2023年1月に書いた「IC-7300 + WSJT-Xで FT8 運用開始(改版4)」の改版記事です。
2025年9月にリリースされた WSJT-X 3.0.0-rc1 でユーザーインターフェースが大幅に改善され、同時にJTDXと同じようにマルチスレッドでのデコードを行うようになってデコード性能が向上しました。
本記事の改版はGA版になってからやろうと思っていたのですが、WSJT-X 3.0.0-rc1やWSJT-X_improved版を使い出した方が多いようなので改版記事を書くことにしました。
タイトルも「WSJT-X 3.0.xでFT8運用開始」として、タイトルからIC-7300を消しました。
FT8用通信ソフトはメジャーなものとしてWSJT-X、JTDXがあります。
私は以前はデコード性能が高いJTDXをメインで使っていましたが、WSJT-X 3.0.0でWSJT-XがJTDXと比べて同等以上の使いやすさ、デコード性能になったので、最近はWSJT-X 3.0.0-rc1 をメインで使っています。
(ここから本文)
・SSBモードのある無線機とアンテナ
この記事ではIC-7300を例にして説明します。IC-7300以外の無線機の設定は以下の項を参考にしてください。 12. IC-7300以外の無線機を使う場合(参考情報)
・Windows11パソコン
Windows7、Windows8、Windows10でも動きますが、Windows11を推奨します。
ディスプレイはHDサイズ以上を推奨します。
・USBケーブル
無線機とパソコンを接続します。
送信電波のUSBケーブルへの回り込みでエラーが起きる事があります。そういう場合はフェライトコア(パッチンコア)を入れて対策します。参考:FT8用 USBケーブル フェライトコアの入れ方
(おまけ)サムネイル用画像
私の無線機とパソコンです。

モニター画面が小さいとWSJT-Xとログソフト(私の場合Turbo HAMLOG)を並べて表示するのが難しいので、HDサイズ(1920x1024)以上のディスプレイのパソコンが良いです。可能なら2モニターにすれば、ブラウザでPSKレポーターなども同時に見れて便利です。
(2) 必要ソフトのインストール
・無線機のFWをバージョンアップ
使用する無線機のファームウェは最新のものにしておくと良いです。
・USBドライバーインストール
自分の無線機用のUSBドライバーをダウンロードしてインストーします。それぞれのダウンロードページに説明書があるので、説明書に従ってインストールしてください。
USBドライバーをインストールすると、Windowsのデバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」に無線機のCOMポートが表示されるようになります。 私の環境ではIC-7300MのUSBシリアルポートがCOM4になりました。

COMポート番号はWSJT-Xの設定で使うのでメモしておいてください。
アイコムのIC-705以降の機種では[IC-xxx Sirial Port A(CI-V)]と[IC-xxx Sirial Port B]がありますが、
Sirial Port A(CI-V)のCOMポート番号をメモしておきます。(画像はアイコムの説明書からの抜粋です。)

八重洲機ではEnhanced COM Port の番号をメモしておきます。

(補足1)Windows11でアイコムのUSBドライバーのインストールが失敗する場合は以下の記事を参照してsilabser.infからインストールしてください。
アイコムのUSBドライバーがインストールできない
(補足2)アイコム(IC-9700以前)、八重洲、KENWOODの複数メーカーの無線機を同じPCに接続して使う場合は、シリコンラボのページから最新の CP210x ユニバーサル Windows ドライバー をダウンロードしてインストールする方が良いかも知れません。
・OpenSSLのインストール
最新のWSJT-XではOpenSSL v1.1.1以上が必要です。
OpenSSLがインストールされていないと以下の機能がエラーになります。
・Hamlibのバージョンアップ
・LoTWユーザーのCSVファイルデータ取り込み
・CTYファイルのダウンロード
・CALL3ファイルのダウンロード
OpenSSLがインストールされていない場合は以下の記事を参考にしてインストールしてください。
IC-7300、IC-9700、IC-705、FTDX101、FTDX10、FTDX710などFT8用プリセットメモリー機能がある機種では、FT8通信時にプリセットメモリーを読み込んでください。(八重洲機はプリセットを使わずDATA-UモードのみにPRESETと同じ設定する方が良いかもしれません。)
IC-7300の[MENU]ボタンを押して②にある[PRESET]を選びます。

初期状態では「通常」と「FT8」が用意されています。

「2.FT8」のプリセットを読み込みます。

「FT8」が使用中になります。

以上でIC-7300のFT8用設定が出来ます。
(参考)IC-7300のFT8プリセットメモリーの内容は以下を参照してください。
IC-7300 F/W Version1.40 FT8プリセットメモリー初期値
古いアイコム機や八重洲機など他の無線機の設定に関しては本記事の「12. IC-7300以外の無線機を使う場合」で補足します。
Windows 10 IC-7300でFT8運用開始 パソコンのサウンドデバイス設定
Windows 11 FT8運用開始 パソコンのサウンドデバイス設定(改版)
上記記事ではIC-7300を例に説明していますが、他の無線機でもオーディオデバイス名が変わるだけです。
送受信のレベルは無線機に合わせて設定してください。
無線機側にレベル調整がある場合はパソコン側と無線機側の両方で調整しますが、無線機側を50%など中央レベルにしてパソコン側で調整すると良いです。
FT8インターフェースアダプターを使う場合はアダプターにレベル調整ボリュームがあるものが多いので、そちらも調整してください。
WSJT-Xのホームページから最新のWSJT-Xをダウンロードしてインストールします。
現時点の最新版は wsjtx-3.0.0-rc1-win64.exe または wsjtx-3.0.0-rc1-win32.exe です。自分のPCにあった方をダウンロードしてください。
私のパソコンは64bit版なので wsjtx-3.0.0-rc1-win64.exe をダウンロードしました。
(2) WSJT-Xのインストール
wsjtx-3.0.0-rc1-win64.exe を実行してインストールします。
一回目はDesktop Icon を作ったほうが良いでしょう。

インストール先はデフォルトにしました。

スタートメニューフォルダーはwsjtxとしました。(バージョン付きのフォルダーにするとフォルダーが増えるので。)

[完了] でWSJT-Xが実行されます。

最初の起動画面です。rc版では毎回、使用期限がポップアップ表示されるので [OK] で進みます。

WSJT-XとGPLのロゴ表示画面は [Do not show this again] をチェックすると次回から表示されません。

デスクトップにWSJT-Xのアイコンが出来ています。
(補足)英語ユーザーインターフェース
日本語Windowsの場合、自動的に日本語ユーザーインターフェースになりますが、英語の方が良い方は以下の引数をつけて起動すれば英語ユーザーインターフェースになります。
wsjtx.exe --language es
ファイル→設定

以下、記述の無い設定はデフォルトで良いと思います。とりあえず使ってみたいと言う方はコールサインや無線機、オーディオの設定を行って、それ以外の設定は以下の設定例と同じにしてださい。

[新しいデコードメッセージはウィンドウの上から表示]:バンド状況ウィンドウに表示されるデコードメッセージが次のシーケンスまでスクロールされなくなります。1シーケンスの受信数が多くて画面がスクロールして見にくい場合はチェックすると良いです。
[グリッドロケータを米国州に対応させる]、[グリッド付きメッセージに米国州を表示]:受信メッセージに米国のグリッドロケーターがあると、米国の州が表示されます。
[グリッド付きメッセージに距離を表示]、[グリッド付きのメッセージに方位(アジマス)を表示]:グリッドロケーターのあるメッセージに、距離、方位角を表示します。
[DXCC、距離、方位を整列]:DXCC名(国名)と距離/方位角の表示間隔(スペースの数)を調整できます。
[Eraseボタンの働きを変更]:[消去]ボタンの動作を変更します。チェックします。
[Wait機能をオン]:Wait機能(後述)をONにします。チェックします。
(補足)移動運用時は自局コールサインを一時的に JA4JOE/P などの設定にして運用します。

[無線機]:接続する無線機の機種名を選択します。Icom IC-7300 を選択しました。
[シリアルポート]:USBドライバーをインストールした際に割り付けられた番号です。私の環境ではCOM4です。
[ボーレート]:無線機側の設定と同じ通信速度にします。IC-7300のプリセットではオートになっているので、最大速度の19200bpsにしました。プリセット機能がある八重洲機のプリセット値は38400bpsです。
[PTT方式]:CAT(CI-V)による送信制御にします。(CAT制御で送信に出来ない無線機の場合は、RTS信号による制御にする必要があります。)
[モード]:Data/Pktに設定しておくと自動的にIC-7300の通信モードを「USB-D」に設定してくれます。Dataモードの無い無線機ではUSBにしてください。
[スプリット]:疑似スプリットにしました。
(重要)スプリットを使う事で送信オーディオ信号(DF)を常に1500から2000Hzの範囲におさめ、2倍3倍高調波を送信帯域の外に押しやることができます。結果、高調波が送信フィルターでカットされ出ていきません。スプリット機能を使うことをお勧めします。
[リグのPWRとSWRを表示]:送信中、無線機の送信出力とSWRを表示します。(CATでPWRとSWRを読み込める無線機のみ)
[SWR>2.5で送信停止]:SWRが高い場合、送信を停止します。
上記までの設定後に[CATをテスト]:ボタンをクリックして緑色になれば CATによる無線機の制御が出来ています。(先にオーディオ設定を行ってからでないとエラーになるかも知れません。オーディオ設定を行ってください。)
[PTTテスト]をクリックすると無線機が送信状態になります。(アンテナかダミーロードを接続しておいてください。)
CATが動作しない場合、いったんWSJT-Xを終了して再度起動すると上手くいくことがあります。
それでもCATが動作しない場合は、USBケーブル接続、ドライバー設定、無線機の設定、WSJT-Xの設定を再確認してください。
[Update Hamlib]:CAT制御用ライブラリ Hamlib を最新にする事が出来ます。使っている無線機と現在のhamlibで問題が起きていなければ、バージョンアップの必要はありません。
サウンドカードの名称は 3. パソコンのサウンドデバイス設定で付けたデバイス名です。

任意の送信メッセージを登録して送信できますが、とりあえず設定しなくて良いです。運用に慣れてきたら適当なメッセージ(例えば JCCxxxx TU73 とか)を設定して使ってください。


[QSOをログするよう促すメッセージを出す]:QSOが終了すると自動的にログ書込み確認画面が表示されます。
[dBレポートをコメントに追加]:ログにコメントとしてdBレポートが追加されます。参考: eQSLへのコメント入力
[スペシャル運用をコメントに追加]:スペシャル運用のコンテスト名などがログのコメント フィールドに自動的に追加されます。
[PSK Reporterによるスポットをオン]:PSKレポーターに送受信情報が送信されます。(後述)
[UDPサーバー]:HAMLOGのJT-Get's機能の「コールクリックによる呼出機能」を使う場合やJTAlertを使う場合に設定しますが、とりあえず、すべてチェック無しにしておきます。
(参考)
・HAMLOGのJT-Get's機能の「コールクリックによる呼出機能」を使う場合の WSJT-X/JTDXの設定
・JTAlertを使う場足の WSJT-X (JTDX) の設定
(6) 周波数

[運用周波数]:国内周波数の3.531MHzと7.041MHzを追加しました。表の上でマウスを右クリックして[挿入]を選んで追加できます。

[削除]:選択した周波数を削除します。無線機が対応していない周波数を削除しておくと良いです。
[挿入]:新しい周波数を追加します。
[読み込み]:保存した周波数テーブルを読み込みます。
[名前を付けて保存]:保存する周波数をマウスで選択してファイルに保存します。
全部の周波数を選択して保存すればバックアップが取れます。
[結合]:現在のテーブルと読み込んだテーブルを結合します。
[リセット]:周波数テーブルを初期値にします。
[Pref] をチェックした優先(Preference)周波数にはメインウィンドウでバンド選択する際に*が表示されます。
[局情報]:アンテナ情報を設定しておくと PSKレポーター(後述)に表示されます。
(参考)FT8/FT4 標準周波数 (すべてUSBモードで運用)
1.840MHz(FT8)
3.531MHz(FT8/FT4 日本)
3.573MHz(FT8)、3.575MHz(FT4)
7.041MHz(FT8/FT4 日本)
7.074MHz(FT8 )、7.0475MHz(FT4)
10.136MHz(FT8)、10.140MHz(FT4)
14.074MHz(FT8)、14.080MHz(FT4)
18.100MHz(FT8)、18.104MHz(FT4)
21.074MHz(FT8)、21.140MHz(FT4)
24.915MHz(FT8)、24.919MHz(FT4)
28.074MHz(FT8)、28.180MHz(FT4)
50.313MHz(FT8)、50.318MHz(FT4)
50.323MHz(FT8 DX用)
144.460MHz(FT8/FT4 日本)
430.510MHz(FT8/FT4 日本)
1296.60MHz(FT8/FT4 日本)
(アマチュアバンドプランを参照してください。)

とりあえず、デフォルトでも良いと思いますが [新コールサイン] と [バンドの新コールサイン] はチェックを入れた方が良いと思います。
上記画面は私の設定ですが、新コールサインを分かりやすくするためにピンク系の色にしています。モードハイライトをチェックして新モード(FT8で交信済みだがFT4では初めてとか)も区別するようにしています。
[LoTWユーザー]:チェックするとLoTWユーザーのCQメッセージの文字が色付きで表示されます。LoTWでのアワードを狙う場合はLoTWユーザーを呼ぶ必要があるので、チェックしておくと良いと思います。
[73とRR73を含むメッセージもハイライト]:チェックすると73とRR73メッセージもCQと同じ色付きで表示されるようになるので、73とRR73のタイミングを狙っての呼出しがやり易くなります。
[LoTWユーザー確認]:LoTWユーザー表示を利用する場合は、下のLoTWユーザー確認の[データ取り込み]で最新の lotw-user-activity.csv を読み込んでおいてください。(定期的に読み込むと良いです。)
[CTY File ダウンロード]:コールサインから国名を表示するための辞書「cty.dat」の最新版をダウンロードします。(定期的に読み込むと良いです。)
[CALL3 File ダウンロード]:最新のCALL3.TXTファイル(コールサインデータベース)をダウンロードします。CALL3.TXTはコールサインとGridの辞書でGridを受信出来ていなくてもDXグリッドを表示するのに使われます。
(補足)ハイライト設定の確認
メニューバーの[表示]から各メッセージの色付けを確認する事が出来ます。
[表示]→[ハイライト設定]


