(2024年3月8日)BktTimeSync 1.13.2 で日本語化されたので日本語対応版の記事を書きました。
 FT8通信用時刻合わせソフト BktTimeSync(日本語対応版)

(2023年4月15日 改版2)
BktTimeSyncが Version 1.12.0 にバージョンアップされたので、改版しておきます。 Version 1.12.0で「Auto Grid 機能」が追加されました。

(ここから本文です。)
FT8通信ではパソコン内蔵時計のずれが大きいと通信できませんが、Windowsの時刻合わせ機能では徐々にずれる事が多いので時刻合わせソフトを使います。
BktTimeSyncはネットワーク上のNTPサーバーに時計を合わせてくれます。GPSによる時刻合わせにも対応しています。

1. BktTimeSyncインストール
BktTimeSyncのホームページからプログラムをダウンロードします。
現在のバージョンはVersion 1.12.0です。
BktTimeSync1
下の方に[Download BktTimeSync]のボタンがあるので、ここからダウンロードします。
BktTimeSync2
ダウンロードしたBktTimeSync_Setup.exeを実行してインストールします。
インストールが終了するとデスクトップにBktTimeSyncのアイコンが出来ます。

2. BktTimeSync設定
インストール後にBktTimeSyncを起動します。(自動起動します。)
最初の起動時に言語の選択画面が出るので「English]にします。(日本語はありません。)
BktTimeSync5
設定は、以下のようにしました。
BktTimeSync1
初期値から変更した項目は以下です。
 NTP server NICTのサーバー (ntp.nict.jp) にしました。(隣の[List Time Server]を押してもhttpが入力できる訳ではありません。NICT以外にしたい場合は「ntpサーバ 日本」などで検索して捜してください。)
 Enable NTP チェックします。
 Enable GPS GPSは使わないのでチェックを外します。
 Start on windows startup 自動起動にしました。
 Start on system tray 起動時にシステムトレイに入るようにしました。
 Sync every 10分を推奨します。
 Max. corr. 12時間にしました。

各設定項目についての詳細は [F1-Help] でヘルプファイルを参照してください。

左下の[Reduce in System Tray]でシステムトレイに入ります。
タスクバーの赤〇をクリックするとタスクトレイが表示され、BktTimeSyncのアイコンがあります。
2022-10-19
BktTimeSyncアイコンのタスクバー表示
BktTimeSyncが起動しているかどうかすぐ分かるように、BktTimeSyncをタスクバーに表示するようにしました。(以下はWindows11での説明です。Windows10では旧記事を参照してください。自動ジャンプはEscキーを連打して中止出来ます。)

タスクバーの空きを右クリックして「タスクバーの設定」を選びます。
2022-10-20
「その他のシステムトレイアイコン」を表示します。
BktTimeSync18
[BktTimeSync]をオンにします。
BktTimeSync7
タスクバーにBktTimeSyncのアイコンが表示されます。
BktTimeSync19
BktTimeSyncのアイコンを右クリックするとメニューが表示されます。
BktTimeSync10
[Exit]でいったん終了させます。

次にBktTimeSync.exeに「管理者として実行」を設定しました。(必要無いかも知れません。)
 C:\Program Files (x86)\BktTimeSync\BktTimeSync.exe
エクスプローラーで[その他のオプションを表示]を選びます。
2022-10-19 (1)
管理者として実行を適用します。
2022-10-19 (2)

3. BktTymeSyncの起動
Windowsを再起動します。
2分くらいするとBktTimeSyncが自動起動してタスクバーにアイコンが表示されます。
BktTimeSync19
(補足)BktTimeSyncのアイコンのタスクバーへの表示設定がうまくいって無くて、タスクトレイに入っいて「BktTimeSyncがどこかに行った」という問いあわせをしてこられる方がいます。タスクバーに無い場合はタスクトレイを確認してみてください。

タスクスケジューラ設定見直し
BktTimeSyncはWindows起動時に常駐するため、イストール時に自動的にタスクスケジューラを設定しています。
念のため内容を確認したら、気になるところがあったので修正しました。(変更しなくても動きますので、難しいなら変更しないでも大丈夫です。

Windowsの検索から「タスクスケジューラ」を検索してタスクスケジューラを開きます。
2023-04-15
タスクスケジューラライブラリにある BktTimeSyncSartの上で右クリックしてプロパティーを開きます。
BktTimeSync20
[全般]タブの構成をWindows10にします。BktTimeSync12
[トリガー]タブ→[編集]で[トリガーの編集]を表示ます。
BktTimeSync15
[遅延時間を指定する] が2分になっていたので30秒にしました。
[アクティブ化]のチェックを外しました。

[条件]タブの電源が「AC電源使用時のみタスクを開始する」になっているので、バッテリーで使う事があるならチェックを外します。(デスクトップPCは関係ないです。)
BktTimeSync13
[設定]タブの「タスクを停止するまでの時間」が3日間になっていたのでチェックを外して終了しないようにしました。
BktTimeSync14
以上でBktTimeSyncが自動起動してNTPサーバーによる時刻合わせができるようになりました。
念のためWindowsを再起動して、タスクバーにBktTimeSyncのアイコンがあるのを確認しておいてください。
Windows起動の30秒後にタスクバーにBktTimeSyncのアイコンが表示され、10分ごとにNTPサーバーから時刻を取得してパソコンの時刻を校正してくれます。


4. BktTymeSyncの操作
BktTimeSyncアイコンを右クリックして以下の操作ができます。
BktTimeSync10
 [open]    メイン画面が開きます。
 [SyncNow]  即時に時刻合わせします。
 [Manual Set] 時刻調整BOXが開きます。
 [Exit] BktTimeSyncが終了します。(時刻合わせが止まります。)

[Manual Set] で、相手のDTがずれている場合に一時的に時刻をシフトすることが出来ます。
BktTimeSync15.PNG
相手がプラス方向にずれている場合(例 DT=2.3)、DTを-2.3にして[Apply]を押します。これでシステム時計を-2.3秒ずらしてくれます。時刻調整BOXは表示したままにしておきます。
相手がマイナス方向にずれている場合(例 DT=-2.1)、DTを2.1にして[Apply]を押します。
DXペディション局などでインターネット環境が整備されていない場所から出ている局がDTずれしている事があるので、そういう場合 [Manual Set] を使って一時的に時刻をシフトして呼びます。
終ったら時刻調整BOXを [Close] して [SyncNow] で時刻合わせしておきます。

時計表示
他にメイン画面で[Enable BktClock]をチェックすると画面に時計を表示します。時計の文字の上でダブルクリックすると設定画面が開きます。
BktTimeSync16.PNG
せっかくのおまけ機能ですが、使わないですね。(^^;

以上です。

BktTimeSyncはFT8などのデジタルモード通信用に開発されたソフトなので使い勝手が良いです。
GPSによる時刻合わせにも対応しているので、移動運用などでGPSを使う時刻合わせを行う場合は以下を参照して設定してください。


Version 1.12.0 で「Auto Grid機能」が追加されました。GPSを接続するとWSJT-XのAuto Grid機能を使えるようになります。



(あとがき)
BktTimeSyncに関してWindowsの操作が絡む初歩的な質問が多い気がするので、Windowsの操作を細かく書きました。分かってる方には細かすぎて嫌かも知れませんが、お許しください。