従来JTDXを使っていたけど、SuperFoxモードでK8R American Samoa を狙うために WSJT-X 2.7.0-rc5 を使い出した方が多いようです。
FBなどでJTDXとWSJT-Xのログファイルを共通にしたいという質問をされている方が複数いらっしゃったので、JTDX、WSJT-Xのログファイルを共有化する手順を記事にしておきます。
JTDXは複数リグ対応にしている方もいるのでJTDXが2つ、WSJT-Xが1つのファイルを共有する例にします。
2022年の記事「WSJT-XとJTDXのログファイル共有」からWindowsのハードリンクを使ってログファイルを共有する部分のみ抜粋して編集しました。
JTDXは共有元のリグ(私の場合IC-7300)用とIC-9700用のリグがあり、そこにWSJT-Xを追加してログファイルを共有します。
なお、JTDXとWSJT-Xが作るログファイルはwsjtx_log.adiの他にwsjtx.logがありますが、交信済みの判断にはwsjtx_log.adiが使われるのでwsjtx_log.adiのみ共有すれば良いです。
バッチファイルによるファイル共有
コマンドプロンプトからコマンド入力するのは大変なのでバッチファイルを作ります。
以下のバッチファイル(ADIF共有.bat)を作ります。共有元は元のJTDXのログです。
リグ1台の方はIC-9700の部分を削除してください。"JTDX - IC9700" のようなスペースのあるパス名は「”」で囲んでください。
--------------------------------------- ADIF共有.bat -------------------------------------------
本記事の設定では、以下のADIFファイルを共有した状態になっています。
C:\Users\UserName\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi ハードリンク共有先
JT_LinkerのDecoder File Pathの設定は何れかの一つを指定します。WSJT-X(Decoder3)とJTDX(Decoder5)の両方を指定するとHAMLOGに2回通知されるので注意してください。
以下の例ではWSJT-Xの wsjtx_log.adi を指定しています。

(追記 2024年9月26日) JT_Linker が Ver.2024.09.26 でADIFのUDP送信に対応しました。これによりwsjtx_log.adiを指定する必要が無くなり、どのADIFファイルを指定するかを気にしなくても良くなりました。
(補足2)JTDXの複数起動
JTDXを複数切換えて使う方法については以下の記事を参考にしてください。
WSJT-Xでも同じ様にすれば複数起動を行えますが、WSJT-Xでは「コンフィグレーション」でリグを切換えるほうが簡単です。
以上、JTDXとWSJT-Xのログファイル共有方法でした。
(追記 2024年10月2日)%HOMEPATH% 環境変数の利用
ハードリンク設定コマンドの C:\Users\username\ の部分を、環境変数を使う事で自分のパソコンのユーザーネームに変えなくても済みます。
以下はJTDXとWSJT-XのADIFファイルにハードリンクを設定するバッチファイルです。共有元はJTDXのログです。
FBなどでJTDXとWSJT-Xのログファイルを共通にしたいという質問をされている方が複数いらっしゃったので、JTDX、WSJT-Xのログファイルを共有化する手順を記事にしておきます。
JTDXは複数リグ対応にしている方もいるのでJTDXが2つ、WSJT-Xが1つのファイルを共有する例にします。
2022年の記事「WSJT-XとJTDXのログファイル共有」からWindowsのハードリンクを使ってログファイルを共有する部分のみ抜粋して編集しました。
JTDXは共有元のリグ(私の場合IC-7300)用とIC-9700用のリグがあり、そこにWSJT-Xを追加してログファイルを共有します。
なお、JTDXとWSJT-Xが作るログファイルはwsjtx_log.adiの他にwsjtx.logがありますが、交信済みの判断にはwsjtx_log.adiが使われるのでwsjtx_log.adiのみ共有すれば良いです。
バッチファイルによるファイル共有
コマンドプロンプトからコマンド入力するのは大変なのでバッチファイルを作ります。
以下のバッチファイル(ADIF共有.bat)を作ります。共有元は元のJTDXのログです。
リグ1台の方はIC-9700の部分を削除してください。"JTDX - IC9700" のようなスペースのあるパス名は「”」で囲んでください。
--------------------------------------- ADIF共有.bat -------------------------------------------
@echo JTDX-IC9700とWSJT-Xのadiファイル削除
del C:\Users\username\AppData\Local\"JTDX - IC9700"\wsjtx_log.adi
del C:\Users\username\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi
@echo ---
@echo ハードリンク設定
@mklink /h C:\Users\username\AppData\Local\"JTDX - IC9700"\wsjtx_log.adi C:\Users\username\AppData\Local\JTDX\wsjtx_log.adi
@mklink /h C:\Users\username\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi C:\Users\username\AppData\Local\JTDX\wsjtx_log.adi
@echo ---
@echo ハードリンク確認
@fsutil hardlink list C:\Users\username\AppData\Local\JTDX\wsjtx_log.adi
@pause
------------------------------------------------------------------------------------------------------
バッチファイルは「メモ帳」に上記の内容をコピーして「ADIF共有.bat」などのファイル名で保存してください。
usernameは自分のパソコンに合わせて変更してください。(以下の画面ではusernameをtoshiに置換しています。)
バッチファイルは文字コードをSHIFT-JIS形式にする必要があるので、メモ帳で「名前を付けて保存」を行うときに [エンコード] をANSIにしてください。

