JTAlertのバージョンアップ対応で「WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上」を見直していたら、記事の中で紹介しているJTAlert「Wanted DXCC Alert」設定という記事がだいぶ前の記事で変っている部分があるので改版しておく事にしました。(雨で暇だったので(^^;)
私はDXハンターではありませんが、キャッチーなタイトルに変更してみました。アクセスが増えるかも。(笑)

JTAlertではDXCCの未交信国(エンティティ-)のメッセージを受信するとAlert表示してAlert音を鳴らす事が出来ます
LoTWのログからコンファーム済みエンティティ-情報をダウンロードして、JTAlertのWanted DXCC Alert に反映する手順と使い方について書いておきます。

当然ですが、JTAlertを使っていない方は最初に「WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上」に従ってJTAlertをインストールしてください。

1. Wanted DXCC設定
JTAlertのメニューバーからWanted DXCCの設定画面を表示します。(JTAlertは単体では起動しないので、WSJT-XやJTDX起動後に起動します。)
 Settings→ Manage Settings→Alerts/Wantd DXCC DXCCAL8
[Enable Wanted DXCC Alert]をチェックしてAlert Color と Alert Sound を設定します。
色は適当な目立つ色にします。Alert音はデフォルトのNew_Counry.wav(ニューカントリー)で良いと思います。音量は目立つように100%にしました。

次にBandの設定を行います。
Alerts/Wantd DXCC/Any band 
DXCCAL7
最初は全エンティティ-数の340がWantedになっています。
とりあえず、MixでDXCCを狙うので、Trackingは[Any Band]、[Any Mode]を選びます。
特定のバンドやモードでDXCCを狙う場合は、個別の設定をする事も出来ます。


2. Rebuild Alert Database
次にRebuild Alert Database機能を使ってLoTWのコンファーム情報からWanted DXCCリストを作成します。手入力する事も出来るので手入力する方は飛ばして先に進んでください。
LoTWに関しては「FT8運用環境向上 LoTW登録」も参考にしてください。

LoTWにログインして、QSL受信済みログ情報(Report of QSLs received)をダウンロードします。
 Your QSOs --> Download Report DXCCAL1
無線を再開した時期以降のデータをダウンロードしました。[Inclued QSL details]と[Inclued QSO station details] はチェックして Country,State などの情報をダウンロードします。
[Download repott] でダウンロードを開始します。(ログが多いと時間がかかるので、終わるまで他の事をやりながら待ちましょう。)
ダウンロードした lotwreport.adi にはDXCC番号やSTATE,CQZoneなどの情報が含まれています。 DXCCAL4
次にJTAlertでこの lotwreport.adi から Rebuild Alert Database を行います。
一時的に Standard ADIF File をダウンロードした lotwreport.adi に変更します。再起動の指示が表示されます。
DXCCAL2
 JTAlertを再起動します。

Rebuild Alert Databaseで [Rebuild All(enabled)] を実行します。
デフォルトではWanted US State, Wanted VE Province, Wanted DXCC, Wanted Continent, Wated CQ Zone, Wanted ITU Zone, Wanted Grid, Wanted CQ marathon のすべてのデーターベースを作る設定になっています。 
DXCCAL3
Wanted DXCCのみリビルドしたい場合はWanted DXCCのみチェックを入れて [Rebuild All(enabled)] を実行します。(スクロールするとWanted DXCCの設定があります。)

ログのスキャンが実行されます。
スキャンが終わったら、[OK-Apply] でデーターベースを更新します。
DXCCAL5
忘れずに Standard ADIF Files を元に戻して、JTAlertを再起動します。 JTAlert1
以上でJTAlertのAlert Database の構築は完了です。

以下、参考用に私のLoTW情報から構築したWanted Alert リストを掲載しておきます。

[Wanted DXCC] DXCCアワード
DXCCAL9
Not WantedがLoTWで表示されるDXCC Account Status の数と同じになっているはずです。

[Wanted US State] WASアワード
DXCCAL10
「50-State Wanted数」がLoTWで表示されるWAS Account Status の数と同じになってるはずです。私の例では47州がLoTWでコンファームになっています。

 [Wanted CQ Zone]  WAZアワード
DXCCAL17

3. Wanted DXCC 手動登録
LoTWのDXCC Creditsを参照して JTAlertのWanted DXCCリストに登録します。
新しいエンティティーがコンファーム出来たら、JTAlertのWanted DXCCリストに追加してください。

LoTWのDXCC Creditsを表示します。
Awards→Select DXCC Award Account→Mixed
DXCCAL11
バンド別、モード別での表示も可能です。
DXCCAL12
コンファーム済みDXCCエンティティ-が表示されます。
DXCCAL13
LoTWのDXCCエンティティ-とJTAlertのWanted DXCCリストを比較して、新しくコンファームされたエンティティ-があれば、◀で右のWantedから左のNot Wantedに移動します。
DXCCAL14
以上でJTAlertのDXCC Wantedリストの登録は終わりです。


4. Wanted DXCC Alertの使い方

未コンファームエンティティ-を受信するとJTAlertのCallsignsウィンドウに紫色(設定色)で表示されて「ニューカントリー」というAlert音が鳴ります。
一時的にTaiwanをWantedにして受信してみました。
DXCCAL15
他の事をしていても「ニューカントリー」と言って教えてくれるので、気がついて呼ぶことが出来ます。
表示されたコールサインをクリックすると呼び出すことが出来ます。

以上、JTAlert の Wanted DXCC Alert の設定と使い方でした。
WASアワードも同じようにWanted US Stateを設定してAlert音を鳴らす事が出来ます。

今回、二つの記事を一つにまとめて内容を見直しましたが、例によっていろいろ追記したので長めの記事になってしまいました。(^^;