その他 [受信バンド幅]:3,000Hzにしました。
[スペシャル運用]:FT8のDXpeditionのモードでDxpeditionの相手(Fox)を呼ぶ場合は[Hound]をチェックしますが、メインウィンドウに[H](Hound)ボタンがあるのでそちらを使えば良いです。
コンテストの設定は後述します。
[Cloudlog機能をオン]:ログを Cloudlog にアップロードできます。
Windowsのサウンドの「規定デバイス」から音が出るので、この機能を利用する場合は、Windowsの規定サウンドデバイスをパソコンのスピーカーにしておく必要があります。

横線より上のオーディオアラートは、設定→一般 [DXCC.グリッド.workedの状況を表示] をチェックしておく必要があります。
上記設定では新DXCCと自分のコールで音声アラートが鳴ります。
なお、私はJTAlertを使っているので、この機能は使っていません。
(おまけ1)オーディオアラートのテスト
メインウィンドウ右下のタブ3の「バンドホッピング」ボタンを右クリックするとテストメッセージが再生されます。(なぜか、オーディオアラートと関係ないところにテスト機能があります。)

(2026年1月6日追記)(おまけ2)音声ファイルの入れ替え
音声ファイルを女性の声に入れ替える記事です。
Blacklist(ブラックリスト)、 Whitelist(ホワイトリスト)、 Always Pass(常に通過) があります。
[ビューメニューにある「非表示」チェックボックス用のテリトリー 1 ~ 4]:メニューバーの [フィルタ] から、ここで設定した国や大陸を非表示に出来ます。
[ブラックリスト]:海賊局、コンテスト メッセージなどを非表示に出来ます。
[ホワイトリスト]:特定のグリッド、呼び出し、キーワードを含むメッセージのみを表示します。一時的に/Pの移動局のみを表示させるなどの使い方が出来ます。
[常に透過]:上記までの設定で非表示になっていても、特定の局の表示が有効になります。
[呼び出し局のコールサインにのみフィルタを適用]:送信局のコールサインのみにフィルターを適用します。
[フィルタを『ウェイト&パウンス』や『CQ: First』などにのみ使用]:すべてのメッセージがバンドアクティビティウィンドウに表示されますが、Wait and PounceやCQ送信の応答でフィルター条件を満たす局にのみに応答します。
[クイックフィルター]:メニューバーの [フィルタ] にある[Hide stations worked today]、[Ignore stations worked today]、[Highlight callsigns worked today]をチェックした場合に今日だけでは無く、前日も含めて非表示/無視/強調表示します。

[メッセージポップアップを許可]:QSYリクエストなどの特別メッセージを受信した場合にメッセージをポップアップ表示します。チェックしておきます。
[バンドボタン]:バンドボタンの表示/非表示を切り替えます。チェックしておきます。
[VHF/UHFボタン]:バンドボタンが8mバンドからになります。IC-9700やIC-905などで23cm(1200MHz)以上のボタンを表示させたい場合にチェックします。
[ダークスタイルを使用]:すべてのウィンドウの背景テーマがダークモードに切り替わります。

デコーダーの設定です。マルチスレッドFT8デコーダの設定が必要なので、以下を参考にして設定してください。
私のパソコン( Intel i5-8500 CPU) の場合は以下の設定にしています。もっと高性能なパソコンならデコード回数やデコード感度を上げても良いです。 スレッド数:Auto

[すべて保存]:選ぶと受信音がシーケンス毎に 年月日_時刻.wav 形式のファイルとして録音されます。たくさんのwavファイルが溜まるので通常は「無し」にしてください。
wavファイルの保存先は、設定→[オーディオ]にある「保存ディレクトリー」で指定されたフォルダーです。
[デコードしたメッセージを保存]:直前のシーケンスの.wavファイルだけが残ります。
録音したwavファイルはメニューバーの [ファイル]→[開く] でデコード表示する事が出来ます。
wavファイルはデコード性能の評価などに使う事ができます。
[ALL.TXTを月ごとに分割]:ALL.TXT(後述) にはWSJT-Xのデコード情報、送信情報が記録されています。長年使っているとファイルサイズが大きくなるので、自動分割する設定があります。「ALL.TXTを月ごとに分割する」のが良いと思います。
上記設定が終わったら[OK]をクリックして設定を終了します。
念のため、WSJT-Xを終了して再起動します。
過去にFT8をやられた方でTurbo HAMLOGを使われている場合、HAMLOGからADIFファイルを出力してWSJT-XのADIFファイルに上書きする事によりログ情報を取り込むことが出来ます。
(パソコンの買換えなどで、旧パソコンにWSJT-Xのwsjtx_log.adiファイルがあれば、コピーしても良いです。)
この作業はWSJT-Xを起動していない状態で行ってください。
別記事「ADIF Master による ADIFファイル正規化」を参照して、HAMLOGのログからADIFファイル(wsjtx_log.adi)を作ってWSJT-Xのwsjtx_log.adiに上書きします。

(補足)WSJT-XのログディレクトリはWSJT-Xから開くことが出来ます。ログディレクトリを開いたら、WSJT-Xを終了してから上書きしてください。
ファイル-->ログディレクトリを開く

別のログ転送ソフトを使わずシンプルな構成が良い方はHAMLOGのJT-Get's機能を使うのが良いと思います。これからFT8を始める方には最初はJT-Get'sを使う事をお勧めしています。
一方、JT_Linkerはログ転送だけでは無く eQSL、LoTW、ClubLogなどのオンラインログへのログ アップロードが出来ます。更に、相手がeQSL、LoTW、ClubLogのメンバーかどうかを判定してHAMLOGのQSL欄にQSL種別と電子QSL送付済み文字を自動記録出来ます。オンラインログ使う方はJT_Linkerを使うのが良いと思います。
とりあえずJT-Get's機能でFT8を始めて、慣れたらJT_Linkerにするのが良いと思います。
(1)HAMLOGのJT-Get'機能を使う場合
以下の記事を参考にしてHAMLOGの設定を行ってください。
(2)JT_Linkerを使う場合
HAMLOGの「JT-Get's」ではWSJT-XやJTDXのALL.TXTとwsjtx.logを参照しますが、ハードリンクを使ってWSJT-XとJTDXの両方を使う場合や複数起動を行う場合は、「JT-Get's」は使えません。
また、JT_LinkerにはeQSL、LoTW、ClubLog、HRDlogなどのオンラインログ(Web Log)への自動ログ アップロード機能と、それぞれのメンバーかどうかを判定してHAMLOGのQSL欄に自動記録する機能があります。
以下の記事を参考にJT_Linkerをインストールして設定を行ってください。
BktTimeSyncはデジタルモード通信用に開発されたソフトなので、FT8と相性が良いです。
以下の記事を参照してBktTimeSyncをインストールしてください。BktTimeSyncはパソコン起動時に常駐して、パソコンの時計をネット上の時刻サーバに合わせてくれます。
[FT8_WSJTX.batの例]
echo WSJT-X、HAMLOG起動バッチ
start C:\WSJT\wsjtx\bin\wsjtx.exe
start C:\Hamlog\Hamlogw.exe
JT_Linkerを使う場合はJT_Linkerも起動します。
[FT8_JTDX_L.batの例]
echo WSJT-X、HAMLOG、JT_Linker起動バッチ
start C:\WSJT\wsjtx\bin\wsjtx.exe
start C:\Hamlog\Hamlogw.exe
start C:\PROGRA~2\JA2GRC\JT_Linker\JT_Linker.exe
(補足)コマンドラインオプション
WSJT-Xのコマンドラインオプションは以下があります。

(おまけ)無線機の自動電源ON
JTDXには起動時に自動的に無線機の電源をオンにする機能がありますが、WSJT-Xでもhamlib_settings.jsonファイルを使ってWSJT-Xの起動時に無線機の電源を自動的にONする事が出来ます。(CAT経由の電源ON機能のある無線機のみ)
(1) 無線機の設定
・通信モード
通信モードはWSJT-Xから自動的に設定されてUSB-Dモードになります。
ちなみにIC-7300のUSBとUSB-Dの違いは、以下らしいです。(他にもあるかも)
受信フィルターの帯域幅
送信フィルターの帯域幅
送信時自動的にマイクオフになる。
・受信フィルター設定
FT8の通信では300Hz以下や2,700Hz以上で出ている局も多いので無線機の受信フィルターをなるべく広くします。
IC-7300の場合、プリセット機能でFIL1/BW3.6Kに設定されます。
(注)CW用の300Hzなどの狭い受信フィルターだとうまく受信できません。ウォーターフォールの中央しか信号が出ていない場合は受信フィルターの設定を確認してください。慣れないうちは受信フィルターの切替を忘れて悩む方が多いです。(^^;
・AGC設定
AGCはFAST(AGC-F)に設定します。(IC-7300:FUNCTIONボタン→AGC FAST)
他にNB(ノイズブランカ)、NR(ノイズリジェクタ)はオフにします。
(補足)
FT8通信時の画面はMETER表示にしています。FT8ではスペクトラムスコープ表示は意味が無いのでALCとSWRを確認できるようにしています。(IC-7300:MENUボタン→METER)

(2) 通信する モード、バンドを設定
WSJT-Xで通信する モード、バンドを設定します。

① 通信モードはモードボタンの [FT8] をクリックして「FT8」に設定します。
FT8、FT4、MSK144、Q65、JT65のモードをモードボタンで切り替えられます。
② 通信するバンドを切換えます。[バンドボタン]または[周波数選定BOX]で切り替えます。
・[バンドボタン] バンドを切換えます。[バンドボタン]の左クリックで優先周波数(設定の [周波数] で [Pref] にチェックを入れた周波数)に切換わります。右クリックでDXペディションで良く使われる周波数に切換わります。
国内周波数の3.531MHzや7.041MHzへの切換えは、周波数選定BOXから行ってください。
(補足)設定の [周波数] で 3.531MHzや7.041MHzに[Pref] にチェックしておくと、左クリックで 3.531MHzや7.041MHzに切換える事も出来ます。

2025年9月にリリースされた WSJT-X 3.0.0-rc1 でユーザーインターフェースが大幅に改善され、同時にJTDXと同じようにマルチスレッドでのデコードを行うようになってデコード性能が向上しました。
本記事の改版はGA版になってからやろうと思っていたのですが、WSJT-X 3.0.0-rc1やWSJT-X_improved版を使い出した方が多いようなので改版記事を書くことにしました。
タイトルも「WSJT-X 3.0.xでFT8運用開始」として、タイトルからIC-7300を消しました。
FT8用通信ソフトはメジャーなものとしてWSJT-X、JTDXがあります。
私は以前はデコード性能が高いJTDXをメインで使っていましたが、WSJT-X 3.0.0でWSJT-XがJTDXと比べて同等以上の使いやすさ、デコード性能になったので、最近はWSJT-X 3.0.0-rc1 をメインで使っています。
(ここから本文)
この記事ではWSJT-Xを使ってFT8を運用する手順を書いていますが、以下の前提で書いています。
・ログソフトはTurbo HAMLOGを使っている。
・使うソフトはWSJT-X、Turbo HAMLOG、BktTimeSync(時刻合わせソフト)
上級者はJT_Linkerも使用
・無線機はIC-7300を例にして記載
目次 WSJT-X 3.0.xでFT8運用開始
-
1. 事前準備
2. 無線機側の設定
3. パソコンのサウンドデバイス設定
4. WSJT-Xのインストール
5. WSJT-Xの設定
5-1 設定
(1) 一般
(2) 無線機
(3) オーディオ
(4) Txマクロ
(5) レポート
(6) 周波数
(7) 色
(8) 詳細
(9) Alerts
(10) フィルタ
5-2 メニューバー
(1) 表示
(2) デコード
(3) 保存
6. HAMLOGからのログ情報取り込み
7. ログ転送ソフトの設定
8. BktTimeSyncインストール
9. プログラムの起動
10. WSJT-Xで通信する
11. その他の機能
(1) その他のボタン
(2) ステータスバー
(3) メニューバー
(4) バンド状況に距離や方位を表示
(5) Wait機能
(6) バンドホッピング
(7) Fox/Houndモード
(8) コンテストモード
(9) FT8以外の通信モード
12. IC-7300以外の無線機を使う場合(参考情報)
13. JTALertによるFT8運用環境の向上
14. その他情報
1. 事前準備
(1) 必用な設備・SSBモードのある無線機とアンテナ
この記事ではIC-7300を例にして説明します。IC-7300以外の無線機の設定は以下の項を参考にしてください。 12. IC-7300以外の無線機を使う場合(参考情報)
・Windows11パソコン
Windows7、Windows8、Windows10でも動きますが、Windows11を推奨します。
ディスプレイはHDサイズ以上を推奨します。
・USBケーブル
無線機とパソコンを接続します。
送信電波のUSBケーブルへの回り込みでエラーが起きる事があります。そういう場合はフェライトコア(パッチンコア)を入れて対策します。参考:FT8用 USBケーブル フェライトコアの入れ方
(おまけ)サムネイル用画像
私の無線機とパソコンです。

