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2023年8月31日 改版記事を書いたので新し記事を見てください。古い記事も残しておきます。
WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上(改版4)


昨年8月に書いた「WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上(改版2)」の改版記事です。
一年以上ぶりの改版ですが、その間にバージョンが 2.50.4 から 2.60.2 に上がっています。
JTAlertは細かい改良が続けられていて、現在も月1回程度バージョンアップされています。
前回記事以降の主な変更は以下です。
・JTAlert 2.51.0  パーシステント表示  JTAlert 2.51.0 バージョンアップ
・JTAlert 2.60.0 NET 6 デスクトップ ランタイムが必須化
キャプチャ画像の差替えと新機能の説明追加をしました。また、Messaging ウィンドウの説明を追加しました。

(2022年12月24日 )
JTAlert 2.60.3 対応でCallsignsウィンドウの各パネルの設定画面を差替え
(2023年2月10日)
 JTAlert 2.60.5 対応で Alerts/Alers Priority設定画面差替え、"Decodes : CQ Alerted" ビュー タイプを追加
(2023年5月30日)
JTAlert 2.60.7 対応でCallsignsウィンドウの [Badges & Borders]、Contextメニューの画面を差替え

(2023年6月21日)
JTAlert 2.60.8 対応でCallsignsウィンドウの設定の関連画面を差替え

(2023年7月25日)
JTAlert 2.60.9 対応でLogging設定の画面を差替え

(ここから本文です。)
JTAlertを使う事で以下が出来るようになります。
① オンエア局が同一モード同一バンドで交信済みかどうかを表示(B4表示)してくれる。
② CQを出している局が初モードまたは初バンドの場合は色分けと音声で知らせてくれる。
③ 交信中、受信文に自分のコールがあるとチャイムで知らせてくれる。
④ オンエア局がeQSL.cc、LoTWのユーザーかどうかを表示
⑤ 相手局のQRZ.comの登録情報(Name,QTH)を表示、JT_Linkerを使えばHAMLOGに転送できる。
⑥ eQSL.ccなどのオンラインログへログ自動発行(QRZ.com、HRDlog.net、HamQTH、eQSL.cc、Clublog.orgに対応)
⑦ 強力なAlert機能があり、Wanted DXCC、Wanted US State などを設定しておくと色分と音声で知らせてくれる。

JTDXを使えば、JTDX単独でほぼ同じ事が出来ますが、④ eQSLユーザーの表示と、⑤ 相手局のQRZ.comの登録情報(Name,QTH)の表示は出来ません。
また、⑦のDXCCの未交信エンティティ局やWASの未交信州の局をAlert表示(色や音)で教えてくれる機能はDXCCやWASを狙っている方には強力なツールになります。
Alert表示を自分に合わせてカスタマイズ出来るので、うまく使うと、とても便利なソフトであることは間違いないと思います。(そのぶん、設定項目が多すぎて使いこなすのが大変です。(^^;)
なお、JT_LinkerがeQSL.cc、LoTW、ClubLogへの自動アップロードをサポートしているので、私は eQSL.ccへの電子QSLカード自動発行はJT_Linkerを使っています。

前置きが長くなりましたが、ここからJTAlertの導入です。
説明はeQSL.cc、QRZ.comへの登録が終わっている前提で書いています。
eQSL.cc、QRZ.comに関する設定は後からでも出来ますので、未登録の方はとりあえず関連する設定をしないでJTAlertの設定を進めてください。

なお、eQSL.cc、QRZ.com、LoTWへの登録は以下の記事を参考にしてください。
・eQSL.cc  FT8運用環境向上 eQSL登録
・QRZ.com FT8運用環境向上 QRZ.com登録
・LoTW   FT8運用環境向上 LoTW登録


1. JTAlertインストール

(1) .NET 6 Desktop Runtimeのインストール
2.60.0以降のJTAlertでは .NET 6 Desktop Runtime が必要です。WIndowsの設定で「アプリと機能」を表示してMicrosoft Windows Desktop Runtime-6.x.xxがインストールされている事を確認します。
JTAlert2
インストールされていなければhttp://hamapps.com/のページトップのリンクから windowsdesktop-runtime-6.x.xx-win-xzz.exe をダウンロードします。x64とx86があるので自分のパソコンに合ったものをダウンロードしてください。
JTAlert3
ダウンロードしたexeファイルを実行してインストールします。

(2) JTAlertのダウンロード
JTAlertを以下からダウンロードします。
http://hamapps.com/ Download JTAlert [Click Here] をクリックします。
JTAlert1.png
JTAlertをダウンロードします。JTAlertの現時点のバージョンは JTAlert 2.60.2でした。
JTAlert1
(3) 関連ファイルのダウンロード
同時に以下の Fileもダウンロードしておきます。
・JTAlert Voiced Alert Sound Files 
 日本語もありますが、私はEnglish (UK) Male + Femaleをダウンロードして、Famale voice をインストールして使っています。好みでどうぞ。(^^;
(HamApps Callsign DatabaseはJTAlertに同梱されていて自動的にインストールされます。)

(4) JTAlertのインストール
ダウンロードした JTAlert.2.xx.x.Install.exeを実行してJTDXをインストールします。
最初にライセンス確認とインストール先確認があります。インストール先はデフォルトのままにしました。
JTAlert4
メニューフォルダーもデフォルトのままにしました。
JTAlert5

