今朝は雨が止んでいます。8時半から自治会花壇の植付をやる予定なのですが、7時頃から雨の予報なので実施するか延期するか悩ましいです。

昨日は雨で外仕事が出来なかったので、故障したDC電源 GZV4000の修理をやりました。
数日前の記事「GZV4000故障調査 半導体チェッカー(LCR-T4)準備」で故障個所の調査をした話を書きました。
故障個所は補助電源(Vcc=12V)のDC-DCコンバーターの部分と分かったので、交換用部品を集めようと思ったのですが、「補助電源を12VのACアダプターに置換えたら良いのでは」と思いついてしまいました。(笑)
そこで、使わなくなった何かの装置用の12V ACアダプターを補助電源として使ってみました。
結果、DC電源の出力が出るようになりました。

テスト中の様子です。
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GZV4000の一時側には突入電流制限用の抵抗とリレーがあって、12Vの電源が立ち上がったら電流制限抵抗をスルーするようになっています。
このため、GZV4000の電源投入後にACアダプターの電源をONします。

ACアダプターは12V/2Aのものなので容量は十分です。
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問題なさそうなのでACアダプターのAC電源をGZV4000のACスイッチの後ろに接続して、12V出力を補助電源の回路に直結しました。
補助電源の12V接続部分です。
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整流用ダイオードD2を外して入力しています。補助電源のスイッチング回路はQ1他ほとんどの部品を外した状態です。
GZV4000_2
ACアダプターは筐体内の隙間に置いてコマンドタブで貼り付けました。AC端子は線をハンダ付けして収縮チューブを被せました。
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これでGZV4000が復活しました。ACアダプタの出力が出るまで3秒くらいかかるので突入電流制御も問題ないようです。

強引な改造ですが、GZV4000の弱点らしい補助電源回路をACアダプターに置換えました。
手持ちのACアダプターなので費用も掛かりませんでした。
以前改造で追加したFANの温度制御用のサーマルスイッチは50℃でONするようにしているので内部温度が50℃まで上がります。ACアダプターの温度上昇が心配ですが軽負荷なので大丈夫でしょう。

今回、回路図を見て分かったのですがFANは電源ONで47Ωの抵抗経由で常時低速回転、サーミスタによる温度検出で高温時に直結で高速回転するようになっています。ただ、私の場合50W機一台を接続しているだけなので高速回転した事が無い気がします。
低速回転でもFANの音が結構うるさいので、サーマルスイッチで止まるようにしましたが、夏は頻繁にFANが動きます。今回の故障はその影響があるのかも知れません。
あと、FANの電源も補助電源から取っているのでFANが高速回転すると補助電源の容量は300mAくらい必要になります。

(7月11日 追記)
FANを静音タイプに交換しました。
また、補助電源をACアダプターに交換後に出力電圧が変わったので調整しました。