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昨年11月に書いた「JT_LinkerでJTAlertのログ(ADIF)を参照する設定(改版)」の改版記事です。
最近、JTAlertのStandard ADIF Fileに関して質問をいただいたので、この記事を参考にしてくださいと回答しましたが、内容が最新のJT_Linkerと違っている事に気が付きました。
このため、改版記事を書いておきます。主にキャプチャ画像の差替えですが、(HAMLOGからADIFファイルを出力して新しくwsjtx_log.adiを作る方法)の方がお薦めなので、記述順番を変えて先にしました。
(ここから本文)
JT_LinkerのJTAlertとの連携については、JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定(改版4)に書いていますが、やり方がよく分からないとの問合せをいただいたので、連携のやり方を詳しく書いておきます。
JTAlertを使っている場合、JT_Linkerの[Decoder]設定でJTAlertのADIFファイルのパスを設定するとJTAlertがQRZ.comから取得したName、QTH情報を取り込むことが出来ます。
DX交信が多いなどで、QRZ.comのName、QTH情報を使いたい場合は、JTAlertのADIFファイルを指定すると便利です。
説明はHAMLOGからADIFファイルを出力して新しくwsjtx_log.adiを作る方法とJTAlertのStandard ADIF Fileをそのまま使う方法を書いておきます。
(HAMLOGからADIFファイルを出力して新しくwsjtx_log.adiを作る方法)
JTAlertのログに抜けがある場合は、HAMLOGのログへの合わせ込み作業を行ってからJT_Linkerの設定を行います。
1. HAMLOGからwsjtx_log.adiを出力
HAMLOG画面で、検索→ [複合条件検索と印刷] を選びます。出力ファイル名は wsjtx_log.adi にします。
[レコード番号] を1からに設定、出力先を [ADIFファイル] を選択、[全角を除く] 、「GRIDSQUARE:」をチェックして、[検索無しボタン] を押します。
出力先はHAMLOGのディレクトリにしました。
2. ADIFファイルの正規化
ADIF Master による ADIFファイル正規化を参考にして、出力したwsjtx_log.adiをADIF Masterで開いて上書きします。
3. JTAlertのStandard ADIF File設定
JTAlertの設定でStandard ADIF FileをHAMLOGで出力したwsjtx_log.adi にします。ファイルのパスはHAMLOGのディレクトリーなので自分の環境に合わせてください。(私はOneDriveにHAMLOGを置いています。)
4. JTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiの更新
念のためJTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiファイルを上書き更新してHAMLOGと同じ内容にします。
エクスプローラーでHAMLOGディレクトリーのwsjtx_log.adiファイルをコピーします。
JTDX(WSJT-X)でログディレクトリを開きます。
JTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiファイルに上書きコピーします。
5. JT_LinkerのDecoder設定
JT_LinkerのDecoder設定で、JTAlertでStandard ADIF File(wsjtx_log.adi)のディレクトリを設定します。以下ではWSJT-Xのパスに設定していますが、JTDXのパスに設定しても良いです。(パス設定は一つだけにします。)

以上で設定完了です。
(JTAlertのStandard ADIF Fileをそのまま使う方法)
JTAlertの初期設定ではStandard ADIF Fileは「log.adi」という名前でJTAlertのデーターフォルダーに作られます。
そちらのStandard ADIF Fileを使っている場合はJT_LinkerのDecoder設定で指定するだけです。(JT_Linker Ver.2022.06.20 からJTAlertに対応しています。)
JT_LinkerのDecoder設定
JT_LinkerのDecoder設定で、JTAlertでStandard ADIF Fileのフォルダーを設定します。(JT_Linkerの初期状態でパスが入っています。)
C:\Users\toshi\AppData\Local\HamApps\JA4JOE\logs\JTAlertX
パスはJTAlertのみにして他は消してください。

以上で設定終了です。
(JT_Linkerのメイン画面設定)
QRZ.com登録局と交信するとJT_LinkerのNameとQTHにQRZ.comの登録情報が入るようになります。
JT_LinkerからHAMLOGへName、QTHを転送したい場合、Name(Auto)、QTH(Auto,City 1st)にしておきます。

