FreeDVロールコールのキー局 JA1MEI 茨田(ばらだ)さんがロールコールの受信信号録音ファイルを公開されていますが、1時間以上の録音なので、途中から聞くためにWindowsメディアプレイヤーを使う方法を紹介されています。
やってみたので、手順を記録しておきます。

最初に、FreeDVの録音機能と、録音ファイルの再生方法を掲載しておきます。後半にWindowsメディアプレイヤーを使った再生方法を掲載してあります。

1. FreeDVの録音/再生機能
FreeDVの [Audio Recording] 機能でFreeDVの受信信号を録音出来ます。
FreeDVの受信状態で [Record] ボタンをクリックして [Start] すると録音が開始されます。
Off Airで録音すると生(SSB)の受信信号と送信信号が録音されます。(Decodedをチェックするとデコードされた音声が録音されます。)
FreeDV2
再度 [Record] をクリックすると録音が停止します。
録音したファイルは、[Option] →[Audio] 設定で指定したフォルダーに保存されます。私の場足、C:直下に「FreeDV」名のフォルダーを作って、そこに保存しています。
FreeDV3
録音ファイルは「FDV_FromRadio_202xMMDD-HHMMSS」の型式のファイル名で保存されます。
FreeDV4
受信信号録音ファイルはFreeDVの [Start Play File - From Radio ...] で再生出来ます。
受信停止の状態で [Start Play File - From Radio] をクリックします。
 Tools→Start Play File - From Radio
FreeDV5
再生したいファイルを選びます。
FreeDV6
FreeDVの一番下に開いたファイルが表示されます。
ファイルを開いた状態で [Start Modem] を行うと、受信信号録音ファイルがデコードされて再生されます。
FreeDV7
ファイルの最後まで再生すると終了します。途中で終了する場合は、[Stop Modem] して再度 [Tools] から [Stop Play File - From Radio ...] で終了します。

交信中に相手側で受信している信号を録音して送ってもらって、相手で聞いている信号の音質を確認するような使い方が出来ます。

(補足)デコード音声の録音
 [Record] ボタンをクリックして [Start] で録音開始する際に [Decoded] をチェックして録音するとデコードされた受信音声が録音されます。録音ファイルは「FDV_FromDecoder_202xMMDD-HHMMSS」の型式のファイル名で保存されます。
ただし、 [Decoded] で録音する場合は送信音声は録音されません。
受信音声だけの録音ならデコード済み音声を録音するほうが良いかも知れません。


2. Windows メディアプレーヤーを使って再生
FreeDVの [Start Play File - From Radio] では、早送りや頭出しが行えません。長い録音ファイルを再生する場合に不便なので、Windowsメディアプレイヤーの再生信号をFreeDVの入力にしてデコードする事で、メディアプレイヤーで早送りや頭出しを行えます。
メディアプレイヤーの再生をFreeDVの入力にするために、オーディオ信号をルーティングしてくれるドライバーを使います。VB-CABLEというソフトです。

以下、手順を記載しておきます。
VB-CABLEの公式サイトからVBCABLE_Driverをダウンロードします。
WikiSDR1
ダウンロードしたVBCABLE_Driverを解凍してVBCABLE_Setup_x64.exeを管理者として実行します。
WikiSDR2
以下の画面が表示されるので [Install Driver] で進みます。
WikiSDR3
インストールが終わります。
WikiSDR4
インストール後にパソコンを再起動します。

デバイスマネージャーで確認すると、CABLE In 16 Ch (VB-Audio Virtual Cable)とCABLE Output (VB-Audio Virtual Cable)が出来ています。
FreeDV12
次にFreeDVの録音音声ファイルをダブルクリックしてメディアプレイヤーを起動します。
FreeDV9
メディアプレイヤーが起動して受信信号音が再生されてパソコンのスピーカーから聞えるので、一時停止状態にします。
FreeDV10
この状態で、音量ミキサーを開きます。(Windowsのタスクバー右にある🔊を右クリックして選択)
FreeDV11
メディアプレイヤーの出力デバイスをCABLE In 16 Ch (VB-Audio Virtual Cable)にします。

次にFreeDVのAudio Configを開きます。
Tools→Audio Config
[Receive]タブでInput To Computer From Radioを [CABLE Output (VB-Audio Virtual Cable)] にします。
WikiSDR10
[Transmit] タブの設定は変更しません。
[OK]で設定を終了します。

以上で設定は終了です。
FreeDVで [Start Modem] して受信状態にして、メディアプレイヤーを再生すれば録音受信信号をデコードして聞くことが出来ます。
FreeDV13
メディアプレイヤーで早送り、頭出しを行う事が出来ます。
FreeDV14
メディアプレイヤーでのファイル再生を行った後は、忘れずに音量ミキサーとFreeDVのAudio Configの設定を元に戻しておいてください。