モニター画面が小さいとWSJT-Xとログソフト(私の場合Turbo HAMLOG)を並べて表示するのが難しいので、HDサイズ(1920x1024)以上のディスプレイのパソコンが良いです。可能なら2モニターにすれば、ブラウザでPSKレポーターなども同時に見れて便利です。
(2) 必要ソフトのインストール
・無線機のFWをバージョンアップ
使用する無線機のファームウェは最新のものにしておくと良いです。
・USBドライバーインストール
自分の無線機用のUSBドライバーをダウンロードしてインストーします。それぞれのダウンロードページに説明書があるので、説明書に従ってインストールしてください。
(アイコム)
USBインターフェースがある旧機種(IC-9700以前)
・IC-7100/IC-7200/IC-7300/IC-7410/IC-7600/IC-7610/IC-7850/IC-7851/IC-9100/IC-9700 USBドライバー ダウンロード
・USBドライバーインストールガイド
USBインターフェースがある旧機種(IC-9700以前)
・IC-7100/IC-7200/IC-7300/IC-7410/IC-7600/IC-7610/IC-7850/IC-7851/IC-9100/IC-9700 USBドライバー ダウンロード
・USBドライバーインストールガイド
新機種(IC-705以降)
・IC-705/IC-905/IC-905XG/ID-52/ID-50/IC-R15/ID-52PLUS/IC-7760/IC-7300MK2/IC-7300MK2M/IC-7300MK2S USBドライバー ダウンロード
・USBドライバーインストールガイド
(八重洲)
・仮想COMポートドライバー
・IC-705/IC-905/IC-905XG/ID-52/ID-50/IC-R15/ID-52PLUS/IC-7760/IC-7300MK2/IC-7300MK2M/IC-7300MK2S USBドライバー ダウンロード
・USBドライバーインストールガイド
(八重洲)
・仮想COMポートドライバー
USBドライバーをインストールすると、Windowsのデバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」に無線機のCOMポートが表示されるようになります。 私の環境ではIC-7300MのUSBシリアルポートがCOM4になりました。

COMポート番号はWSJT-Xの設定で使うのでメモしておいてください。
アイコムのIC-705以降の機種では[IC-xxx Sirial Port A(CI-V)]と[IC-xxx Sirial Port B]がありますが、
Sirial Port A(CI-V)のCOMポート番号をメモしておきます。(画像はアイコムの説明書からの抜粋です。)

八重洲機ではEnhanced COM Port の番号をメモしておきます。

(補足1)Windows11でアイコムのUSBドライバーのインストールが失敗する場合は以下の記事を参照してsilabser.infからインストールしてください。
アイコムのUSBドライバーがインストールできない
(補足2)アイコム(IC-9700以前)、八重洲、KENWOODの複数メーカーの無線機を同じPCに接続して使う場合は、シリコンラボのページから最新の CP210x ユニバーサル Windows ドライバー をダウンロードしてインストールする方が良いかも知れません。
・OpenSSLのインストール
最新のWSJT-XではOpenSSL v1.1.1以上が必要です。
OpenSSLがインストールされていないと以下の機能がエラーになります。
・Hamlibのバージョンアップ
・LoTWユーザーのCSVファイルデータ取り込み
・CTYファイルのダウンロード
・CALL3ファイルのダウンロード
OpenSSLがインストールされていない場合は以下の記事を参考にしてインストールしてください。
2. 無線機側の設定
本記事ではIC-7300を例に説明します。IC-7300、IC-9700、IC-705、FTDX101、FTDX10、FTDX710などFT8用プリセットメモリー機能がある機種では、FT8通信時にプリセットメモリーを読み込んでください。(八重洲機はプリセットを使わずDATA-UモードのみにPRESETと同じ設定する方が良いかもしれません。)
IC-7300の[MENU]ボタンを押して②にある[PRESET]を選びます。

初期状態では「通常」と「FT8」が用意されています。

「2.FT8」のプリセットを読み込みます。

「FT8」が使用中になります。

以上でIC-7300のFT8用設定が出来ます。
(参考)IC-7300のFT8プリセットメモリーの内容は以下を参照してください。
IC-7300 F/W Version1.40 FT8プリセットメモリー初期値
古いアイコム機や八重洲機など他の無線機の設定に関しては本記事の「12. IC-7300以外の無線機を使う場合」で補足します。
3. パソコンのサウンドデバイス設定
以下の記事に従って、PCのサウンドコントロールパネルでIC-7300のサウンドデバイス設定を行います。Windows 10 IC-7300でFT8運用開始 パソコンのサウンドデバイス設定
Windows 11 FT8運用開始 パソコンのサウンドデバイス設定(改版)
上記記事ではIC-7300を例に説明していますが、他の無線機でもオーディオデバイス名が変わるだけです。
送受信のレベルは無線機に合わせて設定してください。
無線機側にレベル調整がある場合はパソコン側と無線機側の両方で調整しますが、無線機側を50%など中央レベルにしてパソコン側で調整すると良いです。
FT8インターフェースアダプターを使う場合はアダプターにレベル調整ボリュームがあるものが多いので、そちらも調整してください。
4. WSJT-Xのインストール
(1) WSJT-XのダウンロードWSJT-Xのホームページから最新のWSJT-Xをダウンロードしてインストールします。
現時点の最新版は wsjtx-3.0.0-rc1-win64.exe または wsjtx-3.0.0-rc1-win32.exe です。自分のPCにあった方をダウンロードしてください。
私のパソコンは64bit版なので wsjtx-3.0.0-rc1-win64.exe をダウンロードしました。
(2) WSJT-Xのインストール
wsjtx-3.0.0-rc1-win64.exe を実行してインストールします。
一回目はDesktop Icon を作ったほうが良いでしょう。

インストール先はデフォルトにしました。

スタートメニューフォルダーはwsjtxとしました。(バージョン付きのフォルダーにするとフォルダーが増えるので。)

[完了] でWSJT-Xが実行されます。

最初の起動画面です。rc版では毎回、使用期限がポップアップ表示されるので [OK] で進みます。

WSJT-XとGPLのロゴ表示画面は [Do not show this again] をチェックすると次回から表示されません。

デスクトップにWSJT-Xのアイコンが出来ています。
(補足)英語ユーザーインターフェース
日本語Windowsの場合、自動的に日本語ユーザーインターフェースになりますが、英語の方が良い方は以下の引数をつけて起動すれば英語ユーザーインターフェースになります。
wsjtx.exe --language es
5. WSJT-Xの設定
WSJT-Xの設定に関しては「WSJT-X User Guide version 3.0.0-rc1」に一度目を通しておくことをお勧めします。5-1 設定
WSJT-Xを起動してWSJT-Xの設定を行います。ファイル→設定

以下、記述の無い設定はデフォルトで良いと思います。とりあえず使ってみたいと言う方はコールサインや無線機、オーディオの設定を行って、それ以外の設定は以下の設定例と同じにしてださい。
(1) 一般
自局コールサインとグリッドロケーターを設定します。グリッドロケーターは住所からグリッドロケーター計算で調べて入力します。
[新しいデコードメッセージはウィンドウの上から表示]:バンド状況ウィンドウに表示されるデコードメッセージが次のシーケンスまでスクロールされなくなります。1シーケンスの受信数が多くて画面がスクロールして見にくい場合はチェックすると良いです。
[メッセージ内のDXコールサインをハイライト]、[メッセージ中のDXグリッドをハイライト]:メインウィンドウ左下にある[DXコール]、[DXグリッド]に一致するコールサインとグリッドが強調表示されます。それぞれ、白文字/背景赤、白文字/背景青になります。
[コールサインをダブルクリックすると送信可にする]:CQを出している局をダブルクリックすると応答を送信してくれるので便利です。
[73を送った後、送信を停止]:73を送出完了すると自動送信を終了します。?[コールサインをダブルクリックすると送信可にする]:CQを出している局をダブルクリックすると応答を送信してくれるので便利です。
[グリッドロケータを米国州に対応させる]、[グリッド付きメッセージに米国州を表示]:受信メッセージに米国のグリッドロケーターがあると、米国の州が表示されます。
[グリッド付きメッセージに距離を表示]、[グリッド付きのメッセージに方位(アジマス)を表示]:グリッドロケーターのあるメッセージに、距離、方位角を表示します。
[DXCC、距離、方位を整列]:DXCC名(国名)と距離/方位角の表示間隔(スペースの数)を調整できます。
[Eraseボタンの働きを変更]:[消去]ボタンの動作を変更します。チェックします。
[Wait機能をオン]:Wait機能(後述)をONにします。チェックします。
(補足)移動運用時は自局コールサインを一時的に JA4JOE/P などの設定にして運用します。
(2) 無線機
無線機のCAT(Computer Aided Transceiver)制御に関する設定を行います。
[無線機]:接続する無線機の機種名を選択します。Icom IC-7300 を選択しました。
[シリアルポート]:USBドライバーをインストールした際に割り付けられた番号です。私の環境ではCOM4です。
[ボーレート]:無線機側の設定と同じ通信速度にします。IC-7300のプリセットではオートになっているので、最大速度の19200bpsにしました。プリセット機能がある八重洲機のプリセット値は38400bpsです。
[PTT方式]:CAT(CI-V)による送信制御にします。(CAT制御で送信に出来ない無線機の場合は、RTS信号による制御にする必要があります。)
[モード]:Data/Pktに設定しておくと自動的にIC-7300の通信モードを「USB-D」に設定してくれます。Dataモードの無い無線機ではUSBにしてください。
[スプリット]:疑似スプリットにしました。
(重要)スプリットを使う事で送信オーディオ信号(DF)を常に1500から2000Hzの範囲におさめ、2倍3倍高調波を送信帯域の外に押しやることができます。結果、高調波が送信フィルターでカットされ出ていきません。スプリット機能を使うことをお勧めします。
[リグのPWRとSWRを表示]:送信中、無線機の送信出力とSWRを表示します。(CATでPWRとSWRを読み込める無線機のみ)
[SWR>2.5で送信停止]:SWRが高い場合、送信を停止します。
上記までの設定後に[CATをテスト]:ボタンをクリックして緑色になれば CATによる無線機の制御が出来ています。(先にオーディオ設定を行ってからでないとエラーになるかも知れません。オーディオ設定を行ってください。)
[PTTテスト]をクリックすると無線機が送信状態になります。(アンテナかダミーロードを接続しておいてください。)
CATが動作しない場合、いったんWSJT-Xを終了して再度起動すると上手くいくことがあります。
それでもCATが動作しない場合は、USBケーブル接続、ドライバー設定、無線機の設定、WSJT-Xの設定を再確認してください。
[Update Hamlib]:CAT制御用ライブラリ Hamlib を最新にする事が出来ます。使っている無線機と現在のhamlibで問題が起きていなければ、バージョンアップの必要はありません。
(3) オーディオ
サウンドデバイス関係の設定です。サウンドカードは無線機のサウンドデバイスを指定します。私の場合は「IC-7300」のサウンドデバイスを設定しました。サウンドカードの名称は 3. パソコンのサウンドデバイス設定で付けたデバイス名です。

(補足1)勝手にサウンドカードがDefoult Deviceになる
オーディオサウンドカードの設定がDefoult Device に変わってしまう事があります。
ノートパソコンを使われている方で、ノートパソコンを持ち出す際にUSBケーブルを外した後に良く起こるようです。
突然受信できなかったり送信できない状況になった場合は、オーディオ設定を確認してください。
[更新]でサウンドカードの認識が現在の状態に更新されるので、[更新]をクリックしてDefoult Deviceになっていないか確認してください。
[更新]でサウンドカードの認識が現在の状態に更新されるので、[更新]をクリックしてDefoult Deviceになっていないか確認してください。
(補足2)WSJT-X起動から時間が経つと送信できなくなる
以前、WSJT-Xを起動したままにしておくと送信出力が出なくなり、WSJT-Xを再起動すると復旧するという問題が出たことがありました。USBとHDMIを常時給電にする事で解決しました。
WSJT-X/JTDX PCのスタンバイで送信出力がゼロになるトラブル
WSJT-X/JTDX PCのスタンバイで送信出力がゼロになるトラブル
(4) Txマクロ
任意の送信メッセージを登録して送信できますが、とりあえず設定しなくて良いです。運用に慣れてきたら適当なメッセージ(例えば JCCxxxx TU73 とか)を設定して使ってください。
(5) レポート

[QSOをログするよう促すメッセージを出す]:QSOが終了すると自動的にログ書込み確認画面が表示されます。
[dBレポートをコメントに追加]:ログにコメントとしてdBレポートが追加されます。参考: eQSLへのコメント入力
[スペシャル運用をコメントに追加]:スペシャル運用のコンテスト名などがログのコメント フィールドに自動的に追加されます。
[PSK Reporterによるスポットをオン]:PSKレポーターに送受信情報が送信されます。(後述)
[UDPサーバー]:HAMLOGのJT-Get's機能の「コールクリックによる呼出機能」を使う場合やJTAlertを使う場合に設定しますが、とりあえず、すべてチェック無しにしておきます。
(参考)
・HAMLOGのJT-Get's機能の「コールクリックによる呼出機能」を使う場合の WSJT-X/JTDXの設定
・JTAlertを使う場足の WSJT-X (JTDX) の設定
(6) 周波数

