FreeDV同好会のメーリングリスト(ML)でPAPRの話題が出ました。
PAPRの話は以前から気になっていたのですが、当初、FreeDV RADE V1ではPAPRが1dB以下という事になっていました。
しかし、実際のRADE V1送信時の平均電力は私のIC-7300M(50W) では15Wくらいしか出ていませんでした。
MLでJS1MAV 堤さんの記事が紹介されたので読みました。
この記事によるとRADE V1 のPAPRは4dB程度が正しいそうです。
4dB=2.5倍ならピーク電力が50Wで送信電力が約17Wと言う事になります。
RADE V1は変調方式がOFDMですが、OFDMでは複数のサブキャリア(RADE V1では30波)を同時に送信するのでサブキャリア間の信号の重なりで大きなピーク電力が出るそうです。このため、ピーク電力を無線機の最大送信電力に合わせると平均電力は小さくなります。
上記の記事を見ると、私のブログのFreeDVの記事で見直さないといけない項目があるようです。

もちろん、 [TUNE] ボタンを押してALCが少し振れるように調整しても平均電力が下がるだけで問題ありません。
(2026年7月8日 見直し)
その後、いろいろ試してみた結果、ピーク電力を定格電力にするには [PTT] をクリックして信号を送信してALCが振れなくなるレベルに調整するのが良いようです。

(FT-991AMの場合)
PO表示にピークインジケーターがありませんが、POのバー表示が50Wより小さくなるように調整すれば良いと思います。(赤表示より下にする)

(2026年7月8日 見直し)
ピーク電力を定格電力にするには [PTT] をクリックして信号を送信してALCが振れなくなるレベルに調整するのが良いようです。
以上ですが、なにか勘違いしてるかも知れません。
間違いがあれば教えていただけるとありがたいです。
(2026年7月8日追記)PAPRを測定してみた
IC-7300MにSX-200+ダミーロードを付けてPAPRを測定してみました。
・FreeDVで[PTT] をクリックして信号を送信してALCが振れなくなるレベルに調整する。
この時のピーク電力を50Wとみなす。
・SX-200 SWR・パワー計で平均電力を測定する。(20Wレンジで測定)
・送信帯域はIC-7300本体で変えた場合と、IC-7300側を100-2900Hzにしてパソコン側のイコライザーAPOで変えた場合を測定。

この測定結果だと、PAPRは送信帯域を最大にしても5.6dBという事になります。
平均電力の測定をSWR・パワー計で行って、ピーク電力を50W推定で計算したので実際の値との乖離があるのかも知れません。
500-2500HzのPAPRが送信帯域をIC-7300側で設定した場合とイコライザーAPOで設定した場合に差があるのは、IC-7300の送信フィルターの切れがソフトなせいでは無いかと思います。
PAPRの話は以前から気になっていたのですが、当初、FreeDV RADE V1ではPAPRが1dB以下という事になっていました。
しかし、実際のRADE V1送信時の平均電力は私のIC-7300M(50W) では15Wくらいしか出ていませんでした。
MLでJS1MAV 堤さんの記事が紹介されたので読みました。
この記事によるとRADE V1 のPAPRは4dB程度が正しいそうです。
4dB=2.5倍ならピーク電力が50Wで送信電力が約17Wと言う事になります。
RADE V1は変調方式がOFDMですが、OFDMでは複数のサブキャリア(RADE V1では30波)を同時に送信するのでサブキャリア間の信号の重なりで大きなピーク電力が出るそうです。このため、ピーク電力を無線機の最大送信電力に合わせると平均電力は小さくなります。
上記の記事を見ると、私のブログのFreeDVの記事で見直さないといけない項目があるようです。
1. 送信電力調整
送信信号がALCでクリップされないようにするには、ピーク電力がその無線機の最大電力(定格電力)になるように調整すれば良い事になります。
従来、無線機の電力調整はFreeDVの [TUNE] ボタンを押してALCが少し振れるように [Tx Attenuation] を調整すると書いていました。しかし、これだと平均電力が小さくなり過ぎるようです。
IC-7300の場合、Poメーター表示にピークインジケーターがあります。Poメーター表示にしてFreeDVのRADE V1信号を送信して、10秒程度の間のPoメーターのピーク値(ピークインジケーター)が100%以下になるように [Tx Attenuation] を調整すれば良いと思います。
従来、無線機の電力調整はFreeDVの [TUNE] ボタンを押してALCが少し振れるように [Tx Attenuation] を調整すると書いていました。しかし、これだと平均電力が小さくなり過ぎるようです。
IC-7300の場合、Poメーター表示にピークインジケーターがあります。Poメーター表示にしてFreeDVのRADE V1信号を送信して、10秒程度の間のPoメーターのピーク値(ピークインジケーター)が100%以下になるように [Tx Attenuation] を調整すれば良いと思います。