バッチファイルを再編集する場合はメモ帳で「ADIF共有.bat」を開いて編集してください。
「ADIF共有.bat」を実行(アイコンの上でマウス左ボタンをダブルクリックで起動)します。
JT_Linkerを使ってHAMLOGと連携している場合のJT_Linkerの設定について補足しておきます。usernameは自分のパソコンに合わせて変更してください。(以下の画面ではusernameをtoshiに置換しています。)
バッチファイルは文字コードをSHIFT-JIS形式にする必要があるので、メモ帳で「名前を付けて保存」を行うときに [エンコード] をANSIにしてください。

バッチファイルを再編集する場合はメモ帳で「ADIF共有.bat」を開いて編集してください。
「ADIF共有.bat」を実行(アイコンの上でマウス左ボタンをダブルクリックで起動)します。
本記事の設定では、以下のADIFファイルを共有した状態になっています。
C:\Users\UserName\AppData\Local\JTDX\wsjtx_log.adi ファイル共有元
C:\Users\UserName\AppData\Local\"JTDX - IC9700"\wsjtx_log.adi ハードリンク共有先C:\Users\UserName\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi ハードリンク共有先
JT_LinkerのDecoder File Pathの設定は何れかの一つを指定します。WSJT-X(Decoder3)とJTDX(Decoder5)の両方を指定するとHAMLOGに2回通知されるので注意してください。
以下の例ではWSJT-Xの wsjtx_log.adi を指定しています。

(追記 2024年9月26日) JT_Linker が Ver.2024.09.26 でADIFのUDP送信に対応しました。これによりwsjtx_log.adiを指定する必要が無くなり、どのADIFファイルを指定するかを気にしなくても良くなりました。
(補足2)JTDXの複数起動
JTDXを複数切換えて使う方法については以下の記事を参考にしてください。
WSJT-Xでも同じ様にすれば複数起動を行えますが、WSJT-Xでは「コンフィグレーション」でリグを切換えるほうが簡単です。
以上、JTDXとWSJT-Xのログファイル共有方法でした。
(追記 2024年10月2日)%HOMEPATH% 環境変数の利用
ハードリンク設定コマンドの C:\Users\username\ の部分を、環境変数を使う事で自分のパソコンのユーザーネームに変えなくても済みます。
以下はJTDXとWSJT-XのADIFファイルにハードリンクを設定するバッチファイルです。共有元はJTDXのログです。
--------------------------------------- ADIF共有2.bat -------------------------------------------
@echo JWSJT-Xのadiファイル削除
del C:%HOMEPATH%\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi
@echo ---
@echo ハードリンク設定
@mklink /h C:%HOMEPATH%\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi C:%HOMEPATH%\AppData\Local\JTDX\wsjtx_log.adi
@echo ---
@echo ハードリンク確認
@fsutil hardlink list C:%HOMEPATH%\AppData\Local\JTDX\wsjtx_log.adi
@pause
------------------------------------------------------------------------------------------------------

コメント
コメント一覧 (5)
JA4JOE
が
しました
PCを新しくしたらハードリンクができなくなってしまいました。
ユーザーネームが旧PCでは”JA7QVI”としていましたが、新PCにはショートカッtファイルで、”JA7QVI"、そして"ja7qv"の2つになっています。両ファイルとも中身のファイルは同じです。
”JA7QVI"のプロパティをみると C:Users\ja7qv となっています。
どうも、この辺が不具合の原因ではないかと思っています。
2つのユーザーネームでハードリンク設定をしてみたのですが、うまくいきませんでした。
C:Users\ja7qvの部分をC:¥%HOMEPATH%にしてcmdを入れてみたのですが、
『既に存在するファイルを作成することは出来ません』と出ますが、ハードリンクは出来ていません。
ユーザーネームを変更しないとダメなのでしょうか。
(JA4JOE 尾中)
先にハードリンク先のwsjtx_log.adiを削除してからmklink /hを実行しても駄目でしょうか?
delete C:\%HOMEPATH%\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi
mklink /h C:\%HOMEPATH%\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi C:\%HOMEPATH%\AppData\Local\JTDX\wsjtx_log.adi
平間さんはC:¥udersの下にja7qvのシンボリックリンク?としてJA7QVIを作られているようですが、ご自分でつくられたのでしょうか?
もしかするとシンボリックリンクの影響があるのかも知れませんね。
この辺りは私も良く分からないのでWindowsに詳しい方に聴いてください。
JA4JOE
が
しました
再度、アドバイスを頂いたcmdで試しましたら、無事にハードリンクが出来ました。
本当にありがとうございます。感謝したします。
そして、ユーザーネームですが、旧PCでは、大文字の”JA7QVI"として使っておりました。
今回、新PCでは、”ja7qv”に勝手に変わっています。
本来、旧PCの大文字の”JA7QVI"は、ご指摘のように勝手にユーザーネームのシンボリックリンクのような形になっています。
OneDriveなどを使って他のPCとの同期するのにも、面倒になります。
まずは、尾中さんのおかげで、ハードリンクが出来ましたので当面は、これで運用したいと思っています。
いずれは、詳しいかたに相談して旧PC で使いいているユーザーネームに変えたいと思っております。
この度は、いろいろご面倒なご相談にご親切に対応頂きまして、大変有り難うございました。
JA4JOE
が
しました
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