Select Additional Tasks
 WSJT-X用ではJTAlert for WSJT-X をチェックします。JTDX用の場合はJTAlert for JTDXをチェックします。両方使う場合は両方チェックします。
JTAlert6
インストールが終了するとデスクトップに「JTAlert for WSJT-X」(JTDXの場合「JTAlert for JTDX」) のアイコンが追加されているはずです。
JTAlertI21.png
一度、デスクトップアイコンから「JTAlert for WSJT-X」(または「JTAlert for JTDX」)を起動します。
言語の確認とコールサイン入力画面がでるので、Englishを選んで(日本語はありません)、自分のコールサインを入力します。
JTAlert7
WSJT-X(JTDX)の起動待ちになるので、[Cancel & Quit]で終了させてください。
JTAlertI20.png
以上でJT_Alertのインストールは終了です。

(4) HamApps_Soundsのインストール
HamApps_Sounds_2.5.3_Setupを実行してインストールします。
HamApps.Sounds.2.5.3.(en-GB).Setup.exeの場合、途中でFamaleとMaleの選択画面が出るので好みのVoiceを選んでインストールします。
JTAlert1
(補足)
アンチウィルスソフトによりJTDXをインストールできない事や実行できない事があります。
この場合はアンチウィルスソフトの設定でJTDXのインストール先ホルダーを監視対象から除外すれば上手くいきます。Windows11のWindows セキュリティーの場合、
「ウィルスと脅威の防止」→「設定の管理」→「除外の追加または削除」
で除外フォルダーを設定します。自己責任で行ってください。
JTAlert8
(アップデート)
JTAlertのアップデートはJTAlertの Program Updatesで確認できます。
 Settings→Program Updates→[Check for Updates]
新しいバージョンがある場合は、新規インストールと同じ手順で新しいバージョンをダウンロードしてインストールしてください。
HamApps_DatabasesはJTAlertのインストール時に一緒にインストールされますが、一か月に2回程度更新されるので時々確認してダウンロードしてアップデートすると良いです。HamApps_DatabasesにはeQSLユーザー、LoTWユーザー、DXエンティティ-(cty.dat) の情報を含んでいます。

2. HAMLOGからのログ情報取り込み準備

(Turbo HAMLOGを使ってる方のみ)
先に過去の交信ログファイルの準備をしておきます。このファイルをJTALertのログファイルとして指定する事で、過去の交信情報も参照させることができます。
なお、HAMLOGを使われている方でもFT8をこれから始めるなどで、まだFT8やJT65のログが無い方などのログを引き継ぐ必要のない方はこの作業は必要ありません。

HAMLOGからのログ情報取り込み作業については別記事「ADIF Master による ADIFファイル正規化」を参照して下さい。

3. WSJT-X (JTDX) の設定

先に WSJT-X (JTDX) 側のUDP Serverの設定を行います。
WSJT-X (JTDX) を起動します。

(WSJT-X)

WSJT-Xのメニューバーから ファイル→ 設定→ レポート
[UDPサーバー]の設定を、UDPサーバー = 224.0.0.1、UDPサーバーのポート番号 = 2237にします。右側の[UDP要求を受け付ける]、[UDPリクエストが来たとき知らせる]、[ウィンドウを元に戻すUDPリクエストを受け付ける] をチェックします。
JTAlert9
JTAlertとWSJT-XはUDPポートを使って通信します。JTAlertはUDPポート経由でWSJT-Xから情報を取得し、WSJT-Xの受信メッセージのコールサイン部分に色を付けます。

(JTDX)
JTDXのメニューバーから ファイル→ 設定→ レポーティング
今回、eQSL自動発行はJTAlertで行いJTDXのeQSL送信機能は使わないので、[eQSLへの送信を有効化] はチェックを外します。
[主要なUDPサーバー]の設定を、UDPサーバーアドレス = 224.0.0.1、UDPサーバーポート = 2237にします。右側の[UDP要求を受け入れる]、[UDP要求があった場合に通知する]、[ウィンドウを復元するUDP要求を受け入れる] をチェックします。
JTAlert4
JTAlertとITDXはUDPポートを使って通信します。JATAlertはUDPポート経由でJTDXから情報を取得します。(JTDXではCQメッセージ以外もJTDX自身で色付け表示されるので、WSJT-Xの場合にあるコールサインへの色付け機能はありません。)


4. JTAlert の設定

(1) JTAlertの起動
WSJT-X(JTDX)は先に起動しておいてください。WSJT-X(JTDX)が起動していないと以下のメッセージを表示してWSJT-X(JTDX)の起動を待ち続けます。
JTAlert8.PNG

(JTDXの場合)

JTAlert2.PNG

以下のようなメッセージが表示される場合はWSJT-X (JTDX) とのUDP通信が上手くいっていないのでWSJT-X (JTDX) の設定を確認してください。
JTAlert9.PNG
また、WSJT-X (JTDX) とのUDP通信が出来ていない場合、Band、Modeが表示されません。
JTAlert3
(参考)コマンドライン
JTAlertを起動する際の引数(コマンドライン)は以下があります。
1."/wsjtx"
2."/jtdx"
3."/mshv"
4."/callsign="
5."/log="
6."/logfile="
7."/myid="
8."/autostart="
9."/autostop="

デスクトップに作られるWSJT-X用アイコンとJTDX用アイコンはそれぞれ、/wsjtx、/jtdx の引数を付けてJTAlertを実行するものです。
/callsign=  コールサインを一時的に変えて起動します。
/myid=  指定文字がJTAlertのメインパネルに表示されます。
その他の引数については、JTAlertのヘルプファイルを見てください。

(2) JTAlertの設定
JTAlertが起動した状態のJTAlert本体画面です。(初期状態の表示は多少違うかも知れません。)
73
他にCallsignsウィンドウが表示されていると思いますが、Callsignsウィンドウについては後で説明します。

