一昨日の記事「FT-991A TeraTermでCAT接続してみた」でパソコンからCATコマンドを手打ちする話を書きました。
FT-991Aの「CATオペレーションリファレンスマニュアル」を眺めていたら AC(ANTENNA TUNER CONTROL) というコマンドがあるのに気付きました。
試しにTeraTermから「AC002;」と打ち込むとチューニングが始まります。

FT8では無線機に触らずに通信できますが、バンドを変えた後に無線機の [TUNE] ボタンを押してアンテナチューナーのチューニングをやっています。
パソコンからチューニング操作が出来れば無線機に触らずに済みます。リモート接続でFT8をやられている方は便利なのでは無いでしょうか。
というような思い付きで、検討してみました。

FT-991AはFT8用USBと別にUSB-CATケーブルで接続してHAMLOGのリグ接続に使っています。


パソコンにTUNEアイコンを作って、そこからチューニングできると便利そうです。
TeraTermのマクロ機能を使えば出来そうですが、ちょっとややこしいのでバッチファイルでシリアル送信出来るソフトを探しました。
コマンドライン通信(RS232C)というソフトが見つかりました。


ダウンロード、解凍して、デスクトップの「アマチュア無線」フォルダーに「CommandRs232c」を置きました。
Tune1
同じフォルダーにTune_FT991A.batという名前でバッチファイルを作りました。
----------------------------------------------------------------------------- Tune_FT991A.bat
REM PORT1 フォルダーへ移動
CD "C:\Users\toshi\Desktop\アマチュア無線\CommandRs232c\PORT1"

REM FT-991A CATポート=COM13 自分の環境に合わせる
SET PORT=COM13
ECHO %PORT%をオープンします。Speedは19200とする。
SendRs232c.exe "@OPEN@@@@@,%PORT%,19200,8,0,0,0"

REM ==ログ開始=========================================================
REM 送受信データをlogディレクトリに保存するモードの開始指令
SendRs232c.exe "@LOG_ST@@@"

REM ==送信=============================================================
REM 電文を送信します
SendRs232c.exe "AC002;"

REM ==クローズ=========================================================
REM クローズするとバックグラウンドプロセスが終了します
SendRs232c.exe "@CLOSE@@@@"

ECHO 正常終了しました。
REM コマンドプロンプトを自動で閉じないようにポーズします
REM PAUSE
-----------------------------------------------------------------------------

上記をコピーして使う場合は文字コードをShift-JISに変換して使ってください。
PORT1フォルダーのパスとCOMポート番号は自分のパソコン環境に合わせてください。

Tune_FT991A.batを実行するとチューニングが始まります。(最後のPAUSEを有効にしてます。)
Tune2
HAMLOGのリグ接続でUSB-CATケーブル側のCOMポートを使ったままだと競合するのでHAMLOGのリグ接続は解除しておきます。

デスクトップにTune_FT991A.batのショートカットを作っておきました。
Tune3
[FT991A_TUNE] をダブルクリックすると、FT-991AMのアンテナチューニングが始まります。

パソコンからのアンテナチューニングをやってみたらうまく行きました。
ただ私の場合は、FT8以外の時はHAMLOGに周波数、モードを取り込みたいので、パソコンからのアンテナチューニング機能は使わないです。無線機がすぐ側にあるので [TUNE] ボタンを押すのは簡単です。(^^;