2023年9月の「WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上(改版4)」の改版記事です。
2025年10月6日リリースのJTAlert 2.81.0 でメモリーリーク対策のためCallsingsウィンドウの表示方式を大幅に見直したそうで、コールサインタイルの表示スタイルが大きく変わりました。
また、(追記)が増えて見にくくなっていたので改版記事を書いておきます。

(2025年11月25日)
JTAlert 2.81.2 対応でCallsignウィンドウ設定、Alerts/Miscellaneous Alerts/Wanted Callsigns #1 の設定画面を更新しました。
(2025年12月31日)
JTAlert 2.81.4 対応で Web Services/Online XML Callbooksの設定画面を更新しました。
(2026年1月19日)
JTAlert 2.81.5 対応で[Manage Callsign Overrides]の[US State]入力欄の記述を追加しました。


(ここから本文です。)
JTAlertを使う事で以下が出来るようになります。
① オンエア局が同一モード同一バンドで交信済みかどうかを表示(B4表示)してくれる。
② CQを出している局が初モードまたは初バンドの場合は色分けと音声で知らせてくれる。
③ 交信中、受信文に自分のコールがあるとチャイムで知らせてくれる。
④ オンエア局がeQSL.cc、LoTW、ClubLogのユーザーかどうかを表示
⑤ 相手局のQRZ.comの登録情報(Name,QTH)を表示、JT_Linkerを使えばHAMLOGに転送できる。
⑥ eQSL.ccなどのオンラインログへログ自動発行(QRZ.com、HRDlog.net、HamQTH、eQSL.cc、Clublog.orgに対応)
⑦ 強力なAlert機能があり、Wanted DXCC、Wanted US State などを設定しておくと色と音声で知らせてくれる。

WSJT-XやJTDX単独でもほぼ同じ事が出来ますが、④ eQSLユーザーの表示と、⑤ 相手局のQRZ.comの登録情報(Name,QTH)の表示は出来ません。
また、⑦のDXCCの未交信エンティティ局やWASの未交信州の局をAlert表示(色や音)で教えてくれる機能はDXCCやWASを狙っている方には強力なツールになります。
Alert表示を自分に合わせてカスタマイズ出来るので、うまく使うと、とても便利なソフトであることは間違いないと思います。(そのぶん、設定項目が多すぎて使いこなすのが大変です。(^^;)
なお、JT_LinkerがeQSL.cc、LoTW、ClubLogへの自動アップロードをサポートしているので、私は オンラインログへの自動ログアップロードはJT_Linkerを使っています。

前置きが長くなりましたが、ここからJTAlertの導入です。
説明はeQSL.cc、QRZ.comへの登録が終わっている前提で書いています。
eQSL.cc、QRZ.comに関する設定は後からでも出来ますので、未登録の方はとりあえず関連する設定をしないでJTAlertの設定を進めてください。

なお、eQSL.cc、QRZ.com、LoTWへの登録は以下の記事を参考にしてください。
・eQSL.cc  FT8運用環境向上 eQSL登録
・QRZ.com FT8運用環境向上 QRZ.com登録
・LoTW   FT8運用環境向上 LoTW登録

1. JTAlertインストール

(1) .NET 8 Desktop Runtimeのインストール
2.80.2 以降のJTAlertでは .NET 8 Desktop Runtime が必要です。WIndowsの設定の「アプリ」から「インストールされているアプリ」を表示してMicrosoft Windows Desktop Runtime-8.x.xxがインストールされている事を確認します。
JTAlert1a
インストールされていなければhttp://hamapps.com/のページトップのリンクから windowsdesktop-runtime-8.x.xx-win-xzz.exe をダウンロードします。x64とx86があるので自分のパソコンに合ったものをダウンロードしてください。
JTAlert101
ダウンロードしたexeファイルを実行してインストールします。

(2) JTAlertのダウンロード
JTAlertを以下からダウンロードします。
http://hamapps.com/ Download JTAlert [Click Here] をクリックします。
JTAlert102
JTAlertをダウンロードします。JTAlertの現時点のバージョンは JTAlert 2.81.1でした。
JTAlert102
(3) 関連ファイルのダウンロード
同時に以下の Fileもダウンロードしておきます。
・JTAlert Voiced Alert Sound Files
Download Sound Files [Click Here] からダウンロードします。
日本語もありますが、私はEnglish (UK) Male + Femaleをダウンロードして、Famale voice をインストールして使っています。好みでどうぞ。(^^;
JTAlertA8
・HamApps Callsign Database
 HamApps Callsign DatabaseはJTAlertに同梱されていて自動的にインストールされますが、HamApps Callsign Databaseのみ更新される事があるので時々確認してダウンロードしてアップデートすると良いです。
(補足)HamApps Callsign Databaseには、DXエンティティ辞書(cty.dat)、LoTWおよびeQSLのユーザーリストが含まれています。「DXペディション局のエンティティ名が違う」、「LoTWやeQSLを始めたのにユーザー表示されない」などの場合は最新のHamApps Callsign Databaseをインストールしてください。

(4) JTAlertのインストール
ダウンロードした JTAlert.2.2.xx.x.Install.exeを実行してJTAlertをインストールします。

最初にライセンス確認とインストール先確認があります。インストール先はデフォルトのままにしました。
JTAlert103
Select Additional Tasks
 WSJT-X用ではJTAlert for WSJT-X をチェックします。JTDX用の場合はJTAlert for JTDXをチェックします。両方使う場合は両方チェックします。
JTAlert104
インストールが終了するとデスクトップに「JTAlert for WSJT-X」(JTDXの場合「JTAlert for JTDX」) のアイコンが追加されているはずです。
JTAlert107
一度、デスクトップアイコンから「JTAlert V2 for WSJT-X」(または「JTAlert V2 for JTDX」)を起動します。
言語の確認とコールサイン入力画面がでるので、Englishを選んで(日本語はありません)、自分のコールサインを入力します。
JTAlert7
WSJT-X(JTDX)の起動待ちになるので、[Cancel & Quit]で終了させてください。
JTAlertI20.png
以上でJT_Alertのインストールは終了です。