以下、主な設定画面を載せます。私の場合の設定なので参考にして自分の好みに合わせて設定してください。
設定内容の意味が良く分からないところはデフォルトにしています。(私もちゃんと理解できていない項目が多いです。(^^;)
各設定項目でデフォルトから変更しているところは青文字、デフォルトのままの所は黒文字にしておきます。
あまり関係なさそうな設定項目(良くわかってない設定(^^;)も項目名だけは記載しておきます。今後必要に応じて情報を追加したいと思います。

メニューバーから Settings→ Manage Settings で設定画面を表示します。
2022-10-15


Alerts

・Alerts
Alertsのトップ画面では以下で設定するAlertsのON/OFFをまとめて設定できます。
JTAlert12
JTAlert本体メニューバーの[Alerts]でON/OFFする事も出来ます。

・Alerts/Own Call
メッセージに自局のコールを含んでいると通知します。
JTAlert14
[Alert Callsigns & Names] 自分のコールサインが設定されています。
自局宛メッセージの色 [Alert Color] は赤にしています。[Set Font Color] と [Set background] で設定します。
[Alert Sound] Wave File Pathは [Default] を押すと先にインストールしたHamApps_Soundsのデフォルト音が設定されます。
[Test]ボタンで自局宛メッセージ受信時のチャイム音のテストが出来るので適当な音量に設定してください。
なお、チャイム音が出ない場合は、先にSound Cardの設定を行ってください。(Sound Card
また、JTAlertのインストール時にJTAlert Voiced Alert Sound Files のインストールをしていないと音が出ません。

(注意 JTDX)
JTDXの 設定→ 通知・色付け で [自局コールサインにシステム音] をONにしている場合は、2重に音が出るのでJTDX側のチェックを外してください。

(補足)
アラート音の音量はWindowsのシステム ボリューム、アプリ(Callsings #1)のボリューム、JTAlertの個々のAlert  Sound volume の掛け算で変化します。
アプリのボリュームは音量ミキサーで調整します。
JTAlert15
JTAlertの個々のAlert  Sound volumeは、Wanded DXCCなどの注意したいAlert音を100%、Own Callを80%、それ以外を50%にするなどの調整が出来ます。

Alerts/CQ
CQメッセージの通知の色はWSJT-X(JTDX)の設定に合わせてピンクにしました。[Set background]で設定します。
JTAlert16

・Alerts/Directed CQ
設定しておくと、「CQ JA」などの地域指定のCQメッセージを受信すると通知します。

・Alerts/Wanted Prefix
欲しいプリフィックスを設定しておくとメッセージ受信時に通知します。WPXアワードを狙う方は設定すると便利です。

・Alerts/Wanted CQ Marathon
CQ DXマラソンで欲しいエンティティ、Zoneを設定しておくとメッセージ受信時に通知します。

・Alerts/Wanted US State
米国の欲しい州を設定しておくとメッセージ受信時に通知します。WASアワードを狙う方は設定すると便利です。
JTAlert17
[Auto clear triggered Alart entity after logging] をチェックしておくと、対象Alert局と交信後に自動的にその州のWanted Us Stateのチェックが外れます。私はLoTWでのコンファーム後にチェックを外すので使っていません。
 [Alert Color]、[Alert Sound] は目立つ色にして音量を最大にしています。

Band(Any Bands)で欲しい州を設定します。
JTAlert6
バンド毎、モード毎の設定も出来ます。
私は[Tracking]を「Any Band」にしてMIXでのAlert通知設定にしてますが、既にMIXでは50州を達成して、バンド毎の達成を狙っているかたは「By Indivisual Band」にしてバンド毎の達成を狙えば良いです。

・Alerts/Wanted VE Provience
カナダの欲しい州を設定しておくとメッセージ受信時に通知します。WARACアワードを狙う方は設定すると便利でしょう。

Alerts/DXCC
欲しいエンティティー(国)を設定しておくとメッセージ受信時に通知します。DXCCアワードを狙う方は設定すると便利です。
JTAlert18
[Auto clear triggered Alart entity after logging] をチェックしておくと、対象Alert局と交信後に自動的にそのエンティティーが交信済みになります。私はLoTWでのコンファーム後に交信済みにするので使っていません。
 [Alert Color]、[Alert Sound] は目立つ色にして音量を最大にしています。

Bands(Any Bands)で欲しいエンティティーを設定します。
JTAlert19
バンド毎、モード毎の設定も出来ます。
私は[Tracking]を「Any Band」にしてMIXのAlert設定にしてます。既にMIXではDXCCを達成して、バンド毎の達成を狙っているかたは「By Indivisual Band」にしてバンド毎の達成を狙えば良いです。

(おまけ)Wanted DXCC 関連記事

LoTWのDXCCアワードを狙うためのWanted DXCCの設定に関しては以下の別記事を参考にしてください。
DXハンターの為のJTAlert Wanted DXCC Alertの設定と使い方