[運用周波数]:国内周波数の3.531MHzと7.041MHzを追加しました。表の上でマウスを右クリックして[挿入]を選んで追加できます。

[削除]:選択した周波数を削除します。無線機が対応していない周波数を削除しておくと良いです。
[挿入]:新しい周波数を追加します。
[読み込み]:保存した周波数テーブルを読み込みます。
[名前を付けて保存]:保存する周波数をマウスで選択してファイルに保存します。
全部の周波数を選択して保存すればバックアップが取れます。
[結合]:現在のテーブルと読み込んだテーブルを結合します。
[リセット]:周波数テーブルを初期値にします。
[Pref] をチェックした優先(Preference)周波数にはメインウィンドウでバンド選択する際に*が表示されます。
[Description] には周波数の説明を書けます。DX Pedision局の運用周波数を追加する場合にコールを入れておくなどの使い方が出来ます。
[Start date/Time]、[End Date/Time] にはサービス開始日と終了日を入れる事が出来ます。(yyyy-mm-ddThh:mm:ssZ 形式)
設定するとサービス期間中のみ、その周波数が表示されます。
設定するとサービス期間中のみ、その周波数が表示されます。
[局情報]:アンテナ情報を設定しておくと PSKレポーター(後述)に表示されます。
(参考)FT8/FT4 標準周波数 (すべてUSBモードで運用)
1.840MHz(FT8)
3.531MHz(FT8/FT4 日本)
3.573MHz(FT8)、3.575MHz(FT4)
7.041MHz(FT8/FT4 日本)
7.074MHz(FT8 )、7.0475MHz(FT4)
10.136MHz(FT8)、10.140MHz(FT4)
14.074MHz(FT8)、14.080MHz(FT4)
18.100MHz(FT8)、18.104MHz(FT4)
21.074MHz(FT8)、21.140MHz(FT4)
24.915MHz(FT8)、24.919MHz(FT4)
28.074MHz(FT8)、28.180MHz(FT4)
50.313MHz(FT8)、50.318MHz(FT4)
50.323MHz(FT8 DX用)
144.460MHz(FT8/FT4 日本)
430.510MHz(FT8/FT4 日本)
1296.60MHz(FT8/FT4 日本)
(アマチュアバンドプランを参照してください。)
(7) 色
受信メッセージが種類によって色分けして表示されます。
とりあえず、デフォルトでも良いと思いますが [新コールサイン] と [バンドの新コールサイン] はチェックを入れた方が良いと思います。
上記画面は私の設定ですが、新コールサインを分かりやすくするためにピンク系の色にしています。モードハイライトをチェックして新モード(FT8で交信済みだがFT4では初めてとか)も区別するようにしています。
[LoTWユーザー]:チェックするとLoTWユーザーのCQメッセージの文字が色付きで表示されます。LoTWでのアワードを狙う場合はLoTWユーザーを呼ぶ必要があるので、チェックしておくと良いと思います。
[73とRR73を含むメッセージもハイライト]:チェックすると73とRR73メッセージもCQと同じ色付きで表示されるようになるので、73とRR73のタイミングを狙っての呼出しがやり易くなります。
[LoTWユーザー確認]:LoTWユーザー表示を利用する場合は、下のLoTWユーザー確認の[データ取り込み]で最新の lotw-user-activity.csv を読み込んでおいてください。(定期的に読み込むと良いです。)
[CTY File ダウンロード]:コールサインから国名を表示するための辞書「cty.dat」の最新版をダウンロードします。(定期的に読み込むと良いです。)
[CALL3 File ダウンロード]:最新のCALL3.TXTファイル(コールサインデータベース)をダウンロードします。CALL3.TXTはコールサインとGridの辞書でGridを受信出来ていなくてもDXグリッドを表示するのに使われます。
(補足)ハイライト設定の確認
メニューバーの[表示]から各メッセージの色付けを確認する事が出来ます。
[表示]→[ハイライト設定]

(8) 詳細

その他 [受信バンド幅]:3,000Hzにしました。
[スペシャル運用]:FT8のDXpeditionのモードでDxpeditionの相手(Fox)を呼ぶ場合は[Hound]をチェックしますが、メインウィンドウに[H](Hound)ボタンがあるのでそちらを使えば良いです。
コンテストの設定は後述します。
[Cloudlog機能をオン]:ログを Cloudlog にアップロードできます。
(9) Alerts
設定したオーディオアラートに対して音声で教えてくれます。オーディオアラートは男性の声で「CQ」、「Calling you」などの音声が流れます。Windowsのサウンドの「規定デバイス」から音が出るので、この機能を利用する場合は、Windowsの規定サウンドデバイスをパソコンのスピーカーにしておく必要があります。

横線より上のオーディオアラートは、設定→一般 [DXCC.グリッド.workedの状況を表示] をチェックしておく必要があります。
上記設定では新DXCCと自分のコールで音声アラートが鳴ります。
なお、私はJTAlertを使っているので、この機能は使っていません。
(おまけ1)オーディオアラートのテスト
メインウィンドウ右下のタブ3の「バンドホッピング」ボタンを右クリックするとテストメッセージが再生されます。(なぜか、オーディオアラートと関係ないところにテスト機能があります。)

(2026年1月6日追記)(おまけ2)音声ファイルの入れ替え
音声ファイルを女性の声に入れ替える記事です。
(10) フィルタ
フィルタを設定するとバンド状況ウィンドウに表示される内容をフィルタリングできます。Blacklist(ブラックリスト)、 Whitelist(ホワイトリスト)、 Always Pass(常に通過) があります。

[ビューメニューにある「非表示」チェックボックス用のテリトリー 1 ~ 4]:メニューバーの [フィルタ] から、ここで設定した国や大陸を非表示に出来ます。
[ブラックリスト]:海賊局、コンテスト メッセージなどを非表示に出来ます。
[ホワイトリスト]:特定のグリッド、呼び出し、キーワードを含むメッセージのみを表示します。一時的に/Pの移動局のみを表示させるなどの使い方が出来ます。
[常に透過]:上記までの設定で非表示になっていても、特定の局の表示が有効になります。
[呼び出し局のコールサインにのみフィルタを適用]:送信局のコールサインのみにフィルターを適用します。
[フィルタを『ウェイト&パウンス』や『CQ: First』などにのみ使用]:すべてのメッセージがバンドアクティビティウィンドウに表示されますが、Wait and PounceやCQ送信の応答でフィルター条件を満たす局にのみに応答します。
[クイックフィルター]:メニューバーの [フィルタ] にある[Hide stations worked today]、[Ignore stations worked today]、[Highlight callsigns worked today]をチェックした場合に今日だけでは無く、前日も含めて非表示/無視/強調表示します。
5-2 メニューバー
メニューバーからの設定項目です。事前に設定しておいたほうが良さそうな項目のみ記載します。(1) 表示

[メッセージポップアップを許可]:QSYリクエストなどの特別メッセージを受信した場合にメッセージをポップアップ表示します。チェックしておきます。
[バンドボタン]:バンドボタンの表示/非表示を切り替えます。チェックしておきます。
[VHF/UHFボタン]:バンドボタンが8mバンドからになります。IC-9700やIC-905などで23cm(1200MHz)以上のボタンを表示させたい場合にチェックします。
[ダークスタイルを使用]:すべてのウィンドウの背景テーマがダークモードに切り替わります。
(2) デコード

デコーダーの設定です。マルチスレッドFT8デコーダの設定が必要なので、以下を参考にして設定してください。
私のパソコン( Intel i5-8500 CPU) の場合は以下の設定にしています。もっと高性能なパソコンならデコード回数やデコード感度を上げても良いです。
スレッド数:Auto
デコード回数:1
QSO受信周波数感度:Medium
デコーダ感度:Minimum
デコードスタート:2ステージ
(3) 保存

[すべて保存]:選ぶと受信音がシーケンス毎に 年月日_時刻.wav 形式のファイルとして録音されます。たくさんのwavファイルが溜まるので通常は「無し」にしてください。
wavファイルの保存先は、設定→[オーディオ]にある「保存ディレクトリー」で指定されたフォルダーです。
[デコードしたメッセージを保存]:直前のシーケンスの.wavファイルだけが残ります。
録音したwavファイルはメニューバーの [ファイル]→[開く] でデコード表示する事が出来ます。
wavファイルはデコード性能の評価などに使う事ができます。
[ALL.TXTを月ごとに分割]:ALL.TXT(後述) にはWSJT-Xのデコード情報、送信情報が記録されています。長年使っているとファイルサイズが大きくなるので、自動分割する設定があります。「ALL.TXTを月ごとに分割する」のが良いと思います。
上記設定が終わったら[OK]をクリックして設定を終了します。
念のため、WSJT-Xを終了して再起動します。
6. HAMLOGからのログ情報取り込み
新規にFT8を始められる場合は、この作業は必要ありません。次に進んでください。過去にFT8をやられた方でTurbo HAMLOGを使われている場合、HAMLOGからADIFファイルを出力してWSJT-XのADIFファイルに上書きする事によりログ情報を取り込むことが出来ます。
(パソコンの買換えなどで、旧パソコンにWSJT-Xのwsjtx_log.adiファイルがあれば、コピーしても良いです。)
この作業はWSJT-Xを起動していない状態で行ってください。
別記事「ADIF Master による ADIFファイル正規化」を参照して、HAMLOGのログからADIFファイル(wsjtx_log.adi)を作ってWSJT-Xのwsjtx_log.adiに上書きします。

(補足)WSJT-XのログディレクトリはWSJT-Xから開くことが出来ます。ログディレクトリを開いたら、WSJT-Xを終了してから上書きしてください。
ファイル-->ログディレクトリを開く

7. ログ転送ソフトの設定
HAMLOGへのログの自動転送の設定です。とりあえず交信してみたい方は次に進んでください。別のログ転送ソフトを使わずシンプルな構成が良い方はHAMLOGのJT-Get's機能を使うのが良いと思います。これからFT8を始める方には最初はJT-Get'sを使う事をお勧めしています。
一方、JT_Linkerはログ転送だけでは無く eQSL、LoTW、ClubLogなどのオンラインログへのログ アップロードが出来ます。更に、相手がeQSL、LoTW、ClubLogのメンバーかどうかを判定してHAMLOGのQSL欄にQSL種別と電子QSL送付済み文字を自動記録出来ます。オンラインログ使う方はJT_Linkerを使うのが良いと思います。
とりあえずJT-Get's機能でFT8を始めて、慣れたらJT_Linkerにするのが良いと思います。
(1)HAMLOGのJT-Get'機能を使う場合
以下の記事を参考にしてHAMLOGの設定を行ってください。
(2)JT_Linkerを使う場合
HAMLOGの「JT-Get's」ではWSJT-XやJTDXのALL.TXTとwsjtx.logを参照しますが、ハードリンクを使ってWSJT-XとJTDXの両方を使う場合や複数起動を行う場合は、「JT-Get's」は使えません。
また、JT_LinkerにはeQSL、LoTW、ClubLog、HRDlogなどのオンラインログ(Web Log)への自動ログ アップロード機能と、それぞれのメンバーかどうかを判定してHAMLOGのQSL欄に自動記録する機能があります。
以下の記事を参考にJT_Linkerをインストールして設定を行ってください。
8. BktTimeSyncインストール
FT8通信ではパソコンの時計を正確に合わせる必要があります。Windows自体の時刻合わせ機能では、パソコンの時刻がずれる事があるので、時刻合わせソフトをインストールすることをお勧めします。既に別の時刻合わせソフトをを使われている方は次に進んでください。BktTimeSyncはデジタルモード通信用に開発されたソフトなので、FT8と相性が良いです。
以下の記事を参照してBktTimeSyncをインストールしてください。BktTimeSyncはパソコン起動時に常駐して、パソコンの時計をネット上の時刻サーバに合わせてくれます。
9. プログラムの起動
FT8通信時はHAMLOGとWSJT-Xを起動しておきます。(BktTimeSyncは自動起動して常駐します。)WSJT-X、HAMLOGを一括で起動するためのバッチファイルを作っておくと便利です。[FT8_WSJTX.batの例]
echo WSJT-X、HAMLOG起動バッチ
start C:\WSJT\wsjtx\bin\wsjtx.exe
start C:\Hamlog\Hamlogw.exe
JT_Linkerを使う場合はJT_Linkerも起動します。
[FT8_JTDX_L.batの例]
echo WSJT-X、HAMLOG、JT_Linker起動バッチ
start C:\WSJT\wsjtx\bin\wsjtx.exe
start C:\Hamlog\Hamlogw.exe
start C:\PROGRA~2\JA2GRC\JT_Linker\JT_Linker.exe
(補足)コマンドラインオプション
WSJT-Xのコマンドラインオプションは以下があります。

(おまけ)無線機の自動電源ON
JTDXには起動時に自動的に無線機の電源をオンにする機能がありますが、WSJT-Xでもhamlib_settings.jsonファイルを使ってWSJT-Xの起動時に無線機の電源を自動的にONする事が出来ます。(CAT経由の電源ON機能のある無線機のみ)
10. WSJT-Xで通信する
FT8通信時はWSJT-XとHAMLOG、JT_Linker(JT_Linkerを使う場合のみ)を起動しておきます。(BktTimeSyncはパソコン起動時に自動起動して常駐します。)(1) 無線機の設定
・通信モード
通信モードはWSJT-Xから自動的に設定されてUSB-Dモードになります。
ちなみにIC-7300のUSBとUSB-Dの違いは、以下らしいです。(他にもあるかも)
受信フィルターの帯域幅
送信フィルターの帯域幅
送信時自動的にマイクオフになる。
・受信フィルター設定
FT8の通信では300Hz以下や2,700Hz以上で出ている局も多いので無線機の受信フィルターをなるべく広くします。
IC-7300の場合、プリセット機能でFIL1/BW3.6Kに設定されます。
(注)CW用の300Hzなどの狭い受信フィルターだとうまく受信できません。ウォーターフォールの中央しか信号が出ていない場合は受信フィルターの設定を確認してください。慣れないうちは受信フィルターの切替を忘れて悩む方が多いです。(^^;
・AGC設定
AGCはFAST(AGC-F)に設定します。(IC-7300:FUNCTIONボタン→AGC FAST)
他にNB(ノイズブランカ)、NR(ノイズリジェクタ)はオフにします。
(補足)
FT8通信時の画面はMETER表示にしています。FT8ではスペクトラムスコープ表示は意味が無いのでALCとSWRを確認できるようにしています。(IC-7300:MENUボタン→METER)

(2) 通信する モード、バンドを設定
WSJT-Xで通信する モード、バンドを設定します。

① 通信モードはモードボタンの [FT8] をクリックして「FT8」に設定します。
FT8、FT4、MSK144、Q65、JT65のモードをモードボタンで切り替えられます。
② 通信するバンドを切換えます。[バンドボタン]または[周波数選定BOX]で切り替えます。
・[バンドボタン] バンドを切換えます。[バンドボタン]の左クリックで優先周波数(設定の [周波数] で [Pref] にチェックを入れた周波数)に切換わります。右クリックでDXペディションで良く使われる周波数に切換わります。
国内周波数の3.531MHzや7.041MHzへの切換えは、周波数選定BOXから行ってください。
(補足)設定の [周波数] で 3.531MHzや7.041MHzに[Pref] にチェックしておくと、左クリックで 3.531MHzや7.041MHzに切換える事も出来ます。
・[周波数選定BOX]
画面左中段の周波数選定BOXで運用周波数を選びます。例では40m 7.041MHzです。