(5) HamApps_Soundsのインストール
HamApps_Sounds_2.5.3_Setupを実行してインストールします。
HamApps.Sounds.2.5.3.(en-GB).Setup.exeの場合、途中でFamaleとMaleの選択画面が出るので好みのVoiceを選んでインストールします。
JTAlert1
(参考)ProgramData
JTALertのプログラム用データは C:\ProgramData\HamApps にインストールされます。Sounsファイルも C:\ProgramData\HamApps にあります。

(補足)ウィルス誤検出対策
セキュリティソフトのウィルス誤検出によりJTAlertをインストールできない事や実行できない事があります。
この場合はセキュリティソフトの設定でJTDXのインストール先ホルダーを監視対象から除外すれば上手くいきます。Windows11のWindows セキュリティーの場合、
「プライバシーとセキュリティー」→「Windowsセキュリティー」→「ウィルスと脅威の防止」→「設定の管理」→「除外の追加または削除」
で除外フォルダーを設定します。自己責任で行ってください。
(徐外フォルダー)
 C:¥Program Files (x86)¥HamApps¥JTAlert
 C:¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Local¥HamApps
JTAlert8
(アップデート)
JTAlertのアップデートはJTAlertのProgram Updatesで確認できます。
 Settings→Manage Settings→Program Updates→[Check for Updates]
新しいバージョンがある場合は、新規インストールと同じ手順で新しいバージョンをダウンロードしてインストールしてください。

HamApps Callsign DatabaseはJTAlertのインストール時に一緒にインストールされますが、HamApps Callsign Databaseのみ更新される事があるので時々確認してダウンロードしてアップデートすると良いです。

2. HAMLOGからのログ情報取り込み準備

(Turbo HAMLOGを使ってる方のみ)
先に過去の交信ログファイルの準備をしておきます。このファイルをJTALertのログファイルとして指定する事で、過去の交信情報も参照させることができます。
なお、HAMLOGを使われている方でもFT8をこれから始めるなどで、まだFT8やJT65のログが無い方などのログを引き継ぐ必要のない方はこの作業は必要ありません。

HAMLOGからのログ情報取り込み作業については別記事「ADIF Master による ADIFファイル正規化」を参照して下さい。
HAMLOGから出力した wsjtx_log.adi をJTAlertのデーターフォルダーにコピーして「log.adi」にリネームします。(後述)

3. WSJT-X (JTDX) の設定

先に WSJT-X (JTDX) 側のUDP Serverの設定を行います。
WSJT-X (JTDX) を起動します。

(WSJT-X)

WSJT-Xのメニューバーから ファイル→ 設定→ レポート
[UDPサーバー]の設定を、UDPサーバー = 224.0.0.123、UDPサーバーのポート番号 = 2237に、
データ送出インターフェイス = loopback_0、マルチキャストTTL= 1 にします。
右側の[UDP要求を受け付ける]、[UDPリクエストが来たとき知らせる]、[ウィンドウを元に戻すUDPリクエストを受け付ける] をチェックします。
JTAlert105
JTAlertとWSJT-XはUDPポートを使って通信します。JTAlertはUDPポート経由でWSJT-Xから情報を取得し、WSJT-Xの受信メッセージのコールサイン部分に色を付けます。
また、JTAlertのCallsignsウィンドウのコールサインタイルをクリックして相手を呼び出せます。

(JTDX)
JTDXのメニューバーから ファイル→ 設定→ レポーティング
今回、eQSL自動発行はJTAlertで行いJTDXのeQSL送信機能は使わないので、[eQSLへの送信を有効化] はチェックを外します。
[主要なUDPサーバー]の設定を、UDPサーバーアドレス = 224.0.0.123、UDPサーバーポート = 2237にします。右側の[UDP要求を受け入れる]、[UDP要求があった場合に通知する]、[ウィンドウを復元するUDP要求を受け入れる] をチェックします。
JTAlert106
JTAlertとJTDXはUDPポートを使って通信します。JATAlertはUDPポート経由でJTDXから情報を取得します。(JTDXではCQメッセージ以外もJTDX自身で色付け表示されるので、WSJT-Xの場合にあるコールサインへの色付け機能はありません。)

また、JTAlertのCallsignsウィンドウのコールサインタイルをクリックして相手を呼び出せます。JTDX側の設定が必要なので、以下を参照して設定してください。
[UDP応答メッセージ受け入れ] 

(おまけ)UDP 通信障害のトラブルシューティング

JTAlertのヘルプに書かれていますが、JTAlert と WSJT-X/JTDX 間の UDP 通信障害のトラブルシューティングです。 実際に 224.0.0.123 を 239.255.0.123 にしたらうまくいったケースがありました。
・239.255.0.123 などの別のマルチキャスト IP アドレスを試してください。
・2238、2239 などの別の UDP ポートを試してください。
・JTDX が「管理者として実行」に設定されていないことを確認してください。

4. JTAlert の設定

(1) JTAlertの起動

WSJT-X(JTDX)は先に起動しておいてください。WSJT-X(JTDX)が起動していないと以下のメッセージを表示してWSJT-X(JTDX)の起動を待ち続けます。
JTAlert8.PNG

(JTDXの場合)

JTAlert2.PNG

以下のようなメッセージが表示される場合はWSJT-X (JTDX) とのUDP通信が上手くいっていないのでWSJT-X (JTDX) の設定を確認してください。
JTAlert9.PNG
また、WSJT-X (JTDX) とのUDP通信が出来ていない場合、Band、Modeが表示されません。
JTAlert3
(参考)コマンドライン
JTAlertを起動する際の引数(コマンドライン)は以下があります。

1."/wsjtx"
2."/jtdx"
3."/mshv"
4."/callsign="
5."/log="
6."/logfile="
7."/myid="
8."/autostart="
9."/autostop="

デスクトップに作られるWSJT-X用アイコンとJTDX用アイコンはそれぞれ、/wsjtx、/jtdx の引数を付けてJTAlertを実行するものです。
/callsign=  コールサインを一時的に変えて起動します。
/myid=  指定文字がJTAlertのメインパネルに表示されます。(例えば、/myid=IC-7300 などでリグ名を表示します。)
その他の引数については、JTAlertのヘルプファイルを見てください。

(2) JTAlertの設定

JTAlertが起動した状態のJTAlert本体画面です。(初期状態の表示は多少違うかも知れません。)
JTAlert107
他にCallsignsウィンドウが表示されていると思いますが、Callsignsウィンドウについては後で説明します。

