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(2023年5月28日)HAMLOGのJT-Get'sが改版されたので新しい記事を書きました。今後は新しい記事を見てください。
昨年11月の「WSJT-X/JTDXとHAMLOGの連携(改版4)」の改版記事です。
最近、古い記事の見直しをしていますが、HAMLOGのJT-Get's機能も機能追加があるので改版します。
旧記事のVer5.35aから現在のVer5.37までの主な追加機能は以下のようなものです。
・WSJT-X用ALL.TXT分割機能を追加。
・JT-Get'sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加
大きな変更はありませんが、内容の見直し追加と変更がある画面の差替えをしておきます。また、JT-Get'sというキーワードの認知度が上がってきたので、タイトルにJT-Get'sを入れました。
(ここから本文)
Turbo HAMLOGのJT-Get's機能を使うとWSJT-XやJTDXの交信結果を入力ウインドウに自動転送する事が出来ます。
この機能を使えばJT_Linkerなどのログ転送ソフトを使わなくても済むので、同時に使うソフトを減らせてシンプルな構成に出来ます。 以下、設定と使い方です。
HAMLOGを起動してJT-Get's画面を表示します。
オプション-->JT-Get's
最初はWSJT-XのALL.TXTののあるフォルダーが表示されます。
WSJT-Xの場合はこのままALL.TXTを選べばJT-Get's画面が開いてWSJT-XのALL.TXTが表示されます。
WSJT-XのALL.TXTが表示されない場合は、ファイルメニューからWSJT-XのALL.TXTを指定して開いてください。
ファイル-->WSJT-X~ALL.txtを開く
(2023年1月7日追記)(注)WSJT-X 2.6.0からALL.TXTを自動的に分割する機能が追加されました。分割機能を使うとJT-Get'sが動作しないので分割機能は使わないでください。
参考:ALL.TXTに書き込むための新しいオプション
JTDXの場合はJTDXのALL.TXTを表示するようにします。
JTDXの場合はALL.TXTの候補フォルダー画面でファイルを指定せずに[キャンセル]で進んでJT-Get's画面を表示します。
ファイル-->JTDX~ALL.txtを開く
JTDXの最新のALL.TXTを指定します。
JTDXのALL.TXTは毎月「年月_ALL.TXT」名で新しいALL.TXTが作られるので、今月のALL.TXTを指定してください。
JTDXの場合、JT-Get's機能では月が替わると自動的に最新のALL.TXTが開きます。
(JTDX側の設定)JTDXを使う場合、JTDX側の設定でALL.TXTへのレコーディングを停止していると受信メッセージが表示されないので設定を確認しておいてください。
ファイル→設定→レポーティング ALL.TXTのレコーディング [デコードしたメッセージ]をチェック
これで、JT-Get's画面に JTDX(WSJT-X)の受信メッセージがリアルタイムに表示されるようになります。
JT-Get's画面ではHAMLOGユーザーかどうかがUser列に表示されています。HAMLOGユーザーならメッセージをダブルクリックすると送信局がHAMLOGの入力ウインドウに転送されるのでHAMLOGの情報を見る事が出来ます。
メッセージの色はデフォルトではCQメッセージが緑色、自局宛メッセージが橙色で表示されます。
次にJT-Get's画面で、ログの自動転送の設定を行います。
表示-->表示モードとリンク設定
[交信結果を入力ウィンドウへ転送する] をチェックします。

他の設定はデフォルトで良いと思いますが、私は上記画面の設定にしています。
[表示モードとリンク設定] Before欄に表示するモードをカンマで区切って複数指定します。空欄にすると全モードを表示します。 空欄にしました。
[特定局を選択ー3] 指定したコールを色付きで表示します。デフォルトは黄色です。カンマで区切って複数書けます。
[B4表示の重複なし] 同一バンド・モードで複数回交信していても1個だけの表示になります。重複無しにしました。
[行番号非表示] 行番号は必要無いので非表示にしました。
[B4表示の最大数] 最小が5です。
[交信時刻はTime_offを転送] 交信開始時刻に替えて交信終了時刻を転送します。
[時刻同期] 移動時などネットワークからの時刻同期が出来ない時に他局の時刻に同期することが出来ます。
[kHz未満をカットして転送] 他に、[周波数を全桁転送]、[周波数を転送しない]が選べます。
[入力ウィンドウに転送のみ] 他に、[QSOデータ登録確認有り]、[即QSOデータを登録]が選べます。[QSOデータ登録確認有り]にしました。
[色設定] メッセージの種類ごとに色を設定できます。
CQメッセージ[B4]をグレー、CQメッセージ[1st]をピンク、自局宛メッセージを赤にしました。(以下の説明では変更後の色で説明しています。)
[戻る]で設定終了です。
以上で、JTDX(WSJT-X)のログがHAMLOGへ自動転送されるようになります。
行番号表示なしにしたので、行番号は表示されません。また、UTC列の幅を調整して時分表示だけにしてBeforer列を広げました。
Shiftキーを押しながらJT-Get's画面を表示すると次回からALL.TXT画面が自動起動します。
(ALL.TXTの自動起動をやめるには再度Shiftキーを押しながらJT-Get's画面を表示します。)
JTDX(WSJT-X) で交信が終わって、LOG確認画面で[OK]を押すとHAMLOGの入力ウインドウに自動転送されます。
(JT-Get'sはJTDX/WSJT-Xのwsjtx.logを監視してログが書き込まれると、HAMLOGに転送します。)