*が付いている周波数は設定の [周波数] で [Pref] にチェックを入れた優先周波数です。
また、kHz部分の周波数を入力する事が出来ます。例えば、14.074 000 が表示されている状態で「091k↵」(091↵でも良いです)と入力すると 14.091 000 にQSYできます。DXペディション局の出ている周波数に合わせるのに便利です。
他の良く使うボタンの機能は以下ですが、とりあえず上記画面と同じ設定で始めてみてください。
③ [Tx even/1st] CQを出すときにチェックすると00秒/30秒に送信を開始します。チェックを外すと、15秒/45秒に送信を開始します。
④ [自動シーケンス] FT8では自動でシーケンスを進めるのでチェックしておきます。
⑤ [CQ:First] CQを出して複数局から呼ばれた場合の動作を選べます。
画面左中段の周波数選定BOXで運用周波数を選びます。例では40m 7.041MHzです。

*が付いている周波数は設定の [周波数] で [Pref] にチェックを入れた優先周波数です。
(補足)kHz周波数の直接入力
[周波数選定BOX] にバンド波長(例えば、20m、15m、70cm)を直接入力する事も出来ます。また、kHz部分の周波数を入力する事が出来ます。例えば、14.074 000 が表示されている状態で「091k↵」(091↵でも良いです)と入力すると 14.091 000 にQSYできます。DXペディション局の出ている周波数に合わせるのに便利です。
他の良く使うボタンの機能は以下ですが、とりあえず上記画面と同じ設定で始めてみてください。
③ [Tx even/1st] CQを出すときにチェックすると00秒/30秒に送信を開始します。チェックを外すと、15秒/45秒に送信を開始します。
④ [自動シーケンス] FT8では自動でシーケンスを進めるのでチェックしておきます。
⑤ [CQ:First] CQを出して複数局から呼ばれた場合の動作を選べます。
CQ:None 呼出局を手動で選択します。
CQ:First 最初にデコードされた呼出局に自動応答
CQ:Max Dist 最も遠い呼出局に自動応答
CQ:Max dB 最も強い呼出局に自動応答 CQ:Min dB 最も弱い呼出局に自動応答
⑥ 右下の送受メッセージタブはタブ1(標準メッセージ生成)を選んでおきます。
[DXコール] に相手コールサインを入れて [標準メッセージ] をクリックするとTX1~TX5のメッセージが生成されます。
TX4がRRRになっている場合は [TX4] をダブルクリックしてRR73にしてください。
(補足)最新のWSJT-XではRRRにすると73を送らずに交信を終了する仕様になっています。RR73にする事をお勧めします。
⑦ [送信周波数固定] チェックすると送信周波数を固定します。通常はチェックしておきます。
⑧ [モニター] ON(緑)にして受信を開始します。
⑨ [送信許可] ON(赤)にして送信を開始すると指定した送信メッセージを送信します。OFFにすると送信中メッセージを送信してから送信を停止します。
⑩ [送信停止] 送信を中断します。
⑪ [メニュー] 画面が狭い場合などにメニューバーをOFFする事が出来ます。
⑫ [H] Houndモードへの切替です。
左クリックでFT8 Houndモードになります。
Houndモードで左クリックするとノーマル モードに戻ります。
右クリックでHoundモードとSuperFox Houndモードが切り替わります。
なお、マウスカーソルをWSJT-X画面のボタンやボックスに重ねると説明がバルーン表示されるので参考にしてください。
(3) 変復調レベル調整
・変調レベル
変調レベルはWSJT-Xメインウィンドウの [Tune] ボタンをクリックすると無線機が送信状態になるので、 ALCメーターがあまり触れないレベルに画面右側の[出力]スライダーを調整します。 [Tune] ボタンを再度クリックすると送信を停止します。

ALCメーターが大きく振れる状態で送信すると信号が歪んで子供や孫が発生する恐れがあるので大きく振れないように調整してください。

(おまけ)モニター機能のある無線機では送信音質モニターをONにして運用中の送信音を確認する事が出来ます。(IC-7300:FUNCTIONボタン→MONI ON)
私はモニター音量は5%でかすかに聞こえるレベルにして、必要に応じて送信音を確認しています。(MULTIボタン→MONITOR)
(通常はスピーカーからの受信音は聞いていませんが、出ている局があるかどうか確かめる際に聞くことがあります。送信音も確認のため聞くことがあります。)
・復調レベル
復調レベルはパソコンのサウンドの設定で無線機の録音デバイスを選んで入力音量を調整します。

受信信号がある状態で70dB程度になるように調整します。私のIC-7300の場合、50に設定しています。
(4) アンテナチューニング
CATからのアンテナチューニング機能がある無線機では [Tune] ボタンを右クリックするとアンテナをチューニングできます。必要ならバンドとアンテナを切換えた際にアンテナチューニングを行ってください。(もちろん、無線機のチューニングスイッチでチューニングしても良いです。)
(5) 受信
画面中央の [モニター]が緑になっていない場合はクリックして緑にして受信を開始してください。

・ウォーターフォール画面(ワイドグラフ)

受信信号をウォーターフォール/スペクトラムで表示しています。
[左上チェックBOX](操作パネル):画面が狭い場合などに、下側の設定パネルを非表示にします。
[Bars]:送信周波数(青)/受信周波数(赤)の縦線を表示します。
[Freq]:ワイドグラフにカーソルを動かすと周波数を表示します。
[Bin数/ピクセル X ]:表示帯域を変えて3,500Hzくらいまで表示するようにします。
(注)ウォーターフォールの表示帯域のみ受信するので表示帯域は狭くしないでください。
[タイムスタンプ]:ウォーターフォールのタイムスタンプの オフ / 左 / 右 を切換えます。
[開始 100 Hz]:100Hzからの表示にします。
[N Avg X ]:縦方向の時間軸を調整します。数シーケンス前まで表示されるようにします。
[スペクトラム %]:ウォーターフォールとスペクトラムの表示比率です。0にするとスペクトラムは表示されません。
右側のスライダーはウォーターフォールの濃さ/ゼロレベル、スペクトラムの高さ/ゼロレベルを調整します。見やすいように調整してください。(薄くし過ぎると、送信周波数を空き周波数に合わせる際に弱い局が見えなくなくなるので注意してください。)
ウォーターフォールで送受信周波数を指定することが出来ます。送信 下向き赤カッコ、受信 上向き緑カッコで表示されています。
左クリック 受信周波数
右クリック 送信周波数
右ダブルクリック 送受周波数
・バンド状況ウィンドウ(左側のメッセージ表示エリア)
15秒毎にDecodeが実行されて左側のバンド状況ウィンドウにバンド内の通信が表示されます。
最初は、しばらく他局の交信をモニターして様子をみると良いと思います。(やり取りの流れを把握する。)
バンド状況ウィンドウの表示は時刻(UTC)、信号強度(dB)、時刻ずれ(DT)、周波数(Freq)、メッセージ、カントリー名(エンティティ)を表示しています。
メッセージは種類に応じて設定の「色」で設定した背景色で表示されます。 私の色設定では、以下になります。CQメッセージは73/RR73も含みます。(73/RR73も色付け表示する設定にしています。)
CQメッセージが未交信局なら濃いピンク(最初はすべてのCQがピンクになるはずです)
CQメッセージがそのバンドで未交信局なら薄いピンク
CQメッセージが交信済み局(B4)ならグレー
CQメッセージがNewCountry(DXCC)なら濃い紫(最初は国内局も紫になるはずです)
CQメッセージがそのバンドでNewCountryなら薄い紫
CQメッセージがLoTWユーザー局なら赤文字色表示
自分宛のメッセージは赤
送信メッセージは黄色(受信周波数ウインドウのみ)
[DXコール]、[DXグリッド]に一致するコールサインとグリッドが、それぞれ白文字/背景赤、白文字/背景青
(補足1)APデコード
(2) デコードで[AP使用]をONにしていると、カントリー名の前に「a1」などの記号が付くことがあります。これはメッセージにエラーがあってコールサインなどを推測で生成したメッセージであることを示しています。APデコードをONにするとデコード感度が良くなりますが、生成したメッセージが間違っている(誤デコード)事があります。
(補足2)時刻ずれ(DT)が大きいと旨くデコードできません。複数の局がずれている場合は自分のPCの時刻が狂っている可能性があるので調整が必要です。タスクトレイにあるBktTimeSyncでSync Nowを実行してください。
・受信周波数ウインドウ
ウォーターフォールを左クリックすると受信周波数が移動します。受信周波数の受信メッセージが受信周波数ウインドウに表示されます。
(6) 交信(CQへの応答)
最初はCQを出している局を呼んでみてください。

・ウォーターフォール上で右クリックをして、空いている周波数に送信周波数を設定します。
他局が使っていない周波数で送信します。
・バンド状況ウィンドウで直前にCQを出している局をダブルクリックします。 [送信許可] が赤に変わります。受信周波数がCQ局の周波数になって、相手のメッセージが受信周波数ウィンドウに表示されるようになります。
・次の15秒間で自動的にコールサインと自分のグリッドロケーターが送信されます。(Tx1の内容)
(ダブルクリックが遅れると途中からメッセージを送るので正常なメッセージが送れません。次の回で正常なメッセージが送られることになります。)
・相手が応答してくれれば、自動的にシグナルレポートが送られます。
相手の応答が他局あての場合は [送信停止] をクリックして中止してください。
・次の15秒で応答(RR73など)が返り、自動的に73が送られます。
・途中、相手からのメッセージを受信できない場合や同じメッセージが返った場合は次のメッセージが返るまで同じメッセージが送信されます。
応答がない場合は一般設定の [送信ウォッチドッグ] で設定した時間(6分)送信を繰り返します。
・相手局(DXコール)が他局と交信を始めて [送信停止] した場合にそのまま待機しておくと、相手が交信終了後に呼んでくれると自動的に応答します。(Wait and Reply機能)
(交信のパターン)
1. CQ K1ABC FN42
2. K1ABC G0XYZ IO91
3. G0XYZ K1ABC -19
4. K1ABC G0XYZ R-22
5. G0XYZ K1ABC RR73
6. K1ABC G0XYZ 73
なお、[送信周波数固定] のチェックを外していると送信周波数が自動的に受信周波数に合わせられます。
通常は他局と被らないように[送信周波数固定] にして空いている周波数に固定にして通信します。
(補足2 ちょっと重要)
通常、FT8では同一モード&同一バンドで交信済みのCQ局を呼ぶことはしません。WSJT-Xでは新バンドのNew Call CQが色分け表示されるので、同一モード&同一バンドで交信済み(B4)のCQ局は呼ばないようにした方が良いと思います。(国内局同士では1年以上前の交信局は再度呼ぶ事にしている方も多いようです。)
(補足3 ) Tx2から送信しても時間短縮にならない?
パイルアップ局を呼ぶ際にTx1を省略してTx2で呼ぶことがありますが、Tx2で呼んでも時間短縮にはならないかも知れません。参照: (ログのQSO時刻、Tx2でのコール)
「コンディションが不安定なので、交信完了までの送信メッセージ数を2回で終わらせたい。」という事でTx2から呼ぶ方もいます。

OKをクリックするとWSJT-XのADIFファイル(wsjtx_log.adi)にログが書込まれて交信済み局(B4)の区別に使われます。
JT-Get's機能やJT_LinkerによりTurbo HAMLOGと連携している場合はHAMLOGにデータが送られます。
HAMLOGで [はい] を選ぶとログが記録されます。必要に応じて [キャンセル] で情報を修正して記録してください。

JT_LinkerでeQSLやLoTWへのログアップロードを設定している場合は、eQSL、LoTWにログが送信されます。
参考:JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定
(8) CQ送出による交信
・[CQ:First] にしておきます。(CQ: Max Dist / CQ: Max dB / CQ: Min dBでも良いです。)
・ウォーターフォール上で右クリックをして空いている周波数に送信周波数を動かします。
他局が使っていない周波数で送信します。
・送信メッセージタブで [TX6](CQ)をクリックして選択します。
・[送信許可]をクリックして送信を開始します。
・応答があれば、自動的にシーケンスが進みます。
・応答がない場合は一般設定の [送信ウォッチドッグ] で設定した時間(6分)CQを繰り返します。
・途中、相手からのメッセージを受信できない場合や同じメッセージが返った場合は、次のメッセージが返るまで同じメッセージが送信されます。

(補足1)Directed CQ
CQ DX、CQ EUなどの地域指定のCQ(Directed CQ)を出したい場合は、Tx6のメッセージを「CQ DX JA4JOE PM54」のように編集してCQを出す事が出来ます。
(補足2 ちょっと重要)
Eスポシーズンの50MHzバンドでCQを出す際にJA局はODD(15/45秒 )でCQを出すのが慣例になっています。CQは[Tx even/1st]のチェックを外してODDで出すようにしましょう。
これは、EVENでCQを出すと距離の近いローカル局の受信を妨害しやすいので、その対策です。
以上で基本的な通信は出来ると思います。以降は使うと便利な機能や情報を掲載しておきます。

[CQ/73]:CQと73(RR73)メッセージのみが左側のバンド状況ウィンドウに表示されます。
[BP]:フィルターが解除されてすべてのメッセージが左側のバンド状況ウィンドウに表示されます。
[QSOをログ]:交信情報をログに書き込ます。73(RR73)を受信出来なかったけど、ログには記録しておきたい場合などに使います。
[停止]:受信を停止します。[モニター] がOFF状態になります。
[消去]:左クリックで左側のバンド状況ウィンドウがクリアされます。右クリックで右側の受信周波数ウィンドウが消去されます。
Ⓢ:CAT制御が有効な場合に緑になります。黄色か赤の場合CAT制御に問題があります。Sはスプリット制御を示します。
[DXコール] :下の[DXコール] ボックスにコールサインが入力されている場合、[DXコール] ボタンが黄色に変わり、送信準備が整ったことを知らせます。左クリックでWait & Call モードのON/OFFを切換えます。右クリックで Dxコール/Dxグリッド/標準メッセージをクリアします。
[DXグリッド]:下の[DXグリッド] ボックスに [DXコール] 局のグリッドを表示します。[DX グリッド] が入っている場合は下のエリアに方位角(Az:)と距離(km)が表示されます。方位角を参照してアンテナを向ける事が出来ます。
[検索]:左クリックでDXコール局をコールサインデータベース(CALL3.TXT)で検索してデータベースにあればDXグリッドを表示します。右クリックでDXコール局をQRZ.comで検索して表示します。
[追加]:左クリックでDXコール局をコールサインデータベース(CALL3.TXT)に追加します。右クリックでDXコール局をHamQth.comで検索します。
[無視]:左クリックでDXコール局を無視リストに追加します。右クリックでDXコール局をQRZCQ.comで検索します。無視リストに登録した局に対してメニューバーの [フィルタ] から 隠す/無視 を設定できます。

