2023年7月に書いた記事「hQSL(HAMLOG E-Mail QSL) のインストールと使い方(改版)」の改版記事です。
ローカルさんからhQSLのインストールと設定を依頼されて前の記事を参照しながらやりましたが、Gmailのアプリパスワード取得で、つまづくなど仕様が変更されているところがあるので改版しておきます。
また、hQSLの機能変更追加を追記で対応してきましたが、追記を取り込んですっきりさせておきます。

(ここから本文)
hQSL(HAMLOG E-Mail QSL)はTurbo HAMLOGの開発者 JG1MOU さんが提供されている電子QSLカード交換ソフトです。電子QSLカード画像をメールで送って交換します。


1. HAMLOGユーザー登録の確認

hQSLを使う為にはHAMLOGのユーザー登録が必要です。
HAMLOGユーザーの登録が終わっていると、HAMLOGの下側にUser表示が出ています。
hQSL1
HAMLOGのユーザー登録が終わっていない場合は、Turbo HAMLOG ユーザー登録を見てユーザー登録をしてください。

(補足1)
HAMLOGユーザー登録の為にはJARLのEメール転送サービスの登録が必要です。
このため、JARL会員で無い方は登録できません。(^^;
HAMLOGユーザー登録が終われば別のメールアドレスを登録できるので、Eメール転送サービスを解除しても大丈夫です。(hQSLを使いたいので、一時的にJARL会員になる方がいるそうです。)

(補足2)
HAMLOGのユーザー登録が終わっていても、3ヶ月以上ユーザーリストをダウンロードしていないとパスワードが無効になります。Turbo HAMLOGユーザー登録の状況確認ページで登録状況を確認して、パスワードが無効になっている場合はパスワードの再発行を行ってください。

2. hQSLダウンロード、インストール

hQSLはHAMLOG E-Mail QSLからダウンロードします。半自動インストール版をダウンロードしました。現時点のバージョンはVer5.08cでした。
hQSL11
ダウンロードした hQSLxxx.exe を実行してインストールします。
インストール先はHamlogと同じディレクトリにします。(別ディレクトリにする事も出来ますが、設定が面倒になります。)
hQSL3
最初は「デスクトップにショートカットを作成する」でショートカットを作った方が良いと思います。
hQSL12
インストールが完了しました。
hQSL4

3. 通信設定

最初の起動でhQSLの通信設定画面が表示されます。
メールアドレスは他で使っていないものをhQSL専用として使う必要があります。

Yahoo!メールと Gmailの登録をやってみたので、やり方を書いておきます。

hQSL用の設定はYahoo!メールの方が簡単です。Yahoo!メールを使っていなければ、新規にアドレスを取得するのが良いと思います。
既にYahoo!メールを通常使うメールとして使っている場合は、Gmailアカウントを取得して登録するのが良いと思います。

(補足3)
Yahoo!メール のアカウントを新規に作ろうとしたら、別のアカウントに登録済みの携帯電話番号では登録できませんでした。
最近はアカウント作成に携帯電話番号を入れないとアカウントを作れないサービスが多いですね。(^^;
それならばという事でGmailのアカウントを作りました。
Googleは電話番号無しでアカウントを作れました。(設定で必要なので結局、携帯番号の登録が必要でしたが、他で登録済みの携帯番号でも大丈夫でした。)
私はYahoo!アカウントを既に持っていましたが、Yahoo! メールはアドレス取得のみして使っていなかったので、最終的にYahoo!メールを使う事にしました。

以下、Yahoo! メールとGmailの設定について記載しておきます。
(1) Yahoo !メールの場合
(2) Gmailの場合

(1) Yahoo !メールの場合

Yahoo!メールはYahoo! JAPAN IDの取得を行うと使えるようになります。


・Yahoo! メールの設定

Yahoo! メールにログインして設定(⚙)を行います。

hQSL18
「IMAP/POP/SMTPアクセス]の設定を行います。
hQSL19
以下を有効にして [保存] します。
[Yahoo! JAPAN公式サービス以外からのアクセスも有効にする]
[POP] 有効にする
[SMTP] 有効にする