(2-1) Manage Settings

JTAlertの設定は Manage Settings から行います。
以下、主な設定画面を載せます。私の場合の設定なので参考にして自分の好みに合わせて設定してください。
設定内容の意味が良く分からないところはデフォルトにしています。(私もちゃんと理解できていない項目が多いです。(^^;)
各設定項目でデフォルトから変更しているところは青文字、デフォルトのままの所は黒文字にしておきます。
あまり関係なさそうな設定項目(良くわかってない設定(^^;)も項目名だけは記載しておきます。今後必要に応じて情報を追加したいと思います。

メニューバーから Settings→ Manage Settings で設定画面を表示します。
JTAlert108

Alerts

・Alerts
 Alertsのトップ画面では以下で設定するAlertsのON/OFFをまとめて設定できます。
JTAlert109
JTAlert本体メニューバーの[Alerts]でON/OFFする事も出来ます。

・Alerts/Own Call
 メッセージに自局のコールを含んでいるとAlert通知します。
JTAlert14
[Alert Callsigns & Names] 自分のコールサインが設定されています。
自局宛メッセージの色 [Alert Color] は赤にしています。[Set Font Color] と [Set background] で設定します。
[Alert Sound] Wave File Pathは [Default] を押すと先にインストールしたHamApps_Soundsのデフォルト音が設定されます。
[Test]ボタンで自局宛メッセージ受信時のチャイム音のテストが出来るので、Volume で適当な音量に設定してください。
なお、チャイム音が出ない場合は、先にSound Cardの設定を行ってください。
また、JTAlertのインストール時にJTAlert Voiced Alert Sound Files のインストールをしていないと音が出ません。

(注意 WSJT-X、JTDXのアラート音)
WSJT-Xの 設定→ Alerts で [オーディオアラートをオン] をONにしている場合は、2重に音が出るのでWSJT-X側は OFFしてください。
JTDXの 設定→ 通知・色付け で [自局コールサインにシステム音] をONにしている場合は、2重に音が出るのでJTDX側のチェックを外してください。

(補足)
アラート音の音量はWindowsのシステム ボリューム、アプリ(Callsings #1)のボリューム、JTAlertの個々のAlert  Sound volume の掛け算で変化します。
アプリのボリュームは音量ミキサーで調整します。
JTAlert15
JTAlertの個々のAlert  Sound volumeは、Wanded DXCCなどの注意したいAlert音を100%、Own Callを80%、それ以外を50%にするなどの調整が出来ます。

Alerts/CQ
 CQメッセージの通知の色はWSJT-X(JTDX)の設定に合わせてピンクにしました。[Set background]で設定します。
JTAlert110
[Include decodes ending in 73 or RR73] チェックすると、CQだけでなく73、RR73メッセージもCQとしてAlert通知します。

・Alerts/Directed CQ
 設定しておくと、「CQ JA」などの地域指定のCQメッセージを受信するとAlert通知します。

・Alerts/Wanted Prefix
 欲しいプリフィックスを設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。WPXアワードを狙う方は設定すると便利です。

・Alerts/Wanted CQ Marathon
CQ DXマラソンで欲しいエンティティ、Zoneを設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。

・Alerts/Wanted US State
 米国の欲しい州を設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。WASアワードを狙う方は設定すると便利です。
JTAlert168

[Auto clear triggered Alart entity after logging] をチェックしておくと、対象Alert局と交信後に自動的にその州のWanted Us Stateのチェックが外れます。私はLoTWでのコンファーム後にチェックを外すので使っていません。
 [Alert Color] は目立つ色にして、[Alert Sound] は音量(Volume)を最大にしています。

Any Bands で欲しい州を設定します。
JTAlert111
バンド毎、モード毎の設定も出来ます。
私は[Tracking]を「Any Band」にしてMIXでのAlert通知設定にしてますが、既にMIXでは50州を達成して、バンド毎の達成を狙っているかたは「By Indivisual Band」にしてバンド毎の達成を狙えば良いです。

・Alerts/Wanted VE Provience
 カナダの欲しい州を設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。WARACアワードを狙う方は設定すると便利でしょう。

Alerts/DXCC
 欲しいエンティティー(国)を設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。DXCCアワードを狙う方は設定すると便利です。
JTAlert169
[Auto clear triggered Alart entity after logging] をチェックしておくと、対象Alert局と交信後に自動的にそのエンティティーが交信済みになります。私はLoTWでのコンファーム後に交信済みにするので使っていません。
 [Alert Color] は目立つ色にして、[Alert Sound] は音量(Volume)を最大にしています。

Any Bands で欲しいエンティティーを設定します。
JTAlert112
バンド毎、モード毎の設定も出来ます。
私は[Tracking]を「Any Band」にしてMIXのAlert設定にしてます。既にMIXではDXCCの目標を達成して、バンド毎の達成を狙っているかたは「By Indivisual Band」にしてバンド毎の達成を狙えば良いです。

(おまけ)Wanted DXCC 関連記事

LoTWのDXCCアワードを狙うためのWanted DXCCの設定に関しては以下の別記事を参考にしてください。
DXハンターの為のJTAlert Wanted DXCC Alertの設定と使い方

・Alerts/Wanted Continent
欲しい大陸を設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。WACアワードを狙う方は設定すると便利でしょう。

Alerts/Wanted CQ Zone
 欲しいCQ Zoneを設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。WAZアワードを狙う方は設定すると便利でしょう。
JTAlert170
Any Bands で欲しいCQ Zoneを設定します。
JTAlert171

・Alerts/Wanted ITU Zone
 欲しいITU Zoneを設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。WIZアワードを狙う方は設定すると便利でしょう。

・Alerts/Wanted Grid
 欲しいGridを設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。