左から、動作状態、構成名、通信モード、受信メッセージ数、送信メッセージなどが表示されます。
動作状態:受信中、Tx:メッセージ、Tx:TUNE
構成名:コンフィグレーションメニューから複数無線機を切換えて使っている場合に表示されます。[Default] では表示されません。
通信モード:FT8などの通信モードを表示します。
受信メッセージ数:直近のシーケンスで受信したメッセージ数です。
送信メッセージ:最後に送信したメッセージが表示されます。
進行状況バー:進行状況バーには、Tx または Rx シーケンスの経過時間が表示されます。
WD:ウォッチドッグタイマー(WD)の残り分数が表示されます。一般設定の[送信ウォッチドッグ]で設定した分数(6分)が初期値です。
・ファイル

[開く]:受信オーディオファイルを開いてデコードします。
[...を消去]:指定したファイルを消去します。
[ログディレクトリを開く]:ログファイルや設定ファイルがあるフォルダーを開きます。
[設定 ...]:設定メニューを開きます。
・コンフィグレーション
1台のパソコンに複数の無線機を接続して切換えて使う事が出来ます。

以下はIC-7300とIC-9700を切換えて使う記事です。参考ににしてください。
(おまけ)WSJT-Xの同時起動
1台のパソコンに複数の無線機を接続して同時に使う事も出来ます。
・表示

[ウォーターフォール]:ウォーターフォールを表示します。
[ハイライト設定]:デコードメッセージの色付けの一覧を表示します。
[SWLモード]:メインウィンドウの表示が、メニュー、デコードウィンドウ、ステータスバーのみの表示になります。
[メッセージ生成機能]:QSYリクエストなどの特別メッセージを送信するためのウィンドウを開きます。
・フィルタ
様々なフィルターを指定できます。
メインウィンドウの[BP]をチェックすると一時的にすべてのフィルターが解除されます。

現在のバンドで過去に交信した局、今日または昨日交信した局、あるいは「無視リスト」に登録されている局を非表示/無視/強調表示できます。 (10)フィルタも参照してください。
無視に該当する局はCQを出した後の自動シーケンス対象になりません。例えば [バンドで交信済みの局を無視] をチェックしておくと、CQに交信済みの局が応答してきても無視します。
(補足)無視リストはログディレクトリの ignore.lst ファイルに書き込まれます。
・モード
通信モードを設定します。FT8やFT4など主な通信モードはメインウィンドウにボタンがあります。

・デコード
デコーダーの設定です。(2) デコードを参照してください。

[フルデュープレックスモード]:送信と受信を同時に行うことができます。 衛星運用で役立ちます。
・保存
音声ファイルとALL.TXTの保存に関する設定です。(3) 保存を参照してください。

・ツール
通常は使いません。
・ヘルプ
オンラインユーザーガイドなどの資料を開く事が出来ます。

キーボードショートカット、マウス操作のリストを表示できます。
キーボードショートカット

マウス操作

設定の [一般] 設定で [グリッド付きメッセージに距離を表示]、[グリッド付きのメッセージに方位(アジマス)を表示] をONにしていると、受信メッセージに距離と方位角が表示されます。

[DXコール] ボックスに相手局のコールサインが表示されている状態の時、相手局が最終的に呼び出しに応答したときに QSO を継続しようとします。
例えば、相手局(DXコール)が他局と交信を始めて [送信停止] した場合に、そのまま待機しておくと相手が交信終了後に呼んでくると自動的に応答します。

・Wait and Call
交信したい局が一時的に、深いフェードアウトなどで受信出来なくなったような場合に役立ちます。
Wait and Calを有効にするには、[DXコール] ボックスに有効なコールサイン (QSO 中の局) が入力されている状態で、 [DXコール] ボタンを左クリックして [DXコール] ボタンを赤色にします。
相手局が再び現れると、その局の「CQ」、「73」、「RR73」「RRR」を含むメッセージに対して最大 3 回まで呼び出します。

・ Wait and Pounce
他の局からの受信 CQ メッセージに応答できます。Wait and Pounce を有効にするには、CQ: カテゴリ で、[CQ: Max Dist]、[CQ: Max dB]、[CQ: Min dB] のいずれかを選択し、[送信許可] ボタンを右クリックしてオレンジ色にします。
CQメッセージを受信すると、最も遠い / 最も強い / 最も弱い局の CQ 呼び出しに自動応答します。

ホッピングしたいバンドをチェックして [バンドホッピング] ボタンをクリックすると(赤色に変わる)、バンドホッピングが始まり2分間隔でバンドが切り替わります。

FT4モードや指定周波数のバンドホッピングも出来ます。
WSJT-X 2.7.0で追加されたモードです。
DXペディションがFT8のSuper Foxモードを使ってサービスされることがあります。Super FoxモードのDXペディション局(Fox)を呼ぶ場合は [H] (Hound) を左クリックして [Hound](赤) にして、更に右クリックして [Super Hound](赤) にして呼びます。( [H] を右クリックするとHoundとSuper Houndが切り替わります。)
⑥ 右下の送受メッセージタブはタブ1(標準メッセージ生成)を選んでおきます。
[DXコール] に相手コールサインを入れて [標準メッセージ] をクリックするとTX1~TX5のメッセージが生成されます。
TX4がRRRになっている場合は [TX4] をダブルクリックしてRR73にしてください。
(補足)最新のWSJT-XではRRRにすると73を送らずに交信を終了する仕様になっています。RR73にする事をお勧めします。
⑦ [送信周波数固定] チェックすると送信周波数を固定します。通常はチェックしておきます。
⑧ [モニター] ON(緑)にして受信を開始します。
⑨ [送信許可] ON(赤)にして送信を開始すると指定した送信メッセージを送信します。OFFにすると送信中メッセージを送信してから送信を停止します。
⑩ [送信停止] 送信を中断します。
⑪ [メニュー] 画面が狭い場合などにメニューバーをOFFする事が出来ます。
⑫ [H] Houndモードへの切替です。
左クリックでFT8 Houndモードになります。
Houndモードで左クリックするとノーマル モードに戻ります。
右クリックでHoundモードとSuperFox Houndモードが切り替わります。
⑬ [Tune] シングルクリックで無線機を送信状態にしてシングルトーンを送信します。ALC調整やSWR、送信電力の確認に使用します。右クリックで無線機のアンテナチューナーのチューニングを行います。(CATからのチューニング機能のある無線機のみ)
(3) 変復調レベル調整
・変調レベル
変調レベルはWSJT-Xメインウィンドウの [Tune] ボタンをクリックすると無線機が送信状態になるので、 ALCメーターがあまり触れないレベルに画面右側の[出力]スライダーを調整します。 [Tune] ボタンを再度クリックすると送信を停止します。

ALCメーターが大きく振れる状態で送信すると信号が歪んで子供や孫が発生する恐れがあるので大きく振れないように調整してください。

(おまけ)モニター機能のある無線機では送信音質モニターをONにして運用中の送信音を確認する事が出来ます。(IC-7300:FUNCTIONボタン→MONI ON)
私はモニター音量は5%でかすかに聞こえるレベルにして、必要に応じて送信音を確認しています。(MULTIボタン→MONITOR)
(通常はスピーカーからの受信音は聞いていませんが、出ている局があるかどうか確かめる際に聞くことがあります。送信音も確認のため聞くことがあります。)
・復調レベル
復調レベルはパソコンのサウンドの設定で無線機の録音デバイスを選んで入力音量を調整します。

受信信号がある状態で70dB程度になるように調整します。私のIC-7300の場合、50に設定しています。

(4) アンテナチューニング
CATからのアンテナチューニング機能がある無線機では [Tune] ボタンを右クリックするとアンテナをチューニングできます。必要ならバンドとアンテナを切換えた際にアンテナチューニングを行ってください。(もちろん、無線機のチューニングスイッチでチューニングしても良いです。)
(5) 受信
画面中央の [モニター]が緑になっていない場合はクリックして緑にして受信を開始してください。

・ウォーターフォール画面(ワイドグラフ)

受信信号をウォーターフォール/スペクトラムで表示しています。
[左上チェックBOX](操作パネル):画面が狭い場合などに、下側の設定パネルを非表示にします。
[Bars]:送信周波数(青)/受信周波数(赤)の縦線を表示します。
[Freq]:ワイドグラフにカーソルを動かすと周波数を表示します。
[Bin数/ピクセル X ]:表示帯域を変えて3,500Hzくらいまで表示するようにします。
(注)ウォーターフォールの表示帯域のみ受信するので表示帯域は狭くしないでください。
[タイムスタンプ]:ウォーターフォールのタイムスタンプの オフ / 左 / 右 を切換えます。
[開始 100 Hz]:100Hzからの表示にします。
[N Avg X ]:縦方向の時間軸を調整します。数シーケンス前まで表示されるようにします。
[スペクトラム %]:ウォーターフォールとスペクトラムの表示比率です。0にするとスペクトラムは表示されません。
右側のスライダーはウォーターフォールの濃さ/ゼロレベル、スペクトラムの高さ/ゼロレベルを調整します。見やすいように調整してください。(薄くし過ぎると、送信周波数を空き周波数に合わせる際に弱い局が見えなくなくなるので注意してください。)
ウォーターフォールで送受信周波数を指定することが出来ます。送信 下向き赤カッコ、受信 上向き緑カッコで表示されています。
左クリック 受信周波数
右クリック 送信周波数
右ダブルクリック 送受周波数
・バンド状況ウィンドウ(左側のメッセージ表示エリア)
15秒毎にDecodeが実行されて左側のバンド状況ウィンドウにバンド内の通信が表示されます。
最初は、しばらく他局の交信をモニターして様子をみると良いと思います。(やり取りの流れを把握する。)
バンド状況ウィンドウの表示は時刻(UTC)、信号強度(dB)、時刻ずれ(DT)、周波数(Freq)、メッセージ、カントリー名(エンティティ)を表示しています。
メッセージは種類に応じて設定の「色」で設定した背景色で表示されます。 私の色設定では、以下になります。CQメッセージは73/RR73も含みます。(73/RR73も色付け表示する設定にしています。)
CQメッセージが未交信局なら濃いピンク(最初はすべてのCQがピンクになるはずです)
CQメッセージがそのバンドで未交信局なら薄いピンク
CQメッセージが交信済み局(B4)ならグレー
CQメッセージがNewCountry(DXCC)なら濃い紫(最初は国内局も紫になるはずです)
CQメッセージがそのバンドでNewCountryなら薄い紫
CQメッセージがLoTWユーザー局なら赤文字色表示
自分宛のメッセージは赤
送信メッセージは黄色(受信周波数ウインドウのみ)
[DXコール]、[DXグリッド]に一致するコールサインとグリッドが、それぞれ白文字/背景赤、白文字/背景青
(補足1)APデコード
(2) デコードで[AP使用]をONにしていると、カントリー名の前に「a1」などの記号が付くことがあります。これはメッセージにエラーがあってコールサインなどを推測で生成したメッセージであることを示しています。APデコードをONにするとデコード感度が良くなりますが、生成したメッセージが間違っている(誤デコード)事があります。
(補足2)時刻ずれ(DT)が大きいと旨くデコードできません。複数の局がずれている場合は自分のPCの時刻が狂っている可能性があるので調整が必要です。タスクトレイにあるBktTimeSyncでSync Nowを実行してください。
・受信周波数ウインドウ
ウォーターフォールを左クリックすると受信周波数が移動します。受信周波数の受信メッセージが受信周波数ウインドウに表示されます。
(6) 交信(CQへの応答)
最初はCQを出している局を呼んでみてください。

・ウォーターフォール上で右クリックをして、空いている周波数に送信周波数を設定します。
他局が使っていない周波数で送信します。
・バンド状況ウィンドウで直前にCQを出している局をダブルクリックします。 [送信許可] が赤に変わります。受信周波数がCQ局の周波数になって、相手のメッセージが受信周波数ウィンドウに表示されるようになります。
・次の15秒間で自動的にコールサインと自分のグリッドロケーターが送信されます。(Tx1の内容)
(ダブルクリックが遅れると途中からメッセージを送るので正常なメッセージが送れません。次の回で正常なメッセージが送られることになります。)
・相手が応答してくれれば、自動的にシグナルレポートが送られます。
相手の応答が他局あての場合は [送信停止] をクリックして中止してください。
・次の15秒で応答(RR73など)が返り、自動的に73が送られます。
・途中、相手からのメッセージを受信できない場合や同じメッセージが返った場合は次のメッセージが返るまで同じメッセージが送信されます。
応答がない場合は一般設定の [送信ウォッチドッグ] で設定した時間(6分)送信を繰り返します。
・相手局(DXコール)が他局と交信を始めて [送信停止] した場合にそのまま待機しておくと、相手が交信終了後に呼んでくれると自動的に応答します。(Wait and Reply機能)
(交信のパターン)
1. CQ K1ABC FN42
2. K1ABC G0XYZ IO91
3. G0XYZ K1ABC -19
4. K1ABC G0XYZ R-22
5. G0XYZ K1ABC RR73
6. K1ABC G0XYZ 73
なお、[送信周波数固定] のチェックを外していると送信周波数が自動的に受信周波数に合わせられます。
通常は他局と被らないように[送信周波数固定] にして空いている周波数に固定にして通信します。
(補足1)複合コールサイン
CQメッセージでJA4JOE/1やZA/K1ABCのような形式のコールサイン(複合コールサイン)の場合CQにGridが付きません。CallSign/1のようにコールサインが長いとメッセージに収まらずGridが省略されます。例: CQ JA4JOE/1
CQ以降のメッセージはコールサインの代わりにハッシュコードを送って同じコールと認識して表示します。受信メッセージに <...> 表示のコールサインが表示される事がありますが、これはコールサインとハッシュのリンク情報が無いコールサインです。
複合コールコールサイン同士のQSOはうまくいかない事があるので注意が必要です。(シグナルレポートが省略され、ループになって交信が終了しません。)
なお、CallSign/P形式のコールサインは特別でGridを付けることが出来ます。例: CQ JA4JOE/P PM95
ハッシュコードを使わないので制約がありません。このため、移動局はCallSign/P形式のコールサインを使う方が多いです。
Grid無しのCQを出す局は一連のシーケンスの最後にJCCコードなどを送ってこられる場合があります。
(補足2 ちょっと重要)
通常、FT8では同一モード&同一バンドで交信済みのCQ局を呼ぶことはしません。WSJT-Xでは新バンドのNew Call CQが色分け表示されるので、同一モード&同一バンドで交信済み(B4)のCQ局は呼ばないようにした方が良いと思います。(国内局同士では1年以上前の交信局は再度呼ぶ事にしている方も多いようです。)
(補足3 ) Tx2から送信しても時間短縮にならない?
パイルアップ局を呼ぶ際にTx1を省略してTx2で呼ぶことがありますが、Tx2で呼んでも時間短縮にはならないかも知れません。参照: (ログのQSO時刻、Tx2でのコール)
「コンディションが不安定なので、交信完了までの送信メッセージ数を2回で終わらせたい。」という事でTx2から呼ぶ方もいます。
(7) ログ
交信終了後(73またはRR73送出後)、ログ書込み確認画面が表示されます。
OKをクリックするとWSJT-XのADIFファイル(wsjtx_log.adi)にログが書込まれて交信済み局(B4)の区別に使われます。
JT-Get's機能やJT_LinkerによりTurbo HAMLOGと連携している場合はHAMLOGにデータが送られます。
HAMLOGで [はい] を選ぶとログが記録されます。必要に応じて [キャンセル] で情報を修正して記録してください。