「迷惑メール対策」の [迷惑メールフィルターを有効にする] のチェックを外して [保存] します。
hQSL20
・hQSLの通信設定
最初に「HAMLOGサーバーの認証」にコールサインとHAMLOGのパスワードを入力して [登録状況確認] でHAMLOGにユーザー登録されている事を確認します。
hQSL21A
左下の[Menu] から[Yahoo! の設定]で自分のメールアドレスのサーバーを選びます。
2023-05-12
Yahoo! メールのSMTP/POP3のサーバー名/ポート番号が入ります。

Yahoo! メールのメールアドレスとパスワードを入力します。
hQSL21B
[送信確認] ボタンで送信テストをします。以下画面が表示されればOKです。
hQSL14
[受信確認] ボタンで受信テストをします。以下画面が表示されればOKです。
hQSL13
[サーバーに登録・保存]ボタンで保存します。
HAMLOGサーバにメールアドレスが登録され、hQSLの送受信ができるようになります。
また、HAMLOGでコール入力時に「hQSL_user」と表示されるようになります。


(注)自局の hQSL_user 表示はサーバーへの登録終了後、HAMLOGユーザーリストが更新されてからになります。HAMLOGユーザーリストは次の日曜日の夜に更新されるので、更新後にHAMLOGの「ユーザーリストGet's」を行ってください。

以上でYahoo! メールの通信設定は終了です。

(2) Gmailの場合

GmailはGoogle アカウントを取得すると使えるようになります。


Andoroidスマホなどで既にGoogleアカウントを取得済みで使用中の場合は、新しいアカウントを取得して登録してください。

・Gmailの設定
hQSLの通信設定をする前にGmailのPOP設定を行っておきます。
ブラウザからGmailにログインして設定(⚙)を行います。
hQSL6
(すべての設定を表示)をクリックします。
hQSL7
設定で[メール転送とPOP/IMAP] を選びます。(2025年4月6日 画像差替え)
Gmail1
1. ステータス の「すべてのメールでPOPを有効にする」を選択します。
2. POPでメールアクセスする場合 を [Gmailのメールを削除する] にします。
[変更を保存] で終了します。

・アプリパスワードの作成
Googleで2段階認証を設定した場合に、特定のアプリから直接ログインするためのアプリパスワードという仕組みがあります。hQSLからGmailを使う場合はアプリパスワードの取得が必要です。

Gmailのアプリボタンから[アカウント]をクリックします。
hQSL9
Googleアカウントで「セキュリティー」を選んで[2段階認証プロセス]を有効にします。
(ここでスマホの電話番号を入力する必要があります。)
hQSL10

パスキーの入力を求められる場合はパソコンのPINを入力します。
hQSL21
「2段階認証プロセス」の中の下の方に「アプリパスワード」の項目があります。ここからアプリパスワードを設定します。
hQSL22
「アプリパスワード」の項目が無い場合は、Googleにログインした状態で以下のリンクからアプリパスワードページに飛んで設定します。
 https://myaccount.google.com/apppasswords
アプリパスワードのページで[HAMLOG E-Mail QSL] と入力し、[作成] をクリックして新しいアプリパスワードを生成します。
hQSL23
12桁のコードが生成されるのでメモしておきます。[完了] で終了します。
hQSL24
(上記のアプリパスワードはテスト用で、既に削除してあります。)

・hQSLの通信設定
最初に「HAMLOGサーバーの認証」にコールサインとHAMLOGのパスワードを入力して [登録状況確認] でHAMLOGにユーザー登録されている事を確認します。
hQSL5A
左下の[Menu] から[Gmail の設定]を選びます。
2023-05-11 (5)
GmailのSMTP/POP3のサーバー名/ポート番号が入ります。

Gmailのメールアドレスと先に生成したアプリパスワードを入力します。(アプリパスワードのスペースは入力しません。)
hQSL17
[送信確認] ボタンで送信テストをします。以下画面が表示されればOKです。
hQSL14
[受信確認] ボタンで受信テストをします。以下画面が表示されればOKです。
hQSL13
[サーバーに登録・保存]ボタンで保存します。

HAMLOGサーバにメールアドレスが登録され、hQSLの送受信ができるようになります。
また、HAMLOGでコール入力時に「hQSL_user」と表示されるようになります。

(注)自局の hQSL_user 表示はサーバーへの登録終了後、HAMLOGユーザーリストが更新されてからになります。HAMLOGユーザーリストは次の日曜日の夜に更新されるので、更新後にHAMLOGの「ユーザーリストGet's」を行ってください。
以上でGmailの通信設定は終了です。