・Alerts/Wanted Continent
欲しい大陸を設定しておくとメッセージ受信時に通知します。WACアワードを狙う方は設定すると便利でしょう。

・Alerts/Wanted CQ Zone
欲しいCQ Zoneを設定しておくとメッセージ受信時に通知します。WAZアワードを狙う方は設定すると便利でしょう。

・Alerts/Wanted ITU Zone
欲しいITU Zoneを設定しておくとメッセージ受信時に通知します。

・Alerts/Wanted Grid
欲しいGridを設定しておくとメッセージ受信時に通知します。

Alerts/Miscellaneous Alerts/Wanted Callsigns
通知して欲しいコールサインを設定しておくとメッセージ受信時に通知します。知り合いが出ているのが分かるように登録しています。(笑) #1~#3のWanted Callsignsの設定があります。
JTALertVU11
・Alerts/Miscellaneous Alerts/Ignored Callsign
 無視したいコールサインを設定できます。
JTALertVU12
・Alerts/Miscellaneous Alerts/End of Tx/Decode keyword
 フリーメッセージのキーワード検出でAlert通知します。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/Tx Watcdog
 WSJT-X/JTDXの送信タイムアウト時に音で通知してくれます。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/Out of shack
・Alerts/Miscellaneous Alerts/User Defined Alert
 指定したAlert発生時にプログラム(Batch,Scriptなど)を実行します。
  Wanted DXCC局がいた場合にメールを送るなどの処理を行う事が出来ます。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/Windows Notifications
・Alerts/Miscellaneous Alerts/No Alert
 アラート対象外のコールサインの表示色を設定します。デフォルトのままで良いと思います。
JTALertVU13
・Alerts/Alers Priority
 Alertsの優先順位を設定できます。(2023年2月10日 JTAlert 2.60.5対応で差替え)
JTAlert2
Alerts/Worked B4
交信済み局をグレーにしています。
JTAlert22
[Ignore Band] 交信済みの局がバンドに関係なくB4表示されます。
[Ignore Mode] 交信済みの局がモードに関係なくB4表示されます。
[Ignore Gridsquare]  交信済みの局がGridが違ってもB4表示されます。チェックしています。
[Ignore QSOs based on log entry date]  交信済み局判定の期限を設定します。設定年月日、もしくは設定ヶ月より以前のログはB4になりません。

Alerts/LoTW eQSL(AG) Flags
LoTWユーザ、eQSLユーザの表示設定メニューはCallsingsウィンドウにあります。
ここでは、LoTWの有効判定期間の設定を行います。私は1年もログをあげていない局はLoTWを使っていないと思われるので 1 Yearにしています。
JTAlert23
・Alerts/Filters
Callsinsウィンドウに表示する局のフィルターを設定できます。B4局を表示しない、CQのみ表示するなどの設定ができます。また、eQSLとLoTWのメンバーで無い場合はAlert通知しない設定も出来ます。
Callsinsウィンドウ側のView Typeでも同様の事が出来るので、ここの設定は使わないほうが分かりやすいかも知れません。
JTAlert24
(参考)Alert一覧表示
メイン画面でF7キーを押すと設定されたAlertの一覧が表示されます。AlertのON/OFF状態と色が分かります。
JTAlert2



Logging

・Logging
[confirmed/Worked bands Display] Cardをチェックするとログ情報からConfirmed情報を表示します。HAMLOGから出力したADIFファイルを取り込むとHAMLOGのQSL受信情報から Confirmed を表示できます。
[Logging Options] の設定は理解できていないものが多いですが、私の設定を載せておきます。基本的にデフォルトのままです。(^^;
JTAlert1
Logging Options はスクロールして全体を見ます。
JTAlert26
[Log without submode] チェックするとログにSUBMODE情報が出力されません。FT4などの区別がつかなくなるのでチェックしないでください。
[Log full name returned from XML lookup] チェックするとQRZ.comのname情報がフルネームでログに出力されます。
[Log full QTH returned from XML lookup] チェックすると長すぎてHAMLOGに転送出来ない事が多いのでチェックしていません。
[Log WSJT-X Comments to QSL Message Field] チェックすると、WSJT-X/JTDXのコメントをQSLメッセージとしてログに書き込みます。これによりeQSLのQSLメッセージにコメントを表示する事が出来ます。参考「eQSLへのコメント入力
[Log seconds in time_on and time_off values] チェックしないとログの交信開始時刻と交信終了時刻の秒が00になります。FT4などでは同一分内に2局以上と交信する事があるのでチェックした方が良いです。

・Logging/Last QSO ADIF
ADIF File Locationは最後のQSOログが書き込まれるファイルを設定します。
lastqso.adiファイルが自動的に設定されているので設定は不要です。

・Logging/B4 Database
Standard ADIFファイルを使うので設定は不要です。

Logging/Standard ADIF File
今回は、2. HAMLOGからのログ情報取り込み準備でHAMLOGから出力した wsjtx_log.adi を指定します。これにより、過去の交信情報も参照されるようになります。
JTAlert101
(余談ですが、私はOneDriveにHAMLOGのログを置いて複数のPCで同期できるようにしています。)
HAMLOGのログを引き継ぐ必要のない方は[Create New]でデフォルトディレクトリにlog.adiファイルを新規作成してください。
(注)Standard ADIF Fileの設定を行わないとeQSLの発行やJT_LinkerによるHAMLOG連携がうまく行かないので必ず設定してください。
Standard ADIF FileはWSJT-XやJTDXのwsjtx_log.adi を指定する事は出来ません。同じwsjtx_log.adi を指定するとうまく動作しません。

(参考)
以前、JT_LinkerからJT_Alertのログを参照する設定が分かりにくいという相談を受けて、以下の記事を書いたので興味のある方は参考にしてください。
 JT_LinkerでJTAlertのログ(ADIF)を参照する設定(改版2)


DXLab DXKeeper 以下の設定はネット上のログサービスや海外で良く使われているログソフトを利用する場合の設定ですが、私はJT_Linker経由でHAMLOGを使っているので、すべてのチェックを外しています。
・Logging/DXLab DXKeeper
・Logging/HRD V5/V6
・Logging/Log4OM V1
・Logging/Log4OM V2
・Logging/ACLog

