます。この記事では3台の無線機を同時または切り替えて使えるようにしています。
(WSJT-Xによる運用)
WSJT-X 3.0.0-rc1 がリリース(2025年9月リリース) されてからWSJT-Xをメインで使うようになりました。
ただし、記事はまだWSJT-X 2.7.0 の内容です。GA版が出たら改版する予定です。
WSJT-Xはコンフィグレーション機能から複数無線機を切換えて使う事が出来ます。この記事では、IC-7300の環境にIC-9700の環境を追加するやり方で設定しています。
(サポートソフト1)
同時に使うと便利なソフトです。
Turbo HAMLOGの「JT-Get's機能」でJTDXやWSJT-XからHAMLOGに交信ログを転送する事が出来ます。JT-Get'sを使えば、JT_Linkerを使わず同時に動かすソフトを減らしてシンプルな構成に出来ます。最少構成はJTDXまたはWSJT-X、Turbo HAMLOG、BktTimeSyncの3つです。
JT_LinkerはJTDXやWSJT-XからHAMLOGに交信ログを転送します。更に、JT_LinkerではeQSL、LoTW、ClubLogなどのオンラインログへログの自動送信を行えます。オンラインログを使う方はJT-Get'sではなくJT_Linkerを使うと便利です。
JTAlertはJTDXやWSJT-Xを補完するソフトで、受信コールサインに交信済み、LoTW、eQSLユーザーかなどの情報を付加して表示してくれます。更にDXCCの未交信エンティティ局がいるとALERT表示(色、音)するなど、多くの便利な機能があります。
BktTimeSyncはパソコンの時計をネットワーク上のNTPサーバーに合わせてくれます。
FT8通信ではパソコン内蔵時計のずれが大きいと通信できませんが、Windowsの時刻合わせ機能では、徐々にずれる事が多いので時刻合わせソフトは必須です。
(サポートソフト2)
必要に応じて使っている関連ソフトです。
ADIF MasterはADIFファイルの表示、編集を行えるソフトです。HAMLOGから出力したADIFファイルに規格外データーがある場合、ADIF Masterを通す事で規格外データーを取り除けます。
HAMLOGのログとWSJT-X、JTDXのADIFファイルを一致させるために使っています。
thw2LogBook_sはJT_Linkerと同様にオンラインログにログを自動送信しますが、HAMLOGのログから自動送信するのでSSB、CWなどFT8以外の通信モードのログも自動送信できます。私はHAMLOGで指定したログを自動送信する「随時転送モード」をよく使っています。
LoTW2ThwはLoTWのコンファーム情報をHAMLOGのQSL欄に自動的に転記するソフトです。毎月月初のQSLカードの発行作業時(参照:QSLカード印刷メモ)に使っています。
eQSL2ThwはeQSL.ccのコンファーム情報をHAMLOGのQSL欄に自動的に転記するソフトです。毎月月初のQSLカードの発行作業時(参照:)に使っています。
(オンラインログ)
FT8の交信ではオンラインログが良く使われます。ソフトでは無いですがオンラインログのユーザ登録と使い方についての記事です。
eQSL.ccはオンラインQSLカードシステムです。紙QSLカードのやり取りはなるべく減らして、電子QSLカードを使う方が多いです。eQSLの利用をお勧めします。
LoTWはARRLの公式オンラインログで、DX局はeQSLよりLoTWを使っている局が多いです。LoTWにログを上げて、相手もログを上げるとコンファーム状態になります。LoTWでDXCCアワードの申請が行えます。
DX局はQRZ.comで交信相手がBURO経由でカードを送れるかなどの情報を見る人が多いです。QRZ.comに登録して、自局情報を書いておくと良いです。
ClubLogはDXペデションでのコンファーム確認に使われる事が多いです。QSLカードの請求にOQRS(Online QSL Requests System)が必要な場合も多いので、DXCCを狙う方は登録して利用したほうが良いです。
改版
hQSL(HAMLOG E-Mail QSL) はHAMLOGユーザー向けの電子QSL交換ソフトです。オンラインログではなく、電子メールを使ってQSL画像を交換しますがオンラインログとして記載しておきます。
最近JARLのQSLカード転送遅延がひどいので、hQSLを使い始める方が増えています。
2. 最近の人気記事
先月の「アマチュア無線」カテゴリの人気記事(上記であげていないもの)で、アクセスの多い順です。先月書いた記事には当月マークを付けてあります。(特記)アマチュア無線カテゴリーでは無いですが、3か月連続でFlyby11の記事が全体で1位です。徐々にPV数が減っているので、そろそろ1位交替になると思いますが...