JT_LinkerでeQSLやLoTWへのログアップロードを設定している場合は、eQSL、LoTWにログが送信されます。
参考:JTDX/WSJT-XとHAMLOGを連携するJT_Linkerのインストールと設定
(8) CQ送出による交信
・[CQ:First] にしておきます。(CQ: Max Dist / CQ: Max dB / CQ: Min dBでも良いです。)
・ウォーターフォール上で右クリックをして空いている周波数に送信周波数を動かします。
他局が使っていない周波数で送信します。
・送信メッセージタブで [TX6](CQ)をクリックして選択します。
・[送信許可]をクリックして送信を開始します。
・応答があれば、自動的にシーケンスが進みます。
・応答がない場合は一般設定の [送信ウォッチドッグ] で設定した時間(6分)CQを繰り返します。
・途中、相手からのメッセージを受信できない場合や同じメッセージが返った場合は、次のメッセージが返るまで同じメッセージが送信されます。

(補足1)Directed CQ
CQ DX、CQ EUなどの地域指定のCQ(Directed CQ)を出したい場合は、Tx6のメッセージを「CQ DX JA4JOE PM54」のように編集してCQを出す事が出来ます。
(補足2 ちょっと重要)
Eスポシーズンの50MHzバンドでCQを出す際にJA局はODD(15/45秒 )でCQを出すのが慣例になっています。CQは[Tx even/1st]のチェックを外してODDで出すようにしましょう。
これは、EVENでCQを出すと距離の近いローカル局の受信を妨害しやすいので、その対策です。
以上で基本的な通信は出来ると思います。以降は使うと便利な機能や情報を掲載しておきます。
11. その他の機能
(1) その他のボタン
上記までで説明しなかったボタンなどの説明を書いておきます。
[CQ/73]:CQと73(RR73)メッセージのみが左側のバンド状況ウィンドウに表示されます。
[BP]:フィルターが解除されてすべてのメッセージが左側のバンド状況ウィンドウに表示されます。
[QSOをログ]:交信情報をログに書き込ます。73(RR73)を受信出来なかったけど、ログには記録しておきたい場合などに使います。
[停止]:受信を停止します。[モニター] がOFF状態になります。
[消去]:左クリックで左側のバンド状況ウィンドウがクリアされます。右クリックで右側の受信周波数ウィンドウが消去されます。
Ⓢ:CAT制御が有効な場合に緑になります。黄色か赤の場合CAT制御に問題があります。Sはスプリット制御を示します。
[DXコール] :下の[DXコール] ボックスにコールサインが入力されている場合、[DXコール] ボタンが黄色に変わり、送信準備が整ったことを知らせます。左クリックでWait & Call モードのON/OFFを切換えます。右クリックで Dxコール/Dxグリッド/標準メッセージをクリアします。
[DXグリッド]:下の[DXグリッド] ボックスに [DXコール] 局のグリッドを表示します。[DX グリッド] が入っている場合は下のエリアに方位角(Az:)と距離(km)が表示されます。方位角を参照してアンテナを向ける事が出来ます。
[検索]:左クリックでDXコール局をコールサインデータベース(CALL3.TXT)で検索してデータベースにあればDXグリッドを表示します。右クリックでDXコール局をQRZ.comで検索して表示します。
[追加]:左クリックでDXコール局をコールサインデータベース(CALL3.TXT)に追加します。右クリックでDXコール局をHamQth.comで検索します。
[無視]:左クリックでDXコール局を無視リストに追加します。右クリックでDXコール局をQRZCQ.comで検索します。無視リストに登録した局に対してメニューバーの [フィルタ] から 隠す/無視 を設定できます。
(2) ステータスバー
左から、動作状態、構成名、通信モード、受信メッセージ数、送信メッセージなどが表示されます。
動作状態:受信中、Tx:メッセージ、Tx:TUNE
構成名:コンフィグレーションメニューから複数無線機を切換えて使っている場合に表示されます。[Default] では表示されません。
通信モード:FT8などの通信モードを表示します。
受信メッセージ数:直近のシーケンスで受信したメッセージ数です。
送信メッセージ:最後に送信したメッセージが表示されます。
進行状況バー:進行状況バーには、Tx または Rx シーケンスの経過時間が表示されます。
WD:ウォッチドッグタイマー(WD)の残り分数が表示されます。一般設定の[送信ウォッチドッグ]で設定した分数(6分)が初期値です。
(3) メニューバー
メニューバーの機能について簡単に書いておきます。・ファイル

[開く]:受信オーディオファイルを開いてデコードします。
[...を消去]:指定したファイルを消去します。
[ログディレクトリを開く]:ログファイルや設定ファイルがあるフォルダーを開きます。
[設定 ...]:設定メニューを開きます。
・コンフィグレーション
1台のパソコンに複数の無線機を接続して切換えて使う事が出来ます。

以下はIC-7300とIC-9700を切換えて使う記事です。参考ににしてください。
(おまけ)WSJT-Xの同時起動
1台のパソコンに複数の無線機を接続して同時に使う事も出来ます。
・表示

[ウォーターフォール]:ウォーターフォールを表示します。
[ハイライト設定]:デコードメッセージの色付けの一覧を表示します。
[SWLモード]:メインウィンドウの表示が、メニュー、デコードウィンドウ、ステータスバーのみの表示になります。
[メッセージ生成機能]:QSYリクエストなどの特別メッセージを送信するためのウィンドウを開きます。
・フィルタ
様々なフィルターを指定できます。
メインウィンドウの[BP]をチェックすると一時的にすべてのフィルターが解除されます。

現在のバンドで過去に交信した局、今日または昨日交信した局、あるいは「無視リスト」に登録されている局を非表示/無視/強調表示できます。 (10)フィルタも参照してください。
無視に該当する局はCQを出した後の自動シーケンス対象になりません。例えば [バンドで交信済みの局を無視] をチェックしておくと、CQに交信済みの局が応答してきても無視します。
(補足)無視リストはログディレクトリの ignore.lst ファイルに書き込まれます。
・モード
通信モードを設定します。FT8やFT4など主な通信モードはメインウィンドウにボタンがあります。

・デコード
デコーダーの設定です。(2) デコードを参照してください。

[フルデュープレックスモード]:送信と受信を同時に行うことができます。 衛星運用で役立ちます。
・保存
音声ファイルとALL.TXTの保存に関する設定です。(3) 保存を参照してください。

・ツール
通常は使いません。
・ヘルプ
オンラインユーザーガイドなどの資料を開く事が出来ます。

キーボードショートカット、マウス操作のリストを表示できます。
キーボードショートカット

マウス操作

(4)バンド状況に距離や方位を表示
グリッドロケーターのあるメッセージに、距離、方位角を表示します。設定の [一般] 設定で [グリッド付きメッセージに距離を表示]、[グリッド付きのメッセージに方位(アジマス)を表示] をONにしていると、受信メッセージに距離と方位角が表示されます。

(5) Wait機能
・Wait and Reply[DXコール] ボックスに相手局のコールサインが表示されている状態の時、相手局が最終的に呼び出しに応答したときに QSO を継続しようとします。
例えば、相手局(DXコール)が他局と交信を始めて [送信停止] した場合に、そのまま待機しておくと相手が交信終了後に呼んでくると自動的に応答します。

・Wait and Call
交信したい局が一時的に、深いフェードアウトなどで受信出来なくなったような場合に役立ちます。
Wait and Calを有効にするには、[DXコール] ボックスに有効なコールサイン (QSO 中の局) が入力されている状態で、 [DXコール] ボタンを左クリックして [DXコール] ボタンを赤色にします。
相手局が再び現れると、その局の「CQ」、「73」、「RR73」「RRR」を含むメッセージに対して最大 3 回まで呼び出します。

・ Wait and Pounce
他の局からの受信 CQ メッセージに応答できます。Wait and Pounce を有効にするには、CQ: カテゴリ で、[CQ: Max Dist]、[CQ: Max dB]、[CQ: Min dB] のいずれかを選択し、[送信許可] ボタンを右クリックしてオレンジ色にします。
CQメッセージを受信すると、最も遠い / 最も強い / 最も弱い局の CQ 呼び出しに自動応答します。

(6) バンドホッピング機能
メイン画面右下の [タブ3] にバンドホッピング機能があります。ホッピングしたいバンドをチェックして [バンドホッピング] ボタンをクリックすると(赤色に変わる)、バンドホッピングが始まり2分間隔でバンドが切り替わります。

FT4モードや指定周波数のバンドホッピングも出来ます。
(7) Fox/Houndモード
・F/HモードDXペディションがFT8のF/Hモードを使ってサービスされることがあります。DXペディションの相手(Fox)を呼ぶ場合は [H] (Hound) を左クリックして [Hound](赤) にして呼びます。( [H] (Hound) を右クリックするとHoundとSuper Houndが切り替わります。)


周波数は標準周波数を使わないので、あらかじめ運用周波数情報を入手して設定しておく必要があります。kHz周波数の直接入力を使うと便利です。
F/HモードではFox局が300から900Hzの周波数で送信して、Hound局は1,000Hz以上で呼びます。応答があれば自動的に送信周波数がFoxの周波数に変わります。Fox局は同時に複数の局を相手に交信します。
最近ではMSHVを使って同時に複数の局と交信するDXペディション局がいます。標準数波数で同一局が複数の信号を送信している場合はMSHVの可能性が高いです。その場合、Houndモードにしないで呼びます。
DXペディション局が非標準周波数でMSHVを使ってサービスする場合もあるので、事前に運用周波数とモード情報を入手しておくと良いです。
HoundモードかMSHVか区別がつかない場合は、とりあえずHoundモードで呼んでみると良いと思います。
・Super Fox モードHoundモードかMSHVか区別がつかない場合は、とりあえずHoundモードで呼んでみると良いと思います。
WSJT-X 2.7.0で追加されたモードです。
DXペディションがFT8のSuper Foxモードを使ってサービスされることがあります。Super FoxモードのDXペディション局(Fox)を呼ぶ場合は [H] (Hound) を左クリックして [Hound](赤) にして、更に右クリックして [Super Hound](赤) にして呼びます。( [H] を右クリックするとHoundとSuper Houndが切り替わります。)

周波数は標準周波数を使わないので、あらかじめ運用周波数情報を入手して設定しておく必要があります。kHz周波数の直接入力を使うと便利です。Super FoxモードではDXペディションはF/Hモードの様に複数のFT8信号を送信するのではなく、帯域の広い(1.5KHz)信号を送信して同時に9局とQSO可能です。(F/Hは最大5)これにより、短時間に多くの局と交信できます。ただし、F/Hモードと比べて信号が弱いとデコード出来ない事が多いので、最近のDXペディションではあまり使われていないようです。
Super FoxではFox局が正当な局か(パイレーツではない)を判定する機能があります。
以下はWorld Wide Digi DX コンテストの設定例です。

コンテストモードではコンテストログが自動的に作成され、ログ提出時にCabrilloログファイルを出力出来ます。以下の記事を参考にしてください。
ARRL インターナショナル デジタル コンテスト
WW Digi DX コンテスト WSJT-X 設定