Applications

Applications/Auto-Start
JTAlertを起動したときに他の必要なソフトを自動起動する事が出来ます。Delay msは以下の値で大丈夫と思いますが、上手くいかない場合は長くしてください。
以下画面の設定でJTAletを起動すると、WSJT-X(JTDX) 、JT_Linker、Hamlogが自動的に起動するようになります。
終了時もJTAletXを終了すると、他のソフトも終了します。

(WSJT-X)
JTAlert28
(JTDX)
JTAlert29
(補足)
HAMLOGは一度操作した後は自動終了しません。別に終了してください。
HAMLOGが起動した状態でJTAlertを起動すると、HAMLOGで「No5 ファイルをオープンできない」のエラーになりますが、HAMLOG環境設定で「QSOデータの共有オープン」をチェックするとエラーが出なくなります。
 オプション→環境設定→設定2 「QSOデータの共有オープン」をチェック

・Applications/WSJT-X/JTDX
[Color Band Activity ...] をチェックしておくとWSJT-X側のバンド状況Windowsのメッセージのコールサイン部分がJTAlertで設定した色になります。(JTDXでは動作しません。)
JTAlert30
(補足)WSJT-X 2.6.0 からWSJT-X自身で 73/RR73メッセージに色付けする機能が追加になったので、JTAlertで設定する必要は無いかも知れません。参考:WSJT-X 2.6.0-rc3 バージョンアップ

・Applications/MSHV
・Applications/DXLab Suite

Window

・Window
[Extended Display] 私はLog Fieldのみを表示する設定にしています。Windowの設定はメニューバーの[View]でも変更でます。
JTAlert31
Window/Docking
[Window Position] JT-AlertがWSJT-X(JTDX)の上にくっついて表示されるようにしています。
JTAlert32
・Window/Macros(Free-Text)
 マクロに関する設定を行います。マクロについは(その他機能)Macroウィンドウに記載します。
JTALer101
・Window/Decodes
・Window/Callsign QSO Histry
・Window/Activity

・Window/Messaging
 メッセージ受信の動作に関する設定を行います。JTAlertを使っていて[Receive Text Messages] をチェックしている局同士で、メッセージのやりとりが出来ます。メッセージを受信した場合にMessagingウィンドウがポップアップして通知音が鳴るようにしています。
JTAlert33
・Window/Popup Windows
 デフォルトの設定のままで良いと思います。[Popup Windows] の2か所はチェックしてログの書込み結果を5秒間表示するようにしています。
JTAlert34

Miscellaneous

Miscellaneous/HotKeys
ショートカットキーの一覧です。変更は出来ません。
JTAlert21.png


Web Services

Web Services
HamSpots.netへのレポート送信はONにしています。
JTAlert35
HamSpots.netでは、オンラインユーザー同士のチャット、自局を受信した局のスポット情報などを見る事が出来ます。

Web Services/Online Logbooks
eQSL.ccで電子QSLカードを自動発行する場合は、Enableにして、eQSL.ccに登録したコールサイン/パスワード/QTH Nicknameを入力します。
JTAlert36
eQSL.ccの登録がまだの方は設定しないでおいて、eQSL.ccの登録完了後に設定すれば良いです。
JT_LinkerでeQSLへの送信を行う場合はチェックは外しておきます。(私はJT_Linkerを使ってeQSLへの送信を行っています。)
QRZ.comは有料会員になると自動送信出来ますが、私は有料会員では無いので月一度LoTWからインポートしています
ClubLogへの送信も出来ます。

Web Services/Online XML Callbooks
QRZ.comから情報(Name,QTH)を取得して表示するように、QRZ.comに登録したコールサイン/パスワードを設定しています。
JTAlert37
QRZ.comの登録がまだの方は設定しないでおいて、QRZ.comの登録完了後に設定すれば良いです。

Rebuild Alert DataBase

Rebuild Alert DataBase
LoTWなどのログからWanted DXCCなどの情報を再構築する事が出来ます。
JTAlert38
詳細はJTAlert「Rebuild Alert Database機能」によるWantedリスト更新を参考にしてください。

Sound Card

Sound Card
Sound Cardはパソコンのスピーカーを指定します。
[Sound Schedule] 夜中とかに音を出なくする設定もあります。家族からクレームがあった?(笑)
JTAlert39
[Test Play] でスピーカーから音が出るのを確認してください。

Station Callsign

Station Callsign
自局のコールサイン、位置情報などを設定します。
JTAlert24.png

Program Updates

Program Updates
[Check for updates] でJTAlertのアップデートを確認できます。
新しいバージョンがある場合は [Visit HamApps.com] に移動してダウンロードする事が出来ます。
JTAlert40
以上で設定完了です。
一度、JTAlertとWSJT-X(JTDX)を終了してJTAlertを再起動してください。
WSJT-X(JTDX)、HAMLOG、JT_Linkerも同時に起動されるはずです。

(参考情報)
設定情報のファイルは config.sqlite というファイル名でJTalertのユーザーデータフォルダーにあります。
 "C:\Users\toshi\AppData\Local\HamApps\JA4JOE\config\JTAlertX\config.sqlite"
設定変更の度にバックアップが作られるので、前の設定に戻す必要がある場合は以前のファイルをconfig.sqliteにして戻すことが出来ます。
JTAlert76

5. Callsignsウィンドウの設定

コールサインを表示するCallsignsウィンドウの設定について説明します。
(1) Callsignsウィンドウの表示
デフォルトで以下のようなCallsignsウィンドウが開いていると思います。
JTAlert50
上記ではCallsignsウィンドウをJTALert本体の上に置いていますが、配置は自由に変えられます。
Callsignsウィンドウが開いていない場合はJT_Alertの View-->Callsins Windows で表示させてください。(F3キーでも表示できます。)
2022-10-23