Yahoo!メール、Gmail以外の通信設定については、hQSLの取扱説明書に設定例が載っているので参考にしてください。HAMLOG E-Mail QSL 通信設定の参考例

4. QSL画像の準備

hQSLで送信するQSLカード画像を準備します。
hQSLでJPEG画像の取り込みの際に自動整形してくれるので、トリミングが必要無ければこの作業はスキップして「5. hQSLの設定」に進んでください。
 
今回、QSL定義ファイルを使わない方式(ビギナーモード)でやりました。カード画像の下の方に交信情報が挿入されます。下の方に見えにくくなると困る部分が無い画像が良いと思います。
向島タヌキの像の写真(Tanuki.JPG)を使いました。
hQSLの画像サイズは最大1024x652ピクセルまで設定可能ですが、800x510くらいが適当だと思います。

先にWindowsのフォトで写真を開きます。
hQSL4
フォトから [画像のサイズ変更] を行います。
hQSL25
サイズ変更で[ピクセル指定] にして [幅] を800にすると [高さ] が自動的に入力されます。

[保存] を実行して適当な名前で保存します。
hQSL26
Tanuki-R.JPGという名前で保存しました。

続けてフォトで保存したファイルを開きます。
縮小画像の縦サイズが510より大きいので、[編集]で上下をトリミングします。
hQSL28
上の[トリミングする]ボタンから高さを510に調整します。(ぴったり510にならなくても大丈夫です。)
「コピーとして保存]で適当なフォルダに保存します。
hQSL27
トリミングした画像をHAMLOGのフォルダにコピーしておきます。Tanuki-R.jpg がコピーしたファイルです。
hQSL10


5. hQSLの設定

hQSLの設定を行います。
(1) 環境設定
(2) QSL画像の指定
(3) hQSLで使うデータの指定
(4) その他設定


(1) 環境設定

[環境設定] ボタンから環境設定を行います。
hQSL29
[QSL送信系]
「QSL発行済み」のマーク変換は「H ;*= W;L=W;E=W;#=W」として既にLoTWやeQSL受信済みの場合は[W]に変換するようにしました。(HAMLOGのQSL発行済みマークは自分のやり方に合わせて設定してくださ。)
「デジカメの自動整形」は [800x510] にしました。
「QSLのName設定] はQTH、Nameを設定します。JCCとGLも書いておきました。<BR>で改行を入れます。(「山口県防府市 JCC:3306<BR>GL:PM54SA 尾中俊之」としました。)
hQSL30
[QSL受信・照会]
「照合時のモード読み替え」に「DSTAR=DV,DR」を追加しました。
hQSL31
[保存] で環境設定情報を保存します。

(2) QSL画像の指定

ファイル→JPEG画像ファイルを開く
hQSL32
先にコピーしておいたJPEGファイル(Tanuki-R.JPG)を開きます。
hQSL11
画像が取り込まれました。
hQSL33
[サンプル] ボタンでQSL画像を確認しながら [コール表示] と [Name] の位置を調整します。コールの色とサイズはQSL画像の [Font] ボタンで変更します。[Name] は [色] ボタンで色を設定します。[Name] のフォントはQSL記載文字列と同じになります。
交信情報(QSL記載文字列)の背景は [背景を半透明にして記載] にしました。透明度は17にしました。
QSL記載文字列のフォントと色は下の方の [Font] で変更します。
hQSL34
こんな感じになりました。(^^;
hQSL17
(補足4)
[JPEG画像ファイルを開く] で一度開いたQSLカード画像はメニューバーの [JPEG画像] の一覧から開けるようになります。複数のJPEG画像を用意しておいて切り替えて使う事が出来ます。
[コール表示] と [Name] の位置を画像毎に変えたい場合は、[コール表示] と [Name] を画像に埋め込んだものを作って使うと良いです。

(おまけ)
[QSL定義] をチェックするとQSL定義ファイルによるQSLカード画像を作って使う事が出来ます。
QSL定義ファイルを使えば自由なレイアウトのQSLカードを作れます。QSL定義についてはhQSLの取扱説明書を見てください。電子QSLの定義
QSL定義ファイルのサンプルが「いろいろな hQSL」にあるので適当なものをダウンロードして編集して使うと良いです。
QSL定義ファイルを使ったカードを作ってみました。