FT8以外のモードはあまり使う事が無いですが、たまに使うモードもあるので載せておきます。
・FT4
FT8は15秒シーケンスですが、FT4は半分の7.5秒で通信します。
FT8と比べるとデコードS/Nが悪いですが、一定時間により多くの局と交信できるので、コンテストでよく使われます。
14.074MHzで北米が開けていてDFの隙間が無い時に、FT4に切り替えるとFT4標準周波数の14.080MHzで簡単に交信できる事があります。
・MSK144
流星バースト通信(MS通信)で使われます。
流星群の極大期に50.260MHz/MSK144モードで通信する局がいます。
以前、ふたご座流星群の極大期に挑戦した事があります。ふたご座流星群 流星バースト通信
・Q65
2021年にEスポやEMEなどの非常に微弱な電波による通信用に開発されました 。
参考:Q65クイックスタートガイド日本語版
送信時間とシンボルレートの異なるいくつかのサブモードがあります。
Eスポシーズンに6mのDXが開けた時にQ65の周波数で交信する局がいます。
50.275MHzでQ65-30A(間隔30秒、占有帯域217Hz)がよく使われるようです。
Q65-30AのS/Nはー24.8dBで、FT8のー21dBよりだいぶ良くなります。
・JT65
2017年にFT8が提供される前はJT65が主流でした。60秒シーケンスで占有帯域もFT8の3倍以上の177.6Hzです。
JT65はFT8やFT4のような自動シーケンス機能は無いので次に送信するメッセージを順に選んで交信します。
JT65時代は出ている局も少ないし、1局との交信に5分以上かかるので、のんびりやってました。
懐かしいですね。(^^;
最近はJT65で出ている局はいないので、長らく使ったことがありません。
IC-7300、IC-9700、IC-705、IC-905、IC-7760などプリセット機能のある機種はFT8プリセットを使ってください。
IC-9700は以下記事を参考にJTDXの設定をしてください。
IC-9700 + WSJT-X でFT8運用開始(改版3)
最近のアイコム機の設定はほぼ共通なので、プリセット機能が無い場合もFT8プリセットメモリーの内容を参考にして設定してください。
古いアイコム機では過去に設定した情報があるので参考にしてください。
IC-7700でFT8運用開始
IC-7000 FT8通信の設定
また、「FT8 機種名」で検索すれば情報が得られると思います。
(2) 八重洲機
FTDX10、FTDX101、FT-710などの新しい機種は、ほぼ同じ設定で動くと思います。
FT-991A
FT-991AMを使い始めたので、設定情報の記事を書きました。
(3) ケンウッド機
TS-690の設定をお手伝いしたことがありますが、最近の無線機では無いので参考にならないですね。(^^;
(4) パソコンと無線機の接続
古い無線機ではUSBインターフェースが無いのでパソコンとUSB接続できません。
接続するための変換ケーブルやアダプターが必要になります。
アイコム機では変換ケーブルで接続できる場合が多いと思います。
ICOM USB CI-Vインターフェース ケーブル作成
Amazonのノーブランド ICOM CI-Vケーブルを買ってみた
Amazonの格安CI-VケーブルをIC-706で使う
ICOM機 FT8用AUDIOケーブル作成
八重洲機はSCU-17相当のアダプターを使えば接続できます。
ケンウッド機では、ローカルOMはTS-690用にテクニカルシャックのDIF-3R2Sを使われていました。
FT8用インターフェース アダプターはネットで「FT8インターフェース キット」などで検索すると見つける事ができると思います。
以下の記事を参考にしてください。(^^;
(1) WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上
JTAlertはJTDXやWSJT-Xを補完するソフトで、受信コールサインに交信済み、LoTW、eQSLユーザーかなどの情報を付加して表示してくれます。
(2) FT8運用環境向上 eQSL登録
eQSL.ccはオンラインQSLカードシステムです。紙QSLカードのやり取りはなるべ減らして、電子QSLカードを使う方が多いです。eQSLの利用をお勧めします。
(3) FT8運用環境向上 LoTW登録
LoTWはARRLの公式オンラインログで、DX局はeQSLよりLoTWを使っている局が多いです。LoTWにログを上げて、相手もログを上げるとコンファーム状態になります。LoTWでDXCCアワードの申請が行えます。
(4) FT8運用環境向上 QRZ.com登録
DX局はQRZ.comで交信相手がBURO経由でカードを送れるかなどの情報を見る人が多いです。JTAlertに相手のQRZ.com情報が表示されるようにするためにQRZ.comに登録しました。
WSJT-Xの(レポート)設定で [PSK Reporterによるスポットをオン] をチェックしておくと、PSKレポーターに送受信局情報が送信されます。
PSK Reporter

自分の情報が世界地図に表示されます。他の局の情報も表示されるので、相手から自分が見えているかなどが分かります。
他局の通信ソフトの情報も分かるので、WSJT-XとJTDXのどちらを使っている局が多いかなども分かります。
(補足)
超ローカル局が同じグリッドロケーターのため、PSKレポーターの画面で重なってしまうという問題がありました。
このため、現在はグリッドロケーターを8桁にしています。
JTDX、WSJT-X PSK Reporter表示重なり対策 グリッドロケーターを8桁に変更
(2) WSJT-Xログ (ユーザーディレクトリ\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi)
WSJT-Xでは、QSOのログをwsjtx.log(CSVフォーマット)とwsjtx_log.adi(標準ADIFフォーマット)へ記録します。
ADIFファイルは交信済み(B4)の判定に使われますが、これが壊れて読み込みエラーが起こったという方がいるようです。
HAMLOGでADIFファイルを作り直してリネーム、コピーしてみる。ADIF Master による ADIFファイル正規化をやってみる。などの対処方法があります。
なお、HAMLOGのJT-Get's機能ではwsjtx.logを参照して交信終了直後にログ情報の連携を行います。
(3) ALL.TXT (ユーザーディレクトリ\AppData\Local\WSJT-X\ALL.TXT)
WSJT-Xのデコード情報、送信情報が記録されています。
ログに無い相手からQSLカードを受取った時などの調査に使えます。
なお、HAMLOGのJT-Get's機能ではALL.TXTを表示します。
(4) FT8 無線局免許申請
以前は届出が必要でしたが、現在は届け出不要です。
(5) FT8通信のQSLカード発行
FT8の紙QSLカードの内容について聞かれたので書いておきます。私のQSLの文面です。

RSTはdBにdB値 -08を書いています。
カードはHAMLOGのQSLカード印刷機能を使って印刷しています。以下に私の印刷用マクロを載せておきます。参考にしてください。
HAMLOG_QSLprint.qsl
あと、私のFT8通信の紙カードQSLの発行作業について「オンライン ログとQSLカードの運用について」に書いたので参考にしてください。
(6) FT8関連ソフト 記事リスト
FT8関連ソフトの記事リストです。FT8関連ソフト 記事リスト
毎月見直しているので時々見ていただけると良いと思います。
以上です。
Super FoxではFox局が正当な局か(パイレーツではない)を判定する機能があります。
(8) コンテストモード
World Wide Digi DX コンテスト、ARRL International Digital コンテストなどのFT4/FT8のコンテストがあります。参加する際は、WSJT-Xの設定でコンテストモードの設定を行って参加します。以下はWorld Wide Digi DX コンテストの設定例です。

コンテストモードではコンテストログが自動的に作成され、ログ提出時にCabrilloログファイルを出力出来ます。以下の記事を参考にしてください。
ARRL インターナショナル デジタル コンテスト
WW Digi DX コンテスト WSJT-X 設定
(9) FT8以外の通信モード
[モード切替ボタン] からFT8モード以外の通信モードに切り替えられます。
FT8以外のモードはあまり使う事が無いですが、たまに使うモードもあるので載せておきます。
・FT4
FT8は15秒シーケンスですが、FT4は半分の7.5秒で通信します。
FT8と比べるとデコードS/Nが悪いですが、一定時間により多くの局と交信できるので、コンテストでよく使われます。
14.074MHzで北米が開けていてDFの隙間が無い時に、FT4に切り替えるとFT4標準周波数の14.080MHzで簡単に交信できる事があります。
・MSK144
流星バースト通信(MS通信)で使われます。
流星群の極大期に50.260MHz/MSK144モードで通信する局がいます。
以前、ふたご座流星群の極大期に挑戦した事があります。ふたご座流星群 流星バースト通信
・Q65
2021年にEスポやEMEなどの非常に微弱な電波による通信用に開発されました 。
参考:Q65クイックスタートガイド日本語版
送信時間とシンボルレートの異なるいくつかのサブモードがあります。
Eスポシーズンに6mのDXが開けた時にQ65の周波数で交信する局がいます。
50.275MHzでQ65-30A(間隔30秒、占有帯域217Hz)がよく使われるようです。
Q65-30AのS/Nはー24.8dBで、FT8のー21dBよりだいぶ良くなります。
・JT65
2017年にFT8が提供される前はJT65が主流でした。60秒シーケンスで占有帯域もFT8の3倍以上の177.6Hzです。
JT65はFT8やFT4のような自動シーケンス機能は無いので次に送信するメッセージを順に選んで交信します。
JT65時代は出ている局も少ないし、1局との交信に5分以上かかるので、のんびりやってました。
懐かしいですね。(^^;
最近はJT65で出ている局はいないので、長らく使ったことがありません。
12. IC-7300以外の無線機を使う場合(参考情報)
(1) アイコム機IC-7300、IC-9700、IC-705、IC-905、IC-7760などプリセット機能のある機種はFT8プリセットを使ってください。
IC-9700は以下記事を参考にJTDXの設定をしてください。
IC-9700 + WSJT-X でFT8運用開始(改版3)
最近のアイコム機の設定はほぼ共通なので、プリセット機能が無い場合もFT8プリセットメモリーの内容を参考にして設定してください。
古いアイコム機では過去に設定した情報があるので参考にしてください。
IC-7700でFT8運用開始
IC-7000 FT8通信の設定
また、「FT8 機種名」で検索すれば情報が得られると思います。
(2) 八重洲機
FTDX10、FTDX101、FT-710などの新しい機種は、ほぼ同じ設定で動くと思います。
FT-991A
FT-991AMを使い始めたので、設定情報の記事を書きました。
(3) ケンウッド機
TS-690の設定をお手伝いしたことがありますが、最近の無線機では無いので参考にならないですね。(^^;
(4) パソコンと無線機の接続
古い無線機ではUSBインターフェースが無いのでパソコンとUSB接続できません。
接続するための変換ケーブルやアダプターが必要になります。
アイコム機では変換ケーブルで接続できる場合が多いと思います。
ICOM USB CI-Vインターフェース ケーブル作成
Amazonのノーブランド ICOM CI-Vケーブルを買ってみた
Amazonの格安CI-VケーブルをIC-706で使う
ICOM機 FT8用AUDIOケーブル作成
八重洲機はSCU-17相当のアダプターを使えば接続できます。
ケンウッド機では、ローカルOMはTS-690用にテクニカルシャックのDIF-3R2Sを使われていました。
FT8用インターフェース アダプターはネットで「FT8インターフェース キット」などで検索すると見つける事ができると思います。
13. JTALertによるFT8運用環境の向上
JTAletrtを使う事で交信相手局がLoTWやeQSLを使っているかが分かるので便利です。また、QRZ.com情報を表示できます。以下の記事を参考にしてください。(^^;
(1) WSJT-X/JTDX+JTAlertによるFT8運用環境向上
JTAlertはJTDXやWSJT-Xを補完するソフトで、受信コールサインに交信済み、LoTW、eQSLユーザーかなどの情報を付加して表示してくれます。
(2) FT8運用環境向上 eQSL登録
eQSL.ccはオンラインQSLカードシステムです。紙QSLカードのやり取りはなるべ減らして、電子QSLカードを使う方が多いです。eQSLの利用をお勧めします。
(3) FT8運用環境向上 LoTW登録
LoTWはARRLの公式オンラインログで、DX局はeQSLよりLoTWを使っている局が多いです。LoTWにログを上げて、相手もログを上げるとコンファーム状態になります。LoTWでDXCCアワードの申請が行えます。
(4) FT8運用環境向上 QRZ.com登録
DX局はQRZ.comで交信相手がBURO経由でカードを送れるかなどの情報を見る人が多いです。JTAlertに相手のQRZ.com情報が表示されるようにするためにQRZ.comに登録しました。
14. その他情報
(1) PSKレポーターWSJT-Xの(レポート)設定で [PSK Reporterによるスポットをオン] をチェックしておくと、PSKレポーターに送受信局情報が送信されます。
PSK Reporter

自分の情報が世界地図に表示されます。他の局の情報も表示されるので、相手から自分が見えているかなどが分かります。
他局の通信ソフトの情報も分かるので、WSJT-XとJTDXのどちらを使っている局が多いかなども分かります。
(補足)
超ローカル局が同じグリッドロケーターのため、PSKレポーターの画面で重なってしまうという問題がありました。
このため、現在はグリッドロケーターを8桁にしています。
JTDX、WSJT-X PSK Reporter表示重なり対策 グリッドロケーターを8桁に変更
(2) WSJT-Xログ (ユーザーディレクトリ\AppData\Local\WSJT-X\wsjtx_log.adi)
WSJT-Xでは、QSOのログをwsjtx.log(CSVフォーマット)とwsjtx_log.adi(標準ADIFフォーマット)へ記録します。
ADIFファイルは交信済み(B4)の判定に使われますが、これが壊れて読み込みエラーが起こったという方がいるようです。
HAMLOGでADIFファイルを作り直してリネーム、コピーしてみる。ADIF Master による ADIFファイル正規化をやってみる。などの対処方法があります。
なお、HAMLOGのJT-Get's機能ではwsjtx.logを参照して交信終了直後にログ情報の連携を行います。
(3) ALL.TXT (ユーザーディレクトリ\AppData\Local\WSJT-X\ALL.TXT)
WSJT-Xのデコード情報、送信情報が記録されています。
ログに無い相手からQSLカードを受取った時などの調査に使えます。
なお、HAMLOGのJT-Get's機能ではALL.TXTを表示します。
(4) FT8 無線局免許申請
以前は届出が必要でしたが、現在は届け出不要です。
(5) FT8通信のQSLカード発行
FT8の紙QSLカードの内容について聞かれたので書いておきます。私のQSLの文面です。

RSTはdBにdB値 -08を書いています。
カードはHAMLOGのQSLカード印刷機能を使って印刷しています。以下に私の印刷用マクロを載せておきます。参考にしてください。
HAMLOG_QSLprint.qsl
あと、私のFT8通信の紙カードQSLの発行作業について「オンライン ログとQSLカードの運用について」に書いたので参考にしてください。
(6) FT8関連ソフト 記事リスト
FT8関連ソフトの記事リストです。FT8関連ソフト 記事リスト
毎月見直しているので時々見ていただけると良いと思います。
以上です。
WSJT-X 3.0.0で多くの機能が追加されたので、またまた記事が長くなってしまいました。
最後まで見ていただきありがとうございます。m(__)m
WSJT-X 3.0.0で追加されたほぼすべての内容を書いているので取説代わりに見てください。
質問や意見はコメントからお願いします。
最後まで見ていただきありがとうございます。m(__)m
WSJT-X 3.0.0で追加されたほぼすべての内容を書いているので取説代わりに見てください。
質問や意見はコメントからお願いします。
間違いなどに気づかれたかたもコメントで教えていただけるとありがたいです。
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