Alerts/Miscellaneous Alerts/Wanted Callsigns
 Alert通知して欲しいコールサインを設定しておくとメッセージ受信時にAlert通知します。知り合いが出ているのが分かるように登録しています。(笑) #1~#3のWanted Callsignsの設定があります。
JTAlert203A
末尾の文字としてワイルドカード文字「%」を使用できます。例:「VK3%」
JTAlertV2 2.81.2 で追加された [Alert on any 1x1 callsign] は#1のみにあります。特別イベントコールサイン(例:K1A)受信時にAlert通知されます。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/Ignored Callsign
 無視したいコールサインを設定できます。
JTAlert114
・Alerts/Miscellaneous Alerts/Decode keyword
 フリーメッセージのキーワード検出でAlert通知します。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/ATNO Audio Alert
 DXCC、US State、DXCCのATNO(All Time New One = どのBANDどのModeでも一度もQSOをしたことがない局) をアラーム音で通知してくれます。
JTAlert115
・Alerts/Miscellaneous Alerts/Tx Watcdog
 WSJT-X/JTDXの送信タイムアウト時に音で通知してくれます。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/Out of shack
 指定したAlert発生時にサイレン音を鳴らす事が出来ます。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/User Defined Alert
 指定したAlert発生時にプログラム(Batch,Scriptなど)を実行します。
  Wanted DXCC局がいた場合にメールを送るなどの処理を行う事が出来ます。

 (おまけ)User Defined Alert機能を使ってAlertメールを送る記事を書きました。


・Alerts/Miscellaneous Alerts/Windows Notifications
 Windowsのポップアップメッセージ(ログの成功/失敗など)の表示時に鳴る音を設定できます。デフォルトのままで良いと思います。

・Alerts/Miscellaneous Alerts/No Alert
 アラート対象外のコールサインの表示色を設定します。デフォルトのままで良いと思います。

・Alerts/Alers Priority
 Alertsの優先順位を設定できます。
JTAlert2
Alerts/Worked B4
交信済み局をグレーにしています。
JTAlert3
[Ignore Band] 交信済みの局がバンドに関係なくB4表示されます。
[Ignore Mode] 交信済みの局がモードに関係なくB4表示されます。
[Ignore Gridsquare]  交信済みの局がGridが違ってもB4表示されます。チェックしています。
[Ignore QSOs based on log entry date]  交信済み局判定の期限を設定します。設定年月日、もしくは設定日月より以前のログはB4になりません。例えば、コンテストで一時的にコンテスト期間前のログをB4にならないようにする事ができます。

Alerts/LoTW / eQSL
LoTWユーザ、eQSLユーザの表示設定メニューはCallsingsウィンドウ設定/[Callsign DIsplay] にあります。
ここでは、LoTWとeQSLの有効判定期間の設定を行います。私は1年もログをあげていない局はLoTWやeQSLを使っていないと思われるので 1 Yearにしています。
JTAlert12
・Alerts/Filters
Callsinsウィンドウに表示する局のフィルターを設定できます。B4局を表示しない、CQのみ表示するなどの設定ができます。また、eQSLとLoTWのメンバーで無い局を表示しない設定も出来ます。
Callsinsウィンドウ側のView Typeでも同様の事が出来るので、ここの設定は使わないほうが分かりやすいかも知れません。
JTAlert24
(参考)Alert一覧表示
メイン画面でF7キーを押すと設定されたAlertの一覧が表示されます。AlertのON/OFF状態と色が分かります。(メニューバーから、View → Alert Types summary window でも表示出来ます。)
JTAlert172


Logging

・Logging
[confirmed/Worked bands Display] Cardをチェックするとログ情報からConfirmed情報を表示します。HAMLOGから出力したADIFファイルを取り込むとHAMLOGのQSL受領情報から Confirmed を表示できます。
[Logging Options] の設定は理解できていないものも多いですが、私の設定を載せておきます。基本的にデフォルトのままです。(^^;
JTALert1
Logging Options はスクロールして全体を見ます。
JTALert2
JTALert3
[Log without submode] チェックするとログにSUBMODE情報が出力されません。FT4などの区別がつかなくなるのでチェックしないでください。
[Log full name returned from XML lookup] チェックするとQRZ.comのname情報がフルネームでログに出力されます。
[Log full QTH returned from XML lookup] チェックすると長すぎてHAMLOGに転送出来ない事が多いのでチェックしていません。
[Log WSJT-X Comments to QSL Message Field] チェックすると、WSJT-X/JTDXのコメントをQSLメッセージとしてログに書き込みます。これによりeQSLのQSLメッセージにコメントを表示する事が出来ます。参考「eQSLへのコメント入力
[Log seconds in time_on and time_off values] チェックしないとログの交信開始時刻と交信終了時刻の秒が00になります。FT4などでは同一分内に2局以上と交信する事があるのでチェックした方が良いです。

・Logging/Default ADIF File
ここで設定されたADIFファイルが自動的に作成されてログが記録されます。Standard ADIF Fileを使うのでデフォルトのままで良いです。

Logging/Standard ADIF File
Standard ADIF Fileのログを参照してB4やNew DXCCなどが判定されます。
HAMLOGの情報を引き継ぐ場合は、2. HAMLOGからのログ情報取り込み準備でHAMLOGから出力した wsjtx_log.adi をJTAlertのデーターフォルダーにコピーして「log.adi」にリネームします。
データーフォルダーは以下になります。(JA4JOEは自分のコールになります。)
C:\Users\username\AppData\Local\HamApps\JA4JOE\logs\JTAlertX
JTAlert109
Standard ADIF Fileとして、HAMLOGから出力したファイルを指定します。これにより、過去の交信情報も参照されるようになります。
[Select] ボタンでJTAlertのデーターフォルダーの log.adi を指定します。
JTAlert116
(補足)
HAMLOGのログを引き継ぐ必要のない方は[Create New]でデフォルトディレクトリにlog.adiファイルを新規作成してください。
HAMLOGを使ってない場合、WSJT-XやJTDXの wsjtx_log.adi をコピーして使う事も出来ます。
コピーした wsjtx_log.adi のファイル名を log.adi に変更して、JTAlertのデーターフォルダーにある log.adi に上書きします。

(注)JTAlertの画面に「IMPORTANT」として警告が表示されていますが、Standard ADIF FileはWSJT-XやJTDXのwsjtx_log.adi を指定する事は出来ません。WSJT-XやJTDXのwsjtx_log.adi を指定するとうまく動作しません。
Standard ADIF Fileの設定を行わないとeQSLの発行やJT_LinkerによるHAMLOG連携がうまく行かないので必ず設定してください。

DXLab DXKeeper から AClogまでの設定はネット上のログサービスや海外で良く使われているログソフトを利用する場合の設定ですが、私はJT_Linker経由でHAMLOGを使っているので、すべてのチェックを外しています。
・Logging/DXLab DXKeeper
・Logging/HRD V5/V6
・Logging/Log4OM V1
・Logging/Log4OM V2
・Logging/ACLog