当月
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3. 人気記事ベスト5
1. Flyby11 でWindows10パソコンをWindow11化
2. IC-7300+WSJT-XでFT8運用開始
3. JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定
4. WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上
5. hQSLのインストールと使い方
(おまけ)この記事のサムネイル画像用に私のシャックの写真を置いておきます。

コメント
コメント一覧 (47)
現在MSHVを入れてから各ソフトの連携が崩れてしまいOSからの再インストールをやっておりますので手探りながらやっていた設定を見直す際に大変参考になります。ありがとうございます。
JA4JOE
が
しました
記事の中ではaudio16bit版を選ばれていましたが32bit版はまだ早いでしょうか
JA4JOE
が
しました
直しながら段々と仕様がわかって行きますね。人生勉強です。
JA4JOE
が
しました
eQSL.cc 側 の Archive に 項目 Date/Time が追加されたので各項目の内容にずれが発生したようです。
https://ja2bqxota.apage.jp/#id296420
JA2BQXさんの修正を待ちたいと思います。
JA4JOE
が
しました
念のためWSJT-Xで送信したらパワーは出ました。
バージョンはv2.2.159で 再度更新しましたが変わりません。
原因が不明です。
何かわかればごよろしくお願いします。。
JA4JOE
が
しました
ありがとうございます。
これから確認します。
今後ともよろしくお願いします。
JA4JOE
が
しました
いつもお世話になっております。
今まではJTDXのみでしたが、今回WSJT-xがだいぶ変わったことから、使い分けをを試みています。
WSJt-x V2.7.1 devel版
JTDXと同じようにマウスクリックのみで周波数変更が出来るようになったり、PWRやSWRが
表示されるようになったり、無線機設定のところでHamlibが設定出来たり等々。。。。
そこで質問です。
JTDXとWSJT-Xを使用する場合、JTAlertの細部設定をJTDX用・WSJT-X用とすることは可能なの
でしょうか?。
現状では、JTDX用に合わせると、WSJT-X を起動した場合には再度大きさの調整が必要です。
JTDX,WSJT-Xを切り替えても、そのまま使えるような設定の方法はないのでしょうか?
よろしくお願いします。
JA4JOE
が
しました
その都度JTAlertの大きさを調整すればすむことなのですが、何かあればと思った次第です。
JTDXとWSJT-Xの大きさを合わせるのも一方法ですね。
ありがとうございました。
https://sourceforge.net/projects/wsjt-x-improved/files/WSJT-X_v2.7.1/
ここにありました。
JTDXuserからすると使い勝手が良くなっています。
参考までに。
JA4JOE
が
しました
JT_Linkerを使いClubLogへ転送したいのですが、”アップロードエラー”で送れません。
どこをかえればいいのかご教授ください。
JA4JOE
が
しました
お世話になります。
ログウインドウが交信終了後に出ない現象は、JTDX.iniをリネームして再設定しましたが、状況は変わりませんでした。こちらから呼び出した場合はウインドウが出る場合が多いですが、呼ばれて自動応答した場合は出ることがないようです。取り急ぎご報告させていただきます。
JA4JOE
が
しました
JA4JOE
が
しました
もしよろしければ、作成している資料をお送りして目を通していただくこともお願いできますととてもありがたいです。いきなりで、かつ大変不躾な相談で大変申し訳ありません。何卒よろしくお願いいたします。
JA4JOE
が
しました
貴局の「WSJT-X複数リグ接続 切替え IC9700追加」を実行する場合USBドライバーは7300か705の片方の物を使用する事になるのでしょうか?又、複数リグをつなぐ場合はJTDXの方が良いのでしょうか?