(2) Callsignsウィンドウの設定
右下のギアマークでオプション設定画面を開きます。
JAAlert16.png

[Windows Option]

JTALertVU1
Open at startup をチェックしているとJTAlert起動時にCallsignsウィンドウが自動的に開きます。
Zoom levelでコールサイン表示サイズを調整出来ますが、CTRL+マウススクロールで調整する方が簡単です。

[Callsign Options]
コールサインBOXの表示内容を設定します。
JTALertVU2
[Callsign section] コールサインBOXの上側の表示内容を設定します。
[Country section] コールサインBOXの下側の表示内容を設定します。
「B4 date replaces Country」チェックするとB4(交信済み)局の場合、国名の代わりに交信日付を表示します。
[Allow blinking effect] チェックするとWanted DXCCなどのAlert設定局が点滅表示されます。
[Tooltip Position] マウスカーソルをコールサインの上に置くと相手のDecode、Location、Station情報をポップアップ表示します。表示位置も設定できます。
[Symbols] LoTWユーザー、eQSLユーザーの表示はデフォルトでは以下になっています。(同じ記号の入力が出来なかったので、記号が少し違ってますが気にしないでください。(^^;)
LoTWユーザー 
eQSLユーザー
Onlineの相手(メッセージのやり取りが出来ます。)

[Display Panels]
メインパネルと最大6つのオプションのサブパネルを表示することが出来ます。
JTALertVU3
たくさんのパネルを開くと訳が分からなくなるので、私はメインパネルとAlerts Only、Cllersのサブパネルのみを開いています。Alerts Only、Callersパネルは右側に置いています。
JTAlert56

(パネル表示内容設定)
パネルの表示内容は各パネルの左上の▢をクリックしてView Typeを選択します。(2022年12月24日 JTAlert 2.60.3 対応で画面差替え)
2022-12-24 (1)
パネルのView Type(表示内容)は以下があります。
Alertの表示はJTAlert本体のManage Settingsの項目と一致しているので、ある程度分かると思います。詳細説明は割愛します。(正直全部は分かっていません。(笑))
・# Alert:Callers
・# Alert:Continent
・# Alert:CQ Zone
・# Alert:Directed CQ
・# Alert:DXCC
・# Alert:FFMA Grid
・# Alert:Grid
・# Alert:ITU Zone
・# Alert:Marathon
・# Alert:Prefix
・# Alert:US State
・# Alert:VE Province
・# Alert:Wanted Call(1,2,3)
・# Alert:Wanted Call #1
・# Alert:Wanted Call #2
・# Alert:Wanted Call #3
・ Alerts None
・ Alerts Only
・ Decodes:All
・ Decodes:CQ
・ Decodes:CQ Alerted (2023年2月10日 JTAlert 2.60.5で追加)
・ Decodes:CQ Directed
・ Decodes:DX
・ Decodes:Local
・ Distant decodes
・ Portable decodes
・ QSL:Eqsl decodes
・ QSL:Lotw decodes
・ RR73/73 decodes
・ SNR:strong decodes
・ SNR:weak decodes

#が付いた(実際はPIN留めマーク)Alertsはパーシステント(Persistent)表示設定が出来ます。
パーシステント表示設定をすると表示されたコールはFT8の次のシーケンスになっても消えません。

私の場合、メインパネルは All Decodesで全メッセージのコールサインを表示しています。
Sub Panel 1. は Alerts Only としてAlertsコールサインのみを表示しています。
Sub Panel 2. は Callers として交信相手を表示しています。Callers表示は、例えばCQを出して複数の局から呼ばれた場合に呼んできた局を全部表示します。一定時間表示しているので、一局目の交信が終わったら次の局を呼ぶというような使い方が出来ます。

(2022年12月24日 JTAlert 2.60.3 対応で追記)
JTAlert 2.60.3 から各パネルの設定に [Cllsign sort oder] が追加されました。
各パネルの左上の▢をクリックして、More Options に [Cllsign sort oder] があります。
2022-12-24
以下を選択できます。
Disabled ソート無し
Call/ascending コールサイン昇順
Call/descending コールサイン降順
dB/ascending dB昇順
dB/descending dB降順

View Type種別により [View Type] 、[Cllsign sort oder] 以外の設定項目があるものがあります。
以下、 [View Type] 、[Cllsign sort oder] 以外の設定があるものをいくつか載せておきます。
・Alert:Callers (2022年12月24日 JTAlert 2.60.3 対応で画面差替え)
2022-12-24 (3)
[Persist] パーシステント(Persistent)表示設定にすると、次のシーケンスに移っても表示を継続します。
表示時間は[Auto clear old callsings] で設定します。デフォルトは5分です。
Callers表示の場合、他にCount Level、Decode Time、Decode ageの表示有無などが設定出来ます。
[Cllsign sort oder] はAge、Countで並び順(降順/昇順)を指定します。

・CQ decodes
 CQ表示にdirected CQとRR73/73を含むかどうかを設定します。
 RR73/73を含めておくと、CQ、RR73、73メッセージのみを表示させることが出来ます。
2022-12-24 (4)
・Distanat decodes
 Distant decodes表示のスレッショルドレベル(km)と並び順(降順/昇順)を設定出来ます。
2022-10-23 (8)
・SNR decodes

SNR:strong decodes、SNR:weak decodes表示のスレッショルドレベル(dB)と並び順(降順/昇順)を設定出来ます。
2022-10-23 (7)

[Badges & Borders]

 バッジのデザインを変えることが出来ます。
JTALertVU4

[Color Options]

パネルの配色を変えることが出来ます。
JTALertVU5

[Context menues]