JT_Linker Ver.2022.06.20 からHAMLOGに情報が無い場合のみQRZ.comの情報を取り込めるようになったので非常に便利です。
以上です。
昨年11月に書いた「JT_LinkerでJTAlertのログ(ADIF)を参照する設定(改版)」の改版記事です。
最近、JTAlertのStandard ADIF Fileに関して質問をいただいたので、この記事を参考にしてくださいと回答しましたが、内容が最新のJT_Linkerと違っている事に気が付きました。
このため、改版記事を書いておきます。主にキャプチャ画像の差替えですが、(HAMLOGからADIFファイルを出力して新しくwsjtx_log.adiを作る方法)の方がお薦めなので、記述順番を変えて先にしました。
(ここから本文)
JT_LinkerのJTAlertとの連携については、JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定(改版4)に書いていますが、やり方がよく分からないとの問合せをいただいたので、連携のやり方を詳しく書いておきます。
JTAlertを使っている場合、JT_Linkerの[Decoder]設定でJTAlertのADIFファイルのパスを設定するとJTAlertがQRZ.comから取得したName、QTH情報を取り込むことが出来ます。
DX交信が多いなどで、QRZ.comのName、QTH情報を使いたい場合は、JTAlertのADIFファイルを指定すると便利です。
説明はHAMLOGからADIFファイルを出力して新しくwsjtx_log.adiを作る方法とJTAlertのStandard ADIF Fileをそのまま使う方法を書いておきます。
(HAMLOGからADIFファイルを出力して新しくwsjtx_log.adiを作る方法)
JTAlertのログに抜けがある場合は、HAMLOGのログへの合わせ込み作業を行ってからJT_Linkerの設定を行います。
1. HAMLOGからwsjtx_log.adiを出力
HAMLOG画面で、検索→ [複合条件検索と印刷] を選びます。出力ファイル名は wsjtx_log.adi にします。
[レコード番号] を1からに設定、出力先を [ADIFファイル] を選択、[全角を除く] 、「GRIDSQUARE:」をチェックして、[検索無しボタン] を押します。
出力先はHAMLOGのディレクトリにしました。

2. ADIFファイルの正規化
ADIF Master による ADIFファイル正規化を参考にして、出力したwsjtx_log.adiをADIF Masterで開いて上書きします。
3. JTAlertのStandard ADIF File設定
JTAlertの設定でStandard ADIF FileをHAMLOGで出力したwsjtx_log.adi にします。ファイルのパスはHAMLOGのディレクトリーなので自分の環境に合わせてください。(私はOneDriveにHAMLOGを置いています。)

4. JTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiの更新
念のためJTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiファイルを上書き更新してHAMLOGと同じ内容にします。
エクスプローラーでHAMLOGディレクトリーのwsjtx_log.adiファイルをコピーします。

JTDX(WSJT-X)でログディレクトリを開きます。

JTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiファイルに上書きコピーします。

5. JT_LinkerのDecoder設定
JT_LinkerのDecoder設定で、JTAlertでStandard ADIF File(wsjtx_log.adi)のディレクトリを設定します。以下ではWSJT-Xのパスに設定していますが、JTDXのパスに設定しても良いです。(パス設定は一つだけにします。)


以上で設定完了です。
(JTAlertのStandard ADIF Fileをそのまま使う方法)
JTAlertの初期設定ではStandard ADIF Fileは「log.adi」という名前でJTAlertのデーターフォルダーに作られます。
そちらのStandard ADIF Fileを使っている場合はJT_LinkerのDecoder設定で指定するだけです。(JT_Linker Ver.2022.06.20 からJTAlertに対応しています。)
JT_LinkerのDecoder設定
JT_LinkerのDecoder設定で、JTAlertでStandard ADIF Fileのフォルダーを設定します。(JT_Linkerの初期状態でパスが入っています。)
C:\Users\toshi\AppData\Local\HamApps\JA4JOE\logs\JTAlertX
パスはJTAlertのみにして他は消してください。

以上で設定終了です。
(JT_Linkerのメイン画面設定)
QRZ.com登録局と交信するとJT_LinkerのNameとQTHにQRZ.comの登録情報が入るようになります。
JT_LinkerからHAMLOGへName、QTHを転送したい場合、Name(Auto)、QTH(Auto,City 1st)にしておきます。

Name、QTHの文字の部分をクリックすると、それぞれ以下のように変化します。
(Hamlog) →(Web data) → (Auto)
(Hamlog) → (Web data) → (Auto、Ctry 1st)→(Auto, Addr 1st)
JT_Linker Ver.2022.06.20 からHAMLOGに情報が無い場合のみQRZ.comの情報を取り込めるようになったので非常に便利です。
以上です。
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