 ・Logging/Last QSO ADIF

ADIF File Locationは最後のQSOログが書き込まれるファイルを設定します。
JT_Linkerを使っている場合は、 [Enable transmission of last QSO] をチェックしてLast QSOのADIF情報をUDPメッセージでJT_Linkerに送る事が出来ます。
参考:JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定
JTAlert117
JT_Linkerを使わない場合はチェックしないでください。

Applications

Applications/Auto-Start
JTAlertを起動したときに他の必要なソフトを自動起動する事が出来ます。Delay msは以下の値で大丈夫と思いますが、上手くいかない場合は長くしてください。
以下画面の設定でJTAletを起動すると、WSJT-X(JTDX) 、JT_Linker、Hamlogが自動的に起動するようになります。JT_Linker、Hamlogを使わない場合はWSJT-X(JTDX)の設定のみ行ってください。
終了時もJTAletXを終了すると、他のソフトも終了します。

(WSJT-X)
JTALert4
(JTDX)
JTALert5
(補足)
HAMLOGは一度操作した後は自動終了しません。別に終了してください。
HAMLOGが起動した状態でJTAlertを起動すると、HAMLOGで「No5 ファイルをオープンできない」のエラーになりますが、HAMLOG環境設定で「QSOデータの共有オープン」をチェックするとエラーが出なくなります。
 オプション→環境設定→設定2 「QSOデータの共有オープン」をチェック

・Applications/Wsjtx/Jtdx
Waterfall関係のオプション設定、WSJT-Xを画面の前面にする設定などがあります。デフォルトのままで良いと思います。
JTAlert118
・Applications/Wsjtx Colorling
[Color Band Activity ...] をチェックしておくとWSJT-X側のバンド状況Windowsのメッセージのコールサインに色を付けて表示できます。
JTAlert119
[Color Band Activity DXCall]  WSJT-Xの[DXコール]に入っているコールサインを色付け表示します。
[Highlight Band Activity DT values that exceed threshold]  DT(時刻)が設定値以上にずれているメッセ―ジのDTをハイライト表示します。

(補足)最新のWSJT-X ではWSJT-X自身で 細かく色付けする機能があるので、JTAlertで設定する必要は無いかも知れません。

・Applications/MSHV
・Applications/DXLab Suite

Window

・Window
[Extended Display] 私はLog Fieldのみを表示する設定にしています。Windowの設定はメニューバーの[View]でも変更でます。
JTAlert120
Window/Docking
[Window Position] JT-AlertがWSJT-X(JTDX)の上にくっついて表示されるようにしています。メニューバーの[View]からも変更でます。
JTAlert32
・Window/Macros(Free-Text)
 マクロに関する設定を行います。マクロについては(4) Macroウィンドウに記載します。
JTAlert121
・Window/Decodes
 Decodes Windowの動作に関する設定を行います。

・Window/Callsign QSO Histry
 QSO History Windowの動作に関する設定を行います。

・Window/Activity
 Activity Windowの動作に関する設定を行います。

・Window/Messaging
 メッセージ受信の動作に関する設定を行います。JTAlertを使っていて[Receive Text Messages] をチェックしている局同士で、メッセージのやりとりが出来ます。メッセージを受信した場合にMessagingウィンドウがポップアップして通知音が鳴るようにしています。
JTAlert33
・Window/Popup Windows
 デフォルトの設定のままで良いと思います。[Popup Windows] の2か所はチェックしてログの書込み結果を5秒間表示するようにしています。
JTAlert34

Miscellaneous

Miscellaneous/HotKeys
ショートカットキーの一覧です。変更は出来ません。
JTAlert122


Web Services

Web Services
HamSpots.netへのレポート送信はONにしています。
JTAlert35
HamSpots.netでは、オンラインユーザー同士のチャット、自局を受信した局のスポット情報などを見る事が出来ます。

Web Services/Online Logbooks
eQSL.ccで電子QSLカードを自動発行する場合は、Enableにして、eQSL.ccに登録したコールサイン/パスワード/QTH Nicknameを入力します。
JTAlert36
eQSL.ccの登録がまだの方は設定しないでおいて、eQSL.ccの登録完了後に設定すれば良いです。
JT_LinkerでeQSLへの送信を行う場合はチェックは外しておきます。(私はJT_Linkerを使ってeQSLへの送信を行っています。)
QRZ.comは有料会員になると自動送信出来ますが、私は有料会員では無いので月一度 LoTWからインポートしています
ClubLogへの送信も出来ます。

Web Services/Online XML Callbooks
QRZ.comから情報(Name,QTH)を取得して表示出来るように、QRZ.comに登録したコールサイン/パスワードを設定しています。(2025年12月31日 JTAlert 2.81.3対応で画像差替え)
JTALert1
QRZ.comの登録がまだの方は設定しないでおいて、QRZ.comの登録完了後に設定すれば良いです。

Rebuild Alert DataBase

Rebuild Alert DataBase
LoTWなどのログからWanted DXCCなどの情報を再構築する事が出来ます。
JTAlert38
詳細はDXハンターの為のJTAlert Wanted DXCC Alertの設定と使い方を参考にしてください。

Sound Card

Sound Card
Sound Cardはパソコンのスピーカーを指定します。
[Sound Schedule] 夜中とかに音を出なくする設定もあります。家族からクレームがあった?(笑)
JTAlert39
[Test Play] でスピーカーから音が出るのを確認してください。

Station Callsign

Station Callsign
[Station Location] に自局の位置情報などを設定します。
JTAlert24.png

Program Updates

Program Updates
[Check for updates] でJTAlertのアップデートを確認できます。
新しいバージョンがある場合は [Visit HamApps.com] に移動してダウンロードする事が出来ます。
JTAlert123
以上で設定完了です。
一度、JTAlertとWSJT-X(JTDX)を終了してJTAlertを再起動してください。
WSJT-X(JTDX)、(HAMLOG)、(JT_Linker) も同時に起動されるはずです。