(3) hQSLで使うデータの指定

メニューバーの [ファイル] からHAMLOGのデータを開きます。
hQSL35
① [QSOデータを開く] HAMLOGの「HAMLOG.mst」を開きます。
② [HAMLOGのユーザーリストを開く] HAMLOGの「userlist.usr」を開きます。
③ [リグ・アンテナデータを開く]  HAMLOGの「RIGANT.DAT」を開きます。

(注)HAMLOGと同じフォルダにhQSLをインストールした場合は、①、②は自動的に開かれます。③はHAMLOGの[QSLカード印刷]で設定したファイルです。既にあれば自動的に開かれます。
無ければ、HAMLOGの「QSLカード印刷」の [Rig/Ant] ボタンから設定するか、hQSLの[Rig/Ant] ボタンから設定出来ます。

(4) その他設定

・メイン画面
「運用場所の出力」は空欄にします。(移動運用時に使います。)
「QSL備考」は適当なメッセージを入れます。QSL画像の一番下に表示されます。
いちばん下のメール本文にも適当なメッセージを入れます。メールの本文として送られる文章です。
[↓保存] で保存します。(メニューバーの [ファイル] から名前を付けて保存する事も出来ます。)
hQSL36
・バックアップの設定
hQSLの設定情報と受信QSL、および送信QSLをバックアップできます。
 ファイル→電子QSLのバックアップ
hQSL37
[フォルダ設定] でバックアップ先のフォルダを指定します。
[終了時にバックアップを]チェックしておくとhQSL終了時に自動的にバックアップされます。
私はパソコン内蔵のハードディスク (F:ドライブ) にバックアップするように設定しました。システムドライブと別のドライブが無ければSDカードなどを指定すると良いと思います。
hQSL46
(おまけ)送受信画像フォルダの変更
HAMLOGのフォルダがあるドライブの容量が少ない場合、送受信画像フォルダを別ドライブに置いた方が良いと思います。
 ファイル→受信したQSLフォルダの設定
 ファイル→送信したQSLフォルダの設定
hQSL38
私は、F:ドライブの[ピクチャ] フォルダにhQSL_Pictureというフォルダを作って置きました。(私の場合、[ピクチャ]フォルダは毎日NASに自動バックアップしています。)
hQSL45


6.HAMLOGの設定

・HAMLOGバージョンアップ
hQSL Ver5.08 から、HAMLOG Ver5.44 以降の HAMLOG50.DLL が必要です。HAMLOGが古い場合は先にHAMLOGをバージョンアップしてください。Tuebo HAMLOG最新版

・HAMLOGユーザーリストの更新
相手がhQSLユーザーかどうかの情報を最新にするため、ユーザーリストGet'sでユーザーリストをダウンロードしておきます。
ユーザーリストは一週間に一度ダウンロードしてください。3か月以上ダウンロードしないとパスワードが無効になりダウンロード出来なくなります。

・共有オープンの解除
HAMLOGが [QSOデータの共有オープン] で動作していると、hQSLが書き込んだQSLマークがHAMLOGの表示に反映されません。このため、[QSOデータの共有オープン] を解除しておきます。

 オプション→環境設定→設定2

[QSOデータの共有オープン] のチェックを外します。
hQSL33
(注) HAMLOGのログを複数のパソコンで共有して使っている場合や thw2LogBook を使っている場合は [QSOデータの共有オープン] はチェックのままで使い、HAMLOGのメニューバーの [再読み込み] で反映させてください。

・hQSL/Userの表示
HAMLOGの画面を右クリックするとMENUが出るので[hQSL/Userの表示]をチェックします。
hQSL39
HAMLOGのログの右端にHAMLOGユーザー/hQSLユーザーの情報が表示されるようになります。
hQSL34
・HAMLOG E-Mail QSLのヒット 
HAMLOGの入力画面でコールサインを入力した時に過去に受信したhQSL画像を表示させることが出来ます。
 オプション→環境設定→設定4
 [HAMLOG E-Mail QSLのヒット] にチェックを入れるとフォルダ選択ウィンドウが出るので、hQSLの受信フォルダを指定します。
hQSL30
HAMLOGの入力ウィンドウでコールサインを入力した時に過去に受信したhQSLがあれば表示されます。
hQSL31