コールサインBOXの上でマウスの右クリックをした時に表示されるContext メニューの設定をします。
JTALertVU6

[Automation Options]
コールサインのソート表示やクリアタイミングの設定をします。
JTALertVU7
[Callsign click Wsjtx reply] CQ局をクリックすると応答する事が出来ます。デフォルトはダブルクリックですが、私はシングルクリックで呼び出すようにしています。

[Miscellaneous Options] (2.60.8で追加)
Wanted Callsign Alerts #1、#2、#3に名前(Alias名)を付けられます。
以下ではそれぞれ FRIEND、LOCAL、TEMP というAlias名を付けてみました。
JTALertVU8

[Status bar Options]
Callsignsウィンドウの下側のステータスバーに表示する情報を設定します。
JTALertVU9
(補足)ステータスバーの表示
全て表示する設定の場合、ステータスバーには以下が表示されます。
JTAlert5
左から、
 UTC Clock UTC時刻を表示
 Panel decode counts 各パネルに表示されたデコード数を表示(例ではパネル0に9局)
 DT Median DTのずれの中央値を表示(例では+0.1秒)
 DX Call WSJT-X(JTDX)のDX Callに表示された局を表示
 Band & Mode バンドとモードを表示
 current Layout レイアウト名(右下ギヤマークを右クリックして、名前を付けてセーブするとレイアウト名を付けられます。)

[Help]
JTAlertV2.Managerのバージョン情報とシュートカットキーを表示します。
JTALertVU10

6. JTAlertの使い方

(1) 画面の説明
以下はFT8運用中の画面です。Dock to WSJT-X WindowをTopにしているのでWSJT-X(JTDX)のメインウィンドウの上にJTAlert本体がくっついて表示されます。
JTAlert本体はLog Fieldsのみを表示するようにしています。Log Fieldsはメニューバーの[View]で表示させます。他に Confirmed Band を表示出来ますが、JTAlert本体サイズが大きくなるので表示していません。
それぞれのウィンドウの位置とサイズはパソコンの画面に合わせて調整してください。CallsignsウィンドウをJTAlert本体の上に置いていますが、Callsignsウィンドウが狭すぎてデコード局を全部表示できない事があります。JTAlertのDock to WSJT-Xをやめて、JTAlert本体とCallsignsウィンドウをWSJT-Xの横に置いてCallsignsウィンドウを広げた方が良いかも知れません。(私はJTDXを2つ同時に起動する事があるので、画面の半分だけを使うような配置にしています。)
CTRL+マウススクロールでコールサインBOX表示サイズを調整出来ます。

(WSJT-X)
JTAlert65

(JTDX)
JTAlert64
JT-Alertのそれぞれの表示は以下のようになっています。
JTAlert67
(Callsignsウィンドウ)
[All decodes パネル]
同一バンド同一モードで交信済みの場合、コールサインBOXをグレー(Alerts/Worked B4で設定)にしてB4を付けて表示します。
初めての局 初モード、初バンドの CQ局があるとコールサインBOXをピンク(Alerts/CQで設定)にして、音声で「CQ」と知らせてくれます。BOXの右上にCQ、DXなどのバッジを表示します。
 CQを出している局を呼びたい場合、その局(上の例では②)をクリックするとWSJT-X(JTDX)が応答メッセージを送信します。WSJT-X(JTDX)側でメッセージをダブルクリックするのと同じ動作をします。
LoTWとeQSLの登録局の場合は、コールサインBOXにそれぞれ ♦、●を表示します。
 ★は相手がJTAlertを使用していてメッセージのやり取りが出来る事を示しています。
メッセージに自分のコールが入っていると、受信時にコールサインBOXが赤(Alert/Own callで設定)になってチャイムが鳴ります。

(補足1)
CQ以外の局もコールサインBOXのクリックで呼び出せます。
WSJT-Xの場合WSJT-X 2.6.0以降、WSJT-X側の設定によりコールサインBOXのクリックで呼び出すように出来ます。(WSJT-X 2.6.0-rc3 バージョンアップ参照)
JTDXの場合JTDX側の設定によりコールサインBOXのクリックで呼び出すように出来ます。([UDP応答メッセージ受け入れ]参照)

(補足2)
バッジは以下の三種類があります。[Badges & Borders]参照
 Standard CQ 普通のCQメッセージ
 Directed CQ CQとコールの間に、DX、US、EUなどの文字が入っているメッセージ、
POTA,SOTA,VOTAは2文字のバッジで表示されます。
 73 73、RR73メッセージ

[Alerts Only パネル]
Alert表示のコールサインのみを表示します。Alert表示のみ表示するのでAll Decodesの表示数が多い場合に見やすくなります。

[Callers パネル]
呼んできた局をすべて表示します。QSOが終わると消えますが、未交信局は表示が残るので後で呼ぶことが出来ます。Alert:Callersのパネル表示設定で設定した時間が経つと自動的に消えます。


(JTAlertメインウィンドウ(JTAlert本体))
のLog FieldsはViewからON/OFFできます。Log Fieldsには交信相手局コールサインとQRZ.comへの登録情報(Name,QTH)を表示します。
(注) Log FieldsはStandard ADIF Fileの設定をしていないと表示できません。
右端の[QRZ]ボタンを押すとQRZ.comのWeb画面が表示されます。
QSL MessageとCommentを切替えて表示します。QSL Messageを入れておくとeQSLのRemarksに反映されます。
  (Loggingの設定で[Log WSJT-X Comments to QSL Message field]をチェックしていると、そちらが優先されるので、ここのQSL Messageは使われません。)