[はい] でHAMLOGのログに書き込まれます。
以上でJT-Get's機能を使ったJTDX(WSJT-X) とHAMLOGの連携が出来るようになりました。

Band表示状態では7FT8(*)のように、HAMLOGのQSL欄の3文字目が表示されるのでQSL受領かどうかが分かります。CQのみ+Band表示にするとバンドNew局のCQもピンク表示(私の色設定)されるので便利です。

・グリッドロケーター計算機能
Googleマップの緯度経度からグリッドロケーターを計算できます。
参照:
・ALL.TXT分割機能
WSJT-X用の機能です。WSJT-Xでは運用開始時からALL.TXTが蓄積されていくので時間とともに大きなファイルになります。
一方、JTDXでは月が変ると新しいファイルを作るので肥大化する事はなく過去のデコード情報を参照するのも楽です。
ALL.TXT分割機能はJT-Get'sの[ファイル]の中にあります。実行するとWSJT-XのALL.TXTが月毎に分割されます。
ファイル→ALL.TXTを月ごとに分割する
JT-Get'sのその他の機能はHAMLOGのヘルプを参照してください。
以上、JT-Get'sを使うとJT_Linkerなどの別ソフトを使わなくてもJTDX(またはWSJT-X)とHAMLOGだけインストールしておけばHAMLOGへログの自動転送ができるので、とてもシンプルになります。
(参考)私の場合
私はWSJT-XとJTDXを切り替えて使っていて、JTDXはIC-7000M、IC-7300M、IC-9700の3つのJTDXを同時起動できるようにしています。
このため、ALL.TXTとwsjtx.logが4つのフォルダーにあり、HAMLOGのJT-Get's機能を使うのは難しいです。それと、JT_Linkerの方が高機能なのでJT-Get'sは使わずJT_Linkerを使っています。
FT8を始めるお手伝いをする際など、WSJT-X、JTDXのいずれか一つのみを使ってリグも一台だけの方には、シンプルなJT-Get's機能の利用をお勧めしています。
また、記事が増殖してしまいました。(笑)
(2023年5月28日)HAMLOGのJT-Get'sが改版されたので新しい記事を書きました。今後は新しい記事を見てください。
昨年11月の「WSJT-X/JTDXとHAMLOGの連携(改版4)」の改版記事です。
最近、古い記事の見直しをしていますが、HAMLOGのJT-Get's機能も機能追加があるので改版します。
旧記事のVer5.35aから現在のVer5.37までの主な追加機能は以下のようなものです。
・WSJT-X用ALL.TXT分割機能を追加。
・JT-Get'sの設定画面に「特定局を選択-3」を追加
大きな変更はありませんが、内容の見直し追加と変更がある画面の差替えをしておきます。また、JT-Get'sというキーワードの認知度が上がってきたので、タイトルにJT-Get'sを入れました。
(ここから本文)
Turbo HAMLOGのJT-Get's機能を使うとWSJT-XやJTDXの交信結果を入力ウインドウに自動転送する事が出来ます。
この機能を使えばJT_Linkerなどのログ転送ソフトを使わなくても済むので、同時に使うソフトを減らせてシンプルな構成に出来ます。 以下、設定と使い方です。
1. HAMLOGの設定
HAMLOGを起動してJT-Get's画面を表示します。オプション-->JT-Get's
最初はWSJT-XのALL.TXTののあるフォルダーが表示されます。
WSJT-Xの場合はこのままALL.TXTを選べばJT-Get's画面が開いてWSJT-XのALL.TXTが表示されます。
WSJT-XのALL.TXTが表示されない場合は、ファイルメニューからWSJT-XのALL.TXTを指定して開いてください。
ファイル-->WSJT-X~ALL.txtを開く
(2023年1月7日追記)(注)WSJT-X 2.6.0からALL.TXTを自動的に分割する機能が追加されました。分割機能を使うとJT-Get'sが動作しないので分割機能は使わないでください。
参考:ALL.TXTに書き込むための新しいオプション
JTDXの場合はJTDXのALL.TXTを表示するようにします。
JTDXの場合はALL.TXTの候補フォルダー画面でファイルを指定せずに[キャンセル]で進んでJT-Get's画面を表示します。
ファイル-->JTDX~ALL.txtを開く
JTDXの最新のALL.TXTを指定します。
JTDXのALL.TXTは毎月「年月_ALL.TXT」名で新しいALL.TXTが作られるので、今月のALL.TXTを指定してください。
JTDXの場合、JT-Get's機能では月が替わると自動的に最新のALL.TXTが開きます。
(JTDX側の設定)JTDXを使う場合、JTDX側の設定でALL.TXTへのレコーディングを停止していると受信メッセージが表示されないので設定を確認しておいてください。
ファイル→設定→レポーティング ALL.TXTのレコーディング [デコードしたメッセージ]をチェック
これで、JT-Get's画面に JTDX(WSJT-X)の受信メッセージがリアルタイムに表示されるようになります。
JT-Get's画面ではHAMLOGユーザーかどうかがUser列に表示されています。HAMLOGユーザーならメッセージをダブルクリックすると送信局がHAMLOGの入力ウインドウに転送されるのでHAMLOGの情報を見る事が出来ます。
メッセージの色はデフォルトではCQメッセージが緑色、自局宛メッセージが橙色で表示されます。
次にJT-Get's画面で、ログの自動転送の設定を行います。
表示-->表示モードとリンク設定
[交信結果を入力ウィンドウへ転送する] をチェックします。

