4月8日付で WSJT-X 3.0.0 GA版がリリースされました。
昨年9月15日に WSJT-X 3.0.0-rc1 がリリースされていましたが、ようやく一般公開(GA)版になりました。
rc1の使用期限が2026年4月30日だったので、そろそろGA版になるだろうと言われていましたが、4月になったのでGA版になったようです。

WSJT-X 3.0.0 のリリースノートです。内容は rc1 と同じです。
--------------------------------------------------------------------------------------------
リリース:WSJT-X 3.0.0  2026年4月8日

WSJT-X 3.0.0 では、数多くの新機能と機能が導入されています。
その多くは、リリース候補版
WSJT-X 3.0.0-rc1 をご利用のユーザーには既にお馴染みのものです。バージョン
2.7.0 以降における主な機能強化は以下の通りです:

- 「表示」メニューから有効化できる、ワンクリックのバンドボタン。
- 並列スレッドでの処理を可能にするFT8デコードオプション、およびデコード速度とパフォーマンスを向上させるその他の変更。
- デコードされたメッセージの各種カテゴリの表示を抑制するオプションフィルター。
- 「待機して返信」、「待機してコール」、「待機してパウンズ」のオプション。
- 指定された内容のメッセージを受信した際に警告音を鳴らす音声アラート。
- ステータスバーのラベルに、送信電力およびSWR(無線機からの報告値)を表示可能。SWRが2.5を超えた場合、送信を自動的に停止できる。これらの機能は、HamlibまたはFLRig経由で制御される最新の無線機のほとんどで動作する。
- FT8、FT4、MSK144用のバンドホッピングチェックボックスにより、メインサブバンド上、または最大8つの指定ダイヤル周波数において、順次受信間隔を有効化できる。
- 高解像度モニターに対応し、フォントやウィジェットのサイズ調整が改善されました。
- [ファイル] > [設定] > [色] タブの「オレンジでハイライト」および「青でハイライト」機能を使用して、方向性コール(DX、SOTA、POTA、YOTAなど)を強調表示できるようになりました。
- MSK144運用:MyCall宛ての「73」メッセージが右ペインにも表示されるようになりました。異なるTR期間のデコード結果の間には、空白行が挿入されます。
- 月のエフェメリス図は、[ヘルプ]メニューからダウンロードできます。
- 新しいEME機能には、EMEサブバンド内のダイヤル周波数を簡単に選択する方法や、受信周波数から送信周波数を整数MHz単位でオフセットする方法が含まれます。エコーモードや6つの一般的なQ65サブモードに素早くアクセスできる新しいボタンが追加されました。
- エコーモードでは、コールサイン(またはその他の6文字の文字列)を月に向けて送信し、そのエコーをデコードすることができます。
- QMAPおよびMAP65では、CQLiveおよびPSKReporterのウェブサイトへのスポッティング機能や、複合コールサインの処理が改善されました。
--------------------------------------------------------------------------------------------

GA版からダウンロードページがGitHubに変わりました。従来のSourceForgeのページも残っていますが、将来的にはGitHubに移行する予定のようです。
GitHubのダウンロードページから、wsjtx-3.0.0-win64.exe をダウンロードします。
WSJTX300_1
ページが変わってダウンロードが自動的に始まります。
WSJTX300_2
ダウンロードされた wsjtx-3.0.0-win64.exe を実行して上書きインストールします。

WSJT-X 3.0.0 GA版で交信してみました。当然ですが rc1 と同じ画面レイアウトです。
WSJTX300_3
なお、WSJT-X 3.0.0 GA版のhamlibはHamlib 4.6.1 で FTX-1 がサポートされて無いようです。
FTX-1の方はHamlib 4.7.0 にバージョンアップしてください。無線機設定の [Hamlib更新] からバージョンアップしても良いです。

WSJT-X 2.7.0 を使っていて一般公開(GA)版を待っていた方は、是非新しい WSJT-X 3.0.0 を使ってみてください。WSJT-X 3.0.0ではユーザーインターフェースが大幅に改善され、同時にJTDXと同じようにマルチスレッドでのデコードを行うようになってデコード性能が向上しました。

ユーザーインターフェースが変わっているので、このブログの以下の記事を参考にしてください。


また、以下の記事を参考にしてマルチスレッドデコードの設定を行ってください。