JA4JOE
が
しました
ローカル記事を含め参考にさせていただいております。
今更ながらの質問で恐縮ですが、
MSHVの交信の最後に73が必要かということです。
JK1KSBさんのCQ誌別冊のFT8運用マニュアルではMSHVに73は必要、最後の73を送らないとログインされない場合がある。
と解説されています。
最近ペディション等でもF/HではなくMSHVを使用する局が見受けられます。
最近のWSJT-Ximproved版では、MSHVでRR73と他局のレポートが一緒になった応答が返ってくると73を送信せずに一連の交信が終了してしまいます。
JAの多くの局は73を返しておりますので73は必要なのかと、あわてて、73のあるTX4を選択し送信許可をクリックして73を送信している状態です。
リアルライブストリームのある場合チェックをすると73を送信しなくてもログインされているようです。
MSHVでRR73を受信した後73を送信する必要があるかどうかよろしくお願いいたします。
JA4JOE
が
しました
早速の回答ありがとうございました。
今後はMSHVペディション局からのRR73受信で交信完了とします。
これでRR73受信後に73送信をどうしようというもやもやがなくなりすっきりしました。
ありがとうございました。
農作業の記事も定年後庭の隅で始めた野菜作りに役立っています。
今後もよろしくお願いいたします。
JA4JOE
が
しました
HAMLOGへの転送について教えてください。
使用ソフト。
Windows10、wsjt-xv2.6.1、JTAlertv2 2.80.4、HAMLOG5.46a、LT_Linker 2024.09.26bです。
HAMLOGに転送は上手くされているのですが、Remarks1 2に転送されるデータは、どのソフトからのデータでしょうか?
JA4JOE
が
しました
いつも拝見させて貰ってます。
以前から同じステップでeQSLにuploadしていますが・・・。
1,HAMLOG検索条件なしで10局程adiを作ると”出力が終了(ADIF=10件)”ここまではOK
2,eQSLにuploadすると”ゼロ件”表示
3,試しにHAMLOG内wsjt_xlog.adiを見ると10局中最初の局だけが入っています(出力先のパスはOK)
4,ADIFmasterを以前から使っています
5,HAMLOGを再instしてadiファイル内を見ても1局表示
心当たりになる変化点は無いとおもいますが、ご多忙中とは存じますがアドバイス等ありましたら宜しくお願い致します。
乱筆乱文ご容赦
小松
JA4JOE
が
しました
早速に回答有難うございました。
もう一度回答頂いた内容更に、試してみたい所など挑戦してみます。
困った時はまたお願いいたしますhi。
有難うございました。
小松
JA4JOE
が
しました
JA4JOE
が
しました
今年やっと本格的にFT-8から関連ソフトやハムログの設定に取り組み、ブログの記事を教科書のように参考にさせて頂いております。
何度も読み返して失敗しながらも設定を繰り返し、自宅用のPCと移動用のコールサインの設定も出来まして、FT-8でのPOTAでハンターとアクティベーターを楽しめるまでになりました。
防府は、広島に勤務していた頃によく訪れていました。気候が穏やかで住みやすそうな環境だなあと記憶しています。今度はPOTA活をかねてまた山口県を訪れてみたいですね。
これからもブログ楽しみに拝読させて頂きます。よろしくお願い致します。
JA4JOE
が
しました
(お願い)質問はメールではなく、コメントでお願いします。