(参考情報)設定情報のファイルは config.sqlite というファイル名でJTAlertのユーザーデータフォルダーにあります。
 "C:\Users\toshi\AppData\Local\HamApps\JA4JOE\config\JTAlertX\config.sqlite"
設定変更の度にバックアップが作られるので、前の設定に戻す必要がある場合は以前のファイルをconfig.sqliteにして戻すことが出来ます。
JTAlert76
config.sqliteの内容はsqliteのデータベース管理ソフト「PupSQLite」などで見る事が出来ます。

(2-2) メニューバー

メニューバーの[Alerts]、[Settings] からManage Settings の設定を素早く行えます。
また、[View] からDecodes Windowなどのウィンドを開く事が出来ます。
メニューバーのメニューを載せておきます。各メニューの機能は(2-1) Manage Settings の該当する項目を見てください。

[Alerts]
Manage Settings/Alertsから設定したAlertsのON/OFFをワンタッチで確認、変更できます。
JTAlert124
[Settings]
Manage Settings/AlertsのWanted xxx の設定をワンタッチで開くことができます。HamSpotsのON/OFFやRebuild Alert Databaseを開くメニューもあります。
JTAlert125
[Manage Callsign Overrides] はManage Settings に無い機能で、特定局のDXエンティティを一時的に設定する機能です。
DXペディション局がJTAlertのHamApps Callsign Databaseに入っているDXエンティティ辞書(cty.dat)に登録されていない場合、DXペディション局のエンティティ-を表示するように出来ます。
Callsigin Overrides画面で[Callsign]と[Dxcc Entity]を入力して[Add]で登録します。
JTAlert2
(注)[Dxcc entity] が「United States、Hawaii、Alaska」の場合、[US State] 入力欄が表示されます。

HamApps Callsign Databaseが更新されてDXエンティティ辞書に入ったら削除しておきます。

[View]
Manage Settings/Windowにあるメイン画面の表示設定を行えます。また、Decodes Windowなどのウィンドを開く事が出来ます。
JTAlert126
[Show Log fields] をチェックしてLog Fieldsを表示すると、Log Fieldsに交信相手局のコールサインとQRZ.comへの登録情報(Name,QTH)が表示されます。
JTAlert127
 [Dark theme windows] Callsingsウィンドウをダークテーマにする事が出来ます。(チェック後にCallsingsウィンドウの設定の [Display Panels] にある[Reset to color default] でダークテーマになります。)
JTAlert128
各ウィンドウは ファンクションキー(Hotkey)から開く事も出来ます。

 F1 Open Help file.
 F2 Open Settings window.
 F3 Show Callsigns window.
 F4 Show Decodes History window.
 F5 Show Text Message widow.
 F6 Show Callsign History window.
 F7 Show Alert Summary window.
 F8 Show Macros window.
 F9
 F10
 F11 Show Activity window
 F12 Show BandHeat window
 
[Msgs ON/OFF] テキストメッセージの受信をON/OFF出来ます。
JTAlert15
[Sound ON] SoundのON/OFFや設定が出来ます。Sound Card の設定と同じ設定が行えます。
JTAlert180

5. Callsignsウィンドウの設定

受信メッセージのコールサインをタイルで表示するCallsignsウィンドウの設定について説明します。

(1) Callsignsウィンドウの表示

デフォルトで以下のようなCallsignsウィンドウが開いていると思います。
JTAlertC1
上記ではCallsignsウィンドウをJTALert本体の上に置いていますが、配置は自由に変えられます。
Callsignsウィンドウが開いていない場合はJT_Alertの View-->Callsins Windows で表示させてください。(F3キーでも表示できます。)
JTAlert129

(2) Callsignsウィンドウの設定

右下のギアマークでオプション設定画面を開きます。
JTAlert130

Callsignsウィンドウの設定 目次

  1. 1. [Window]
    2. [Callsign Display]
    3. [Display Panels]
    4. [CQ Badges]
    5. [Info Tooltip]
    6. [Menues]
    7. [Automation]
    8. [Miscellaneous]
    9. [Status bar]
  2.   10. [Help]

[Window]

Callsignsウィンドウの動作とサイズを設定します。
JTAlert11
[Open at startup] をチェックしているとJTAlert起動時にCallsignsウィンドウが自動的に開きます。
[Show status bar] のチェックを外すとステータスバーが非表示になります。F2キーで表示に戻せます。
[Zoom level] でコールサイン表示サイズを調整出来ます。

[Callsign Display]

コールサインタイルの表示内容を設定します。
JTAlert131
「Visual Display」コールサインの表示に関する設定です。
[Display width] でコールサインタイルの幅を調整できます。
[Display Size] スライダーでがコールサインタイルの大きさを調整できます。
[Display Spacing] スライダーでコールサインタイル間のスペースを調整できます。
[Allow ATNO blinking effect] チェックするとWanted DXCCなどのATNO(All Time New One)局が点滅表示されます。
[Bearing(SP) replace grid] チェックするとGridの代わりに方位角を表示するようになります。

「Callsign section」コールサインタイルの上側の表示内容を設定します。
[Icon Type] コールサインタイルの右上に表示するアイコンで、デフォルトはLoTWユーザーの★です。

[Country section] コールサインタイルの中断の表示内容を設定します。
[B4 date replaces Country name] チェックするとB4(交信済み)局の場合、国名の代わりに交信日付を表示します。

「Sample」各パネルのコールサインタイルの表示スタイルのサンプルです。表示スタイルはStyle1~Style4があり、各パネルの表示内容設定(各パネルの左上の▢をクリックして設定)で行います。
(サンプルなので、ここの設定で各パネルの表示スタイルが変わるわけではありません。

「Status Section」コールサインタイルの下段のステータスセクションに表示する情報を設定します。LoTWユーザー、eQSLユーザー、ClubLogユーザーの表示は以下になっています。(同じ記号の入力が出来なかったので、記号が少し違ってますが気にしないでください。(^^;)
LoTWユーザー 
eQSLユーザー
▲ ClubLog(OQRS)ユーザー
JTAlert146

[CQ Badges]

CQバッジの表示、配色を変えることが出来ます。バッジはCQ、73、PO、SOと、??(それ以外)があります。??には、DX、NPなどの受信した文字が入ります。
JTAlert135

[Info Tooltips]

マウスカーソルをコールサインタイルの上に置くと相手のDecode、Signal、Station、Statics情報をポップアップ表示しますが、その表示位置と表示項目を設定できます。
JTAlert134

[Menues]