もちろん、 [TUNE] ボタンを押してALCが少し振れるように調整しても平均電力が下がるだけで問題ありません。
(2026年7月8日 見直し)
その後、いろいろ試してみた結果、ピーク電力を定格電力にするには [PTT] をクリックして信号を送信してALCが振れなくなるレベルに調整するのが良いようです。

(FT-991AMの場合)
PO表示にピークインジケーターがありませんが、POのバー表示が50Wより小さくなるように調整すれば良いと思います。(赤表示より下にする)

(2026年7月8日 見直し)
ピーク電力を定格電力にするには [PTT] をクリックして信号を送信してALCが振れなくなるレベルに調整するのが良いようです。
2. 送信帯域フィルター
OFDMではサブキャリア周辺のスロープも含めてOFDMの信号なので、送信帯域フィルターでカットするとサブキャリアの重なりが乱れてPAPRが悪化するそうです。
受信側でのSNRも悪化します。
従来、IC-7300では無線機の設定で送信帯域を500-2500Hzにしていましたが、100-2900に変更します。
ただし、10MHzバンドではバンドプランに従って占有周波数帯幅(OBW)を2kHz以下にする必要があるので、イコライザーAPOなどを使って2kHz以下にします。
PAPRと受信SNRが悪化しますが、やむを得ません。
ただし、10MHzバンドではバンドプランに従って占有周波数帯幅(OBW)を2kHz以下にする必要があるので、イコライザーAPOなどを使って2kHz以下にします。
PAPRと受信SNRが悪化しますが、やむを得ません。
3.平均送信電力
当初のRADE V1ではPAPRが1dB以下になっていたので、「無線機の定格電力の半分以下で運用したほが良い」と書いていましたが、PAPRが4dB(2.5倍)なら定格電力で運用してもファイナルへの負担は小さそうです。
記述を削除しておきます。
以上ですが、なにか勘違いしてるかも知れません。
間違いがあれば教えていただけるとありがたいです。
(2026年7月8日追記)PAPRを測定してみた
IC-7300MにSX-200+ダミーロードを付けてPAPRを測定してみました。
・FreeDVで[PTT] をクリックして信号を送信してALCが振れなくなるレベルに調整する。
この時のピーク電力を50Wとみなす。
・SX-200 SWR・パワー計で平均電力を測定する。(20Wレンジで測定)
・送信帯域はIC-7300本体で変えた場合と、IC-7300側を100-2900Hzにしてパソコン側のイコライザーAPOで変えた場合を測定。

この測定結果だと、PAPRは送信帯域を最大にしても5.6dBという事になります。
平均電力の測定をSWR・パワー計で行って、ピーク電力を50W推定で計算したので実際の値との乖離があるのかも知れません。
500-2500HzのPAPRが送信帯域をIC-7300側で設定した場合とイコライザーAPOで設定した場合に差があるのは、IC-7300の送信フィルターの切れがソフトなせいでは無いかと思います。
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