7. hQSLを使ってみる

hQSLの使い方を簡単に書いておきます。詳細はhQSLの取扱説明書のページを参照してください。

(1) hQSL送信
(2) hQSL受信
(3) その他の機能
(4) HAMLOG画面からhQSL送信
(5) hQSL受信局にhQSLを送る
(6) HAMLOGで受信QSLを表示する

(1) hQSL送信

hQSLを送信してみます。hQSLユーザーで、HAMLOGのQSL欄2文字目が空欄の局にhQSLを送ります。
最後にhQSLの送信処理をしたログの次(例では14882)から最終番号まで([常に最終番号を設定]をチェック)を対象に送ってみました。[QSL送信] ボタンで送信先候補あてのカードが表示されます。
hQSL40
[✓送信] ボタンで送信されます。
送信先が複数ある場合は次のカードが表示されるので[✓送信] ボタンで順に送信します。送信不要なら [送信せず] でスキップする事も出来ます。[一気に] で確認無しで送信できます。
すべての候補への送信が終わると結果が表示されます。
hQSL41
HAMLOG側の送信できたログのQSL蘭の2文字目が「H」になります。
「確認しながら送信]のチェックを外すと、確認無しで連続送信されます。

(補足5)

連続送信は環境設定で設定した連続送信可能件数より多い件数は送信できません。まとめて送信する時は20件程度ずつ送信します。

(補足6)
私の場合、まとめて送信するのでなく (4) HAMLOG画面からhQSL送信 で、一件ずつ送信しています。

(2) hQSL受信

[QSL受信] ボタンで受信QSL画像が取り込まれます。3件届いていました。
hQSL43
[OK] で受信したQSLカードが表示されます。◀▶またはスクロールで前後のカードを見る事が出来ます。
hQSL44
続けて [照合] ボタンで「QSOデータと電子QSLの照合結果」を表示して、[Cofirmed] ボタンでHAMLOGのQSL欄3文字目に「H」を記入しておきます。

(補足7)
受信メールボックスに100件以上のメールが来てると、受信時に全部を読み込むかどうかの確認画面が表示されます。全部を読んでも問題ないですが時間がかかります。
私の場合Yahoo!からhQSLと関係のないプロモーションメールが沢山来て溜まるので、時々Yahoo!メールにログインして不要なメールを削除しています。


(3) その他の機能

・[照合]ボタン
受信カードとLOGを照合して受信hQSLのリストを表示します。対象行をダブルクリックすれば受信hQSLカードを表示します。

[照合] 欄の表示は以下になっています。
 ■× 照合結果がNGだったhQSL
 〇 照合結果がOKだったhQSLでQSL受領マークが空欄
 ◎ 照合結果がOKで、hQSLか紙QSLを受領済み

 照合画面の [Cofirmed] ボタンでHAMLOGのQSL欄3文字目に「H」が記入されます。
hQSL46
環境設定の [QSL受信・照合] の [QSL受領済みでも受領済みマークする] をチェックしておくとマークが上書きされます。また、[QSL受領済み] の設定でQSL受領マークを設定できます。
私は「H;*=W;;L=W;E=W;#=W」にしていて、空欄の場合はHが記入されますが、*/L/E/# の場合Wが記入されます。

 照合画面の [Menu] ボタンから検索や並べ替えが出来ます。照合画面のどこかで右クリックしても [Menu] が表示されます。(2025年4月22日 Ver5.09 対応で画像差替え)
hQSL4
 [MENU] の [表示する順序] から「ファイル時刻順」「更新年月日順」などを選べます。
 [MENU] の [【選択局】あて電子QSLを送信する] で、hQSLを送信していない局からhQSLを受取った場合にhQSLを送信する事が出来て便利です。(5) hQSL受信局にhQSLを送る

照合画面で対象データを選択して [スペースキー] を押すと朱色に変わり、朱色に選択された行が、削除、移動、コピーの対象となります。

 照合画面の [HAMLOG] ボタン HAMLOGを起動しておけば、HAMLOGの「データの表示&修正」画面が表示されます。
 照合画面の [Reload] ボタン 再度照合を行って表示します。