他の設定はデフォルトで良いと思いますが、私は上記画面の設定にしています。
[表示モードとリンク設定] Before欄に表示するモードをカンマで区切って複数指定します。空欄にすると全モードを表示します。 空欄にしました。
[特定局を選択ー3] 指定したコールを色付きで表示します。デフォルトは黄色です。カンマで区切って複数書けます。
[B4表示の重複なし] 同一バンド・モードで複数回交信していても1個だけの表示になります。重複無しにしました。
[行番号非表示] 行番号は必要無いので非表示にしました。
[B4表示の最大数] 最小が5です。
[交信時刻はTime_offを転送] 交信開始時刻に替えて交信終了時刻を転送します。
[時刻同期] 移動時などネットワークからの時刻同期が出来ない時に他局の時刻に同期することが出来ます。
[kHz未満をカットして転送] 他に、[周波数を全桁転送]、[周波数を転送しない]が選べます。
[入力ウィンドウに転送のみ] 他に、[QSOデータ登録確認有り]、[即QSOデータを登録]が選べます。[QSOデータ登録確認有り]にしました。
[色設定] メッセージの種類ごとに色を設定できます。
CQメッセージ[B4]をグレー、CQメッセージ[1st]をピンク、自局宛メッセージを赤にしました。(以下の説明では変更後の色で説明しています。)
[戻る]で設定終了です。
以上で、JTDX(WSJT-X)のログがHAMLOGへ自動転送されるようになります。
行番号表示なしにしたので、行番号は表示されません。また、UTC列の幅を調整して時分表示だけにしてBeforer列を広げました。
[Before]の列にはHAMLOGの交信履歴から交信済み局の交信済Band+Modeを表示します。
[User]の列にはHAMLOGユーザーリスト登録局であればuser、HAMLOG E-Mail QSL登録局であればhQSLを表示します。
(参考)JT-Get's画面のメッセージ表示はJTDX/WSJT-X側の表示とほぼ同じなのでJT-Get's画面を最小化して使う方もいるようです。ログの転送のみなら最少化して使うのも良いかも知れません。
最少化するとデスクトップ左下にJT-Get'sが表示されるので、ここから元の大きさに戻せます。

(参考)JT-Get's画面のメッセージ表示はJTDX/WSJT-X側の表示とほぼ同じなのでJT-Get's画面を最小化して使う方もいるようです。ログの転送のみなら最少化して使うのも良いかも知れません。
最少化するとデスクトップ左下にJT-Get'sが表示されるので、ここから元の大きさに戻せます。