コールサインタイルの上でマウスの右クリックをした時に表示されるContext メニューの表示項目を設定をできます。
JTAlert136

[Automation]

コールサインタイルのソート表示やクリアタイミングの設定をします。
JTAlert137
[Callsign click Wsjtx reply] コールサインタイルの局をクリックするとその局を呼ぶ(応答)する事が出来ます。デフォルトはダブルクリックですが、私はシングルクリックで呼び出すようにしています。

[Miscellaneous]

Wanted Callsign Alerts #1、#2、#3に名前(Alias名)を付けられます。
以下ではそれぞれ FRIEND、LOCAL、TEMP というAlias名を付けてみました。
JTAlert138

[Status bar]

Callsignsウィンドウの下側のステータスバーに表示する情報を設定出来ます。
JTALertVU9
(ステータスバーの表示)
全て表示する設定の場合、ステータスバーには以下が表示されます。
JTAlert139
左から、
 UTC Clock UTC時刻を表示
 Panel decode counts 各パネルに表示されたデコード数を表示(例ではパネル0に4局)
 DT Median DTのずれの中央値を表示(例では+0.1秒)
 DX Call WSJT-X(JTDX)の[DXコール]に表示された局を表示
 Band & Mode バンドとモードを表示
 Current Layout レイアウト名(右下ギヤマークを右クリックして、[Window Layout Save As ... ]で名前を付けてセーブするとレイアウト名を付けられます。)

[Help]

JTAlertV2.Managerのバージョン情報とショートカットキーを表示します。
JTAlert140
(補足)JTAlertを複数同時起動する場合のCallsignsウィンドウの設定
WSJT-X(JTDX)+JTAlertを複数同時起動して使う場合、Callsignsウィンドウの設定はそれぞれのJTAlert(インスタンス)に対して行う必要があります。
参考:JTDX+JTAlertを複数起動する記事です。


6. JTAlertの使い方

(1) 画面の説明

以下はFT8運用中の画面です。Dock to WSJT-X WindowをTopにしているのでWSJT-X(JTDX)のメインウィンドウの上にJTAlert本体がくっついて表示されます。
JTAlert本体はLog Fieldsのみを表示するようにしています。Log Fieldsはメニューバーの[View]で表示させます。他に Confirmed Band を表示出来ますが、JTAlert本体サイズが大きくなるので表示していません。
それぞれのウィンドウの位置とサイズはパソコンの画面に合わせて調整してください。

(WSJT-X)
JTAlert147
(JTDX)
JTAlert148
JT-Alertのそれぞれの表示は以下のようになっています。
JTAlert150

(1-1) Callsignsウィンドウ

[All decodes パネル]
同一バンド同一モードで交信済みの場合、コールサインタイルをグレー(Alerts/Worked B4で設定)にしてB4を付けて表示します。
初めての局 初モード、初バンドの CQ局があるとコールサインタイルをピンク(Alerts/CQで設定)にして、音声で「CQ」と知らせてくれます。コールサインタイルの右上にCQ、DXなどのバッジを表示します。
 CQを出している局を呼びたい場合、その局(上の例では②)をクリックするとWSJT-X(JTDX)が応答メッセージを送信します。WSJT-X(JTDX)側でメッセージをダブルクリックするのと同じ動作をします。
③ ✓はB4を示します。LoTW、eQSL、ClubLogの登録局の場合は、コールサインタイルの左下にそれぞれ ★、✚、▲を表示します。 ᯤ̣は相手がJTAlertを使用していてメッセージのやり取りが出来る事を示しています。(Style1、Style4の場合)
コールサインタイルの右上には★、✚、▲のいずれかをします。デフォルトでは★(LoTW)が表示されます。
メッセージに自分のコールが入っていると、受信時にコールサインタイルが赤(Alert/Own callで設定)になってチャイムが鳴ります。

(補足1)
CQ以外の局もコールサインタイルのクリックで呼び出せます。
JTDXの場合JTDX側の設定によりコールサインタイルのクリックで呼び出すように出来ます。([UDP応答メッセージ受け入れ]参照)

(補足2)
バッジは以下の種類があります。[CQ Badges]参照
 Standard CQ 普通のCQメッセージ

 73 73、RR73メッセージ Directed CQ CQとコールの間に、DX、US、EUなどの文字が入っているメッセージ、
 POTA/SOTA POTA,SOTAは2文字のバッジで表示されます。

[Alerts Only パネル]
Alert表示のコールサインのみを表示します。Alert表示のみ表示するのでAll Decodesの表示数が多い場合にAlert局を見つけやすくなります。

[Callers パネル]
呼んできた局をすべて表示します。QSOが終わると消えますが、未交信局は表示が残るので後で呼ぶことが出来ます。Alert:Callersの[Auto clear old callsings] で設定した時間が経つと自動的に消えます。

(1-2) JTAlertメインウィンドウ(JTAlert本体)

のLog FieldsはViewからON/OFFできます。Log Fieldsには交信相手局コールサインとQRZ.comへの登録情報(Name,QTH)を表示します。
(注) Log FieldsはStandard ADIF Fileの設定をしていないと表示できません。
右端の[QRZ]ボタンを押すとQRZ.comのWeb画面が表示されます。
QSL MessageとCommentを切替えて表示します。QSL Messageを入れておくとeQSLのRemarksに反映されます。
  (Loggingの設定で[Log WSJT-X Comments to QSL Message field]をチェックしていると、そちらが優先されるので、ここのQSL Messageは使われません。)

[Type] コンタクトタイプを選択します。コンタクトタイプは、POTA、SOTA、IOTA、COTA、JOTA,
WWFF、TESTが選択できます。設定したコンタクトタイプはログの[COMMENT]に追加されて記録されます。

(補足1)
メインウィンドウにコンファームバンド情報を表示する事が出来ます。
 View → Show Confirmed Bands → Enable
JTAlert151
メインウィンドウの下側にコンファームバンド情報が表示されます。
JTAlert152
相手局との未交信バンドが分かります。

(補足2)
メインウインドウが画面外になって行方不明になった時に画面の中央に表示させることが出来ます。
WindowsのタスクトレイにあるJTAlertアイコンをクリックするとメニューが表示されます。
[Recover off-screen main window] で表示位置が画面中央になります。
JTAlert0