詳細はhQSLの取扱説明書を見てください。HAMLOG E-Mail QSL 照合

(補足8)照合結果NGの処理
照合結果がNG(■× )の場合、相手のミスか自分のミスかを確認して自分のミスならHAMLOGのログを修正します。(以下は故意にHAMLOGのモードをFMに変更して不一致にしています。)
hQSL53A
不一致のケースとしては、該当ログ無し、日付時刻不一致、バンド不一致、モード不一致などです。
日付時刻の許容範囲は環境設定の「照合時の交信時刻許容範囲(分)」の設定で±10分にしています。
自分のミスで既にhQSL送信済みの場合は、「ごめんなさいコメント」付きでhQSLを送り直しています。
相手のミスの場合は、連絡して修正してもらうか無視するかなどですが、人それぞれですね。(^^;
hQSLを送っていない方からhQSLを受取った場合は、[MENU] の [選択局あて電子QSLを送信する] で、hQSLを送信しています。

(おまけ)
D-STARの交信局からMode=DVのhQSLが送られて来る事がありますが、私はMode=DSTARとしています。(ADIFの仕様ではD-STARはDSTARと表記しないといけません。)
このため、hQSLの [環境設定] の [QSL受信・照合] にある「照合時のモード読み替え」に「DSTAR=DV,DR」と書いておけばMode不一致になりません。 参考:hQSLの「照合時のモード読み替え」
(2025年3月5日 追記)FreeDVの交信でMode=DVで送って来る方がいます。DSTARと同じなので「照合時のモード読み替え」が使えません。仕方ないので、[Menu] の「電子QSLファイルをリネームして強制的に照合」でファイル名を書き替えて一致させています。

・[表示] ボタン
受信したQSLカードを表示します。スクロールすれば順にカードを表示します。

・[送信済QSL] ボタン
送信済QSLカードのリストを表示します。対象行をダブルクリックすると送信QSLカードを表示します。
hQSL47
 送信済QSL画面の [Menu] ボタンから検索や並べ替えなどが出来ます。
hQSL48
送信済QSL画面のどこかで右クリックしても [Menu] が表示されます。
HAMLOGを起動しておけば、[HAMLOG] ボタンでHAMLOGの「データの表示&修正」画面が表示されます。
詳細はhQSLの取扱説明書を見てください。送信済み電子QSL一覧 

(4) HAMLOG画面からhQSL送信

HAMLOGとhQSLを同時に起動しておくと、HAMLOG側で指定した局にhQSLを送る事が出来ます。
hQSLを送りたい局を選びます。
hQSL49
hQSLメニューバーの[HAMLOG]から [修正/メイン画面からQSL送信] をクリックします。(F12キーでも同じ操作が行えます。)
hQSL50
指定した局宛のhQSLカードが表示されるので [送信] します。
hQSLの送信は交信後にすぐ送るなら、この機能を使って送信する方がやり易いです。

(補足9)
私はeQSLまたはLoTWユーザーにはhQSLは送らない事にしているので、[QSL送信] ボタンからではなく、この機能を使ってeQSL/LoTWユーザー以外のhQSLユーザーにhQSLを送っています。

(5) hQSL受信局にhQSLを送る

私の場合、hQSL受信後にhQSLを送っていない局には、hQSLを送信しています。
照合結果画面で未送信のログを選んで、[選択局あて電子QSLを送信する] でhQSLを送信します。
hQSL51

(6) HAMLOGで受信QSLを表示する

HAMLOGとhQSLを同時に起動しておいて、hQSL受信済み局のHAMLOGのQSL欄をダブルクリックすると受信QSLカードが表示されます。
hQSL52
HAMLOGで相手コール入力時にhQSL画像を表示する事も出来ます。
6. HAMLOGの設定 の「・HAMLOG E-Mail QSLのヒット」を設定してください。
以下の記事も参考にしてください。



(注意)有効期限切れに注意

hQSLの送信を6か月以上行わないとhQSLの登録が抹消されます。登録が抹消された場合は再度通信設定から登録処理をすれば使えるようになります。
HAMLOGのユーザーリストGet'sを3か月以上行わないとパスワードが無効になります。パスワードの再発行が必要です。

以上、hQSLのインストールと使い方でした。
説明用のキャプチャ画像を差替えたので、思ったより手間がかかってしまいました。(^^;