2022年10月の記事「JT_LinkerでJTAlertのログ(ADIF)を参照する設定(改版2)」の改版記事です。
JT_Linker Ver.2024.09.26 からログ情報通知にUDPメッセージを使えるようになったので、JT_Linkerの設定とJTAlertの設定を見直しました。

(ここから本文)
JT_LinkerのJTAlertとの連携については、JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定に書いていますが、問合せが多いので設定の仕方を詳しく書いておきます。

JTAlertを使っている場合、JT_LinkerがJTAlertのログを参照する設定にするとJTAlertがQRZ.comから取得したName、QTH情報をHAMLOGに取り込むことが出来ます。
DX交信が多いなどで、QRZ.comのName、QTH情報を使いたい場合は、JTAlertのADIFを指定すると便利です。

JTAlertのログに抜けがある場合は、先にHAMLOGのログへの合わせ込み作業を行ってからJTAlertとJT_Linkerの設定を行います。
合わせ込みの必要が無い場合は、5. JTAlertの設定6. JT_LinkerのDecoder設定のみ行えば良いです。

1. HAMLOGからwsjtx_log.adiを出力
HAMLOG画面で、検索→ [複合条件検索と印刷] を選びます。出力ファイル名は wsjtx_log.adi にします。
[レコード番号] を1からに設定、出力先を [ADIFファイル] を選択、[全角を除く] 、「GRIDSQUARE:」をチェックして、[検索無しボタン] を押します。
出力先はHAMLOGのディレクトリにしました。 HAMLOG1.png

2. ADIFファイルの正規化
ADIF Master による ADIFファイル正規化を参考にして、出力したwsjtx_log.adiをADIF Masterで開いて上書きします。

3. JTAlert Standard ADIF Fileの更新
HAMLOGから出力した wsjtx_log.adi をJTAlertのデーターフォルダーにコピーして「log.adi」にリネームします。既にlog.adiファイルがある場合は先に削除してコピーします。
データーフォルダーは以下になります。(JA4JOEは自分のコールになります。)
C:\Users\username\AppData\Local\HamApps\JA4JOE\logs\JTAlertX
JTAlert109

4. JTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiの更新
HAMLOGのログとの合わせ込みが必要な場合は、念のためJTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiファイルを上書き更新してHAMLOGと同じ内容にします。

エクスプローラーでHAMLOGディレクトリーのwsjtx_log.adiファイルをコピーします。 2021-11-14 (1).png

JTDX(WSJT-X)でログディレクトリを開きます。 2021-11-14.png

JTDX(WSJT-X)のwsjtx_log.adiファイルに上書きコピーします。 2021-11-14 (2).png

5. JTAlertの設定
 Settings→ Manage Settings
・Logging/Last QSO ADIF
[Enable transmission of last QSO] をチェックしてLast QSOのADIF情報をJT_Linkerに送ります。
JT_Linker31
(注)JTAlertとJTDX/WSJT-Xの両方からログを送るとHAMLOGに2重に転送されてしまいます。念のためJTDX/WSJT-Xの「記録されたQSO ADIFデータを送る」、「セカンドUDPサーバー」がオフになっているか確認してください。

・Logging/Standard ADIF File
Standard ADIF Fileとして、HAMLOGから出力したファイルを指定します。これにより、過去の交信情報も参照されるようになります。
[Select] ボタンでJTAlertのデーターフォルダーの log.adi を指定します。
JTAlert110
・Web Services/Online XML Callbooks
JTAlertでQRZ.comから情報(Name,QTH)を取得して表示するように、QRZ.comに登録したコールサイン/パスワードを設定しておきます。
事前にQRZ.comのユーザー登録をしておく必要があります。参考:FT8運用環境向上 QRZ.com登録
JT_Linker37
6. JT_LinkerのDecoder設定
JT_Linker Ver.2024.09.26からUDPメッセージに対応したので、Decoder設定でUDP Log Dataの指定します。
[Decorder10 UDP Log Data] のみチェックを入れて、UDP portは 2333 にします。
JT_Linker13
7. JT_Linkerのメイン画面設定
 QRZ.com登録局と交信するとJT_LinkerのNameとQTHにQRZ.comの登録情報が入るようになります。
JT_LinkerからHAMLOGへName、QTHを転送したい場合、Name(Auto)、QTH(Auto,City 1st)にしておきます。
JT_Linker29
Name、QTHの文字の部分をクリックすると、それぞれ以下のように変化します。
(Hamlog) →(Web data) → (Auto)
(Hamlog) → (Web data) → (Auto、Ctry 1st)→(Auto, Addr 1st)


以上です。