[Confirmed情報]
Confirmed情報は交信中の局のコールサインににカーソルを置くと表示されます。交信記録が表示されます。
2022-10-24

[Tooltips表示]
CallsignsウィンドウのコールサインBOXの上にカーソルを置くと、その局の情報が表示されます。
2022-10-24 (2)
Wanted Callsign Alert の場合、[Miscellaneous Options]で設定したAlias名も表示されます。
JTAlert10

[Contextメニュー]

CallsignsウィンドウのコールサインBOXの上にカーソルを置いてマウスを右クリックするとContextメニューが表示されます。Contextメニューの表示内容は[Context menues]で設定した内容です。
ここから、その局との交信記録表示、QRZ.comページ表示、メッセージ送信などを行えます。
Wanted Callsings Listへの追加削除、Ignored Callsigns Listへの追加削除も行えます。
JTAlert4
(2) eQSL.cc 電子QSL自動発行
WSJT-X(JTDX)での交信が終わってWSJT-X(JTDX)のログが書き込まれると、JTAlertもJTAlertのログ(Logging/Standard ADIF Fileで設定したLog File)に交信情報を書き込みます。
ログ書き込み結果画面が表示されます。
2022-10-24 (6)
Web Services/Online LogbooksでeQSL.ccの自動発行の設定をしている場合、交信が終わってJTAlertのログが記録されると、自動的にeQSL.ccへログがアップロードされて電子QSLカードが発行されます。eQSL.ccにログがアップロードされたかどうかは、eQSL.ccにログインしてOutBoxを見て確認できます。
JTAlert69
当然ですが、パソコンがインターネットにつながっていないとeQSL.ccへのログアップロードは失敗します。(注)JTAlertではアップロードが失敗してもエラーは表示されないので注意が必要です。

(3) Messagingウィンドウ
CallsignsウィンドウのコールサインBOXに★が表示されている局とメッセージをやり取りできます。
JTAlert77
JTAlert本体のツールバーからMessagingウィンドウを表示しておきます。F5キーでも表示できます
 View→Messaging Window
Messagingウィンドウを表示した状態で交信が終わると交信相手のコールサインがMessagingウィンドウに表示されて、相手がJTAlertを使ってメッセージを使える場合は[ONLINE] 表示になっています。
JTAlert70
送信メッセージを入力して [Send] ボタンを押すとメッセージが送信されます。
相手のメッセージは受信メッセージエリアに表示されます。(自分宛にメッセージを送ってみました。)
JTAlert71
相手からメッセージを送ってきた場合は、通知音が鳴って自動的にMessagingウィンドウが開きます(Window/Messagingの設定による)。
交信した相手以外でも直接コールサインを入力して、相手がONLINE状態ならメッセージを送る事が出来ます。
Callsignsウィンドウでメッセージを送りたい相手のコールサインBOX上で、マウス右クリックで Send Text Messsage to Callsign を選ぶとコールサインがMessagingウィンドウに転送されます。

(設定)
Mesagingウィンドウ右下のギヤマークから自動起動や色設定などを行えます。
JTAlert72

(その他のウィンドウ)
Callsignsウィンドウ、Messagingウィンドウの他に以下のウィンドウを表示させることが出来ますが、私はほとんど使わないので詳細な説明は割愛します。
参考にすべてのウィンドウを表示させた状態の画面を載せておきますが、全て表示させるとWSJT-X(JTDX)を表示させる場所が無くなりますね。(^^;
JTAlert52
 Band Heat Windows
 各バンドにどのくらいの局が出ているかを色で表示します。
 JTAlertメインウィンドウ(JTAlert本体)
 Callsigns Windows
 Decodes Windows
 デコードデータを詳しく表示します。
 Messaging Windows
 交信相手がJTAlertを使っている場合(★表示) ネット経由でメッセージをやり取りできます。
⑥ Activity Windows
 各バンド、モードのアクティビティーを表示します。

(その他機能)
・Macroウィンドウ
MacroウィンドウからWSJT-X/JTDXのフリーメッセージ(Tx5)にメッセージを転送出来ます。(私はJTDXのTxマクロを使っているので、JTAlertのマクロは使っていません。)
MacroウィンドウはJTAlert本体メニューバーの[View] から [Macros Windows] を表示させます。(F8キーから表示させる事も出来ます。)
2023-01-03
右上の2マークをクリックすると編集モードになります。右側のボックスに文字を入力すると左側に入ります。
JTALer102
置換文字として@、$、&、>、% などが使えます。
2マークをクリックすると編集モードが終了します。

MacroウィンドウのメッセージをクリックするとWSJT-X/JTDXの [Tx5] にメッセージが転送されます。
JTALer104

以上、JTAlertのインストール、設定と簡単な使い方の説明でした。
設定項目が多いので、実際に使いながら好みに合わせて設定を変えてください。

(あとがき)
JTAlertは元々設定項目が多くてマニュアルも無いので最初の設定が大変だったのですが、JTAlert 2.50.0から情報を別ウィンドウに表示するようになり、更に設定項目が増えました。色やデザインなどもカスタマイズする事ができますが、ちょっと自由過ぎの気がします。(笑)
JTAlertは使いこなすのが大変ですが、うまく使えばとても便利なソフトです。まだ使われていない方は是非使ってみてください。
今回の改版では、ほぼすべてのキャプチャ画像の差替えが必要だったので改版に時間がかかりました。
見直すと新しい情報を追加したくなるので更に長い記事になってしましました。おそらく私の今までのブログ記事の中で最も長編の記事だろうと思います。(^^;
読むのも大変だと思うのでダイジェスト版を書いた方が良いかなと思い出しました。でも、2つもあるとメンテナンスが大変だし...
間違いや疑問がありましたらコメントで教えていただけるとありがたいです。質問もコメントからお願いします。