先日の記事「eQSL2ThwによるeQSLコンファーム情報のHAMLOGへの自動記入」を書いた時に、HAMLOGのインストール先をOneDriveにしていると問題が起きましたが、OneDriveにHAMLOG本体ごと置いてるのはスマートでは無いなと思いました。(問題自体はeQSL2Thwの問題だと思います。)
2019年の記事「HAMLOG 複数パソコンでのQSOデータ共有」でOneDriveを使った共有方法を書いてますが、その時はHAMLOG全部をOneDriveに置く方法でやっています。

気になったのでHAMLOGのQSOログデーターのみをOneDriveに置く方法でインストールし直す事にしました。
HAMLOG本体をC:\HAMLOGに、データをC:\Users\toshi\OneDrive\HAMLOGに置きます。

HAMLOGのファイルについてはHAMLOGの説明ページにあるファイルの説明を参考にしました。
現在のHAMLOGをC:\HAMLOGにコピーしてiniファイルをいじれば簡単そうですが、この際なのでクリーンインストールする事にしました。

1. HAMLOGデータのコピー
最初にOneDriveにある旧HAMLOGをHAMLOG_orgにリネームして新しいHAMLOGフォルダーを作りました。
HMLOG21
新しいHAMLOGに旧HAMLOGからHamlog.hdbとHAMLOG.mstをコピーします。
HMLOG22

2. HAMLOGのダウンロード、インストール
HAMLOGのダウンロードページからThwXXXX.exeファイルをダウンロードします。現在のバージョンはVer5.37bでした。
ThwXXXX.exeを実行してHAMLOGをインストールします。
インストール先はC:\HAMLOG\ にします。
HMLOG20
最初の起動でHAMLOG.hdbを新規作成するかどうかの確認が出ますが「いいえ」で進みます。
Hamlog.mstの選択画面が出るのでOneDriveのC:\Users\toshi\OneDrive\HAMLOGにあるHAMLOG.mstを指定します。
HMLOG23
これで、HAMLOGのログデーターを引き継いでHAMLOGが起動します。

3. HAMLOGの設定
先に旧HAMLOGにあるQSLカード印刷定義ファイルを新しいC:\HAMLOG\ にコピーしておきます。
HMLOG24

旧HAMLOGの設定を新しいHAMLOGに設定します。
旧HAMLOGの設定はキャプチャしてブログ記事「HAMLOGの設定」にしておきました。
複数パソコンでの共有のため、設定2の[QSOデータの共有オープン] をチェックします。
HMLOG3A
(補足)
パソコンを同時に使う訳ではないのでQSOデータの共有オープンは必要無いかも知れません。
コンテストなど同時にログを記入するような使い方ではOneDriveによる共有ではなく、どちらかのパソコンをファイルサーバーにする方法にしないと駄目だと思います。

HAMLOGの設定を元のHAMLOGと同じにすれば1台目のパソコン側の設定は終了です。

4. 2台目パソコン側のインストール
2台目は1台目のC:\HAMLOGフォルダーをUSBメモリ経由でコピーして設定を引き継ぎました。
フォルダーの構成が同じなので、そのままコピーしても問題ないはずです。
HAMLOGB1
続いてHAMLOGをダウンロードしてC:\HAMLOGに上書きインストールします。

OneDriveのHAMLOGデータは自動的に同期されるので、HAMLOGを起動すれば1台目と同じ設定で起動します。

起動後メイン画面の縦方向がはみ出していたので調整しました。(2台目は古いノートPCで画面が狭いです。)
HAMLOGB2
入力画面がデスクトップの外にあるようで表示されなかったので「ウィンドウを初期位置にする」をやりました。
2022-11-30
以上で2台目パソコンのHAMLOGが使えるようになりました。
他にバックアップ先を1台目ではF:ドライブにしていたので、2台目ではC:ドライブに変更しました。

なお、HAMLOGのユーザーリストはC:\HAMLOGにあるので、それぞれのパソコンで更新する必要があります。設定情報も別々なので変更する場合は両方を変更する必要があります。

前のOneDriveにHAMLOG本体を置く方法でも大きな問題は無かったのですが、なんか気になったので変更してみました。(^^;

(追記)JTAlertのApplications/Auto-Start
私の場合、HAMLOGをJTAlertの Applications/Auto-Start から起動しているので、そちらの変更も必要でした。