2. 使い方
JTDX(WSJT-X)とHAMLOGを起動します。
HAMLOGはJT-Get's画面を表示した状態で動かしておきます。Shiftキーを押しながらJT-Get's画面を表示すると次回からALL.TXT画面が自動起動します。
(ALL.TXTの自動起動をやめるには再度Shiftキーを押しながらJT-Get's画面を表示します。)
JTDX(WSJT-X) で交信が終わって、LOG確認画面で[OK]を押すとHAMLOGの入力ウインドウに自動転送されます。
(JT-Get'sはJTDX/WSJT-Xのwsjtx.logを監視してログが書き込まれると、HAMLOGに転送します。)

[はい] でHAMLOGのログに書き込まれます。
以上でJT-Get's機能を使ったJTDX(WSJT-X) とHAMLOGの連携が出来るようになりました。
3. 便利な機能
以下にJT-Get'sの便利な機能を書いておきます。
・特定局を選択
JT-Get'sのツールバーの[表示]の[特定局を選択]で指定局のdB/DT/Freqセルを色付きで表示します。
「特定局を選択-1」と「特定局を選択-2」の2種類が使え、それぞれF3、F4のファンクションキーに割り当てられています。注目したい局のメッセージを選択してF3、F4 を押すと色付き(それぞれ、青とピンク)で表示されるようになります。
Shiftキーを押しながらメニューをクリックすると解除されます。
以下はPV200BRを選択した状態です。

・CQのみ、Bandのみ表示機能

・CQのみ、Bandのみ表示機能
JT-Get'sのツールバーの[CQのみ]でCQメッセージだけが表示されるようになります。
[Band] で現在のバンドのみのBefore(交信済みかどうか)が表示されます

Band表示状態では7FT8(*)のように、HAMLOGのQSL欄の3文字目が表示されるのでQSL受領かどうかが分かります。CQのみ+Band表示にするとバンドNew局のCQもピンク表示(私の色設定)されるので便利です。
・Freq表示機能
[Freq] で、選択した周波数のメッセージのみを表示します。
注目したい局のメッセージを選択して [Freq] をクリックすると、その局の周波数(Freq=DF)の±5Hzの範囲の局だけが表示されます。移動局が最後にJCCコード送ってくるような場面で使うと便利です。

・グリッドロケーター計算機能
Googleマップの緯度経度からグリッドロケーターを計算できます。
参照:
・ALL.TXT分割機能
WSJT-X用の機能です。WSJT-Xでは運用開始時からALL.TXTが蓄積されていくので時間とともに大きなファイルになります。
一方、JTDXでは月が変ると新しいファイルを作るので肥大化する事はなく過去のデコード情報を参照するのも楽です。
ALL.TXT分割機能はJT-Get'sの[ファイル]の中にあります。実行するとWSJT-XのALL.TXTが月毎に分割されます。
ファイル→ALL.TXTを月ごとに分割する
JT-Get'sのその他の機能はHAMLOGのヘルプを参照してください。
HAMLOGのメイン画面から、ヘルプ→目次とキーワード→オプション→Get'sシリーズ→JT-Get'sで見る事が出来ます。
以上、JT-Get'sを使うとJT_Linkerなどの別ソフトを使わなくてもJTDX(またはWSJT-X)とHAMLOGだけインストールしておけばHAMLOGへログの自動転送ができるので、とてもシンプルになります。
(参考)私の場合
私はWSJT-XとJTDXを切り替えて使っていて、JTDXはIC-7000M、IC-7300M、IC-9700の3つのJTDXを同時起動できるようにしています。
このため、ALL.TXTとwsjtx.logが4つのフォルダーにあり、HAMLOGのJT-Get's機能を使うのは難しいです。それと、JT_Linkerの方が高機能なのでJT-Get'sは使わずJT_Linkerを使っています。
FT8を始めるお手伝いをする際など、WSJT-X、JTDXのいずれか一つのみを使ってリグも一台だけの方には、シンプルなJT-Get's機能の利用をお勧めしています。
また、記事が増殖してしまいました。(笑)
コメント
コメント一覧 (18)
JA4JOE
が
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とても参考になるブログです。JTDXの時間があってないので、どうすればいいのかも不明です。ブログの全てをプリントアウトして勉強したいと思います。 JE3OAC /兵庫県三田市/鳥村(鳥村)
JA4JOE
が
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JA4JOE
が
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JA4JOE
が
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JA4JOE
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