(1-3) Confirmed情報

Confirmed情報は交信中の局のコールサインにカーソルを置くと表示されます。交信記録が表示されます。
JTAlert153

(1-4) Tooltips表示

Callsignsウィンドウのコールサインタイルの上にカーソルを置くと、その局の情報が表示されます。
Tooltipsの表示内容はTooltips表示で設定した項目が表示されます。
JTAlert154

(1-5) Contextメニュー

Callsignsウィンドウのコールサインタイルの上にカーソルを置いてマウスを右クリックするとContextメニューが表示されます。Contextメニューの表示内容は [[Menues]] で設定した内容です。
ここから、その局との交信記録表示、QRZ.comページ表示、メッセージ送信などを行えます。
Wanted Callsingsへの追加削除、Ignored Callsigns などへの追加削除も行えます。
JTAlert155
主要な機能はContextメニュー上部のアイコンからも操作できます。

(2) eQSL.cc 電子QSL自動発行

WSJT-X(JTDX)での交信が終わってWSJT-X(JTDX)のログが書き込まれると、JTAlertもJTAlertのログ(Logging/Standard ADIF Fileで設定したLog File)に交信情報を書き込みます。
ログが書き込まれるとログ書き込み結果画面が表示されます。
JTAlert156
Web Services/Online LogbooksでeQSL.ccの自動発行の設定をしている場合、交信が終わってJTAlertのログが記録されると、自動的にeQSL.ccへログがアップロードされて電子QSLカードが発行されます。eQSL.ccにログがアップロードされたかどうかは、eQSL.ccにログインしてOutBoxを見て確認できます。
JTAlert157
当然ですが、パソコンがインターネットにつながっていないとeQSL.ccへのログアップロードは失敗します。(注)JTAlertではアップロードが失敗してもエラーは表示されないので注意が必要です。

(3) Messagingウィンドウ

Callsignsウィンドウのコールサインタイルにᯤ̣が表示されている局とメッセージをやり取りできます。
JTAlert159
JTAlert本体のツールバーからMessagingウィンドウを表示しておきます。F5キーでも表示できます
 View→Messaging Window

メッセージの受信はメインウィンドウの [Msgs ON/OFF] からON/OFFできます。メッセージを受信したくない場合はOFFにしておきます。
JTAlert158
Messagingウィンドウを表示した状態で交信が終わると交信相手のコールサイン(WSJT-X(JTDX)の [DXコール] に入っているコールサイン)がMessagingウィンドウに表示されて、相手がJTAlertを使ってメッセージを使える場合は[ONLINE] 表示になっています。
JTAlert161
送信メッセージを入力して [Send] ボタンを押すとメッセージが送信されます。
相手のメッセージは受信メッセージエリアに表示されます。(自分宛にメッセージを送ってみました。)
JTAlert162
受信メッセージの上で右クリックして[Save message text for reuse]でテキストを保存できます。保存したテキストは送信メッセージ入力枠の下のドロップダウンセレクターで選択できます。
JTAlert163
相手からメッセージを送ってきた場合は、通知音が鳴って自動的にMessagingウィンドウが開きます(Window/Messagingの設定による)。
交信した相手以外でもWSJT-X(JTDX)の [DXコール] にコールサインを入力して、相手がONLINE状態ならメッセージを送る事が出来ます。

(Messages設定)
Mesagingウィンドウ右下のギヤマークから自動起動や色設定などを行えます。
JTAlert164
[Group messages by contact] チェクすると、受信メッセージエリアの横に相手コールが表示され、相手毎にMessagingウィンドウを切換えられます。
[Follow WSJT-X DX Call] チェックするとWSJT-X(JTDX)の [DXコール] のコールサインがMessagingウィンドウに表示されます。
[Send my name in messages] をチェックして名前(英文字)を設定しておくと、コールサインと一緒に名前が表示されます。

(4) Macroウィンドウ

MacroウィンドウからWSJT-X/JTDXのフリーメッセージ(Tx5)にメッセージを転送出来ます。(私はJTAlertのマクロは使っていません。)
MacroウィンドウはJTAlert本体メニューバーの[View] から [Macros Windows] を表示させます。(F8キーから表示させる事も出来ます。)
JTAlert165
右上の2マークをクリックすると編集モードになります。右側のボックスに文字を入力すると左側に入ります。
JTALer102
置換文字として@、$、&、>、% などが使えます。
2マークをクリックすると編集モードが終了します。

MacroウィンドウのメッセージをクリックするとWSJT-X/JTDXの [Tx5] にメッセージが転送されます。
JTAlert166

(5) その他のウィンドウ

Callsignsウィンドウ、Messagingウィンドウの他に以下のウィンドウを表示させることが出来ますが、私はほとんど使わないので詳細な説明は割愛します。
参考にすべてのウィンドウを表示させた状態の画面を載せておきますが、全て表示させるとWSJT-X(JTDX)を表示させる場所が無くなりますね。(^^;
JTAlert167
 Band Heat Windows
 各バンドにどのくらいの局が出ているかを色で表示します。
JTAlertメインウィンドウ(JTAlert本体)
 Callsignsウィンドウ
 Decodes Windows
 デコードデータを詳しく表示します。
 Messagingウィンドウ
 交信相手がJTAlertを使っている場合(ᯤ̣表示) ネット経由でメッセージをやり取りできます。
⑥ Activity ウィンドウ
 各バンド、モードのアクティビティーを表示します。
⑦ QSO History
  (1-3) Confirmed情報と同じ内容が常時表示されます。交信相手の交信済みバンドが分かります。
Macroウィンドウ

以上、JTAlertのインストール、設定と使い方の説明でした。
設定項目が多いので、実際に使いながら好みに合わせて設定を変えてください。

(あとがき)
JTAlertは使いこなすのが大変ですが、うまく使えばとても便利なソフトです。まだ使われていない方は是非使ってみてください。
この記事は本ブログで一番長い記事で、今回の改版ではほとんどのキャプチャ画像を差替えたので結構大変で時間がかかりました。
とりあえずJTAlertを使ってみたいだけの人には内容が細かすぎると思いますが、使いこなしていく際の説明書代わりになれば幸いです。
実際に使い出して不明点が出た時に、この記事を見てもらうのが良いかな。(^^;
間違いや疑問点がありましたらコメントで教えていただけるとありがたいです。質問もコメントからお願いします。